ヘビートップスピンだ

スライスに対してトップスピンで攻撃

前回、相当なヘビートップスピンと書いたが

それは

相手スライスが低いバウンドだから

滑ってくるボールに対し

安心して打つにはかなりの回転量がほしいから。

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ところで

対スライスに限らず

どれくらい安定して打つ自信があるなら攻撃ができるのか?

 

大体だが

ハードコートでラリーとなれば

6本から10本といったところか?

仮に6本としても

6本ともすべて相手コートに入った場合にのみ

ポイントが取れるということ。

相手ボールの難易度を問わず

その間にエラーしたら、ポイントは相手に行く。

 

もしも

ジョコビッチさんに

「相手が攻撃してこないとしたら

何本続けて相手コートに入れることができますか?」

と聞いたら

「今日1日くらいなら、日暮れまでOKだよ」

と答えると思う。

1512nisikori finis

もしも相手が錦織レベルで

甘いボールは攻撃されることを前提に

同じ質問をしたら?

「そこまで厳しいなら、30本くらいかな?」

と答えると思う。

 

私が思うに

ジョコビッチさんは

自分がエラーするなんて、想定外、なのだ。

 

その秘訣は

ものすごいフットワークと

安定した姿勢

底知れぬスタミナ

世界1の負けず嫌いと

そして

ヘビートップスピンなのだ。

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自分のショットは正確に飛ぶに決まっているし

もしも少しくらいくるっても

しっかりコート内に落ちる。

エラーなんか、するわけがない。

 

さあ

今日は何を言いたいのかというと

プロのような攻撃的なテニスをしたければ

トップスピンをヘビーにかけろということ。

生半可なスピン量で

手加減して打たなきゃいけないようじゃあ

フォアハンドでの

攻撃なんてできないということ。

 

もちろんここ1番のフラット気味ショットはありだが

プロ並みのテニスをしたければ

基本はかなりのヘビートップスピンだということ

強く打ちたければ、ヘビートップスピンなのだ。  テニス

 

追伸

もちろん

ジュニアや体育会の学生たち

それなりの競技テニスを目指していると公言している人たちへの話

普通のおじさんやお姉さま方は

そこまで無理しなくてもOKです。

 

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 19:43 | コメントは受け付けていません。

スライスでシコラレたら

『ヒゲおやじ』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ   松原コーチ

いつもお世話になります

ベテランシングルプレイヤーとシングルをすると
相手のバックにボールを集めると、低く滑るスライスを
センター深くに返球されます。

廻りこみフォアと相手のバックスライスのラリーになるの
ですが、結局、根負けしてミスしてしまいます。

または、相手のボールを持ち上げるのが辛くなり
ボールが浅くなってしまい、そこから相手に展開
されてしまいます。

相手のバックスライスを打ち抜くコツを伝授いただければ
と思います

ヒゲおやじ より

 

 

 

水瓶座   私の答えです

「相手のバックスライスを打ち抜く」 ことが目的でしょうか?

それとも

「そんな相手に勝つ」 ことが目的でしょうか?

それにより、答えは二とおり出てきます。

 

まず

「相手のバックスライスを打ち抜く」 ことが目的なら

当初のプラン通り、フォアで粉砕しましょう

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ナダルやジョコビッチのように

石川佳純さんや水谷隼さんのように

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ヘビートップスピンをかけてフルスウィング。

軽いトップスピンでは

何本か続くうちにどうしてもエラーが出ます

それでは相手の思うつぼ

だからヘビートップスピンです。

 

何で卓球選手が出てくるのかというと

卓球でカットされたら

カットで返すか

打つとしたら鬼のようなヘビートップスピン

私がスライスに対しイメージしているからです。

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何でサウスポーばかり?

たまたま、偶然

私の好きなプレーヤーがサウスポーだったんです。

 

さてさて

しかし、こちらの球質がヘビートップスピンじゃなかったら

即座に、トップスピン攻撃はキャンセル

「スライスの嵐作戦」 に変更です。

バックのスライスで相手が根負けするまで

つなぎ続けます。

告白しますと、実はこれ

40年くらい前までの松原さんの方法。

若いころは、これでコートを長時間、占拠したものです。

現在は、「ヘビートップスピンくらえ作戦」 です。

 

それと、フォアハンドでも

「スライスの嵐作戦」 はありです

フラットが一番難しい。

 

ちょっと考え方を変えます。

もしかして、ほんとは

「そんな相手に勝つ」 ことが目的なら

打球方向を変えましょう。

 

スライスバックとの対決を捨て

相手のフォアハンド側にボールを打つ。

その方が

スライスで来ない分、こちらが打ちやすくなる。

その後、チャンスが来たらバックに走らせて展開

決めるなり

アプローチなり

 

もちろん

「ヘビートップスピンくらえ作戦」 でこれを実行するもありです。

 

スライスバックが得意でしかもフォアが強い

そんな人

なかなかいないものですよ。

 

もしいたら?

もっといっぱい練習してください。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: シングルス | 投稿者松原コーチ 16:47 | 1件のコメント

印西女子ダブルス初級編

昨日のうるう日、2月29日(月)

松原テニスクラブ印西では月例の女子ダブルス大会

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初級の部なのだが

なかなかレベルの高い試合ばかりだった。

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ポーチはバシバシ決まるし

見え見えのポーチを見破られ

ストレートに抜かれるのも何度も見た。

予選リーグの段階で

どのペアーが優勝してもおかしくないと思ったし

どのペアーも、次週3月7日(月)の中級大会に出場できる

いや、もしかしたら優勝できるかもしれないと

思った1日だった。

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だから、私としては

ダブルスの試合を理解していない人に対するアドバイスが

今回は通用しないほどと言ったらわかってもらえる鴨。

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さて、今回の参加は7ペアー

4ペアーと3ペアーの2グループでの総当たり予選リーグ

その成績でシードを決めての

全員での決勝トーナメントの構成だ。

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予選から大激戦が繰り広げられ

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午前の部が終了

決勝トーナメントの組み合わせが決まったところで

昼食

参加賞を配って、全員集合

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そして決勝トーナメントへ

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やはり大激戦

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そして接戦の駆け引き

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結局、決勝戦では

長島さん、高部さんのペアーが

ここまで無敗で勝ち上がってきた

岡田さん、土肥さんのペアーに勝って優勝した。

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今回は実力者が多かったが

大会出場未経験の方も充分参加できる

私としても

むしろそうゆう皆さんにこそ

いろいろとアドバイスもできる。

今回の私の話にビビることなく

安心してたくさんの皆さんに参加してほしい。

次回は、3月28日(月)の開催

負けてもともと

上級レベルの人たちでも初級の時があったし

最初から勝っているわけではない

最初の1歩を踏み出しましょう

たくさんの参加お待ちします。  テニス

 

そして

今回参加された皆さんぜひ

私が推薦します

来週の中級の部へおいでください  テニス

 

 

 

カテゴリー: イベント | 投稿者松原コーチ 18:01 | コメントは受け付けていません。

ネットマンは動いてもいい?

『レフティースタイル』 さんから質問をいただきました。

 

サーバーのパートナーはサーブの前に動いてもいいのか?

というものです。

そのコメントはこちら

ちょっと長いのでコピーはしません。

 

 

水瓶座  私の答えです。

プロのダブルスを見たことがありますか?

普通、動きませんよね

うろちょろしたらみっともないから?

あなたもプロみたいに見られるためには動かない方がいい

では、答えになりませんね。

 

実は、「妨害」 という項目がルールにあり

「インプレー中、相手が故意にそのプレーを邪魔した場合は

相手の失点になる」

というのがあります。

 

それと、もう一つ

サーバーとレシーバーのパートナーはどこに立っていたらいいのか?

ということですが

「ネットの自分側であればコートの内外に関係なく

どこに立ってもいい」

「しかし、もしプレーヤーの動きが相手のプレーの邪魔をした場合は

妨害の規則を適用する」

ということになっています。

 

そんなわけで

サーブの前に動くことは

相手のプレーをかく乱する以外に目的は考えられませんので

妨害になり、失点すると思います。

 

その後はいくら動いてもいい

ATP Masters Series - Rome

ところで

どこまで、何cm動いたらという規定はありませんので

現実には

審判が実情を見て判断ということだと思います

セルフジャッジの場合は

フットフォールトと同じ

ネットの向こう側を判定する権利はありませんので

本人が自己申告しなければ妨害にはなりません

それともアンパイヤを呼んでみてもらうか

ですね

 

どっちにしても

あんまり見てくれのいいものではありませんので

サーブの前は泰然自若

しっかり止まっている方がいいと思います。   テニス

 

 

 

カテゴリー: ダブルス | 投稿者松原コーチ 16:49 | 1件のコメント

日本庭球發祥之地

先日、私も加盟している業界団体

(公社)日本テニス事業協会主催の日本テニス産業セミナーに参加した

というか

今回の開催場所は神奈川県横浜市

私がいる神奈川県テニス事業協会との共催

両方の役員をしている私は主催者側なのだ。

 

1日目は講演

2日目は市内の施設見学

午前中の2クラブ、スクールの見学を終え

午後には

(公社)横浜インターナショナルテニスコミュニティを訪問した

略称 YITC

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ここは、「日本庭球發祥之地」

日本最初の洋式公園、山手公園内にあり

1876年に日本で最初にローンテニスがプレーされた場所なのだ。

すぐ横には、テニス発祥記念館がある

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昔のラケットやボール服装や写真など

CIMG2245

たくさんの展示物があって

テニス関係者としては一度は行ってみる価値のある場所。

リンクを張っておくので

クリックして、行ってきたような気分になってみてほしい。

 

さて

YITCのコートは素晴らしいクレーコート

長田さんという名人が整備しているのだが

今回、気が付いたのは、ラインが太いこと

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よく見ると、ラインテーブではなく、石灰で書いてある

石灰を水で溶いて、刷毛でラインを書いていく

私も学生時代にやっていた方法。

紐を引っ張ってそれに合わせて塗るのがふつうだが

真っ直ぐにするのは至難の業だし

太さも大学時代の修行程度では無理。

しかし、ここのは真っ直ぐ、均一

しかも、なんと紐なし、フリーハンドで書いているのだそう

名人の人間技というのはすごいものだ。

 

それと気が付いたのは

スコアーボード?

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ボールをはめていくようになっている

現在、1-2 ということなのだろう。

 

さて

YITC見学の後は再びバスで移動し

横浜駅と新横浜駅でそれぞれ県外の人たちを見送り、解散。 バス

無事2日間の日程を終えることができた。

 

地元の役員としてはほっと一息。  テニス

 

 

カテゴリー: イベント, 日記 | 投稿者松原コーチ 19:48 | 2件のコメント

身体はムチよりすごい

『レフティースタイル』さんからコメントをいただきました

その中に以下の部分があり

なるほどと思ったので

今日はその解説です。

 

カラオケ   ・・・

松原コーチは運動連鎖をする時は、ゆっくりと仰ってます。そしてムチのように。そうした上で、力を入れてというのは、しっくり来ないものがあります。

・・・

レフティースタイル より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

ホント、その通り

とっても矛盾した言い方ですよね

 

でも

今日は大どんでん返し

めったにない

目から鱗の話かもしれません。

と、自画自賛しておきます。

 

ムチのように身体がしなって

すごいショットを打つと考える人が多いと思いますが

実は、ちょっと違います。

 

身体はムチのようにはしなりません

骨や関節があってグギグギです。

それはマイナス面

 

ですが

一番違っているのは

身体には動力があること。

これは、とてつもないプラス面

 

ムチの先端は受動的で

手前の動きに動かされるだけです。

 

それに対し人間の身体は

上半身にも

腕にも手首にも

それを能動的に動かす筋肉があるのです。

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人間は腕だけでも打てますが

ムチは先端だけ動かすというわけにはいかないわけです。

 

だから人間は

ムチのような運動連鎖も利用しつつ

最後は腕力で振り抜くのです。

 

動力を持たないことはムチの弱点です

人間は動力を持っている。

 

考えれば当たり前のど真ん中ですが

ついつい、みなさん忘れていませんか?

 

ムチの要素ばかりを考えすぎると

力は抜けるだけ抜いた方がいいのですが

はたしてそれが一番のスピードをもたらすかは

疑問です

というより

持っている力を使わないわけですから

明らかに遅くなります。

 

ラケットスピードを最速にするように

感じる力が我々にはあります

ですから

ラケットを最速で振り抜こうとすると

何度もトライするうちに

最速の力加減がマスターされるのです。

 

それが

「腕に力を入れて振り抜け」

というアドバイスなのです。

1512nisikori finis

それと

最速で振れたとしても

コントロール抜きでは

テニスとしては失格です

面を保ち

感じ取れなくてはいけない

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その方面でも

しっかり力を入れる必要があるのです。

 

動力付きの腕は

ムチよりも優れているのです。  テニス

 

 

カテゴリー: サービス, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 18:06 | 2件のコメント

腕力でサーブを打つ

レッスンでの私のアドバイス

上級者のサーブで多いのは

 

「少しジャンプして、打ちましょう」

「打点より30cm位上にトスし、ゆっくり打ちましょう」

そして

「腕力だけでいいですよ」

 

いろいろバリエーションがあるみたいだが

実は全部、根っこは同じこと

同じになるように言っているのだ

相手の状態や性格により

言い方を変えているだけ。

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昨日のブログでお話しした通り

良い子の運動連鎖は

「脚が、身体の動きが終わってから、腕」

そうしなければ、身体のパワーは伝わらない。

 

膝が伸びて、身体が上昇すれば

少しジャンプしてしまうのが自然

それから腕を振り出せば

「脚が、身体の動きが終わってから、腕」 になる。

 

少し高めにトスすれば

腕を遅らせて振る余裕ができ

「脚が、身体の動きが終わってから、腕」 になる。

 

そして

腕力だけで打つつもりだと

身体は勝手に最適モードで動き

「脚が、身体の動きが終わってから、腕」 になる。

 

どれも同じ根っこを持つアドバイスなのだが

「腕力だけ」 というのは違う意味も持っている。

 

日本人の価値観? 文化? 小柄人間意識?

腕力に頼らず、技で勝負

力に頼るのは下品

腰の入ったショットは高級

 

そんなわけで

腕力で打つとさげすまれる傾向がある。

 

しかも、そんな背景の中

身体の動きが終わってから

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腕をビュウッと振ると

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腕力だけで振っているように見える。

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このサーブ、200km/h越え。

 

レッスンで

腕と身体を一緒に動かして

頑張って、情けないサーブを打っていると

コーチは、100km/hでも満足してくれる

 

腕だけで打つと (ほんとは身体もうまく使っているのに)

180km/h出ていても

いいサーブじゃないのでなおされて

100km/hに戻される

 

ちょっと言い過ぎたかな ・・・・

 

まあ、そんなわけで

 

「腕力だけで打つといいですよ」

と言って

いったん、だましておいて

スピードが出てから

「いい身体の使い方をしていますね」

という松原さんは

ちょっとずるをしているのかもしれない。

 

ちょっと話がそれた鴨

 

とにかく

腕力だけで打つつもりだと

身体は勝手に最適モードで動き

(50mを8秒台で走れるくらいの運動能力のある人なら・・)

自然に

「脚が、身体の動きが終わってから、腕」 になる

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それに

もしもホントに腕だけで打っちゃっても

身体が邪魔しない分だけ

その人にしてみれば

自己最高が出る可能性の方が高いし ・・・    テニス

 

「お前なんか腕力だけじゃないか!!!」

これは最高の褒め言葉なのだ。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 18:24 | 2件のコメント

最適運動連鎖サーブ

サーブで

いや、サーブ以外でもなのだが

全身のパワーを腕にラケットに伝えたいとみんなが思っている。

そのため

例えばサーブだと

膝の屈伸のパワーを使って打つということを考える。

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ここから腕だけではなく全身のパワーで振り出すのだ

と考えて、間違いに陥る。 (こともある)

 

何が間違いかというと

膝の伸びとラケットの振り出しを一緒にしようとすること。

実は一緒だと

下半身の動きが腕の振り上げを邪魔する。

 

うまい運動連鎖は

よくムチの動きにたとえられる

そしてそのムチの動きは

持ち手のグリップ、その動きが止まることにより

波動が加速しながら先端に移動していく。

細くなっていく経路で

重量は軽くなりながら、スピードは増していく

最後は音速を超える。

だから、しなる、曲線を描く。

手前が止まっていくから

最後は直線的に  ・・・

 

サーブでいうと

さっきの写真の後

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ラケットを垂らしながら膝が伸びていき

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一番垂れたときは

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膝の伸ばし、身体の使い部分の動きは終わっている。

後は腕とラケットが一瞬の遅れの後

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すさまじい動きで振り上げられる。

最後は直線

 

ラケットが垂れていくのに、0.4秒かかるのに

最下点からの振り出しには、0.1秒なのだ

身体が止まることにより

パワーが腕に伝達され

何倍ものスピードに代わる

これが運動連鎖なのだ

腕の動きに膝の動きを単純に足したのではないことを

感じ取ってほしい。

 

何度でも、しつこく言っておく。

良い子の正しい、運動連鎖は

「身体が終わってから腕」  なのだ。   テニス

 

ラオニッチは身体がでかいだけではない

動き方が素晴らしいのだ。  テニス

 

 

カテゴリー: サービス, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 15:42 | コメントは受け付けていません。

しつこくスピンサーブ

スピンサーブとフラットサーブの関連

なかなかイメージがつかめにくい

そこで

しつこく解説。

これはスピンサーブだが

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かなり、左下を向けた面がそのコツ

ここから内旋で振り出しながら

回内して面をフラットに近く起こしていく

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まだ、起ききらない

そしてインパクト

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もちろん、スピンサーブの当たり方

面はかなり起きているが

やや下向きの面で

この写真でいえば

ラケット面の上側になっているエッジ方向から

ボールを捕えているから

スピンサーブ

そのエッジ方向からの比率が高ければ

回転量の多いスピンサーブだし

もう少し早く面が起きて

直角に当たればフラットサーブだ。

もちろん

その間は無限通りに存在し

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フラットともスピンとも断定できない

厚めに当たったスピンサーブというのも存在し

ラオニッチのフラットなどはそんな感じ。

そして

さらに内旋、回内し

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ラケット面が右を向き

右腰の横辺りにフィニッシュする。

 

さて

私の推奨するフラットサーブがイメージできただろうか

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何で

そんなにスピンとフラットの融合にこだわるかというと

コンスタントにサーブゲームをキープするため。

 

フェデラーもジョコビッチもマレーも

1セットに6回もキープできる人は

みんなそうだから。

そうじゃないと

安定したフラットサーブにならない。

ちなみに

「1セットに6回もキープできる人」 の相手は

「1セットに5回以上キープした人」

スコアーは、7-5 か 7-6 ということ。

具体的にいうと

ジョコビッチがカルロビッチと対戦した時。

世界1になるというのは

そんな相手からセットをコンスタントに取れるということ。

 

そうじゃないのに世界1になれたのは

ここ15年くらいでは

アガシとナダルだけではないだろうか。

ニシコリが3人目に ・・・  。     テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 20:40 | コメントは受け付けていません。

フラットサーブ?

基本がスピンサーブだというお話をした

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これをフラットサーブに変えるには

フラットなら

もう少し面が垂直になるはずだから

グリップか手首の角度を少し変えれば済む。

そして

少し回内を早めに利かして面を前に向ける

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フラットサーブだと

手首が伸びてラケットが立つというのは

本質的な問題ではなく

回内が威力に結びつくためには

むしろ角度が残っている方が有効ともいえる。

 

回内というのはここ

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前腕を外にひねる動き。

 

スピンやフラットで

こんな微妙な動きの違いを

口で説明するととても難しそうだが

インパクトの面をイメージしながら打てば

現実は思っているよりも案外簡単なのだ。

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スピンサーブの厚い当たりがフラットサーブ

確かにフラット独自の動かし方が

別にあった方がわかりやすいかもしれない。

 

しかし

相手には球種やコースがばれない方がいいし

セカンドサーブのスピンとの兼ね合いもある

ラオニッチのように

スピンサーブの延長にフラットサーブがあると

現実のプレーとしては相当に有利なのだ。  テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 21:01 | コメントは受け付けていません。