カテゴリー別アーカイブ: バックハンド

バック、構えの違い

『たかちゃん』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  松原校長 いつもブログ拝見しています。ありがとうございます。

フォアストロークは校長のお話しそのままに現代テニス打ちになってからは、ミスが激減しかなり良い感じです。周りもビックリしてます。ありがとうございます。

今回は片手バックハンドでご質問です。

テイクバック時の「面の向き」は、フラット(ドライブ)とスライスでは変わりますか?
面の向きが変わる場合、相手に見破られる可能性はありますか?一般プレイヤーレベルで分からないようにする工夫などありますか?

最後に、フォアのグリップからバックのグリップにチェンジし、テイクバックするときは、スロート持つ左手で面の向きを調整するイメージで良いでしょうか?

今まで私自身バックハンドは学生時代から
20年以上、スライス一本でしのいできました。

ブログ読んで片手バックハンドのフラット(ドライブ)が徐々に打てるようになってきましたのですが、グリップチェンジとテイクバック時の面の向きで少しあたまの中を整理整頓したく思いました。

よろしくお願い申し上げます。

たかちゃん より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

テイクバックの仕方ですが

エラーしないため

正確に打つために

インパクトの形のまま引いていき

そのまま振り出します。

 

でも

トップスピンとスライスでは

グリップがまず違います。

打点も前後にかなり違う。

 

だから当然引き方も似てはいますが、違います。

そしてスライスならここに引き終わるし

fede1507bs

トップスピンならここ

feder1506bktb

当然、この時点で相手に球質はばれます。

(案外、遠目ではわからないこともありますが)

いや、結構ばれないかもしれませんね。 ???

 

ここを同じにすれば

自分のエラーが大量に発生しますので

フェデラーでさえできないことを

アマチュアはやらない方がいいと思います。

 

そして打ったら

スウィングが見えますので

この時点では

どっちみち球質もコースもばれちゃいます。

 

だから隠すよりも

チャンと打つ方を選択した方が身のためです。 テニス

 

ドロップショットだけはばれないといいのですが

 

構え方、引き方のコツは次回に ・・・

 

 

 

 

カテゴリー: バックハンド | 投稿者松原コーチ 18:41 | 1件のコメント

バックの手首は動かさない

『うそほんと』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。

カラオケ  いつもお世話になっております。この記事についての質問です。テイクバックの動作は回内+内旋 振り出す時は回外+外旋という理解で合っているでしょうか?また面を垂直に保つ為に掌屈・背屈の動きが有るのは間違いでしょうか?よろしくお願いいたします。

うそほんと より

水瓶座  私の答えです。

「テイクバックの動作は回内+内旋 振り出す時は回外+外旋」

という理解で合っています。

振り子で凹型にスウィングし

その時の面をほぼ垂直に保つ、ということで

引くときは腕を、面が上向き方向になるようにひねる

振り出していくときは徐々に被せていく方向にひねる

ということです。

もう一つの

「垂直に保つ為に掌屈・背屈の動きが有る?」

という質問ですが

掌屈・背屈というのは手首をそらしたり戻したりということですよね。

ここ数回の私のブログ

というか、私のいつもの話を読んでいただいていたら

説明の必要もないと思いますが

読んでいない方もいると思いますので念のため。

 feder1506bktb

バックハンドでは

「インパクトの手首と

テイクバックの手首の形を同じにすることが前提」

feder1506bkimp

動かさないから安定する

というのが

片手でも、両手でもプロがやっていることだし

松原さんの説明でもあります。

だから若干のしなりは別にして

「掌屈・背屈の動き」 なんてあり得ません。

 feder1506ransbk

一回だけの言葉じりだけでなく

全体の理論構成を読み取っていただきたいと思います。

昨日のを見たら

「手首の角度がほとんど変わらないことを見て取れただろうか。」

と書いてありますね。

ぜひ、写真からも文章からも、見て取ってください。  テニス

カテゴリー: バックハンド | 投稿者松原コーチ 18:57 | 2件のコメント

片手バックの面も

片手バックの面も

相手に見せて、テイクバックする。

 

両手では

鋭い急加速のスウィングに負けないように

また、面を保つつもりでの

自然発生する硬いばねでの

鋭いしなりを生むためにも。

 

片手ではもともと急加速は無理

ゆったり大きなスウィングなので

ラケットヘッドを遅らせて

先を走らせようとしても

大したご利益がないのだろう。

 

だから

ラケット面を相手に見せるようにテイクバックする。

これは2年前にジャパンオープンで連写した

アルマグロのバックハンドリターン。

CIMG539010

振り子の後ろ側、上側へ

CIMG539604

回内しながら面が少し上向きになるように、引いていく

CIMG539703

これはリターンの緊急場面なので

それにしては大きなテイクバックだが

普段のストロークよりは小さめだ。

CIMG539802

振り子にしたがい

前腕を回外させながら振りおろしていく。

CIMG539901

面を垂直キープして振ってゆき

ほぼ垂直面のまま、インパクト

CIMG5400imp

その後、腕をひねらないで振り続けると

CIMG5401a1

ダウンザラインだと

面は少しずつ上を向いてゆく。

CIMG5402a2

そしてフィニッシュ。

手首の角度がほとんど変わらないことを

見て取れただろうか。   テニス

 

 

 

 

カテゴリー: バックハンド, リターン | 投稿者松原コーチ 15:36 | 1件のコメント

両手バックも 続編

ちょっと前に

片手バックのコツ

両手バックも

という事で、横向きを早めに作る話をした。

 

今日はその時の腕や手の形に関するコツだ。

これは、クルム伊達さんのインパクト

date15062bk2

ここが安定していればいいわけだが

じつは構え始めたところ

date1506kamae

振り出しのところ  (ちょっと昔の写真だが)

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そして振り終わりまで

date1506bk3

2本の腕とラケットの向き、その角度が

ほとんど変化しないことに注目してほしい。

(2、3枚目の間には、20年もの間があるのだ)

動かさないんだから

そりゃあ、面が安定するはずだ。  テニス

 

ラケットヘッドを遅らせ

手首をしならせることにより

効果があると思っている人も多いのだが

現実のトッププロはこうなのだ。

 

だから、こんな風に引く人を見ると

両手バックのセンスを感じる

先日の、松原テニスクラブ印西での女子ダブルスの1枚

まだ、経験は浅いはずなのに

CIMG0474

手前は準優勝のペアー

この写真を見たとたんに

「バックはエラーしないな」 というのが

一番に感じたこと。

 

伊達さんはもちろんだが、あなたもすごい。   テニス

 

 

 

カテゴリー: バックハンド | 投稿者松原コーチ 18:32 | コメントは受け付けていません。

両手バックも

両手バックのコツ

やはり早目に横向きを作ること

nisirb150623

両手バックは

テイクバックや振出しに時間がかかるわけではないので

早く構えなくてもいいような気がする。

もちろん打つだけなら

それでもできないわけではない。

 

デモ

プロは早目に横向きを作るし

私自身

見本でやる時は早目にしっかり横向きを作る。

 

実は、両手バック

身体からラケットに、うまくエネルギーを伝えるには

上体の回転は

あまり大きくない方がいい。

1506keibk

むしろ横向きを保ったまま

窮屈そうに腕だけで振り切った時に

しっかりと鋭いスウィングができる。

djok1504bk2

だから

早目に横向きを作って、保つ

遅めに横向きになると、反動で前向きに戻って行き

情けないスウィングになったり

ボールが浮いてアウトになりやすいのだ。

 

だから

両手バックのコツも、早目に横向きを作ることなのだ。 テニス

 

 

 

カテゴリー: バックハンド | 投稿者松原コーチ 19:04 | コメントは受け付けていません。

片手バックのコツ

以前

片手バックハンドは

大きく引いた方が

小さく引くよりも振り遅れない

というのをお話したことがある。

gasque21504

それはもちろんその通りなのだが

現実問題

やはり振り遅れで困る人が多い。

 

その理由としていちばんが引き遅れ。

ここまで大きく、高く引くのに時間がかかるのだ。

結果が振り遅れ

大きく引いたので振り遅れるという誤解になる。

引き終わっていないのだから、当然の振り遅れなのだ。

 

解決法としては

早く横向きを作り

テイクバックを早く開始するしかない。

構えられさえすればこっちのモノ。

 

その早くというのはどれくらいかというと

相手打球がバックへ来る

フォアには回り込まないと決めてすぐ。

それくらいで肩の線を横向きにし始めるのだ

 

その時、相手打球の位置は

ネットよりこっち側ではない。

feder1501bktb

もちろんテイクバックの完了はもっと後

手の位置が一番高くなるのは

相手ボールのスピードにもよるが

相手ボールがバウンドするあたりくらい

と思っていればいいだろう。

 

そのちょっと下あたりまでは

早めにセットしておいて

タイミングを見て、高くし

gasquet1504tb

反動で

gasuq1504bdl なのだ。   テニス

 

 

 

 

カテゴリー: バックハンド | 投稿者松原コーチ 19:45 | コメントは受け付けていません。

エアーケイは易しい?

エアーケイは易しい

Nishikori1506tb

なぜならば

最後まで動いて行って位置合わせするので

ボールとの相対位置がピタリと決まる。

1504aerokei

空中でひっぱたくため

支える足がないので

全身を固めるしかない。

だから

姿勢が狂わない。

 

具体的にいうと

トップスピンの反動で

後ろにひっくりかえったりしないのだ。

nisifstaore

(これくらいはトップスピンの許容範囲だろうが)

そして

打点が高くなるので

相手コートがしっかり見晴らし内になり

狙いやすい。

 

同じことがバックハンドでも言え

エアーケイのバックハンド版

ジャックナイフは易しい。

knjack1506

エアーケイとジャックナイフは

昨夜の東戸塚松原テニススクール

19時からの

ジュニアチームクラスでも、練習に使った。

最初は心配そうにエラーする子が多かったが

最後はしっかりと全員が決めきり

無事に終了した。

 

そうそう

思い切って飛び上がり

度胸を決めるとうまくいく

恐る恐る、妥協しながらはできないのだ。

空に飛んだら、やるっきゃない。

 

ギリギリ最後まで動くこと

姿勢を崩さないことの大切さ

もう一つバックで横向きブロックを保つこと

1506keibk

これらを認識してもらうためが、最大の理由なのだが

もう一つ

うまくできたときの満足感。

自分自身の才能に対する

自身がふつふつとわいてきて

やる気アップにつながるのだ。

 

エアーケイができるなら、これも簡単ということ

nisifh1506b

一流目指して駆け上がるぞ。

 

どちらのショットもやさしいとは言ったが

もちろん

それなりのレベル、運動神経がなければ無理。

初級者にとってやさしいという意味ではないのだ。

 

ストロークを現代打法でバシバシと平気で打ち合い

攻撃的な試合ができる人ならば

といったところだろうか。   テニス

 

 

 

カテゴリー: バックハンド, フォアハンド, 練習法 | 投稿者松原コーチ 12:03 | コメントは受け付けていません。

トミーテニス塾と片手バック

昨日、6月10日水曜日は

トミーインドアスクールで、松原コーチのテニス塾。

CIMG0459

4人の申し込みだったので

少ないなと思っていたら、2人が来ない

結局、男性2人のみでの開催になった。

1時間目はフォアハンド

やはりと言ってはなんだが

初めて参加の方のテイクバックが凸型

プラス、手首不安定。

いつものように構えと引き方が中心になった。

CIMG0465

(赤シャツのコーチも含め、参加者全員)

 

すごい変化があったのが2時間目のバックハンド

2人とも片手のトップスピンなので

お互いのことも見て、わかりやすかったかも。

 

まずは

相手ボールに食い込まれるのが多かったので

前足に乗らないように、練習

gasque21504

膝を前に出すことにより

お尻が前に出てしまうのを防止

そして

gasquet1504tb

手の位置を高くして

振り子の上下動を強調

不思議に思うかもしれないが

この方が振り遅れないし

トップスピンもよくかかる。

 

そして

feder1504ransbk

短くも打てるようワイパースウィングも。

面白いように2人ともバシバシ

だが

ラストの声をかけると

テイクバックが低くなり

ミスが出たのは秘密だ。

もちろん大事に打ちたいからなのだが

ここに

片手バックハンドの難しさがある。

ある程度

いや、かなりのレベルに達しないと

実戦で使えないのだ。

それはラストの声がかかっても

高く堂々と構えられるレベル。

そうとうに自信がなければ使えないのだ。

だからプロでも片手バックの人は

バックが得意な人がほとんどなのだ。

 

さて、3時間目は、スライスとボレー

やはり、フォアの回転が少なめ

凹型にえぐるように、そして高く引く

だんだんボレーでもできるようになって

本日のテニス塾も無事終了した。

 

来られなかったお二人も

そんな時はしょうがないので

この分の塾のお金はぜひまた次回に使ってください。

ぜひ次回の参加をお待ちします。

 

さて

次回は、7月15日、水曜日の開催

こんな風にすいている日もあるので

ぜひぜひ、参加してください

生の松原コーチの指導は

当然、本人を見てやりますので

上達がすごい

本人が言うのですから間違いない。  テニス

 

 

 

カテゴリー: イベント, バックハンド | 投稿者松原コーチ 18:45 | 1件のコメント

両手打ちハイバック

『レフティスタイル』 さんから、2つ質問をいただきました。

以下がそのコメントの2つ目部分です。

 

カラオケ   2つめは両手バックのことです。
両手バックは高い球が打ちやすいと言われますが、フォアと違ってワイパーが使えませんので、高い球を打つにはコツが必要かと思います。何度も解説されていることかと思いますが、今一度、よろしくお願いします。

レフティスタイル より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

「フォアと違ってワイパーが使えません」

とありますが

そんなことはありません

やってみてください

結構簡単にできますよ。

左手のフォアハンドだと思ってやってみてください。

もちろん少し前向きにならなくてはいけませんが。

nadal1505c

ただ、あまりワイパーにしすぎると

フォアハンドのようにはスピードが出にくいのも事実。

 

だからプロは極端にはやらないのだと思います。

でも、アマチュアならアリでしょう。

 

プロはこれくらい。

1506keibk

ここから抑え込みながら

フィニッシュを右肩の脇あたりに持っていく。

 

それと、もう一つ、プロならアリなのは?

「ジャックナイフです」

knjack1506

しっかり横向きを作り

右足で踏み切って

左足を後ろに蹴っ飛ばす。

 

これが高い打点、プロの回答です。

 

これも瞬発力に自信があれば

思い切ってやってみるのもアリです。

 

私はバックハンドの身体の使い方を理解してもらうため

上級レベルの人に教えるときは

レッスンでやります。

 

自分でも、(片手打ちでですが)

リターンダッシュの時はやります。

姿勢や面が決まって

止まって打つよりも安定度がはるかに高いようです。

 

さてもう一つはスライスですね。

これは、両手じゃないか。  テニス

 

 

 

カテゴリー: バックハンド | 投稿者松原コーチ 18:44 | 1件のコメント

片手ハイバックハンドは

『うそほんと』 さんからの質問です。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  お世話になっております。片手バックハンドの質問です。高い玉をスピンをかけて打ち込む際の コツを教えてください。サイドスピンを意識するのかとラケットを持ってる方の肩を下げて(傾けて)テイクバックするのかを解説に加えて頂きたいのですが。 グリップはフルウエスタンです。よろしくお願いいたします。

うそほんと より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

スピンというのはトップスピンでしょうね。

バックのフルウェスタングリップというのはよくわかりません。

ウェスタンより厚くしたら、面が向こうを向かないのでは?

 

まあ

グリップによらず、どれでも

基本的打ち方は変わらないので、とりあえず無視です。

 

低い打点のスウィングは凹型に弧を描きますが

高い打点であれば、スウィングは水平に横ぶり気味になりますね。

 

上から見たらこんな感じ

bakku1505

肩を中心に手を円運動させると

ラケット面は図のような円の軌跡を描きます。

インパクト時

手の動く方角が、オレンジ矢印方向。

つまりこっちへ振れということ。

打球方向に比べると

大胆なアウトサイドインです。

fedbk1505sitani

次に

肩や腰を回したり

腕を引っ張ったりして

回転半径を縮めることで加速する。

 

そして

feder1505ransbk

ワイパー気味にラケットヘッドを持っていく。

回転量が多くしたければ

ワイパーでのサイドスピンを強く意識すればいいでしょう。

 

こんなところがハイ片手バックのコツでしょうか。

 

そうそう、もう一つ

テニスジャーナルから昔、発売した

私のDVD、バックハンド編を買うこと

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3000円くらい

他で売ってなければ、うちに在庫があります。

ハイバックも含め

私の美しい見本や解説が収録されています。

 

そうそう

あの、30度をはるかに超える暑い中

えんえんとハイバックを打ち続けての撮影

ついにへたばって

カットの合図なしにやめたのを思い出しました。

 

片手ハイバックって、けっこう疲れますよ。   テニス

 

 

 

カテゴリー: バックハンド | 投稿者松原コーチ 19:16 | 2件のコメント