月別アーカイブ: 2016年2月

ネットマンは動いてもいい?

『レフティースタイル』 さんから質問をいただきました。

 

サーバーのパートナーはサーブの前に動いてもいいのか?

というものです。

そのコメントはこちら

ちょっと長いのでコピーはしません。

 

 

水瓶座  私の答えです。

プロのダブルスを見たことがありますか?

普通、動きませんよね

うろちょろしたらみっともないから?

あなたもプロみたいに見られるためには動かない方がいい

では、答えになりませんね。

 

実は、「妨害」 という項目がルールにあり

「インプレー中、相手が故意にそのプレーを邪魔した場合は

相手の失点になる」

というのがあります。

 

それと、もう一つ

サーバーとレシーバーのパートナーはどこに立っていたらいいのか?

ということですが

「ネットの自分側であればコートの内外に関係なく

どこに立ってもいい」

「しかし、もしプレーヤーの動きが相手のプレーの邪魔をした場合は

妨害の規則を適用する」

ということになっています。

 

そんなわけで

サーブの前に動くことは

相手のプレーをかく乱する以外に目的は考えられませんので

妨害になり、失点すると思います。

 

その後はいくら動いてもいい

ATP Masters Series - Rome

ところで

どこまで、何cm動いたらという規定はありませんので

現実には

審判が実情を見て判断ということだと思います

セルフジャッジの場合は

フットフォールトと同じ

ネットの向こう側を判定する権利はありませんので

本人が自己申告しなければ妨害にはなりません

それともアンパイヤを呼んでみてもらうか

ですね

 

どっちにしても

あんまり見てくれのいいものではありませんので

サーブの前は泰然自若

しっかり止まっている方がいいと思います。   テニス

 

 

 

カテゴリー: ダブルス | 投稿者松原コーチ 16:49 | 1件のコメント

日本庭球發祥之地

先日、私も加盟している業界団体

(公社)日本テニス事業協会主催の日本テニス産業セミナーに参加した

というか

今回の開催場所は神奈川県横浜市

私がいる神奈川県テニス事業協会との共催

両方の役員をしている私は主催者側なのだ。

 

1日目は講演

2日目は市内の施設見学

午前中の2クラブ、スクールの見学を終え

午後には

(公社)横浜インターナショナルテニスコミュニティを訪問した

略称 YITC

CIMG2231

ここは、「日本庭球發祥之地」

日本最初の洋式公園、山手公園内にあり

1876年に日本で最初にローンテニスがプレーされた場所なのだ。

すぐ横には、テニス発祥記念館がある

CIMG2247

昔のラケットやボール服装や写真など

CIMG2245

たくさんの展示物があって

テニス関係者としては一度は行ってみる価値のある場所。

リンクを張っておくので

クリックして、行ってきたような気分になってみてほしい。

 

さて

YITCのコートは素晴らしいクレーコート

長田さんという名人が整備しているのだが

今回、気が付いたのは、ラインが太いこと

CIMG2248

よく見ると、ラインテーブではなく、石灰で書いてある

石灰を水で溶いて、刷毛でラインを書いていく

私も学生時代にやっていた方法。

紐を引っ張ってそれに合わせて塗るのがふつうだが

真っ直ぐにするのは至難の業だし

太さも大学時代の修行程度では無理。

しかし、ここのは真っ直ぐ、均一

しかも、なんと紐なし、フリーハンドで書いているのだそう

名人の人間技というのはすごいものだ。

 

それと気が付いたのは

スコアーボード?

CIMG2250

ボールをはめていくようになっている

現在、1-2 ということなのだろう。

 

さて

YITC見学の後は再びバスで移動し

横浜駅と新横浜駅でそれぞれ県外の人たちを見送り、解散。 バス

無事2日間の日程を終えることができた。

 

地元の役員としてはほっと一息。  テニス

 

 

カテゴリー: イベント, 日記 | 投稿者松原コーチ 19:48 | 2件のコメント

身体はムチよりすごい

『レフティースタイル』さんからコメントをいただきました

その中に以下の部分があり

なるほどと思ったので

今日はその解説です。

 

カラオケ   ・・・

松原コーチは運動連鎖をする時は、ゆっくりと仰ってます。そしてムチのように。そうした上で、力を入れてというのは、しっくり来ないものがあります。

・・・

レフティースタイル より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

ホント、その通り

とっても矛盾した言い方ですよね

 

でも

今日は大どんでん返し

めったにない

目から鱗の話かもしれません。

と、自画自賛しておきます。

 

ムチのように身体がしなって

すごいショットを打つと考える人が多いと思いますが

実は、ちょっと違います。

 

身体はムチのようにはしなりません

骨や関節があってグギグギです。

それはマイナス面

 

ですが

一番違っているのは

身体には動力があること。

これは、とてつもないプラス面

 

ムチの先端は受動的で

手前の動きに動かされるだけです。

 

それに対し人間の身体は

上半身にも

腕にも手首にも

それを能動的に動かす筋肉があるのです。

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人間は腕だけでも打てますが

ムチは先端だけ動かすというわけにはいかないわけです。

 

だから人間は

ムチのような運動連鎖も利用しつつ

最後は腕力で振り抜くのです。

 

動力を持たないことはムチの弱点です

人間は動力を持っている。

 

考えれば当たり前のど真ん中ですが

ついつい、みなさん忘れていませんか?

 

ムチの要素ばかりを考えすぎると

力は抜けるだけ抜いた方がいいのですが

はたしてそれが一番のスピードをもたらすかは

疑問です

というより

持っている力を使わないわけですから

明らかに遅くなります。

 

ラケットスピードを最速にするように

感じる力が我々にはあります

ですから

ラケットを最速で振り抜こうとすると

何度もトライするうちに

最速の力加減がマスターされるのです。

 

それが

「腕に力を入れて振り抜け」

というアドバイスなのです。

1512nisikori finis

それと

最速で振れたとしても

コントロール抜きでは

テニスとしては失格です

面を保ち

感じ取れなくてはいけない

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その方面でも

しっかり力を入れる必要があるのです。

 

動力付きの腕は

ムチよりも優れているのです。  テニス

 

 

カテゴリー: サービス, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 18:06 | 2件のコメント

腕力でサーブを打つ

レッスンでの私のアドバイス

上級者のサーブで多いのは

 

「少しジャンプして、打ちましょう」

「打点より30cm位上にトスし、ゆっくり打ちましょう」

そして

「腕力だけでいいですよ」

 

いろいろバリエーションがあるみたいだが

実は全部、根っこは同じこと

同じになるように言っているのだ

相手の状態や性格により

言い方を変えているだけ。

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昨日のブログでお話しした通り

良い子の運動連鎖は

「脚が、身体の動きが終わってから、腕」

そうしなければ、身体のパワーは伝わらない。

 

膝が伸びて、身体が上昇すれば

少しジャンプしてしまうのが自然

それから腕を振り出せば

「脚が、身体の動きが終わってから、腕」 になる。

 

少し高めにトスすれば

腕を遅らせて振る余裕ができ

「脚が、身体の動きが終わってから、腕」 になる。

 

そして

腕力だけで打つつもりだと

身体は勝手に最適モードで動き

「脚が、身体の動きが終わってから、腕」 になる。

 

どれも同じ根っこを持つアドバイスなのだが

「腕力だけ」 というのは違う意味も持っている。

 

日本人の価値観? 文化? 小柄人間意識?

腕力に頼らず、技で勝負

力に頼るのは下品

腰の入ったショットは高級

 

そんなわけで

腕力で打つとさげすまれる傾向がある。

 

しかも、そんな背景の中

身体の動きが終わってから

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腕をビュウッと振ると

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腕力だけで振っているように見える。

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このサーブ、200km/h越え。

 

レッスンで

腕と身体を一緒に動かして

頑張って、情けないサーブを打っていると

コーチは、100km/hでも満足してくれる

 

腕だけで打つと (ほんとは身体もうまく使っているのに)

180km/h出ていても

いいサーブじゃないのでなおされて

100km/hに戻される

 

ちょっと言い過ぎたかな ・・・・

 

まあ、そんなわけで

 

「腕力だけで打つといいですよ」

と言って

いったん、だましておいて

スピードが出てから

「いい身体の使い方をしていますね」

という松原さんは

ちょっとずるをしているのかもしれない。

 

ちょっと話がそれた鴨

 

とにかく

腕力だけで打つつもりだと

身体は勝手に最適モードで動き

(50mを8秒台で走れるくらいの運動能力のある人なら・・)

自然に

「脚が、身体の動きが終わってから、腕」 になる

CIMG5463

それに

もしもホントに腕だけで打っちゃっても

身体が邪魔しない分だけ

その人にしてみれば

自己最高が出る可能性の方が高いし ・・・    テニス

 

「お前なんか腕力だけじゃないか!!!」

これは最高の褒め言葉なのだ。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 18:24 | 2件のコメント

最適運動連鎖サーブ

サーブで

いや、サーブ以外でもなのだが

全身のパワーを腕にラケットに伝えたいとみんなが思っている。

そのため

例えばサーブだと

膝の屈伸のパワーを使って打つということを考える。

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ここから腕だけではなく全身のパワーで振り出すのだ

と考えて、間違いに陥る。 (こともある)

 

何が間違いかというと

膝の伸びとラケットの振り出しを一緒にしようとすること。

実は一緒だと

下半身の動きが腕の振り上げを邪魔する。

 

うまい運動連鎖は

よくムチの動きにたとえられる

そしてそのムチの動きは

持ち手のグリップ、その動きが止まることにより

波動が加速しながら先端に移動していく。

細くなっていく経路で

重量は軽くなりながら、スピードは増していく

最後は音速を超える。

だから、しなる、曲線を描く。

手前が止まっていくから

最後は直線的に  ・・・

 

サーブでいうと

さっきの写真の後

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ラケットを垂らしながら膝が伸びていき

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一番垂れたときは

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膝の伸ばし、身体の使い部分の動きは終わっている。

後は腕とラケットが一瞬の遅れの後

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すさまじい動きで振り上げられる。

最後は直線

 

ラケットが垂れていくのに、0.4秒かかるのに

最下点からの振り出しには、0.1秒なのだ

身体が止まることにより

パワーが腕に伝達され

何倍ものスピードに代わる

これが運動連鎖なのだ

腕の動きに膝の動きを単純に足したのではないことを

感じ取ってほしい。

 

何度でも、しつこく言っておく。

良い子の正しい、運動連鎖は

「身体が終わってから腕」  なのだ。   テニス

 

ラオニッチは身体がでかいだけではない

動き方が素晴らしいのだ。  テニス

 

 

カテゴリー: サービス, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 15:42 | コメントは受け付けていません。

しつこくスピンサーブ

スピンサーブとフラットサーブの関連

なかなかイメージがつかめにくい

そこで

しつこく解説。

これはスピンサーブだが

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かなり、左下を向けた面がそのコツ

ここから内旋で振り出しながら

回内して面をフラットに近く起こしていく

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まだ、起ききらない

そしてインパクト

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もちろん、スピンサーブの当たり方

面はかなり起きているが

やや下向きの面で

この写真でいえば

ラケット面の上側になっているエッジ方向から

ボールを捕えているから

スピンサーブ

そのエッジ方向からの比率が高ければ

回転量の多いスピンサーブだし

もう少し早く面が起きて

直角に当たればフラットサーブだ。

もちろん

その間は無限通りに存在し

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フラットともスピンとも断定できない

厚めに当たったスピンサーブというのも存在し

ラオニッチのフラットなどはそんな感じ。

そして

さらに内旋、回内し

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ラケット面が右を向き

右腰の横辺りにフィニッシュする。

 

さて

私の推奨するフラットサーブがイメージできただろうか

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何で

そんなにスピンとフラットの融合にこだわるかというと

コンスタントにサーブゲームをキープするため。

 

フェデラーもジョコビッチもマレーも

1セットに6回もキープできる人は

みんなそうだから。

そうじゃないと

安定したフラットサーブにならない。

ちなみに

「1セットに6回もキープできる人」 の相手は

「1セットに5回以上キープした人」

スコアーは、7-5 か 7-6 ということ。

具体的にいうと

ジョコビッチがカルロビッチと対戦した時。

世界1になるというのは

そんな相手からセットをコンスタントに取れるということ。

 

そうじゃないのに世界1になれたのは

ここ15年くらいでは

アガシとナダルだけではないだろうか。

ニシコリが3人目に ・・・  。     テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 20:40 | コメントは受け付けていません。

フラットサーブ?

基本がスピンサーブだというお話をした

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これをフラットサーブに変えるには

フラットなら

もう少し面が垂直になるはずだから

グリップか手首の角度を少し変えれば済む。

そして

少し回内を早めに利かして面を前に向ける

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フラットサーブだと

手首が伸びてラケットが立つというのは

本質的な問題ではなく

回内が威力に結びつくためには

むしろ角度が残っている方が有効ともいえる。

 

回内というのはここ

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前腕を外にひねる動き。

 

スピンやフラットで

こんな微妙な動きの違いを

口で説明するととても難しそうだが

インパクトの面をイメージしながら打てば

現実は思っているよりも案外簡単なのだ。

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スピンサーブの厚い当たりがフラットサーブ

確かにフラット独自の動かし方が

別にあった方がわかりやすいかもしれない。

 

しかし

相手には球種やコースがばれない方がいいし

セカンドサーブのスピンとの兼ね合いもある

ラオニッチのように

スピンサーブの延長にフラットサーブがあると

現実のプレーとしては相当に有利なのだ。  テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 21:01 | コメントは受け付けていません。

基本はスピンサーブ

現代の強力サーブは内旋の力を中心に使う

スジガネ君にそこのところを示してもらおう。

 

内旋というのはここ

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腕相撲で相手をねじ伏せる方角。

外旋はその反対向きの動かし方。

だから外旋でラケットヘッドを垂らし

内旋で振りあげる。

上体を回すことを考えなければ

外旋、内旋の往復運動。

 

全体の流れを追ってみる。

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こんな横向きの構え

ラケットを立てて、トス

これが最低限しかやらない基本中の基本。

左右の手の連動や

どこからここまで上げてくるのかというのは

本質外の話。

 

外旋してラケットヘッドを垂らしていき

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さらに垂らすと一番下

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もっと行くと

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超一流スピンサーバーのよくある形

(垂らす動きが細かいが、ここが大切だし、最後の形が理解できにくいから)

さて、ここから上体を前向きにしていきながら

内旋方向に振りあげていく

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回内することで面を厚めの当たり方向に少し起こし

インパクトで最初に構えた手首の形が出てくる

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面が斜め下を向いている。

内旋、回内の動きを継続し、フィニッシュ。

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もし、回内の動きを早めに

強めにやったらどうなるだろう?

 

面がもっと起きてきて

フラット気味に当たる。

厚めの当たりのスピンサーブ?

それともフラットサーブ?

 

現代の強力サーブはスピンサーブが原型

外旋、内旋の往復運動が

一番の本質なのだ。  テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 15:24 | コメントは受け付けていません。

スジガネ君

今は昔

といっても20年ほど前のこと

サーブの説明がなかなか理解されず

イライラしていた

 

先日お話しした

サーブの身体の向きにしても

ここ最近になってからも

皆さんにスウィング向きが伝わってないことが

よくわかったから。

 

 

サーブの説明というのは

プロのサーブは

1、上体の回転

2、腕の内旋

3、前腕の回内

基本的にこれが重要で

これだけでも充分強力に

しかも余計なことをなくした分正確に打てる、ということ。

 

そこで

それしか動かせないロボットを作って

そいつにサーブを打たせれば

わかりやすい

と考えた。

 

それが 『スジガネ君』

CIMG5037

これは彼を後ろから見て

我々が

自分の向きと同じ感覚で見るための絵

CIMG5040b

上体を回転させる穴はオレンジ色の矢印のところ

これは2つあり

上の写真のように

上体を垂直にする、フラットスライス系の穴

 

そして

下の写真のように

スピンサーブ系の上体を傾けるための

斜めの穴の2種類がある。

 

どっちにしても上体は

この穴に反って回転できるだけ。

 

次は腕の内旋、外旋を動かすための

両肩を貫通した軸

内旋、外旋を動きは紺色の矢印で示した。

この向きについているので

彼は

腕を、上体の前後方向以外に振ることができないのだ。

 

黄色矢印の肘は直角に保たれ

両肩の延長線上以外にはいけない。

 

その次は赤矢印の、回内、回外

前腕からまっすぐに伸びて

同軸上を回るだけ。

 

最後は黄色矢印で示したグリップ

これによりグリップの厚さを調節できる。

もちろん

これは最初にセットしたら、動かさない。

 

さて

こんな不自由な動きしかできない

スジガネ君だが

フラットサーブの動きも

スピンサーブの動きも自在にできる

と、自慢したところで今日のところは終了。

 

次回、改めてスジガネ君のすご技を見せてあげよう。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 20:02 | コメントは受け付けていません。

ボレーも前向きで?

『たまには勝ちたい』 さんの

フォアハンド前向きでどうか質問の最後に

次の部分がありましたので

今日はそのお話を

 

カラオケ    ・・・・・

ちなみに、サーブも前向き気味で打ったら打ちやすくなりました。
ボレーも前向きで打つのはありでしょうか?

たまには勝ちたい。 より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

サーブは胸を張って、内旋で打てば

上体の前方向に振るわけですから

インパクトはほぼ前向きになるはず

上体の動きとインパクトの関係は

フォアハンドと同じはずですよね。

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さてボレー

ボレーは上体の回転を使い

最大のパワーで打つという種目ではありません。

むしろコントロール重視

しかも

遠目のボールや

とっさの時に

上体は垂直を保てない方がふつう。

 

だから

上体は回さないで打つのが原則

つまり

打つために、上体を横向きにひねり

ひねり戻すなんてことは必要はないのです。

 

横向きになるとすれば

その横向きが

ボールに届くためや

適切な距離をとるために必要であれば

やればいい、というだけのこと。

積極的に横向きになる必要はありません。

 

特にフラット気味にフォアボレーを打つ人は

前向きな方が簡単です。

むかしはこんな人もいて

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基本的に前向き打ち

ボレーの天才と言われていました。

なのにみんな

どうして真似をしないんでしょうね。

天才じゃないと打てない打ち方だと思っているのでしょうか?

 

まあ

スライスボレーを打つには

少しは横向きになった方が

スウィングしやすいのですが

それでも

上体が打点の方に向く程度で充分。

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基本的に

横向きにならなくてOK

遠くに踏み込めば

自然に横向きになってしまうというのが実用的です。

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バックボレーも同じ。

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頑張って横向きになる必要は全くありません。

 

レッスンやテニス塾で

横向きになりすぎて打てない人を

前向きにして救い出すのが

松原さんの日常になっているのは秘密です。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: サービス, ボレー | 投稿者松原コーチ 18:52 | コメントは受け付けていません。