『オレンジ』 さんからサーブの質問です。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチこんにちは。スライスサーブについて質問があります。
時間がある時にでも解答していただけると嬉しいです。
プロのようなスライスサーブが打ちたいです。
センターに入ってから反対サイドに逃げていくようなやつです。
ボールの横や斜め上をたたいていくといいコースに入ってもそれほど切れていきません。
ボールの斜め下を切るように打つカットサーブだとかなり変化して切れていくのですが、
スピードがなくなり、相手にもフォームでバレてしまいます。
単純にスイングスピードが足りないのでしょうか?ちなみに先日ヨネックスのラケットで
速度を計れる機械がありフラットで160~170キロぐらいでした。
あといつも練習してるのはオムニコートで、それも関係ありますよね?
何かアドバイス宜しくおねがいします。
オレンジ より
私の答えです。
簡単にいうと
どれだけ曲がるのかというのは
どれだけスピンがかかるのか、ということ。
そして、それは
インパクトで、ボールに対し
どれだけ薄くあてられるのか
ということにかかってきます。
だからグリップを薄く持つのが原則
ナダルはバックハンドイースタンに近いと思います。
それとも
手首をまげて、面を内向きに
擬似的に薄いグリップにするのです。
構えたところからこの形を作っておくと
インパクトでも、この手首の角度が残ります。
その面の向きを使って、ボールの横に薄くあて
スウィングの勢い、スウィングスピードを
回転をかけるために使うのです。
だから男子プロの場合
回内して、面を起こし
フラット気味に相手バックを狙うサーブは、200km/hオーバーでも
あまり回内を使わずに面を薄いまま当てて
(これがスライスで、フォアのコーナーに持っていくコツ)
フォア側に打つ回転サーブは、170km/hくらいになるのです。
もちろん
フラットサーブの方が回内した分が多くなるので
少しだけスウィングスピードも速くなりますが
スライスサーブもフルスウィングは同じなのです。
コートサーフェスでも
曲がり方は少しずつ違いますが
それはどうしようもありませんね。