片手バックのスタンス

『オレンジ』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  松原コーチこんにちは。前回の質問もまだですが、またテレビを見ていて
気になったことがあったので質問させてください。

現代テニス、バックハンド側へ振られたときはオープンスタンスの両手うちで
返すシーンをよく見ますが、片手バックハンドではあまりオープンでうつ
シーンは少ないようです。なぜでしょうか(トップスピンでの話です)?

やはりプロがあまりやらないということは難しい技術、あまり必要ない事
なのでしょうか?

自分でやってみてもオープンだと体の開きを押さえるのが難しいようにかんじます。
今後この技術が両手うちオープンスタンスのように主流になったりする可能性は
あるでしょうか?

いつでもいいので松原さんの意見聞けたらうれしいです。

オレンジ より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

片手バックハンドのオープンスタンスは

それほど珍しいものではなく

プロの選手はよくやります。

 

ただし

それはどうしても必要なケースの場合。

充分に余裕のある時は

スクエアーかクローズドの方が強く振りやすいので

そちらのケース方が多いのです。

 

特に

単に横に振られただけの場合

片手バックのオープンはリーチが広くなるわけでもありませんので

クローズドで右手右足、同じ側を出すケースが多いのです。

 

オープンを使う、しかたのない場合ですが

リターンで、左足を踏み込む暇がない場合。

後退しながら打つ場合

ホントにギリギリなのにトップスピンで打ちたい場合などです。

feder1506ransbk

フォアのランニングショットと同じ感覚のフットワークです。

左足踏切、右足着地。

上体を回さないことで

少しくらい前傾して、軸が傾いても大丈夫です。

 

相手がネットにいるケースなど

プロはこうでもしないと

相手に付け込まれるからで

それと

腕力のある人は

身体を十分に使えないことが

それほど不利にもならないということでもあります。

 

日本人アマチュアの場合には

スライスでこなした方が実戦的かもしれません。

その場合

もちろんオープンスタンスもアリです。

 

CIMG539802

リターンは

いい連続写真があるので

次回、じっくっりと解説します。  テニス

 

 

 

カテゴリー: バックハンド | 投稿者松原コーチ 19:51 | 1件のコメント

世界1美しいクルマ

パソコンの写真ファイルを整理していたら出てきた

DSCN0108

10年ほど前に乗っていた愛車の写真

マツダ ユーノス500 GT-i   5速MT

2000cc V型6気筒の名車

たぶん、1994年型だったか

ヨーロッパで自動車デザインの何とかいう賞で

その年の世界1を獲得したのだそうだ。

DSCN0110

ロングノーズのエンジンフードの下に

精密なV6エンジンがぎっしりと入っている。

気持ちのいい音を奏でながら

軽快に加速してゆく。

音も、振動も、景色も

DSCN0111

垂直に立った、シフトレバーは気持ちよく変速した

GT-i だけのエクセーヌのシートも最高に気持ちよく

乗っているだけで

いや、見ているだけでも楽しいクルマだった。

 

ある日

ふと、本屋さんで立ち読みしたカーセンサーに出ていた

黒のユーノス500がどうしてもほしくなり

千葉県柏市にある

マツダディーラーの中古車屋さんまで、出かけて手に入れた。

値段は恥ずかしくて言えないほど安かった。

DSCN0106

古いクルマなので

ブレーキが少し弱かったのだけがちょっと

印西でのインドア工事が始まり

高速道路を毎日通勤するので、つい新車に

DSCN0115

5ナンバーのキュートさが際立つ

いまだに、これ以上に美しいクルマは存在しない。

 

いつまでも、持っていたかったな。   車 (RV)

 

 

 

 

カテゴリー: くるま | 投稿者松原コーチ 20:17 | コメントは受け付けていません。

深いボールの返球

『オレンジ』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。

カラオケ  こんにちは。テレビのテニス中継を見ていて疑問があったので
質問させてください。

ベースラインギリギリの玉際のボールの処理ですが
男子選手はジャンプしながら上に力を逃がすようにして返すのをよく見ますが、
女子選手はほとんどしゃがむような体制で返すことが多いように感じます。

素人の感覚だと、低い姿勢をキープしながら返す方が、足の力をより使うような
気がするのですが、筋力の少ない女子の方がしんどそうな打ち方をしているのは
なぜなのでしょうか?

また、一般プレーヤーの参考になるのどちらの打ち方でしょうか?

全く的外れな質問だったらすみません。

オレンジ より

 

 

 

私の答えです。

水瓶座  いい質問ですねえ。

男子でよく見るのはこれ

nishikorifnd1507

ナダル打ちというやつですね。

男子プロのほとんどがフォアハンドでやりますね。

 

これは、自分自身がトップスピナーであることが大前提です。

男子プロは、ほぼ全員がヘビートップスピナーですから。

 

そして

相手ボールもトップスピンであることが多いので

この打ち方の相性がいいのです。

 

一方女子の選手は

テニス=ラドワンスカらが4強、ウィンブルドン女子単

この人が一番しゃがむ人

ラドワンスカです。

しゃがむ反動でスウィングを鋭くという事もあります。

 

バックでも

radwanska1507bk

女子のボールはフラット性のボールが多いし

そして自身もフラット性の人が多いので

真っ直ぐ合わす方が自然なのです。

 

実は

同じ理由で

男子でもバックハンドでは腰の高さを一定にして

面を真っ直ぐ当てていくことが多いようです。

錦織もとっさに飛びついたパスなどでよくやります。

 

アマチュアの男子はどっちがいいのか?

 

バックはプロと同じように考えればいいですね。

フォアは

トップスピナーなら

そして

ナダル打ちができるなら、飛び上がる。

 

フォアの打ち方がフラット性な人なら

女子プロと同じように考えればいいのではないでしょうか。  テニス

 

 

 

カテゴリー: バックハンド, フォアハンド, フットワーク | 投稿者松原コーチ 19:18 | 1件のコメント

バックハンドの左手

『たかちゃん』 さんからの質問への追加返事

この部分への答えでもあります。

 

カラオケ   ・・・ フォアのグリップからバックのグリップにチェンジし、テイクバックするときは、スロート持つ左手で面の向きを調整するイメージで良いでしょうか?

たかちゃん より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

左手で面を作って引くのはうまい手で

私もやっています。

1311bgtb

人差し指をスロートに添えることで

ラケットヘッドを腕に対し寝かせやすく

これでだいぶ打ちやすくなりました。

 

だから、待機の時はこうやっています。

1311fgtaiki

右手の形はフォアハンド用

左手は、いつでもバックに切り替えられるようにして待つ。

 

ここから左手でガイドしながら

右手グリップを持ち替え

先ほどのところへ引いていくのです。

 

フェデラーはもうちょっと単純に持っています。

federbk1507

ラケットヘッドを立てることにより

反動でヘッドを落としやすく

トップスピンを多くしやすいでしょうね。

その代り手首が動くリスクもあるのです。

 

 

私も以前はそうでした。

 

それが

誰かのまねをしたわけではなく

ジュニアのレッスンで

緩めに、確実に

相手に打ちやすい球質になるよう

ラリーをしていたら

いつの間にかこうなっていました。

 

私の腕力や才能程度にあっているようで

手首を動かさないためにはこちらの方がいいようです。

 

そういえば、奈良くるみさんは両手打ちなのですが

kamae1507

左手がバックの形になっています。

フォアハンドの方が

面つくりがデリケートなので

フォア優先の構えですね。

錦織圭もそうです。

 

私の構え方も

フォアバックの関係については同じ考え方です。  テニス

 

 

 

 

 

カテゴリー: バックハンド | 投稿者松原コーチ 20:58 | 2件のコメント

バック、構えの違い

『たかちゃん』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  松原校長 いつもブログ拝見しています。ありがとうございます。

フォアストロークは校長のお話しそのままに現代テニス打ちになってからは、ミスが激減しかなり良い感じです。周りもビックリしてます。ありがとうございます。

今回は片手バックハンドでご質問です。

テイクバック時の「面の向き」は、フラット(ドライブ)とスライスでは変わりますか?
面の向きが変わる場合、相手に見破られる可能性はありますか?一般プレイヤーレベルで分からないようにする工夫などありますか?

最後に、フォアのグリップからバックのグリップにチェンジし、テイクバックするときは、スロート持つ左手で面の向きを調整するイメージで良いでしょうか?

今まで私自身バックハンドは学生時代から
20年以上、スライス一本でしのいできました。

ブログ読んで片手バックハンドのフラット(ドライブ)が徐々に打てるようになってきましたのですが、グリップチェンジとテイクバック時の面の向きで少しあたまの中を整理整頓したく思いました。

よろしくお願い申し上げます。

たかちゃん より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

テイクバックの仕方ですが

エラーしないため

正確に打つために

インパクトの形のまま引いていき

そのまま振り出します。

 

でも

トップスピンとスライスでは

グリップがまず違います。

打点も前後にかなり違う。

 

だから当然引き方も似てはいますが、違います。

そしてスライスならここに引き終わるし

fede1507bs

トップスピンならここ

feder1506bktb

当然、この時点で相手に球質はばれます。

(案外、遠目ではわからないこともありますが)

いや、結構ばれないかもしれませんね。 ???

 

ここを同じにすれば

自分のエラーが大量に発生しますので

フェデラーでさえできないことを

アマチュアはやらない方がいいと思います。

 

そして打ったら

スウィングが見えますので

この時点では

どっちみち球質もコースもばれちゃいます。

 

だから隠すよりも

チャンと打つ方を選択した方が身のためです。 テニス

 

ドロップショットだけはばれないといいのですが

 

構え方、引き方のコツは次回に ・・・

 

 

 

 

カテゴリー: バックハンド | 投稿者松原コーチ 18:41 | 1件のコメント

バックの手首は動かさない

『うそほんと』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。

カラオケ  いつもお世話になっております。この記事についての質問です。テイクバックの動作は回内+内旋 振り出す時は回外+外旋という理解で合っているでしょうか?また面を垂直に保つ為に掌屈・背屈の動きが有るのは間違いでしょうか?よろしくお願いいたします。

うそほんと より

水瓶座  私の答えです。

「テイクバックの動作は回内+内旋 振り出す時は回外+外旋」

という理解で合っています。

振り子で凹型にスウィングし

その時の面をほぼ垂直に保つ、ということで

引くときは腕を、面が上向き方向になるようにひねる

振り出していくときは徐々に被せていく方向にひねる

ということです。

もう一つの

「垂直に保つ為に掌屈・背屈の動きが有る?」

という質問ですが

掌屈・背屈というのは手首をそらしたり戻したりということですよね。

ここ数回の私のブログ

というか、私のいつもの話を読んでいただいていたら

説明の必要もないと思いますが

読んでいない方もいると思いますので念のため。

 feder1506bktb

バックハンドでは

「インパクトの手首と

テイクバックの手首の形を同じにすることが前提」

feder1506bkimp

動かさないから安定する

というのが

片手でも、両手でもプロがやっていることだし

松原さんの説明でもあります。

だから若干のしなりは別にして

「掌屈・背屈の動き」 なんてあり得ません。

 feder1506ransbk

一回だけの言葉じりだけでなく

全体の理論構成を読み取っていただきたいと思います。

昨日のを見たら

「手首の角度がほとんど変わらないことを見て取れただろうか。」

と書いてありますね。

ぜひ、写真からも文章からも、見て取ってください。  テニス

カテゴリー: バックハンド | 投稿者松原コーチ 18:57 | 2件のコメント

片手バックの面も

片手バックの面も

相手に見せて、テイクバックする。

 

両手では

鋭い急加速のスウィングに負けないように

また、面を保つつもりでの

自然発生する硬いばねでの

鋭いしなりを生むためにも。

 

片手ではもともと急加速は無理

ゆったり大きなスウィングなので

ラケットヘッドを遅らせて

先を走らせようとしても

大したご利益がないのだろう。

 

だから

ラケット面を相手に見せるようにテイクバックする。

これは2年前にジャパンオープンで連写した

アルマグロのバックハンドリターン。

CIMG539010

振り子の後ろ側、上側へ

CIMG539604

回内しながら面が少し上向きになるように、引いていく

CIMG539703

これはリターンの緊急場面なので

それにしては大きなテイクバックだが

普段のストロークよりは小さめだ。

CIMG539802

振り子にしたがい

前腕を回外させながら振りおろしていく。

CIMG539901

面を垂直キープして振ってゆき

ほぼ垂直面のまま、インパクト

CIMG5400imp

その後、腕をひねらないで振り続けると

CIMG5401a1

ダウンザラインだと

面は少しずつ上を向いてゆく。

CIMG5402a2

そしてフィニッシュ。

手首の角度がほとんど変わらないことを

見て取れただろうか。   テニス

 

 

 

 

カテゴリー: バックハンド, リターン | 投稿者松原コーチ 15:36 | 1件のコメント

両手バックも 続編

ちょっと前に

片手バックのコツ

両手バックも

という事で、横向きを早めに作る話をした。

 

今日はその時の腕や手の形に関するコツだ。

これは、クルム伊達さんのインパクト

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ここが安定していればいいわけだが

じつは構え始めたところ

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振り出しのところ  (ちょっと昔の写真だが)

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そして振り終わりまで

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2本の腕とラケットの向き、その角度が

ほとんど変化しないことに注目してほしい。

(2、3枚目の間には、20年もの間があるのだ)

動かさないんだから

そりゃあ、面が安定するはずだ。  テニス

 

ラケットヘッドを遅らせ

手首をしならせることにより

効果があると思っている人も多いのだが

現実のトッププロはこうなのだ。

 

だから、こんな風に引く人を見ると

両手バックのセンスを感じる

先日の、松原テニスクラブ印西での女子ダブルスの1枚

まだ、経験は浅いはずなのに

CIMG0474

手前は準優勝のペアー

この写真を見たとたんに

「バックはエラーしないな」 というのが

一番に感じたこと。

 

伊達さんはもちろんだが、あなたもすごい。   テニス

 

 

 

カテゴリー: バックハンド | 投稿者松原コーチ 18:32 | コメントは受け付けていません。

印西女子ダブルス大会

松原テニスクラブ印西の月曜日は

月例の女子ダブルス大会

いつもはスクールが開かれている、3面のインドアコート

CIMG0473

今回は14ペアーの参加で熱戦が展開された。

CIMG0474

まずは、3グループに分かれての予選リーグ

CIMG0477

今回はボレーの安定したペアーが多かった。

CIMG0484

予選終了後、参加賞を配り

全員集合でパチリ。

CIMG0516

後半は予選成績の

上位と下位のグループに分かれてのトーナメント

CIMG0510

CIMG0501

決勝では

サムインドアの、土肥さん、岡田さんのペアーが

岡部さん、倉田さんのペアーを 6-3 で下し、優勝した。

DSCF0847

皆さんボレーが上手だったが

決勝に残ったのはストロークも強力な2ペアー

やはり打ち合いで優位に立たなければいけないようだ。

 

さて、次回は、7月13日月曜日の開催

7月から12月までの要項はこちら

たくさんの皆さんの参加をお待ちしています。  テニス

 

 

 

カテゴリー: イベント | 投稿者松原コーチ 20:50 | コメントは受け付けていません。

両手バックも

両手バックのコツ

やはり早目に横向きを作ること

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両手バックは

テイクバックや振出しに時間がかかるわけではないので

早く構えなくてもいいような気がする。

もちろん打つだけなら

それでもできないわけではない。

 

デモ

プロは早目に横向きを作るし

私自身

見本でやる時は早目にしっかり横向きを作る。

 

実は、両手バック

身体からラケットに、うまくエネルギーを伝えるには

上体の回転は

あまり大きくない方がいい。

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むしろ横向きを保ったまま

窮屈そうに腕だけで振り切った時に

しっかりと鋭いスウィングができる。

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だから

早目に横向きを作って、保つ

遅めに横向きになると、反動で前向きに戻って行き

情けないスウィングになったり

ボールが浮いてアウトになりやすいのだ。

 

だから

両手バックのコツも、早目に横向きを作ることなのだ。 テニス

 

 

 

カテゴリー: バックハンド | 投稿者松原コーチ 19:04 | コメントは受け付けていません。