スマッシュはゆうっくり

『ヒゲおやじ』 さんからスマッシュの質問

以下がそのコメントの後半です。

 

 

カラオケ   ・・・・・

また、高くて放物線の短い弾道のスマッシュにタイミングが合わず、脚が
止まってしまい上手く打点に
入れません。

グランドスマッシュにすると、跳ねすぎてベースラインくらいから打たされる
ため、ダイレクトに打ちたいです

解決のヒントお願いいたします

ヒゲおやじ より

 

 

 

水瓶座  私の答えです

スマッシュが苦手な人には

ボールが落ちてきて

打点に来てから振ろうとして

振り遅れる人が後を絶ちません

 

手を振るだけなら

それで間に合うのですが

長いラケットを持っているために

振り出すのに時間がかかるのです

長さには固有のテンポがあるのです

metronorm

スマッシュの構えからラケットを前後にゆすってみると

「あるテンポ」 で楽に振れることに気がつきます

cimg5522

cimg5521

cimg5520

このテンポがスマッシュやサーブのスウィングテンポです

(写真は内旋と少しの回内だけで振っています)

 

このテンポで 「ゆうっくり」 振るのです

いや、振りはじめるのかな

 

これは印西校の5年くらい前のジュニアレッスンかな?

小学生女子のスマッシュ

ここにラケットを立てて構えます

この時に落ち始めたボール

上の梁のところに点になって写っています

cimg5547

ここが振り始め

ラケットの垂らし始めの  「ゆ  」

 

もう少しボールが落ちたところ

黄色い線になって写っています

ラケットの落ちる線もわかりますね

cimg5548

この後の垂れたところが   「 う  」 でしょうか

 

打点の4m位上空に落ちてきたころには

振りはじめるのです

 

そして、 「  くり 」

soeda-sm1611

「  くり  」  は力強く、すばやくていいのです

 

早目に (早すぎでいい) ゆうっくり 振りはじめ

間に合いそうもなければ、少し早目に 「  くり 」 を

早すぎたら、 「ゆう   」 をもっとゆっくりに

ちょっと調整すれば

最初の1球目からジャストミートできます

 

練習法としてはまず、イメージトレーニング

ロブの打球を想像し

ゆうっくりスウィングしてしてジャストミートしてみましょう

その後で実際に打球してみる

すぐできます

 

とにかく、「ゆうっくり」 振る

 

スマッシュは試合では、いつも1球目なのです。  テニス

 

 

 

カテゴリー: スマッシュ | 投稿者松原コーチ 18:34 | コメントは受け付けていません。

スマッシュは前向き?

『ヒゲおやじ』 さんからスマッシュの質問

以下がそのコメントの前半です。

 

カラオケ  松原コーチ

お世話になります

ストロークの前向きはシックリ
くるのですが、薄いグリップで
握るスマッシュが前向きというのが
府に落ちません。

ストロークの前向きがネットに
肩が平行とするなら、やはり
スマッシュの前向きはネットに
対して、肩の線とは角度がつくと
いう理解で合ってますか?

その場合、何度くらいの角度が
適切でしょうか?

・・・・

ヒゲおやじ より

 

 

 

水瓶座  私の答えです

 

どうですか?

soeda-sm1611

前向きでしょ

ネットに対し、180度です

どの人もそうです

 

前後に動くことの速さや

スウィングの勢いづけに

feder1502sm

横向きから始めることが多いですが

(下半身は開き気味ですね、前向きの用意ができています)

腕の内旋、そして回内を使って

面をフラットに起こしながら打つとすれば

iwabuchsm1512

前向きにならなければ

勢いよく振り切ることができません

 

もちろんグリップはコンチネンタルです

 

インパクトちょっと前には

既に、前向きになっていないといけません

 

もしも前を向くひまがないなら

横向きからではなく

ちょっと斜め横向きか

前向きのまま打ってしまうべきなのです

プロもそうしています

 

前向きでインパクトに面を作ってみてください

内旋も回内も、使いやすいことが分かりますよ

 

インパクト前向きはフラットサーブと同じです

usirodaten1609

 

スマッシュの基本はフォアと同じ、前向きです。 テニス

 

 

 

カテゴリー: スマッシュ | 投稿者松原コーチ 20:05 | コメントは受け付けていません。

ラケットを変えた、いい

ヨネックスのモデルチェンジに合わせ

ラケットを新型に変えた

CIMG3501

右側の VCORE SV 98

名前の通り

98平方インチ

重量305g バランスポイントは315mm

 

写真左のオレンジラケットは

手首を痛めたので

振動吸収がいいという理由で

ここ2か月ほど使用していた

VCORE Si 98

これも、西岡プロが少し前まで使っていた

 

SVは、このSiからのモデルチェンジ

スペックは同じだが

ラケット面の両側フレームが少しうすい感じ

先端内側と両肩のバンパーにはフィンがついていて

空気抵抗を減らしている

振り抜きが抜群にいい

 

すぐに慣れてしまい

しかも、今まで以上に叩ける

サーブやバックの振り抜きもいい

またまたやる気がわいてきた

プレーヤーとしての松原さんも捨てたものではない

かな?

 

なかなかお薦めの1本と言っていいようだ。  テニス

 

 

 

カテゴリー: ラケット、用具他 | 投稿者松原コーチ 18:47 | コメントは受け付けていません。

トミーでのフォアハンド

11月9日はトミーインドアでの

松原コーチのテニス塾

今回は3人の皆さんに参加いただいた

CIMG3503

写真にするとちょっと寂しい

その分一人分はうんと濃いのだが

 

さて先日のフォアハンドの踏み込み

つま先や膝の前向きはこのテニス塾を意識してのこと

1610djousiro

やはり効果はてきめん

インパクトで前を向くのがずいぶん簡単になった

もちろんスピードはアップするし

安定度も上がる

 

ところで前向きはもちろんだが

今回、最初にやったのは

大きく引くことと

スウィングのテンポをゆっくりすること

 

皆さん

テイクバックに入るのが遅いのでスウィングの時間が取れない

そこで振り遅れる

急ぐために、外旋して引く

実戦的を意識しすぎてテイクバックを小さめに

小さいのに遅れるという悪い連鎖に陥っている

そこで

先に、大きく引いて待ってもらい

long_0005

早目にスウィングを開始し

ゆっくりと振ることから始めた

ちなみに上の写真は

動画撮影の時は3~4mほど向こうでバウンドしたころのモノ

 

安定してしかも強力に打てることを認識してもらい

次へ

hikihajime1308

これは上と同じ打球の一コマ

ボールがネットを越えてきたころのモノ

実際には

ここから 1秒くらい後が上の写真

 

レッスンでは

私が球出しして直後に構えはじめてもらい

大きく、大きく、テイクバック

(もちろん、つま先を前に向け)

大げさを意識してスウィングしてもらった

レッスン開始5分後には

素晴らしいボールの連発

 

フォーム直しなら

外旋して引いてしまうのを直すところからになるが

こうやって時間を作ってあげると

自然に外旋しないでも引けるようになっている

 

高いボールの処理他手首の使い方、使わない方法

コース取りなど

この後2時間みっちりフォアハンド

 

3時間目はスマッシュとサービス

CIMG3504

肘を90度に手の位置を顔から離して構え、打つ

 

スマッシュから初めたのだが

一番衝撃的だったのが

前向きで打つこと

ひまがなければ横を向かなくてもいいこと

それだけで全員の当たりがドカンと変化

 

特にジャンピングスマッシュが劇的にやさしくなった

飛び上がる時、踏切時にだが

上体がちょっと前向きになるように

手の位置を鼻の高さにするように

これができればジャンピングスマッシュなんて易しいモノ

 

どうやら

世の中には後退する時に

「左手のさらに左にロブのボールを見るように」

と教えるコーチが

まだまだたくさん生息しているらしい

16歳の少年なら何とかなるかもしれないが

 

ユウックリ・スウィングでスピードと距離感を作った後

スピンのかけ方など実用面を充実させて

本日のテニス塾は終了した。

 

さて

次回のテニス塾は、12月14日水曜日の開催

要項はこちら

トミーインドアまでお電話ください。  テニス

 

そうそう11月29日火曜日は

藤沢でのテニス事業協会主催

2016冬季神奈川県テニスコーチ研修会

こちらもまだまだ、募集中

ぜひ

たくさんの皆様に生の松原コーチを見にきてほしい。 テニス

 

 

 

 

カテゴリー: イベント, サービス, フォアハンド | 投稿者松原コーチ 19:13 | 1件のコメント

フォアハンドの一発大正解

このところ

ジュニアクラスでも一般クラスでも連発したアドバイスが

フォアハンドで

踏み込み足を前向きにすること

オープンなら

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右足のつま先がかなり前向きになっている

そして肩の線はしっかり横向き

クローズドでも

1603djokfimp

つま先は写っていないが

膝を見ればわかるはず

だから上体のひねりが構えでできて

そこから強烈なひねり戻しで

インパクトはしっかり上体前向きで打てる

 

実はだいぶ前のブログでこんな写真を紹介した

a02

右足を前に踏み込んでいる

これスクール内イベントでの試合中の写真

この時は

東戸塚校のジュニア中級クラスだった彼女

現在はジュニアチームクラスに上がり

早いボールを打ちまくっている

 

この踏み込み方

オープンスタンスの導入にも使えるし

短いボールの処理にも

年配者の楽なボール処理にも

大活躍の

「フォアハンドの一発大正解」 なのだ。

 

そうそうこんな写真もその時のモノ

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この時も今も

まだ小学生だが

やはり現在は、東戸塚校のチームクラスで活躍中

見事なラケット面と、膝の向き、上体のひねりに注目

私も時々、ビッグフォアハンドのウィナーをもらっている仲だ。   テニス

 

この、足の向きの話

一昨日、トミーインドアでの 「松原コーチのテニス塾」 でも使った

フォアハンドの指導で霊験あらたかだったことは間違いない。  水瓶座

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 12:19 | コメントは受け付けていません。

打ちおろすコツは

「スピンサーブを打ちおろせ」 とさんざん言っていますので

その、具体的な方策です

 

基本的な考えは

打ち上げないために

スウィングを

垂直方向より水平方向の比率を増やすこと

image_361

単純に下から上へ

肘の曲げ伸ばしを使って振り上げようとすると

どうしても上に飛び出す

それを防ぐには

手の位置と顔との距離を多くとる

cimg4889c

そして

内旋を使って

後ろから前に前腕を振り出す

cimg4890

ついでに面の向きにも注目 (ちょっと下向き)

だからフィニッシュは

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生身の人でも

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そしてその間

手首を固定すること

面の感覚は

sp3imp1309

ボールの右斜め上を捕えること

だから構えが

CIMG5453

手とラケットをおなかから離し

面を顔の方に向ける

インパクト時も

肘は伸ばしきらないで

その後はむしろ曲げていくこと

など、等々、ナド、でしょうか。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 15:30 | 2件のコメント

スピンサーブがオーバーする

『いのりん』 さんからの質問

以下がそのコメントの全文です

 

カラオケ  何度かスピンサーブで質問をさせていただいておりますが、いつもフォルトは約30センチほどオーバー。ネットのフォルトはほとんどしたことがありません。オーバーのフォルトで安定して悩んでいます。
コーチの説明の中でスピンサーブは打ち下ろすとありますが、ネット上何センチぐらいを目標にすればよいのでしょうか。
自分的にはネットの30から50センチぐらいがサービスエリアに入る目安なのかと思っています。165センチの自分としては、打ち下ろす感覚としてはそれぐらいで、それ以上となると打ち上げる感覚となりそうです。
ご指導のほどお願いします。

いのりん より

 

 

 

水瓶座  私の答えです

「コーチの説明の中でスピンサーブは打ち下ろす」

私はいつもそういっています

なぜかというと

たいていの人が、背の高い人も低い人も

『いのりん』 さんと同じように思っているからです

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(この人は思っていないと思いますが)

 

下からこすりあげると

スピンサーブの軌道は面の向きよりも少し上に飛びます

オーバーしないように

さらにスピンを多くかけるようにすると

さらに上に飛ぶという悪循環に陥ります

 

つまり

どうやっても

安定して、30cmオーバーするのです

 

それを何とかするための方策が

打ちおろす感覚なのです

supinmosita1409d

「自分的にはネットの30から50センチぐらい(上)が

サービスエリアに入る目安」 と書いています

スピンが充分かかれば、もう少し上でも入ると思いますし

手首を固定して

ボールの少し上を打てれば大丈夫ですが

CIMG0062

もし不安であれば

もう少し打ち下ろすつもりで

さらに、10cm位少し下にしたらどうですか

 

ネットの高さはセンターで、91.4cm

190cmの人ならその3倍の高さから打ちますし

165cmの人ならその2.5倍の高さくらいでしょうか?

ずいぶん高いところから打つような気がしますが ・・・  テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 18:21 | 2件のコメント

手首を使ってもいいが

フォアハンドのテイクバック

私はなるべく手首を動かさないようにしている

アマチュアの皆さんにも

その方が安全ですよとアドバイスしている

それでもプロと同じようにしたい人も多いし

もっとパワーをと思う人もいるだろう

なので

使うときはこうというのを示しておこう

これは365ネット、レッスンページのフェデラーのフォア

動画と連続写真になっているので

インパクト前後での手首のしなりを見てほしい

というか

しなるのに、面がぶれないことに注目してほしい

federa1607fr

こうゆう面感覚があって

安定に気を使う人 (プロなら当たり前)

それをできる自信のある方なら

しかも

トップスピンをいっぱいかけて

大いにやったらいいだろう。  テニス

 

そうそう

連続写真上の解説は読まなくてもいいので念のため ・・・

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 19:47 | 1件のコメント

ポーチされないポジション

先日の大学王座戦

後輩たちのリターンポジションが気になって

今日はI君のダブルス

この辺が普通だろうか

djok1611frsisei

ベースライン付近のポジション

「いいリターンなら」 ポーチされないだろう

 

ここだと

djok1611f

「相当にいいリターンでも」 相手は動く時間がある

事実、昨年の王座で対戦した

インカレチャンピオンペアーはそうだった

出てくる

 

じゃあこれなら

djok1610bkgup

ここまで来られると

「少しくらい悪いリターン」 でも

相手ネットマンは動きにくい

 

このジョコビッチの動きでは

現実離れした話に聞こえてしまうかもしれないが

彼のように

ラケット面をしっかり固められるなら

充分にあり鴨

 

やってみればわかるが

前に出てしまうと

打てる範囲は左右も上下も

大幅に広がる

少しくらい間違っても入るのだ

 

間違った時も、黙っていればばれないし

 

手首が柔らかい大振り選手には無理かもしれないが

面の安定したテイクバックの小さ目な選手には

相性のいい打ち方なのだ

I君はそんなタイプの選手

 

写真はバックだが

フォアでも同じこと

 

そして

ダブルスでできるようになれば

シングルスでギヤを上げたときも ・・・

 

度胸一番

一発かましちゃえ。   テニス

 

 

 

カテゴリー: ダブルス, リターン | 投稿者松原コーチ 19:49 | コメントは受け付けていません。

ギヤを上げるとき

シングルスのリターン

その前後位置について

先日の大学王座戦を見て考えた

大体がインカレレベルの選手

その中にうちの後輩、K君とI君とがいる

その二人のポジションが気になっている

今日はK君のほう

 

K君は大振りのハードヒッター

彼のスウィングスピードはインカレ選手たちの中でもトップクラスだろう

ベースライン後方からでも頻繁にフォアハンドのウィナーを放つ

 

彼のようなロングタイプは

基本、下がり気味のリターンポジションでもいい

クレー育ちのトッププロはたいていそう

1610djousiro

後ろからしっかりと安定したリターンをエネルギッシュに打つ

安定してしっかりたたくことが重要なのだ

5分の打ち合いに持ち込めばいい

そこからチャンスを見つけぶち抜く

もちろん最初からブレークのチャンスはあるので

そのまま、6-0 でとってもいい

ギヤを上げる必要はないかもしれない

 

もし

そこまで差がつかなければ

ギヤを上げる

サーブの球筋にあってきた、3-2 の第6ゲーム

セカンドサーブのコースを見極め

見極めれたなら、大振りトップ打ちでいい

というか

大振りじゃなきゃあいけない (ここが肝)

ポジションを前に

1610djokgup

 

ここでブレークしてセットの主導権を奪う

ファーストセット 6-3

この後、相手はセカンドを無理しなければならなくなる

相手のミスもあり

セカンドセット 6-1 で無難に ・・・

 

今回、こうゆうふうにやってなかったので

あえて

うるさい先輩の一言なのだが

今日のような戦術や戦略的な見方

それと自分の技術や、性格に合った戦法が取れれば

一気に大ブレークできるはずだ

なにせ、K君のフォアハンド

すごいスウィングスピードなのだ。  テニス

 

そうそう

今回の話

インカレレベルのサーブが前提

それ以下なら

はなから、ぶちまくればいい。  テニス

 

 

カテゴリー: シングルス, フォアハンド, リターン, 試合 | 投稿者松原コーチ 19:33 | コメントは受け付けていません。