最近は回外で

ハイバックボレーのパンチのため

昨日は肘を上げ

その肘を下げながら外旋して

ラケットヘッドを走らせるように説明した。

むかしは私自身も含め、この要素が強かったが

最近はプレーが忙しくなったこともあり

手刀で、切るようにしながら回外を使うことが多いようだ

特に、打点が遠くになった時のポーチボレーなどは

引き起こしの、ほとんどの要素が回外になるかもしれない。

 

(間違って回内としていたので、ナイショで直した)

 

前腕を回外しながら

コンパクトに引き起こす

federer_bvhi_04

イメージがわかるように

私の動画を見てもらおう。

これがユーチューブでの私のハイバックボレー

もちろん回外だけではない外旋の要素もある。

特に、最後のスロー映像は

研修会で外旋を見せるため

それを強調したデモであることをお断りしておく。 テニス

 

 

カテゴリー: ボレー | 投稿者松原コーチ 18:28 | コメントは受け付けていません。

バックボレー引き起こし

ボレーの説明はフォアハンドの方が多い

それは

バックはスライス慣れしているのに対し

フォアがスライスの使用頻度が低いので

上級者には、フォアボレー苦手派が多いため。

 

だが

昨日、若者たちを指導していて

バックボレーの未熟さに気が付いた。

 

どうも最近は両手打ちが多いこともあり

バックでスライスを使うことが少ないためのようだ。

 

基本のスライスはフォアと同じ考え方なので

今日はパンチするための、引き起こしモアパワーについて。

 

さて

強打するための基本は

打点を前にすることと

高目にセットすること。

 

高く構え

hv11

手を赤い矢印方向に引き下ろし

ラケット面を加速させながら引き起こしていく。

グリップ側が下に引っ張られることにより

ラケット面が起きてくるのだ。

hv22

引っぱる方向は

最初は斜め前方、下に

面が起きるにつれ

徐々に真下方向に変えていく

それによりさらに引き起こし、加速させる。

 

この方向に手を動かせば

ラケットは自然に立ってくるので

頑張って、自力で起こす必要はない。

 

ぐらついてはいけないので

保つという意味で

しっかり、腕や手に力を入れておく。

 

そして、インパクト

hv33i

この後は

面の安定性のため

凹型の弧を描いたスウィングにつなげる。

そのため手の動き方向を

インパクト直前から、前方向に変えていく。

だから

少し上向きのフィニッシュになる。

hv44

ポーチボレーなどで

この引き起こしを使えば

かなりの強さでパンチできる。

 

次に

これプラス、というか

この引き起こしを少し小さくして

前腕の回外を使うのが最近の流行だが。

 

これはまた次にしよう。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: ボレー | 投稿者松原コーチ 18:29 | コメントは受け付けていません。

ボレーの振り出しはなめらかに

ボレーの振り出しはなめらかしたい。

 

最近ストローク力が上がっているので

どうしてもボレーは忙しいし

速いボールを受けるケースが多くなっている。

 

そのため

ボレーの主流が

ブロックボレーと思っている人も多いかもしれない。

 

だが

ボレーの本質は

大きめにスライスでスウィングするところにある。

 

こんなに高く構え

kamae

滑かに 1303swing

ラケット面が弧を描いたスウィングに従い

徐々に上向きに変化していく

これは肩を中心にした振り子スウィングなので

肩関節をひねらなければ

自然にそうなる。

 

面が変化するとエラーの原因になりそうなものだが

それは違う

むしろ

面を変化させた方が

必要な対応

回転や高さによる打ち出しの方向などに

柔軟な対応ができ

エラーも少なくなるのだ。

 

さて先日紹介した

ヨハンソンのフォアボレーをもう一度見よう

これがその連続写真と動画

 

ラケットが弧を描いて動くこと

面が徐々に上向きに変化していくこと

それと振り出しのなめらかさと、丸まった感じ

 

しかし

これで力が抜けて、柔らかく、と解釈しないでほしい

確かにスウィングの動き出しがなめらかだが

手首は固めているし

私には、しっかり感の方がより強く感じられるのだ。

 

手首はしっかり

腕全体でなめらかにスウィングするのだ。

 

この

振り出しのなめらかさを覚えてから

必要に応じて

ブロックボレーの方向に幅を広げていく

 

そうすれば

どんなボールにも対処できるボレーになっていくのだ。 テニス

 

 

 

カテゴリー: ボレー | 投稿者松原コーチ 19:11 | 1件のコメント

ボレーは動きながら

ボレーは動きながら

しかもなるべく前で

ネットに近いところで打ちたい。

 

その方が

打つ角度も広く取れるし

相手に時間の余裕も与えないで済む。

takaofvhit1508

ボールと自分の距離も

動いた方がより正確に取れる

つまり

より簡単に決めることができるということ。

 

もう一つ技術的な要因だが

ボレーのボールは

相手のボールがノーバウンドでそれなりに威力があり

その力もいただけば

こちらにそれほど大きな力は要らない。

 

というわけで

地面を蹴っ飛ばすところからの大きなパワーまでは要らない。

腕全体でテイクバックし

腕の振りだけ、腕のパワーだけでも十分なパワーが得られる。

なので

動きながら打つことに対し

障害になることは特にない。

 

だから

ボレーは動きながら

しかもなるべく前で

ネットに近いところで打つのだ。

 

これはヨハンソンのサーブアンドボレーでの

フォアボレー、連続写真と動画

365ネットの技術ページへのリンクだ。

 

かなり、動きの中で打っていることがわかるだろう。

 

それと

インパクトに欠けて上体が徐々に前傾していること

上体のひねりパワーを使わないのなら

回さないのなら

上体は傾いていてもいいということ。  (傾かなくてもいい)

 

 

「ボレーでは開くな」、というアドバイスはこの時のためにある。

 

ただ

そのために横向きを作るのだが

横を向きすぎて

姿勢が苦しくなってしまっては

本末転倒

 

写真の程度、横向きになって

なるべく上体が前向きに回転しないようにすればいいのだ。  テニス

 

 

 

カテゴリー: ボレー | 投稿者松原コーチ 17:42 | コメントは受け付けていません。

ボレーはアウトサイドイン

ボレーはスウィングする

そして

そのスウィングはアウトサイドイン

fvsyomen

そして

その極端な例が

sanp1405

身体近くに来たボールを

腕を縮めて取ったようだが

手首の角度が

しっかりと保たれていることに気づいてほしい。

 

手首を固めて

小手先ではなく、腕全体でスウィングする

アンダースピンだが

スライスと呼ばれるのは

外から中へ

薄く引き切るから

ハムをスライスするにも

果物をスライスするのも

刃物を薄く引いていくのが

切れ味を出すコツなのだ。

 

もちろんバックでも同じ

手を身体から離し

脇を開けて引き

nisifs1510tb

大きなスウィングで

外から手前に引くように

スライスするのだ

djoko1508bv

ボレーはスライスで

外から手前に引き切る。 テニス

 

 

 

 

カテゴリー: ボレー | 投稿者松原コーチ 18:08 | コメントは受け付けていません。

ボレーは引かない

ボレーはスウィングするのがコツ

と先日から言い続けたばかり

というか

いつも言い続けている。

 

じゃあ

「ボレーは引かない」、とは

Nishikori of Japan returns a shot to Ferrer of Spain during their match at the U.S. Open tennis tournament at Flushing Meadows in New York

(これはストロークのスライスだが)

実は手首から先の話。

 

これは、この365ネットの技術解説ページの連続写真

鈴木貴男、ボレーの連続写真と動画

3コマ目と6コマ目のラケットヘッドの高さの違いから

高さにして、40cmくらいは振りおろしていることがわかる。

しかし手首

ほとんど動いていない。

スウィングは小手先でなく、腕なのだ。

 

つまり手首から先は引かない。

特にフォアはそう。

(バックは強く打つときに、引く場合もよくある)

 

ついでに

1コマ目の手首とラケットヘッドの方向も見ておいてほしい。

 

この形が

いかにもボレーが上手な人の構え方引き始め方なのだ。

 

手首を固定し、腕全体で

ちょっと見、手首の方から引いていくのだ。   テニス

 

 

 

カテゴリー: ボレー | 投稿者松原コーチ 18:38 | 1件のコメント

ボレーは振って合わせる

振り遅れボレーの解説に対し

再度、質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  松原コーチ、解説有難うございます。

スイングが必要なことは分かるのですが、インパクトのタイミングが遅れることの悩みなのです。

どうすれば、スイングをしながら、そのタイミングを合わせることができますか。

重ねて質問となりますが、よろしくお願いいたします。

レフティスタイル より

 

 

 

水瓶座  私の答えです

試しに大きなスウィングで打ってくれましたか?

早目に、高めにテイクバックして

大きめに振る。

 

これでだめだと

いっぱい練習してください

というほかに答えがありません。

 

振り遅れの対策として普通に考えるとしたら

振り遅れないように

テイクバックを小さくして当てに行くことだと思います。

 

でもそれでは余計に遅れる。

 

大きく振るというのは

見込みでスウィングするということです。

当たるはずの会合点に向かって振っていく。

ATP Masters Series - Rome

ボールのタイミングに自分の動き、スウィングを合わせるのです。

それに

微調整が振りながらも、少しは可能です。

 

フィード・フォワードの制御です。

 

それに対し

当てに行くというのは

ボールの動きに必死に合わせるということ

つまり

常に後追いになる、フィードバック制御なのです。

 

制御の精度を上げたり、追っかけ速度を上げれば

振り遅れを極限まで減らせますが

必ず、振り遅れます。

 

だから

「振りなさい」 なのです。

 

それと

ボールをインパクトまで見ない方が、ジャストミートしやすい

ボールの動きが、飛行線が見えていることが大事なのです。

 

いきなり、実打球で対応しにくいなら

素振りしてみてください。

 

相手打球を想像してそれに対して

素振りで切り下す。

1508vswing

ここまでは、コート上じゃなくてもできる。

こんな恰好、ジャストミートもイメージ

clijsters1508fv

 

次に、実際の本物ボールを打ってみてください。

 

たいていの方は

普通の運動神経で、すぐに当たると思います。

 

相手ボールをイメージできない初心者は別として

このやり方で、当たらなかった人にお会いしたことはありません。

 

だまされたと思って、ホントにやってみてください。  テニス

 

 

カテゴリー: ボレー | 投稿者松原コーチ 19:09 | 1件のコメント

トミーテニス塾

11日の水曜日はトミーインドアスクールでのテニス塾

私のレッスンが、1時間を3本

フォアハンドを中心に行われた。

これは3時間目のサービスのレッスン

CIMG1654

振り子のユウックリ・スウィングを感じ取ってもらうため

説明しているところ。

CIMG1661

撮影してくれた金田コーチがこの時間しか空いてないので

レッスン全体では、フォアハンドが3分の2なのに

写真はすべてスマッシュ練習

だから、スマッシュの写真だけ

CIMG1656

まあ

スマッシュのおかげでサーブのテンポ感

ゆったり感はだんだん良くなっていった。

 

ただ

スピンのかけ方にはもう少し時間をかけたかったが

3時間目がバックハンドとサーブという2つのテーマだったので

ちょっと時間切れになってしまった。

 

さて

肝心のフォアハンドだが

ワイパースウィングと低いフィニッシュで

皆さん、アウトは確実に減ったのだが

テイクバックの面のばらつきによる

コントロールの精度を

きちっと出せなかった人が多かったようだ。

 

こんな凹型のテイクバック

フォア引き方

インパクトまで

被せなくても安定した面が出せるよう

テイクバックをもっとうるさく言わなければならないのかもしれない。

そこはいつもいつも

あんまりしつこく言っているので

こんかい、ちょっと遠慮してしまった鴨。  テニス

 

さて次回、トミーインドアスクールでの

松原コーチのテニス塾は、12月16日の水曜日

初心者じゃなければ誰でも参加できる。

是非、ぜひ、ゼヒ、たくさんの皆さんに参加してほしい。

生の松原コーチに接して、うまくなっちゃいましょう。  テニス

 

 

 

 

 

カテゴリー: イベント | 投稿者松原コーチ 18:22 | コメントは受け付けていません。

ボレーは振る

『レフティスタイル』 さんからボレーの質問

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  松原コーチ、こんにちは。
ボレーについて、教えてください。

ごく単純な質問なのですが、簡単なボレー・ストローク練習でもインパクトのタイミングが遅れます。ほんの0、コンマ、何秒の問題だと思うのですが、ボールが浮いたり、伸びて行きません。

短いスイングをしないとダメだと思うのですが、上手くタイミングを見つけられない状態です。いくつかの原因があるかと思いますが、ご解説よろしくお願いします。

レフティスタイル より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

小さなスウィングでタイミングをとるというのは

かなり難しいことです。

 

むしろ大きなスウィングの方が

調整しろがあって

当てやすいし、タイミング合わせも楽。

takaofvhit1506

ただしフラットで大きなスウィングだと

勢いが出すぎる可能性が高いので

スライスボレーをお勧めします。

 

それで

スウィングして、切る。

takaofv1501tb

普通のボールに対しては

これくらい振ってもいいんです。

1303swing

そして

これができるようになったら

小さなスウィングのブロックボレーも

練習すればいいと思います。    テニス

 

 

カテゴリー: ボレー | 投稿者松原コーチ 18:17 | 1件のコメント

スピン量を増やすには

『takepin』 さんからスピンサーブの質問

以下がそのコメントの全文です。

カラオケ  いつも参考にさせていただいています。スピンサービスは打ち下ろすについては打ってみるとス ピードのあるスピンサーブが打てると実感します。でもボールの右斜め上が打点だとするとボールは絶対にラケットより上には飛び出さないはずですね?ですが フェデラーなどが打つ大きな弧を描いて少しだけゆっくりめの球と急激なフォークボールのような落差のスピンサーブが画面に出ますがどちらも打点より上に飛 び出しています。あれの打ち方も教えてください。

takepin より

水瓶座  私の答えです。

「ボールの右斜め上が打点だとすると

ボールは絶対にラケットより上には飛び出さないはずですね?」

ですが

ボールの真上を打てばもちろんそうですが

少し上くらいですと

水平より上にも打てます。

ボールはラケット面と垂直方向に飛び出す要素が強いのですが

スウィング方向にも少し引きずられます。

ですから

ボールの真後ろをスピンサーブで打つと

かなり上に飛び出し。

回転量をかなり多くしても

フォールトすることが多いのです。

そして

落下させるため

もっとスピンを増やすと

さらに上に飛びだし

どうやっても、30cmずつフォールトという人が出てくるのです。

それを防止するための知恵が

少し上側を打つということであり

フィニッシュを下に手前に

引っ張り込むことでもあるのです。

さて

スピンの多いサーブですが

面を内向きにして

なるべく薄く当てればスピン量が増します

面を起こせばフラット気味になるということです。

その薄さ厚さの加減は

そうそう幅広くできるはずですよね。

 CIMG5453

もう一つのコツはトスの位置。

打球方向に対して

後ろにあげれば薄く当てやすくなり

ゆるい、大きなカーブのスピンサーブが打てます。

 swsermonte

逆に、打点を前にすると

ラケット面を起こさざるを得ず

フラット性の打球にになりやすいようです。

もちろん打点を前にしすぎると

コントロール不能になりますのでご用心。

 TOMLJANOVI1412sr

あくまでも上体の軸、その後ろでの範囲内の話です。 テニス

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 15:43 | 1件のコメント