フォア、女性の引き方

『オレンジ』 さんからの質問

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  松原コーチこんにちは。フォアハンドの教え方について質問させてください。
私は松原コーチのフォアハンドのテイクバックの理論に凄く賛同しており、人に教える機会もあるのですが、女性の人やジュニアの女の子などは、松原さんがやってはいけないと言われているようなフォームに自然となってしまう傾向にあります。
どうやら、力がない→ボールを遠くに飛ばしたい→面が上向きで引いていく→レベルが上がるほど面がとっちらかる、という感じのようです。最近は両手バックのほうが安定していてバックに回り込んで打っているジュニアの子もいます。
あんまりしつこくアドバイスするといやがられるので言わなくなりましたがなんとかなおしたいです。
以前同じような癖がある女の子がソフトテニスに転向したらすぐなおってました。硬式ボールで打たせるのが早すぎるのでしょうか?何かいい解決法があれば教えてもらいたいです。お願いします。

オレンジ より

 

 

 

水瓶座   私の答えです。

女性のテイクバック

これですよね

jankovic1604ftk

プロの場合

この後、面を下向きに作り直すのですが

正確に行かない場合もある。

さてどうすればいいでしょうね?

 

男性だとこの形から振り出すと

たいていは吹っ飛ばしますよね

それとも被せようとしてネット。

 

女性の場合には

これで、以外にもラリーが続く。

理由は

腕の力が弱いので

徐々に被せていくことが男性よりはしやすい

スウィングスピードが弱い分

上に打ってしまってもベースライン内に落ちる。

特に子供たちの場合はそうですね。

 

それと

もしかしたら

コーチがそう教えているとか

上向きのテイクバックでも

入っているなら直さないとか。

被せることでスピードアップとか。

 

男の子だと

うまくいかなければ

理屈で入ったり

男子プロのまねをしたり。

Kei Nishikori

女の子は

まじめですから

コーチの教えるとおりにやろうとする。

そのうちにそれなりに入るようになる。

tennistm1604

でも

相手ボールが浅くなったりすると

短く打って決めるのは ・・・・

だったり

 

面を上向きに引くと

世界のトップクラス女子プロも

試合終盤のどさくさで

急に、エラー連発になることがあります。

 

やはり

コーチのレベルが上がり

いいコーチがそろい

どのコーチも

いい引き方を教えるようにならなければだめでしょうね。

 

ちゃんとしたテイクバックを進めるコーチが

自分だけの場合

うるさいやつと思われるのが落ちかもしれません。

 

それと

「ソフトテニスに転向したらすぐなおってました。」

という話ですが

soft1604tb

ソフトテニスはバウンドが低い

打点が低めになる

それに合わせて

下からテイクバックする

CIMG2720b

ウェスタングリップで

手の位置を下げれば

面は自然に下を向く。

ゴロゴロテニスをするように

凹型の下に弧を描いた引き方が

面を下向きにする引き方が

自然にできちゃったのでしょうね。

 

だから

覚える順番ですが

低い打点でまず覚える

そして

高い場合のテイクバックを

面を後ろに向けるよう

意識的に覚えさせる

そんな順番が必要なのでしょうね。

 

そしてこんなテイクバックが常識になるように

そんなコーチが増えてほしいですね。  テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 19:59 | 1件のコメント

スジガネ君の独り言

素晴らしいフォームで

しかも、すごい勢いで振れば素晴らしいボールが打てるはず。

1604nisikorifor

だから、いいフォームを身に着けるため、懸命に素振りをしたりする。

私、スジガネ君が誕生したのもそのため。

スジガネ君は手首をこねたりできないので

いいフォームでしかスウィングすることができないからだ。

cimg5098

 

スジガネ君はそんなわけでいいフォームで完璧なショットを打てるわけだが

実はちょっとした秘密があり、ズルをしている。

それを今日は告白しなければならない。 そのズルというのは

「ボールは絶対にラケット面に向かって正確に飛んでくる」

ということに決めてある。

それが前提になっていることなのだ。

完璧打球の十分条件、正確なヒットと完璧なフォームの2つ。

cimg1615

だが、スジガネ君には正確なヒットの能力が実はないということを告白しておく。

さて、この正確なヒットだが、2つの要素がある。

1つ目はそのコース、そして2つ目はそのタイミングだ。

コースの要素は3次元、タテ、ヨコ、タカサ

+タイミングとしてのジカンだから

4次元の軌道計算が完璧にできないと正確なヒットにはならないはず。

そんな正確なヒットを何とかするために考えられたのが

「ボールをよく見る」こと。

だが、文字通りボールをしっかり見て追尾し続けたら

軌道修正を永久にし続け無くてはならない。

しょっちゅう修正で、あげく最後は小手先で合して何とかする。

実はこれ、初級者の打ち方。

実際に最後に小手先を動かして合わせてみる真似をすると

ちゃんと初心者っぽいフォームが再現できるから

コーチの人は悪い例としてマスターしておくべき技術、鴨。   テニス

 

 

 

カテゴリー: バックハンド, フォアハンド, 年寄りのひとりごと, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 12:32 | 1件のコメント

不思議な構え?

不思議な構え?

のように思われやすいのがこれ

Fred_perry

ラケットヘッドを立気味にし

先を後ろへは引かないように構えている。

顔の向きからして

フォアハンド側のショット。

 

足の構えからして

ボレーではなく

フォアハンド ストロークと思われる形。

 

実はこれ

薄いグリップで

脇を開けて、肘から引く

まるでラケットヘッドは引かないかのようにして

引き付けて、フラット気味に打つ

古典的なフォアハンド。

 

前腕の方向と

ラケットのシャフト方向が同じ向きになっている。

腕とラケットを一体に振りだして安定させる

古典的な教科書的な構えなのだ。

 

今回なぜこれを取り上げたかというと

フォアボレーのテイクバックに役立つからなのだ。

 

少し前に書いたが

古典的フォアハンドのフラットは

極限まで回転を減らした

スライスの打ち方に近い。

それがこの、前腕とラケットの同方向一体感。

 

スライスボレーの大切なコツなのだ

 

このテニス365ネットの技術解説ページにある

ヨハンソンの連続写真と比べてみてほしい

 

彼のボレーは打点を前にするために

手首を少し折って前に出し

厚めに持っているような形にしているため

「前腕とラケットの同方向一体感」 よりは

少しだけラケットヘッドが引かれているが

手首を使わない一体感は

良く感じ取れると思う。

このプロの手首については

一番やる人が

takaosfv1602

とにかく

ラケットヘッドを後ろに引いてしまわないのが

フォアボレーの

特に

クロスに打てるフォアボレーのコツなのだ

andyfredpely

そうそう

手前のお兄さんも

フレッド・ペリーよりも若いが

なかなかボレーが上手な人なのだ。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: スライス, ボレー | 投稿者松原コーチ 17:43 | コメントは受け付けていません。

バックでゴロゴロは

『光太朗』 さんからの質問

以下がそのコメントの全文です。

カラオケ   いつも楽しく拝見してます。
光太朗と申します。
質問です。
この練習は片手バックのトップスピンでも有効ですか?
バックはスライスかクロスのフラットを
恐る恐る打つしかないので。
是非トップスピンを習得したいです。

光太朗 より

 

 

 

水瓶座   私の答えです

一言でいうと、「否です」

フォアハンドのテイクバックは

面が下を向く

1604for

それを、面がだんだん上向きになって行き

1604frimp

バックハンドのテイクバックは

片手でも、両手でも

面がやや上を向き

waw1604bkt

垂直面を作って保ったまま

wawrinka1604bk

もしかしたら、面を被せていき

wowr1604bki

だから形から言って

ゴロゴロはフォアハンドの場合は

完璧に役立つ。

 

バックハンドの場合は面の向きの動きが

違うため

地面の上でのゴロゴロで覚えてしまうと

ラケット面を伏せて引く

変な癖がつくかもしれない

そうすると

スピードが出ない

ということです。

 

ただし

ラケット面の上で転がす感覚は

フォアもバックも同じ

違いは

下向きの面を使うかどうかという部分。

 

だから

下向きにならないように

斜め上に向けた板の上にボールを置き

それを斜め上に転がしだせばいい

と、理屈では思っている。

 

椅子やベンチを斜めに倒し

その背もたれなどで実験しているのだが

間に合わせではなく

専門の道具を作らなければ

どうもうまくいかないので

めんどくさい

(スジガネ君を作るよりよほど簡単ですが)

モノがないので、写真もない

ちょっと

躊躇しているところです。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: バックハンド | 投稿者松原コーチ 15:36 | 1件のコメント

トミーテニス塾

先日、13日の水曜日は

毎月やっている、「松原コーチのテニス塾」

CIMG2386

1時間目はフォアハンド

男性4人、女性1人の

計5人が参加してくれたが

なぜか全員がかなりフラット

トップスピンが必要と判断し

昨日も書いたようにゴロゴロから初めた。

 

ゴロゴロの霊験あらたか

全員がきれいにトップスピンをかけるようになった。

ラリーもしたが

簡単にアウトをしなくなった。

 

2時間目はバックハンド

ここは安定性が命

腕とラケットの角度を一定に保つようにして

目的を達した。

 

3時間目がボレーとスマッシュ

CIMG2388

(写真はカメラマン、金田コーチのレッスン都合でこのタイミングのみ)

さて、ボレーは

ワンバウンドでスライスの感覚を作る練習から入り

ノーバウンドのボレーにつなげる。

遠いボールに対し

なかなかスライスに入るのが難しかったが

回転をかけることにより

遠いボールにもキレを出せ

低いボールを強めに打ってもアウトしないようになってきた

いい感覚を伝えることができたようだ。

 

最後のちょっとだけがスマッシュ

形よりもタイミング

実戦で1本目にジャストミートできること

それだけに集中

(構え遅れ、振り遅れ頻発なので)

そのためのタイミングを知ることに重点を置いて

皆さんに説明、理解してもらい、実技で確認した。

 

さて

次回、5月は11日水曜日の開催

御用とお急ぎの無い方

仕事や家庭があっても

こちらも、会場の都合でどうしても水曜日

なんとか

1日だけ都合して参加してほしい。 テニス

 

 

 

カテゴリー: イベント | 投稿者松原コーチ 15:17 | コメントは受け付けていません。

ごろごろ転がすと吉

いろいろなレッスンや研修会で

何度も説明し

何度もやり直しているのがフォアハンドのテイクバック

打つはずの面で構え

そのまま

腕を外旋させないよう、ひねらないように引く

CIMG2720b

ということなのだが

なかなか伝わらない。

 

昨日のトミーテニス塾でやったのは

先月に続き、ゴロゴロ

CIMG2314

これは先月の写真

(今月分はまた後程)

ベースライン上に置いたボールを

下に向けたラケット面で

ネットへ向けて転がすというもの。

 

この後

前の方に

自分でボールを落として

トップスピンでこすりあげ

スピン感覚を作るというコース。

 

こうすると面は下向きにならざるを得ず

弧を描いて凹型にテイクバックせざるを得ず

自然にトップスピンになっている。

roddickwaki

ごろごろ転がしているのを見ると

なんだか暗い感じもするし

教わるほうは

いきなり低レベルに

初心者扱いされた感じかもしれないが

効果は抜群。

 

一目さえ気にしなければ充分試す価値がある。

現代的プロのフォアハンドは

人により、スピン量の多い少ないはあるにせよ

トップスピン的使い方が基本中の基本

 

トップスピンが思ったようにかからない人

安定して打てない人にはぜひお薦め。

こんな単純練習で

一流のトップスピナーへの道が開ける鴨。 テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 18:49 | 2件のコメント

現代的フラットは

昨日の説明への

『MRーS』 さんからのコメントです。

 

カラオケ  回答有難うございました。
MRーSは今年13年目の車検でチョット税金が上がります(車屋さんの陰謀です)が、未だ40,000㎞チョット。現役バリバリです。今の時期はオープンで楽しんでます。
スライス面でのフラット‥。
ウーン、成る程。納得です。コナーズの写真も嬉しかったデス。
では、ドライブ系のフラットって言うのは「押し出す」感は無いのでしょうか?感覚的な話は理論派の松原さんに怒られそうですが、宜しくお願いします。

MRーS より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

40,000㎞チョット。現役バリバリのMRーS

楽しそうですね。

 

さて、テニスの話へ

トップスピン系のフラット気味ショットですが

押すというよりも、打球方向にぶんなぐる

いや、ひっぱたく

1603nisikorifor

現実には

forswing140221

ですので

ラケット面は左前に動くとしても

手はオレンジ方向と

遠心力に逆らう、ネイビーブルー方向の間に向かって力を入れるはず

手は左に引っ張り込む

つまり

アウトサイドインの力加減です。

 

しかし

私がいつも言っているように

ラケット面の動きや当たり具合を感じる

自分がラケット面になっちゃう

そうすると

腕の力方向と違っていても

打球方向に押す感じを頭の中に持っていても

ちっとも不思議ではないと思います

fede1604frimp

実は私の感覚にもあります。

打球方向へのひっぱたき感や押し出し感です。

 

ただし

押せ押せというと

ほんとに押そうとする人が出てきて

情けない当たりになりやすいにので

注意が必要なのです。

 

先ほどの図を客観的に見れば

打球方向に押せるわけがないのです。

 

ところで

揚げ足取りになりますが

ドライブという言葉

本来はストロークのこと

特に力強いやつ

アンダースピンドライブという言葉もあるのです。

 

ですから私は

トップスピンといっています。  テニス

 

 

 

カテゴリー: くるま, フォアハンド | 投稿者松原コーチ 19:52 | 1件のコメント

フラットフォアの今昔

『MRーS』 さんからフォアハンドの質問

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  久しぶりにコメントさせて頂きます。MR-Sの件で以前コメントした者です。
さて、今回のフラットの件で質問が有ります。私の考えるフラットはボールが当たってからラケット面を打つ方向に押し出す(?)イメージです。これは感覚的 な物ですがジミーコナーズ(ボールを運ぶ?スイング)がそうだったと思いますが、現代のフラットはこう言ったスイングイメージでは無いのでしょうか?
ドライブで球が高く浮くとポーチされてしまう現状に、今更ですがポーチされにくい速いフラットを緩い返球からいきなり打込むスイングが欲しいと思っています。

MRーS より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

車の方のMRーS君はお元気ですか

私の方は

R34からF50シーマに代わりました

重量級ですが

これもけっこうスポーティーな、運転が楽しいクルマで

気に入っており

元気にしています。

そうそう

ディスプレーもモーター交換で無事治りました。

 

テニス  さて、フォアハンドのお話し

 

昔のフラットというのは

ちょっと乱暴な言い方ですが

スライスの回転を減らしたもの。

Nishikori of Japan returns a shot to Ferrer of Spain during their match at the U.S. Open tennis tournament at Flushing Meadows in New York

現代のプロが打つフラットというのは

トップスピンの回転の少ないもの。

federa1604fr

と考えればわかりやすいと思います。

 

昔はこういっていましたよね。

ラケットヘッドを少し立て気味にし

上体を開かず

しっかり引き付けて

垂直な面を作り、保ち

打球方向へ面を押し出す。

jconnors1604f

これはスライスの感覚に近いです。

プロは今でも、ハイボレーで使います。

takaofvhit1508

だから

ジミー・コナーズは

フォアのハイボレーがめちゃすごかった

グリップも厚め

ストロークのまんまなんです。

 

現代プロのフォアハンドは

ラケットヘッドを下げ

下向きにした面を

上体を回し、前に向いて

下からこすりあげる。

1507nisikorifor

これの回転を減らすために

高くテイクバックしたラケットを

振り出しで

下に落としてしまわないで

高いところからぶんなぐる

aerkei1506

次の写真で

htflat

黄色の線のようにテイクバックし

トップスピンなら

ラケットをしっかり下げて

黄色い線のまま下から振り上げる。

 

フラット気味にするには

ラケットが落ちてしまう前に

高いところから

水色の線のようにたたきつける

というものです。

 

現代のプロのようにした方が

厚めのグリップや

トップスピンと両立しやすく

こちらの方が易しいし威力も出ますが

それは現代的打ち方の

トップスピナーにとってというお話し

古典的な打ち方が基本の人には

この部分だけ真似するのは無理だと思います。  テニス

 

 

 

カテゴリー: くるま, フォアハンド | 投稿者松原コーチ 17:13 | 1件のコメント

フラットはむしろ固める

『横浜市在住』 さんから質問をいただきました

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ   松原コーチ、「引きをちょっと小さく」してスピードを出す、という意味の確認をしたいと考えコメントします。
私の理解は「いつもはベビーなトップスピンを打っているが、スピードを出す為に、いつもよりフラットに打つ必要がある。だから・・・」ということなのですが、どうでしょうか?
細かい話しで、申し訳ありません。

横浜市在住 より

 

 

 

水瓶座   私の答えです

ちょっと違います

というか

むしろ逆です。

 

ここで、私が言っている

「スピードを出す」 というのは

手首のしなりを使って

ラケットヘッドのスピードを上げるということです。

 

スピン量とは何の関係もありません

というより

回転量にスピードを取られてしまう

トップスピンこそ

手首をしならせて

スウィングスピードを上げたいのです。

 

手首のしなりを使ってラケットヘッドを走らせる。

そのスピードを使って

トップスピンがかなりかかっていても

強烈なスピードで打つということ。

djok1604frsisei

さらにその強烈なスウィングを

コントロールに自信があるなら

(ラケット面にも姿勢にも自信がある人)

そんな人が

スピン量を減らしてフラット気味に

ハードヒットができるということです。

agasi1604fr

ただし

手首のしなりが大きくなりすぎると

面が不安定になりやすい。

だから

トップスピンが少ないとエラーになっちゃうかも。

 

そんなわけで

ジョコビッチでさえ

ほとんどフラットにしないのです。

 

世界レベルでも

フラット気味に強打できるのは

限られた

面を安定して使える人たち

aerkei1506

その人たちは

少なくとも、フラット気味に行くときは

手首をしっかりと固定しているのです。

 

リターンエース狙いや

エアーケイなどが典型。

 

世界1、手首を動かすトップスピン人

rfsimp1604

世界1、手首を動かさないフラット人

ソダーリン

(写真を探したがない)

でしょうか。   テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 19:18 | 2件のコメント

引きをちょっと小さく

フォアハンドを打つとき

スピードを出すコツは

引きをちょっと小さくすること。

 

目いっぱい、大きく引いた方がよさそうに思うが

実はそうではない

大きく引くのが大好きな

松原さんが言うのだから間違いない。

 

「手首の角度は保ち、動かさない」

と、いつも

耳にタコができるほど言っているのだが

 

別にそれと矛盾した考えを持っているわけではない

 

しっかり保ち、固めても

所詮、手首の力

ゴチゴチに固めるわけにはいかない

 

ある程度の柔らかさが残っているわけで

それが、適度ないいしなりになる。

 

腕が前に振り出され

1604nisikoriftb

ラケットヘッドがわずかに遅れて

1604nisifshippari

(かなり固めるつもりでこんなもの)

 

インパクトにスピードアップした状態で

ぶち当たる

1604nisikorifor

インパクト後

もう少し後まで

「手首の角度は保ち、動かさない」

という意識が

正確な手首の形をインパクト前後で再現し

コントロールとスピードとを両立させる。

 

目いっぱい大きく引いてしまうと

この微妙なしなりが使えない

 

基本的に

「手首の角度は保ち、動かさない」 のだが

 

ちょっと引きを小さめにし

意識に上らない程度のしなりを使うのが

パワーのコツなのだ。  テニス

 

 

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 17:42 | 1件のコメント