フォアボレーはフラット?

『kazu』 さんからボレーの質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  いつも参考にさせていただいてます。
私はボレーが比較的苦手でして、特にフォアボレーで球が浮く事が多いのです。
フェデラーのボレー動画を見ていて気付いたのですが、バックボレーは切り下ろしているのに対し、フォアボレーはスイングが小さく少し押し出す様に打っています。
自分で腕を振ってみた所、フォアは肘の進路上に体がある為、無理に回転をかけようとすると肘より先が上向いてしまいます。
フォアボレーでは回転量を落とし押し出してコントロールするのが正解なのでしょうか?

kazu より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

スライスで弧を描いて振れば

フォアでのバックでも面は徐々に上向きになっていきます。

clijsters1508fv

スウィングするにしても

ストロークと違い

特にフォロースルーが小さく

それほど大規模な振りではありませんので

進路上の身体が邪魔というのは

よほどクローズドに構えなければ

問題にならないと思います。

 

実は

よほどクローズドの人も、よく見かけます

横を向きすぎるのです。

ホントに真横向きじゃダメ

上体の向きは打点の方向に向くくらいで充分です。

takaofv1508tb

男子プロでは

バックは、はっきりスライスが全員

フォアでは、はっきりスライスという人もいるし

フォアはフラット、という人もいるのですが

ATP Masters Series - Rome

フラットでコントロールするのはけっこう難しい。

当てるだけの消極ボレーになりやすい。

 

だから

まずは、しっかり回転をかけたスライスボレーをすすめます。

そして

自信がでてきたら

回転を減らして少しだけぶんなぐる。

takaofvhit1508

このフラット気味に打つときのコツが

ラケットヘッドを振り回すのではなく

「フォアボレーでは回転量を落とし押し出して」

いくことなのです。

 

鈴木貴男は低いボレーではしっかりアンダースピンをかけます。

 

それと

takao1508tv

スライスボレーが打てないと

こんな遠くのボレーを

鋭く打つことができないのです。

 

ですから

打点より高めにセットして、まずはスライス。    テニス

 

アッ、そうそう

高めにセットしないから

打点の高さにセットするから浮くんですよ。

 

 

 


カテゴリー: ボレー | 投稿者松原コーチ 18:24 | 1件のコメント