『レフティスタイル』 さんのサーブ質問、その2です。
以下がそのコメントの質問部分です。
スピンサーブとスライスサーブの長短について
よく、松原コーチの仰ることにスピンサーブは、球速、回転、深さが甘くなると絶好の相手チャンスボールとなる。スライスサーブを主体に持ってくる方が、年配プレーヤーには無難であると。(私は、左利きということもあって、スライスを主体にしています。)
サークル内に正にそんなスピンサーブを打つ仲間がいて、松原コーチの受け売りをアドバイスしたら、「そんなサーブでも入らないよりマシ」だと。
確かにその通りなんですが、スライスサーブの確率は、スピンに劣るのでしょうか?
女性が多く打っており、攻撃されにくい有用なサーブだと思うのですが、いかがでしょうか?
レフティスタイル より
私の答えです
究極の安定性を考えたらスピンの方がいいかもしれません。
究極とは
男子プロがそれなりにひっぱたくレベルの話です。
スピンサーブは縦回転成分が強いので落ちる。
だから強く打っても
回転を多めにすれば入りやすいという要素があります。
スライスサーブは落ちないので
強く打った場合に
ネットの上を越して、サービスラインに入る
高さの許容範囲が狭くなる。
だからセカンドサーブを強く打たないと勝てない
トッププロのレベルでは
スピンサーブが優位になるのでしょうね。
ただ、普通のアマチュア選手の場合は
セカンドサーブをそれほど強く打つわけではないので
充分に、許容範囲に収まるのではないでしょうか。
(アマチュアの範ちゅうなら、かなり強めでもいけますよ)
さて、この許容範囲はスピンサーブの方が大きいのだけれど
縦方向のばらつき具合もスピンサーブの方が大きいのです。
というのは
スピンサーブはボールを縦方向にいじる。
ボールをとらえるスウィング方向や面の角度に
縦の飛び出し方向が影響されやすいのです。
それに対し
スライスサーブはボールを横方向にいじる。
ちょっとしたタイミングや手首の角度ミスが
ボールの横方向のずれになりやすいのです。
だから縦方向の打ち出し精度でいうと
スライスサーブの方が上になる。
だから回転を多めにして
スピードをある程度抑えれば
スライスサーブを安定して入れることはそれほど難しくないのです。
まとめると
スピンサーブは強めに打つ場合にご利益があり
スライスサーブは中くらい以下のレベルでご利益がある
ということになるのではないでしょうか。
だから女子選手やベテラン、アマチュアに向いていると思います。
ただしスピンサーブがこってりと身についていて
スピンサーブなら安心して打てる人。
実は私もそうなのですが
「そんなサーブでも入らないよりマシ」
ということ、これまた真実なのです。