カテゴリー別アーカイブ: バックハンド

片手バックの感覚

『うどん県』 さんから質問をいただきました

以下がそのコメントの全文です

 

カラオケ  松原コーチ
明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、片手打ちバックハンド波動砲について質問です。
フォワードスイングの前半で上半身を回転させながらもインパクトにかけて回転を止め、その止めた反動をつかってラケットを振りぬくと思います。
このとき、以前は腰の左側をボールにぶつけるつもりでひねっていたのですが、最近は腰の『右側』をボールにぶつけるつもりでひねると体の回転が抑えられて振り抜きが良くなったように思います。
松原コーチはバックハンドを打つときはどのようなイメージで振りぬいているか教えてもらえませんでしょうか。
よろしくお願いします。

うどん県 より

 

 

水瓶座  私の答えです

あけましておめでとうございます

そして質問、ありがとうございます

 

さて、右腰をぶつけるようにするとよかったとのことですが

右腰の上に右肩があるわけで

軸も意識しやすいのではないでしょうか

右足を突っ張ってブレーキをかけるようにして

abc

スウィング後半の加速を使えているのではないでしょうか

あなたのおっしゃる通りでしょうね

 

私の感覚はどうか

どのようなイメージで振りぬいているか、というと

ゆったり、大きく、ここから

thiem

「ブウッ、ウーーン」

feder1506ransbk

といった感じです

 

片手バックの特徴はスウィングが大きく

時間もかかること

だからゆったり身体を使うことで

身体パワーを有効に、腕にラケットに伝えられること

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逆に

それでジャストミートさせるには

相当早めからの完璧な準備と完璧な位置取り

そして、完璧なタイミングが必要になるのです

だから

試合でそれをびったんこ、正確にやるのが難しい

自分のバックハンドに酔いしれるようになれるまで

いっぱい練習して熟練しなくてはいけないのでしょうね

 

ハイリスク、ハイリターンが片手バックの特徴でしょうか

でもハイリスクを負っても

得られるのは1点だけ

ちょっと損した気分

nishi1510bkimp

両手使いの人を見ると

ギリギリのタイミングで安全に打てる(ような気がする)

正直、ずるいよなって思っちゃうのは

ないものねだりなのですが

かっこよく片手バックハンドのトップスピンを決められた時は

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グウっと、優越感に浸れるから、これはこれでいいのです。  テニス

 

 

カテゴリー: バックハンド | 投稿者松原コーチ 19:51 | 2件のコメント

ハイバックボレー女性編

先日書いた、ハイバックボレーは

片手打ちの人向け

男性プレーヤーのほとんどと一部の女性プレーヤー

きょうは両手打ちの場合

ほぼ、女性プレーヤーの場合

結論を言っちゃうとこれ

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ジャックナイフ

これはストロークのバックハンド写真

これほど下半身を使う必要はない

ただし上半身は同じ

上の写真のように下からぶつける

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下半身は見なかったことにして

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ボールを抑え込めるように右肩を下げ

手首の形をキープしたまま

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下に向かってトップスピンを打ち込む

 

身体の使い方は

やや横を向き

上体を動かさないようにして、腕を振る

だけ

体重の移動は体当たりと思えばいい

 

練習法はジャックナイフをやってみるといい

 

机の上で聞くといい加減な話に聞こえると思う

コート上でやってみると

結構、良い加減だと思う。  テニス

 

 

カテゴリー: バックハンド, ボレー | 投稿者松原コーチ 19:15 | 1件のコメント

バックハンド波動砲

片手バックハンドの存在理由はそのハードヒット

腕に加速を伝えた快感

腕のスウィングを大きくゆったり使えるので

身体の運動量を順次うまく伝えることができるのだ

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大きく構えることが

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間に合いさえすれば振り遅れはむしろない

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横向き、やや相手に背中を見せるくらいから

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徐々に開いていく

上体の回転により、回転半径も小さくなるので角速度が加速

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インパクトの辺ではほぼ上体の回転は止まる

波動の原理

上体の運動量は腕に移行していく

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そして一気の振り抜き

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上体の回転引っ張り + 肩甲骨も引っ張る

ますます加速 加速の快感

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どっかーん

見たか !!!

バックハンド波動砲の完成だ。 テニス

 

でも、手首の角度は変わってないよね

どっかーん で しかも安定。  ペンギン

 

 

カテゴリー: バックハンド | 投稿者松原コーチ 18:09 | 1件のコメント

ハードリターン

片手バックハンドのリターン

ちょっと過激な方法を披露する

片手バックと言ったが

フォアハンドでも、両手バックでも考え方は一緒

先生はこの人

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イチロー鈴木

この写真はヒット狙い

打ちながら、1塁めがけてまっしぐらの写真

この人、練習ではだれよりも

ホームランを確実に打つことで知られている

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じゃあ、試合でも毎打席ホームランでいいじゃん

と思いがちだが

それは違う

なぜ、練習ではコンスタントにさく越えができるのかというと

ピッチャーが協力してくれるから

打ちやすい真ん中高めに、140km/hの直球がくる

イチローはそれに合わせて

体重を後ろに残してフルスウィング

ジャストミートするだけ

 

この条件

いいサーバーのセカンドサーブで見かけないか

バックにそこそこの威力で安定して胸の高さに、140km/h

だから

そこをめがけ

大きく構え

thiem

サーバーが打った、0.7秒後の会合点に合わせてフルスウィング

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相手側のコートにたたきつける

入るはずのスウィング

入るはずのラケット面

当然、当たるはずの場所を

ドンピシャ・タイミングでひっぱたく

エラーするわけがない    テニス

 

理屈はわかった

後はどうやって実現するか

それは素振り

相手サーブを想像し

それにジャストタイミングでフルスウィングをくらわす

できるようになれば本番で

 

もちろん考え方はフォアハンドでも

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両手バックでも同じ

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ファーストサーブが相手でも

タイミング、コースが読めるなら同じこと

ファアだったら、ぱっと動いて

バックだったら、 ・・・

どちらもあるということで

それも素振りしておく

 

問題はへぼなサーバー

フォークボールやチェンジアップ

突然の剛速球

落ちる場所も読めない

予定通り来てくれないと困るのだ。 テニス

 

 

カテゴリー: ダブルス, バックハンド, リターン, 練習法 | 投稿者松原コーチ 18:31 | 1件のコメント

大きく引くと振り遅れる?

片手トップスピンバックハンド

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大きく引くと振り遅れてしまうと思っている人が多いと思う

それは誤解

ちょっと物理学

というか小学校5年生レベルの理科

振り子

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支点から重心までの距離が同じなら

A~Eまでの大きな振幅でも

B~Dまでの小さな振幅でも、振り子の周期は一緒

ということは

重力で振られる、振り子自体は

テイクバックの大きさによらず

Aまで引いても、Bまででも

テイクバックから最下点Cまでに要する時間は同じ

そこから打点Dまでは

勢いよく最下点Cを通過した大きなテイクバックの方が

早く打点に到達する

ゆえに

大きなテイクバックの方が振り遅れない

waw1601bkimp

えっ、という結論だが

これは

重力による振り子の動きを前提にしたからで

100%受動的スウィング

これに能動的な、腕力などの力を加えて考えなくてはならない

でも高いテイクバックは

重力に任せ、落っことすだけ

およそ大変じゃない

しかも、それに腕力を加えて構わない

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じゃあ

大きなテイクバックでも振り遅れずに行けるんじゃないかな

プロのテニスがそれを証明している

ティエムなら

thiem

この、高く大きく引き、大きく振れるということ

そのパワーが、片手バックハンドの存在理由

私がアドバイスした会員さんも、やってみてすぐに納得

 

小学生の理科、理解できたかな?

 

もちろん

上じゃなく、後ろへ大きく引いた人は振り遅れますよ。 テニス

 

そうそう

テイクバックが遅れたらどうにもならない

引き遅れと振り遅れ、混同してはいけないが

もちろん

大きなテイクバックの方が引き遅れ易い鴨。 ひよこ

 

 

カテゴリー: バックハンド | 投稿者松原コーチ 17:45 | 2件のコメント

遠目にセット

松原テニスクラブ横浜

この土日に片手打ちの会員さんにしたアドバイスだ

 

片手トップスピンバックハンドで力強く打とうとすると

大きなテイクバックが必要になる

その時に誤解が生じる

大きいことが後ろ方向だと振り出しが勢い良くいかないのだ

大きなテイクバックといえばこの人、ガスケ

gasque1511bktk

後ろじゃなく上にひいているのが特徴

実はスウィング軌道はこうだから

vol07_04バックスウィング平面

テイクバックで手の位置は身体から離す

そして振り子で大胆に上下動

打点が前になれば、打点は自然にアッパースウィングで迎える

当たり前にトップスピンがかかる

そのためにも上下動が必要なのだ

この人、ワウリンカも

waw1511bkg

だからこうゆう風に打てる

waw1511bkmen

身体に巻き付けるようなテイクバックの人は

振りにくいうえに

トップスピンもうまくかからない

ロジャーのように大胆に

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高く引けば

1709fedbk

どうだ、参ったか。  テニス

 

 

カテゴリー: バックハンド | 投稿者松原コーチ 16:39 | コメントは受け付けていません。

ギリギリに追いついても

プロはギリギリに追いついたショットが得意

1709fedbk

もちろんフォアも

nisifd1708

もしかしたらこんな時こそ

思いきりもよく

楽だと思っているのかも

 

なぜ楽なのかというと

苦しい体勢なので余計なことができない

だから

最低限の体幹の踏ん張りに腕力

ぶれる要素が少ない

djok1610bkgup

もちろん

これは追いついた時に構えができているから

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そして跳び込みざまに

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腕を振る

姿勢が決まって、面が決まって、タイミングばっちり

しかもコートの端っこから

ウィナーをいただける大大チャンスなのだ。 テニス

 

 

カテゴリー: バックハンド, フォアハンド, フットワーク | 投稿者松原コーチ 10:39 | コメントは受け付けていません。

両手バックは短い棒

両手バックをムチのように捉えると

うまくいかない

短い棒でぶんなぐるというイメージが大切なのだ

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打球方向に面を向けたまま

上体の回転もろくに使わずに

手首のしなりも必要ない

卓球のラケットを両手で使ったら

更にわかりやすいかもしれない

大きなスウィングをすればするほど

ドツボにはまる

それは緩いボールに対しての時に特にはまる

つい手首が緩んじゃうのだ

緩いボールにはこの人はこうしているようだ

knjack1610bktb

身体も面も、両腕も固めて、飛び上がって、体当たり

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これが、両手の肝

「短い棒」 だ

ラケットヘッド、振ってないでしょう

 

コツをつかむためにジャックナイフ、いいですよ

 

しなやかなムチではないので

どうやっても

大きなスウィングで徐々に加速はできない

ただ

非力な女性たちや子供たちには

重さや長さが

相対的に

柔らかなムチになる場合もある

shara1510bkf

その場合は

フォアハンドの硬さくらいのイメージで打つとよいだろう。 テニス

 

『sho』 さんのコメントへの答えのつもりもありますが

どうでしょう  天秤座

 

 

 

 

カテゴリー: バックハンド | 投稿者松原コーチ 19:44 | 1件のコメント

両手バックの肝

『よっちゃん』 さんからの質問

以下がその質問の中心部分です

 

カラオケ  ・・・

両手バックについては、何年も試行錯誤していて、ぜんぜん上手くなりません。よく左手主導で左のフォアのように打つというアドバイスがあります。これを取り入れてみたのですが、打球のスピードがまったく上がりません。
自分なりに考えてみて、そもそも右利きの人間が左手主導でラケットを振ってもスイングスピードが上がるわけがないと結論を出しました。
左手はラケットの面を作り、右手はラケットを引っ張りスイングスピードを上げるのではないでしょうか?もちろん、どちらも100:0ではありませんが。
このような考え方はおかしいでしょうか?

・・・

よっちゃん より

 

 

 

水瓶座  私の答えです

「左手はラケットの面を作り、右手はラケットを引っ張りスイングスピードを上げるのではないでしょうか?」

結構正しいのではないでしょうか

男子プロのテイクバックを見ると

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相手に面が見えるように引きます

これは、「スジガネ君」プロに聞きますと

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左手の手首の角度を固定したまま引くと

先が引けず

引きの大きさ自体も右手の長さに限りがあり

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右肘が伸びきるまでがセイイッパイ

これ以上は引けない

だから

この形で引けば安定はするが

だけど大きくは引けないので

ボールを引き付けて

小さく鋭く振る

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小さく鋭く、手首は硬く

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これが両手バックの肝、なのです

上体の回転も少ないことに注目

大きくゆったり回っている時間はない

身体の使い方も最小限

意識としては使わないつもりでいいと思います

TENNIS/BRISBANE INTERNATIONAL 2010

相手に面を見せて引き

しっかり力んで

パチンとはじき返してやる

これが両手バックの極意、まとめです。 テニス

 

 

 

カテゴリー: バックハンド | 投稿者松原コーチ 19:48 | 2件のコメント

トミーテニス塾

昨日、3月7日水曜日は毎月恒例

トミ―インドアスクールで松原コーチのテニス塾

いつもは松原さんの理屈に共鳴してくれる男の人たちばかり

なのに

今回はどうしたんでしょう

ご夫婦での参加の男性お一人を除き

5人が女性だった

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これはバックハンドでの面をキープする練習風景

手首の反省点が多いようだ

後で出てくるのと同じドリル

 

さて

1時間目はフォアハンド

凹型、振り子の構え方、引き方、その時の面の作りかた

この面作り、引き方作りがほとんどの話

これでしっかりと安定感が出てきた

それとラケットヘッドが手首を追い越さないこと

これでさらに安定感が

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次にバックハンド

手首の角度

片手の男性はくの字の角度

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両手の女性たちは

Yの字の角度を

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どんな体勢になっても守り向く

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ということを強調した

その確認にオープンスタンスでジャンプして打ったが

ジョコビッチと同じとはいかないが

皆さん自然に対応していた

そうそう

面のキープは手首の角度保持が最重要だが

そのための面感覚

フォローで打球方向に向いていることの確認が

上と次の写真

CIMG6346

ボールかごでの水撒き、ボールまき

かごの開口部が打球方向に向かないと

ボールが後ろに戻ってくる

あの位置の私に降り注いだ場面もあった

 

最後はスライスとボレー

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アウトサイドインで切る

つまりテニスボールをスライスする

この種目も手首は固定で腕全体のスウィング

CIMG6355

ワンバウンドに対しては上から振れても

ノーバウンドだと心配で

という人が多かったが

徐々にスライスボレーになっていった

 

3時間の間、何度、「手首の固定」 と言ったろう

 

さて、次回のトミーテニス塾は、4月11日(水)の開催

たくさんの皆さんに生の松原コーチを体験してほしい。 テニス

 

 

 

カテゴリー: イベント, バックハンド, フォアハンド | 投稿者松原コーチ 19:32 | コメントは受け付けていません。