カテゴリー別アーカイブ: フォアハンド

両手打ちに向いている子は

両手打ちのフォアハンド

向いている子は

両手打ちが好きな子

のびのびと、スムーズに、バシット打てる子

考えてみれば、こんな単純なことなのではないだろうか。

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両手で振るのに

ラケットの重さや長さを感じ取れ

最適な力加減やタイミングを感じ取れること。

どうやったらそれがわかるのかというと

すごく滑らかにスムーズに振り切れていること

それで片手で打ったら考えられないほどのボールが打てるなら

両手打ちが向いているということ。

 

考えられないほどのボールとは

スピードもそうだし

コントロールも

絶対的なスピードが速くなくても

コントロールにメリットが出せるなら

思い切って打てる分だけ実戦のボールは速くなるかもしれない。

スピードにしてもあくまで相対的なもの

その人にしたら速いのであれば

両手打ち、採用の理由には充分かもしれない。

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身体に負担がかかるという人もいるけれど

それは大抵、片手打ちしかしたことのない人の言葉。

その人がやればもちろん身体を痛めるかもしれない。

でも、両手打ちの重さ、長さに対応できていれば

そして、そのスウィングになれて

予定通り、ストレス無く振れるなら問題はないはずだ。

世の中の女子プレーヤー

ほとんどの人はバックで両手を使って打っている。

だからといって、特に最近の子にケガが多いわけではない。

 

左手がフリーじゃないので

バランスが取りにくいのでは、という人もいる。

それも大抵、片手打ちしかできない人の言葉。

両手バックの女の子たちは

全身の身のこなしでバランスをとり

特に困っているという話は伝わってこない。

 

結論を出そう

両手打ちが心地いいなら

メリットのあるボールが打てるなら

両手打ちを続ければいい。

上手くいっていることを

わざわざ壊す必要は無いと思う。   テニス  

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 18:53 | コメントは受け付けていません。

両手打ちフォア

雉子牟田明子さん

中村藍子さん

森田あゆみさん

ちょっと思い出せば何人も出てくる

そう、日本人女子のチャンピオン

aiko140227

この365ネットでブログをやっている

森上亜希子さんにはツアーの優勝経験もある。

そしてダブルスに強い

平木理化さんに

青山修子さん

両方両手打ちのプレーヤーだ。

日本人の女性には両手打ちが向いているのだろうか?

 

ちょっと考えてみよう

われわれの周りの女子両手打ちプレーヤー

何%くらいいるだろう?

ちゃんと統計を取ったわけじゃないが

10人に1人?

そんなにはいない

30人に1人か100人に1人か?

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じゃあ、チャンピオンの両手打ち比率は?

最近の全日本チャンピオン

5人から10人に1人位は両手打ち。

全体の比率から比べるとめちゃめちゃ高い。

森上亜希子さんが昔、全日本ジュニアで優勝したとき

ベスト4のうち、3人が両手打ちだった。

 

両手打ちだったがゆえにここまでだったのか?

逆に両手だったがゆえに、ここまで上がってきたのか?

もちろん私は後者だと思っている。

 

両手打ちのジュニアの親御さんからは

時々、「片手に変えるべきか?」を相談される。

これは、両手打ちが

大人になったら不利だと考えられているからだろう。

本当に不利な点があるのか?

身体に悪いのか?

片手にしたら、ぐんと伸びるのか?

 

モニカ・セレスは

12才で世界ジュニア、1位になり

その後、一般では、絶対的なダントツ世界女王だった。

 

両手打ち

10才か、12才くらいの女の子が

今後、片手打ちに変えるべきなのか?

どんな子なら変えたほうがいいのか?

どんな子は変えないほうがいいのか?

 

ちゃんと理論だてて、考えてみたいと思う。   テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 18:25 | コメントは受け付けていません。

フォアの引きはどこまで?

『momotaro』さんから、フォアハンドのテイクバックについて質問です。

以下がそのコメントの全文。

 

カラオケ  松原コーチ、いつも参考にさせていただいております。
フォアハンドのテイクバックについてですが、よく雑誌でのフェデラーの写真などの解説で、グリップエンドをボールに向けるとあるのですが、そうするとノービスアマチュアレベルでは、テイクバックが大きすぎるということになるのでしょうか?

momotaro より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

 

このコメントは、私が『テニプリ』さんにした、アドバイスに対しての質問です。

 

『テニプリ』さんのテイクバックは

この質問のテイクバックに比べて、かなり大きいのです。

ですからどこまで引いていいかの探し方を説明しました。

最終的にどこまで引くかはその人により違います。

錦織は小さめだし

ナダルはでかい。

 

自分に最適な位置を探すのに

大きいのを小さくするのではなく

最低の小さいやつから初めて

少しずつ、大きくしてみて、探したらどうですか

という話だったのです。

 

さて、グリップエンドをボールに向けるという程度では

ちっとも大きくはないと思います。

一番後ろに引いたところから

さらに引き足し、振り出して

途中でテイクバックが前を向く

federer1402fr

むしろそこまでしか引かないとすれば

特別にちっちゃいほう

私には、クルム伊達さん、くらいしか思い当たりません。

テイクバックの大きさは

その人の感覚と趣味、目的で決めるべきで

レベルによって考える問題ではないと思います。

プロとおんなじくらい引いてもいい。

私はナダルと同じか、もっと大きく引くかもしれません。

ただ、ナダルは錦織に対し打ち勝たなくてはなりませんが

私は錦織と打つ心配をする必要がないのです。

だから大きすぎるテイクバックで困ってはいません。  テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 21:44 | 3件のコメント

フォアハンドの力方向

この絵により

手を振り出す方向が打球方向ではなく

もっと内側向き

オレンジ矢印の方向であることは説明できたと思う。

forswing121120

じゃあ、力の入れる方向は?

 

テニスのラケット以上に

分かりやすいラケットを振るこの競技

kmhammar

そうこのラケット

引っ張る以外に振りようの無いラケットなのだ。

でも、かなり強烈に振れる。

 

力のほとんどは、身体の中心に遠心力に逆らって引っ張る力なのだ。

 

ただ、正確に中心に向かって引っ張ったら

人工衛星と同じ

円運動だとしたら

永久に、等速に、回り続けるだけ。

細かいことを言うと

色々な摩擦などのロスがあるから

加速じゃなくて、徐々に減速していくが。

 

そこで、加速するためには

引っ張り方向を

加速する方向に、少しだけ左半身側へオフセットする。

テニスで、フォアハンドでいえば

 forswing140221

その引っ張り方向は

ほぼグリップ方向、濃紺矢印だと思うが

それだと、打球方向から見たら

完全に90度横。

 

テニスの場合

打点が前だと

f-tekubi-a

ラケットの動き方向がすでに打球方向より左にずれている。

  (それは最初の絵で説明した)

それの90度近く左横だと

力を入れる方向は、緑矢印くらいかもしれない。

これだと力の入れる方向、ベクトルは

打球と正反対の方向成分を持っているかもしれない。

 

まあ、とにかく

力を入れる方向は、引っ張る、ヒッパル、ひっぱる、方向なのだ。

 

もしかしたら

「ハンマー投げのラケットは、柄がワイヤーだから、そうなんだ」

テニスとは違う

と思う人もいるかもしれない。

でも、あの柄が樫の木だったとしても

振り方はそれほど変わらないような気がする。   テニス

 

カテゴリー: フォアハンド, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 18:40 | 1件のコメント

フォアの振り場所

先日のトミーインドアTSでのテニス塾

参加されたお二人からコメントをいただきました。

返事をしながらフォアハンドのことに触れたいと思います。

以下がその2つのコメント、全文です。

 

カラオケ  ブログでのイメージトレーニングが実践出来ました。
フォアハンドもサーブもヒットする時の腕力が重要でした。(あってます?)足腰すこし痛いですが....。
還暦ですが、テニスを今後もずっーと続けたいと思っております。(80歳まで?)
又おじゃまします。ありがとうございました。

tukuchan より

 

カラオケ  今日はありがとうございました。
ブログは引き続き拝読しようと思いますので、
今後ともよろしくお願いします。

テニプリ より

 

 

 

 

水瓶座  私の解説です。

お2人とも参加、コメント、どちらもありがとうございました。

さて、「フォアハンドもサーブもヒットする時の腕力が重要」

あってます、そのとおりです。

ラケットは腕が振るわけで

腰やひざのパワーを上手く伝えられなくても

腕だけで打つこともできます。

逆に、腕以外がしっかり使えても

肝心の腕がヘロヘロでは力も伝わらず

エラーもかえって増えてしまいます。

腕には最低限、面を保つ力が必要だし

それ以上の力が入っていても

減点されるわけではないからです。 テニス

 

次に、『テニプリ』さんのフォアハンドに提案です。

1311nisikorifor

スウィングを前にしましょう。

インパクトを前に設定し

それと矛盾しない位置にテイクバックするのです。

nisi131101

引きすぎるとインパクトの形に上手く伝わらず

がんばって振った割りに、スウィングスピードが増えないのです。

  (つまり、暗に、いや、はっきりと、引きすぎだぞ、と言っているのです)

 

具体的にはテイクバックした手を相手に見せない

身体の後ろに隠れないようにするのです。

 

そして、次がちょっと理屈の話し

forswing121120

インパクトの絵ですが

インパクト時の手の動く方角に注目してください。

オレンジの矢印です

完全にインサイドアウトですよね。

しっかり、打球方向より左に

自分の上体左横にフィニッシュするのです。

しかも腕を引っ張り曲げてきたほうがスピードアップです。

どうしても打球方向に押す

つまり真逆のやり方をしてしまいがちなので、要注意。

 

練習法、ためし法ですが

上体の後でなく、真横、遠目にテイクバック

さっきの絵よりももっと小さなテイクバックです。

そこからラケットを引っ張り込んで

  (もちろん肘は曲がっていきます)

左にフィニッシュしてみてください。

 1311djousiro

これだけでも、かなり強く打てるはずです。

上手くいったら

少しずつ、テイクバックを大きくする。

ある程度以上に引くと

スウィングスピードが落ち始めると思います。

だからそれ以上に大きくしない。  テニス

 

 

『テニプリ』 さんは、四国へ引越ししちゃうそうですが

テニス、ますます強くなってください。

ぜひ、このブログも利用して、またコメントも入れてください。

 

『tukuchan』 さんは還暦すぎて

80歳まではとのことですが

もっともっと

長いお付き合いでよろしくお願いします。

 

私は120歳までやるつもりなので ・・・・・   晴れ

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 19:53 | 2件のコメント

引くタイミング

『チョコビッチ』 さんからストロークの質問です。

以下がそのコメントの後半、質問部分です。

 

カラオケ  ・・・ 今度は、ストロークのテイクバックについての質問ですが、最近スクールを転校したことによってコートの速さについて行けずに、振り遅れてしまいます。コーチのスイングを見ているテイクバックの始動が早いことに気づき意識してやってみたところスピードにはついて行けるようになりました。しかし、スイングが少しぎこちないような感覚です。これは、今まで後ろに引いた勢いで振っていたのかなと思いますが、練習によりしっくりしてくるものなのか、または、降り遅れない程度に始動を徐々に遅らして行くほうが良いのでしょうか?

チョコビッチ より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

 

ラケットを持った右腕を

フォアだと思った直後に

上体を少し捻りながら、上体の右横へセットする。

1401djokovicfkamae

そしてボールのタイミングにあわせて

「引いてヒット」です。

バックでも

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ここから、ループして振り出すのです。

 

一番後ろまで引いてしまって待っていたら

勢いもつきにくいし

滑らかさもなくなってしまいます。

それと

打点の高さの変化についていけないのです。

 

もちろん

常に足を動かして

常に同じ高さで打てる人は別です。

高校生の時に

先輩にそうするように言われましたが

上級者やプロで

できている人を見たことはありませんが。

 

そんなわけで

この言い方があっているのかどうか分かりませんが

上級者は2度引きです。

質問中の

「今まで後ろに引いた勢いで振っていたのかな ・・・ 」

というのはそのことなのではないかと思います。

 

さて、それを前提に

速いボールに振り遅れる人は

1度目の構えが遅い人が多いようです。

この構え

いつなのかというと

フォアで打つ、バックで打つと決まったらすぐ。

つまり普通だと

ボールがネットを越えてくる前です。

こんな写真もこのブログの入り口にあったので、借りてきちゃいました。

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ここから、「引いてヒット」 のタイミングを計る。

最初の構えさえできているなら

これは、2,3日でなれるでしょう。

 

ボールのバウンドを想像できるなら

頭で想像して打ってみる。

次に、想像したボールに対して素振りをする。

早ければ

5本から10本もあれば、なれるかもしれません。  テニス

 

錦織のフォアが炸裂し

ラオニッチに勝てるといいですね。

みんなで応援しましょう。   ぴかぴか (新しい)

 

 

カテゴリー: バックハンド, フォアハンド | 投稿者松原コーチ 19:56 | 1件のコメント

逆クロスの意味

『れねしす』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ   ボレーの解説のコメントで恐縮ですがストロークの質問です。
私が試合に出ていたころは、回りこんでのフォアの逆クロスをよく使っていました。それは、バックハンドがシングルハンドでそれほど強烈なボールが打てなかったからです。
ご存知の通り、現在では、ダブルハンドのバックが一般的です。
ダブルハンドであれば強烈なショットが打てるのに、プロでもあえてフォアの逆クロスを打つ場面をよく見かけます。
わざわざ回り込んでまでフォアの逆クロスを打っていくメリットってなんなのでしょうか。

 

れねしす より

 

 

 

水瓶座   私の答えです。

 

「バックハンドがシングルハンドでそれほど強烈なボールが打てなかったから」

というのは相対的に、今でも事実です。

バックが両手であってもそうです。

また、得意の人にとって

フォアの逆クロスというのはホントに力を入れやすいのです。

 

さて、片手スライスバックしかなかった時代でもそうですが

力負けした場合に

ダウンザラインのウィナーコースに打つのは通常、無理。

大抵、逆クロス側が優位に立ちます。

1401nisikori

これは、順クロス同士の場合でも同じで

しっかりクロスに打たれたボールを

ダウンザラインにエースというのはなかなかできません。

だからクロスクロスの打ち合いが

どちらかが打ち負けるまで続き、長くなるのです。

それを逆クロスとバックでやると

バックのほうが負けて、短くなりチャンスに

という結末がより多めに期待できるのです。

 

もちろん力負けしない人たちもいて

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昔とは違って

逆クロスを待ち構えられることも出てきました。

デモ、それはよっぽどの場合。

プロでも普通はフォアの逆クロスのほうが強い。

ましてアマチュアなら ・・・ 。

 

さて、力勝ちするための逆クロスですから

甘いボールを打ったらだめ。

ホントに相手のバックがヘボならいいけど

ヘボはヘボでも

バックいやさに

逆に、フォアで回りこまれるかもしれない。

そうしたら

立場が逆転してしまいます。

しかも、回り込んだのだから

こちら、フォア側のオープンコートは広い。

回り込んだからには、しっかり打ち抜くべきなのです。  テニス

 

カテゴリー: シングルス, フォアハンド | 投稿者松原コーチ 15:38 | コメントは受け付けていません。

初打ちとランニングショット

今日は、いつもお世話になっている

下川井テニスクラブへ新年のご挨拶に行き

会員さんたちとプレーさせていただいた。

今年の初打ちだ。

スカイラインR34が別荘で寝ているので

電車とバスで行った。

だからちょっぴり、お神酒も。

 

若者たちとプレーしたときに

私のランニングショット

いたく感心してもらった。

バックハンドのステップしながらのショットも。

 

そして今日放った、アドバイス。

 

「腰なんて落とさなくていいから、腕を振ろう」

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面が作れて

腕がうまく振れたら、ボールは入る。

ひざが曲がって、下半身を使えたら

もう少し威力のあるボールが入る。

 

つまり、「面を作る、腕を振る」は必修科目。

これの典型がランニングフォアハンドショット

いい姿勢が作れないのに体を使うとかえってエラーする。

「ひざを曲げて、下半身を使う」のは選択科目

いやもしかしたら

体勢によっては、やってはいけない禁じ手なのだ。

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腰なんて落とさなくていいから、腕を振るだけのテニスでも

テニスは成立する。

そんな割り切りのいい人は結構勝てる人だ。

 

どんな時でも腰を落として、全身でヒットする人

ついでに、きちんと振り切るテニスをする人は

「とても、いいテニスをする人なんだけどね」

と言われ

いくらやっても勝ちに恵まれない人

こんな選手にならないようにしないと。

コーチとしては

そんなテニスをさせないようにしないといけない。

 

テニスのうまい人はこれを無意識にやって

いや、余計なことはやらないようにして

(自分では気づいていない人が多いみたい)

いつもラインの内側でテニスをする。

そして

「あなたのテニスが安定してきたら私ではとても・・・」 なんて言う。  テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 20:14 | 2件のコメント

フォアハンドの肘曲げ

『テニプリ』 さんから、フォアハンドの肘についての質問です。

以下がそのコメントの全文です。

カラオケ  松原さん
いつも参考にさせていただいています。
さて、フォアハンドのときの肘の使い方についてお聞きしたいです。
フェデラーやナダルをみていると、
インパクトの瞬間に利き腕の肘が伸びているのですが、
錦織とかアガシをみていると、そこまで伸びていない気がします。
どうしてこのような差ができるのでしょうか。
あと、松原さん的にはどちらの方が好ましいのでしょうか。
お時間のあるときにご回答いただけると幸いです。

テニプリ より

水瓶座  私の答えです。

フォアハンドに限らず

インパクトでは、腕は少しだけでもいいから曲がっているべきです。

そうしないと肘への衝撃がもろに来ます。

これはサーブでもボレーでも

一見伸びきって打つように見える

バックハンド、もちろんスライスでもそうです。

 

さて、フォアハンドの肘の曲げ具合ですが

低いボールでも、高いボールでも

インパクトで面を垂直にしやすいこと。

そして、その形でスウィングする。

手のひらは腕を曲げると上向きに

腕をい伸ばすと横向きになりやすいので

一般的に、垂直面を作るためには

薄いグリップほど肘は伸び気味

厚いグリップほど曲げ気味になります。

ですから典型的なのは

グリップがうんと厚めで肘をうんと曲げ気味な、錦織。

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薄めで肘を伸ばし気味な、フェデラーということになります。

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このことはラケットを持って、面を作ってみればすぐ分かります。

 

しかしこれだけではないところが面白い。

グリップと手のひらの向きが同じでも

手首の伸ばし具合で

腕とラケット面の向きの関係は変わる。

厚めのグリップでも、手首を伸ばせば擬似的に薄めになるので

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腕は伸ばしたほうがマッチする。

逆に、手首を折って擬似的に厚い感じにする人もいるのです。

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だからどうするのかというと

自分の感覚で

インパクトで、面を垂直に作れる範囲で

スウィングに一番勢いの出る腕の曲げ具合を採用すればいい。

 

要は自分の感覚がすべて。

振りやすいように、面が垂直に作れるように持てばいい。

 

松原さんとしてどれが望ましいか?

4人ともフォアハンドの天才です

どれでも、このフォアなら大金持ちになれる。

 

ただ私の場合は

コーチとして、解説者として見本にならなくてはいけない。

例外的要素のもっとも少ない人

手首のぶれも少なく

リターンにも強い人

だから、私の理想はアガシです。

 

 

グリップの割には曲げていますが

錦織ほどは肘を曲げていないでしょう。  テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 17:54 | 1件のコメント

フォアのテイクバックに30年

フォアハンドのテイクバックだが

構えからインパクトまで腕を内旋も外旋もしない

つまり肩関節をひねらないで引いて振れば

面がぶれるはずが無く

エラーするわけがない。

プロは当然のようにそうする

というか、そうゆう人しかプロになれない。

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だからプロにあこがれる人はみんなそうなりそうなのに

なぜかそうならない。

私のブログを見てくれて

理解してくれる人でもそうなのだ。

ある日の、私の研修会でのスナップ。

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この方はかなりいいフォアを打つのだが

やはり縦に散らばる。

これだけ上向きに引けば

被せるようにスウィングしなければならず

当然不安定になる。

これは直す前のウォームアップなので

この日、最後までこうだった訳ではないが。

 

振りやすさを取るか?

面の安定をとるか?

振りやすさを取ってプロになった人はいないのだが ・・・

 

何回か研修に来てくれた方で

実際に面を手で押さえて向きを感じてもらったのだが

引き終わりで45度くらい下向き?、後ろ向き?、斜め下後ろ向き。

さらに45度、私の手で直して感じてもらい

完全下後ろ向き。

無事1本目から入るフォアになった。

 

これくらい、自分で感じるのは難しいのか?

 

この話をし始めて、30年以上

いまだにこの説明で直る人がほとんどだし

何度も同じように直した人もいる

そして、毎回、感心してもらえる。

 

松原さんはコーチとして

ほとんどこれで食っているのかもしれない。

 

テイクバックでラケット面が後ろを向く

これが常識になるのに、あと100年くらいだろうか?  テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 20:49 | コメントは受け付けていません。