MANTIS PROⅡって

ワタシのマンティスが折れてしまったのは、いろいろ話をしたら、いろんな人から「それ、メーカーさんに返しなよ!」っていわれまして、使用頻度も結構あるけど、言っても8ヶ月しか使ってないしなぁ。。。と販売元さんに連絡を入れて、送り返して判断してもらうことにしました。

 

で、新しいマンティスを注文もしているんですが、同じラケットではなんかちょっと重たいような気がして、いっこ軽い「MANTIS PRO295」にして、またチューニングしていくごとに重くなっても平気なようにしてみようってことにしました。

軽くするチューンって、元の重さがあるから、バランスとかを考えれば難しい方なんですよね。自分ではバンパーのカットくらいしかできませんでした。

ラケットスタジオに持っていけば、よくあるグリップのウレタンの中に鉄板やオモリが入っているものを取り除けば軽くなります。こないだ教えてもらったやつは、40gくらい入っていましたし、師匠の話ではもっと入っていたやつもあったそうですから、グリップ側ってのはだいぶ軽くできそうです。

 

ただし、ワタシの場合はトップ側が軽ければ今回の自分のマンティスのように総重量で340g前後までは使えるみたいなので、フレームで325gくらいまではなんとかなるのかもしれません。ただし、極端にトップライトに作っての話ですが。

 

さて、注文をした販売元さん(テニックさん)から、返信がきまして、

「MANTIS PRO 295 Ⅱ」でなくて良いですか?という質問がきました。

今年の秋頃に発売された、マンティス プロシリーズの新しいモデルです。

mantispro295-2_f mantispro310-2_f

 

左の赤っぽい色付きが295・右は310です。

 

写真が小さくてわかりづらいかもしれませんが、マットなブラックのフレームに、1時と7時方向に差し色が入りました。スロートにも入っています。

色のところには小さな「MANTIS」ロゴがゾロゾロっと並んでいます。

ワタシのマンティス・プロはこのロゴはありますがくらいグレーで、目立たないようにしてあるんですが、今回はここに色が入りました。

スペックはほぼ一緒ですから、モールドから特に変更はないのでしょう。ただし、295の方は、バランスが320から325へと変更になっています。

その他は一緒。

フレームのRA値も67で一緒ですから、素材も変わらないわけです。

うむ。

バランスを5mm、トップ寄りにしてるってことで、ちょっと手応えが硬くなるようなこと、あるかな?ってちょっと思いました。

素材はしなりの値のRAが変わりませんから、きっと変わっていないと思うんです。けど、頭が重くなってゴツって当たるようになったら手応えが硬いような気になる?かなって思ったら…

きっとそれはワタシが嫌いなはずなんですが、興味が出ちゃったんですよね(笑)。

マニアだから(笑)

でも、また1年使うラケットだから、冒険はしなくていいかと。

何しろ、師匠のところでいじってからのワタシの「チューンド・マンティス」とは違うはずですからね。

その後、同じ「プロ310」を買ってきた生徒さんや、こないだこの「プロ295・Ⅱ」を持ってきてくれた(試打用)お客さんもいましたが、ワタシのとはちょっと使い勝手が変わりますが、どちらも最初に抱くイメージは一緒でしたから、バランスのみの変更なのかな、と思っています。

 

カテゴリー: グッズオタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 07:26 | コメントをどうぞ

ストリンギングはシンプルがまず第一

若い頃は、山登りに熱中していたんです。

最初の頃は、それこそヒマラヤだって行けるようになりたい!くらいに思って日々トレーニングしてたり、真冬でも半袖を貫き通して耐寒訓練?みたいなことをして、大学では体育会山岳部に入って、岩登りも雪山も経験しました。

先輩はヒマラヤに本当に行ったらしいんですけどねー(エベレストのサウスコルまで=8000m越え)

もちろん、こんな性分ですから、なんでも知りたくなっちゃうわけです。沢登りだとか、渓流釣りだとか、カヌーとかまで興味を持っちゃう。(どれもやったことないけど)

 

テニスを始めて、コーチのアルバイトを始めて、割とすぐにガット張りを教わったんです。自分でガットを張れるってすごいなー!ってその頃は思ってたと思います。もう覚えてないですけど。

 

最初は、いろんな張り方があるなんて知りませんでした。それこそ、2本張りからスタートして、で「1本張り」っていうのがあるんだー、的な(笑)。

それが18歳。のとき。

職業コーチになるか、って思うようになったのは、24歳の時で、この頃にはガット張りはかなりの量をこなす業務形態になっていました。社員(まあバイトの頃から週七日やってましたけど)になるようになってきて、キャンペーンなどで集中して本数が来るのをさばくようにして張っていました。

 

その頃からですかね、まずマシンのちゃんとしたのがあると、やっぱり張り上がりが違うってこと。

その後、結婚してすぐに譲り受けた自分ちにおいたやつは、バネが伸びていてちゃんとテンションが出なかったし、新しい機械はかっちり張り上がるんですね。

張る人の腕前もかなり仕上がりを左右する、っていうことも気になりだしました。それだけに、任せてもらえるっていう責任感を感じるようになりましたし、自分の張りがどんな評価をいただけるのかは聞いてみたくて仕方ありませんでした。

そうしているうちに、「面圧」っていう言葉が気になり始めて、ラケットの面の大きさやストリングパターンなどがそういうのに影響するっていう知識が入りました。

プロのストリンガーという人は、張る前からそのコントロールができるものなのか、という疑念が湧き、いまのところ「それは無理だろう」という結論?を自分では持っています。

あるのは、まず張ってみること。そして、その後も、同じ手順と同じ時間で、仕上がりが揃うようにできるように腕を磨くことが大事なことなんだと思います。

バボラ張り

アラウンド・ザ・ワールド

ゴーセン張り

ウイルソン・プロ張り

アガシ張り

…などなど、聞いたことのある「張り方法」の名前も様々です。

けど、それができることが技術の向上ではないと思います。

マシンの都合も、手順の都合も、張り上がりに影響するものだと思いますし、張り手の技術も人によって差があるものだと認識しています。

そういう中、大切なのは、自分の張りを守ることができれば、まずはひとつの課題をクリアしたことになると思っています。

他人の張り方をコピーできるようになれば、そりゃあプロ選手の前に出て「私にやらせてください」なんていうこともできると思いますし、各々の糸にどのくらいのテンションが掛かって、面全体にどんな影響が出るのかがわかるような素晴らしいことにでもなれば、まさにストリンギングマスターだと思います。

しかし、どう考えてもそうはならない。

そして、これまで出会った名人たちの技術を見つめていても、非常にシンプルで、それだけに狂いのない技術を持っていることに舌をまくような思いで見させていただいてきました。

 

ワタシはやっぱり、そういう職人魂みたいなものにシビれる性分らしく、そういうのを見せつけられると如何しても目指してみたくなっちゃうんですね。

ワタシが持っているのは、ゴーセンの張人の認定を受けるのに練習した、ゴーセン張りのみです。

しかし、いまのところ同じラケットに張り上げる時間はかなり一定の時間で自然にできるようになってきましたし、仕上がりは見た目だけじゃなくて、自分のラケットでも納得の打感だと思えるようになってきました。

お客さんのラケットを任せてもらう時にも、自分の一番自信の持てるやり方で、毎度同じ仕上がりに信頼を寄せてもらえるようにしているつもりです。

 

クロスストリングを上から行くか下から行くかで仕上がりが違うこともわかっていますし、目直しやテンションロスの取り方なんかも、見た目で変化がわかりづらいですが、いつも通りの手順を守ることで仕上がりが揃うようにしていくこと、余計なことをしないことが、ストリンギングにはすごく大事なんじゃないかな、と思うようになりました。

 

思えば、もう何年?ガットが張れるようになって25年以上が経っているわけですから、ショップの人じゃなくても、このくらいは出来なきゃね、とは思っています。

カテゴリー: 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 22:07 | コメントをどうぞ

ラケットが一本折れました

正確には、「折れ」てはいないです。

でも、ちょっと使うのはもう。。。

先週の、風の強い日のレッスンで、球出ししてラケットが「ビィーン」と、風で流れたボールにフレームトップの方に当たり損ねて「ビィーン」…あれ、このラケット怪しくないか?

手でフェースをポンポンと叩くと、フレームのトップ近く当たりを触るあたりからそのビンビン感が出ます。

ボトム側では、それほどでもなく、トップの方に当たる手が行くとフレームがビビります。うーむ。

前に使っていたMANTIS TOUR305は、今年の2月頃に同じような感じで、ラリーはまだできるものの、球出しを続けていたら肘に来ちゃいました。

肘はその後、完治はせず、かといってプレーが怪しくなるほども痛まない。ただし、肘の骨が出っ張ってきて、お医者さんに行ってレントゲン撮ってもらったんです。

普通は松ヤニみたいなものが出てきて炎症部分を守るようなものになるんだけど、アンタのここはカルシウムみたいなので出来てるから、こりゃあ骨になってるんだなぁ、と他人事のように(まあなってるのはワタシですから、他人なんですけど)言われ、こちらも他人事のように聞いてきました。

そんな経緯もあるので、今回のビビりラケットも、ワタシ的にはもう使用を中止せざるをえない気持ちになってきて、ラケバの奥っ側にしまって極力出さないようにしてしまいました。

 

昨日、ほんのちょっとだけの時間があって、師匠のところにより、この話をしてラケットを見せたところ、「どれちょっと見てあげようか」と。

ワタシも、ラケットのしなり硬度を測る、 RA値を測る機械にのせてみたくて師匠のお店に来たんですが、プロ直々に見てくれることになりました。

最初は、グリップ内部で何か異物(製造時に出るバリとか)が当たって悪さしてるんだよ、とか色々調べてくれましたが、グリップ開けても原因はわからない。

RA値を測定しても、特に変わっていない。だから、まだ折れてはいないみたいなんです。確かに、ラリーでは感じない。球出しが手のひらの骨とか、肘とかに響いてすぐに痛くなるんですが。

ビビリ音を聞き、じっとフレームを仔細に眺め、またビビリ音を聞き。。。何度かやっているうちに、フレーム内側にある、小さな亀裂を見つけてくれました。

「こりゃあ、塗装のヒビじゃないパターンの可能性が高いな」と、本当に小さな亀裂なんですが、フレームの対角に当たった衝撃がここに出たりするもんなんだよ、などと教えてくれました。

他に外傷も見当たらないので、ちゃんとした原因かどうかは特定できませんでしたが、やっぱりこのフレームはもう「お疲れさん」てことにしとこうと。

エンドキャップもつけ、元グリップも元に戻しましたが、固定はせず、使わないラケットにしました。

本格的なチューニングをプロの師匠にお願いし、重たいけど使い勝手のいい、理想のラケットに極限まで近づいたと喜んでいたラケットだけに、とても残念です。

マンティスは安く買えるので、まだ助かりますが、ワタシ、ラケットって8ヶ月くらいしかもたない。

ヘッドの頃もそうだったし、マンティスは2本持ちを2世代に渡って8〜10ヶ月で中折れっていうか、腰抜けになります。

まあね、今テニスしすぎなんでしょうね。ボール打ってる回数とか時間とか、一般プレーヤーの比じゃないですから。。。

カテゴリー: 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 07:39 | コメントをどうぞ

最近のストリング「半マルチ」

最近、モノフィラメントとマルチフィラメントの露骨な違い(?)から、そんなに何千本もの繊維じゃない構成のストリングスが出てきていますよね!

最初にそれを見たのは、GOSENの「ILD」だったと思います。『?これ、何フィラメントっていうの?』みたいな感想ですが、ワタシ的にはマルチの仲間だと思っています。

素材の中に伸長率の違う素材を組み合わせて糸を作ることで、テンション維持性能が高くなるのを狙ってのことかと。

そういうのは、元をただせばやっぱりGOSENの「AKシリーズ」がそうだったと思います。で、AKはワタシ的にはモノフィラメントの中にそういう繊維が入っているという認識だったので、ILDは新しい発想?かなぁと思ったりしていました。

他のメーカーさんだと、ライブワイヤー(TOALSON)とかも、組み合わせの複雑な構成みたいなモデルイラストですし、なんならNXT(Wilson)やXR3(Technifibre)もマルチの中に芯になる素材を入れてありますから、考え方としては糸の性能を考えてこんな風にしたい、と思えばかなり以前からあったものかと。

んで、そのILDみたいな構成のナイロンガットが出ましたね。laytex-touch-w750-1

レイテックス シリーズ。画像はレイテックス タッチという、ナイロン系ですが、ポリも出ました。

みたら、「ウミシマ」(AK)のシリーズの進化版なんですね。

一本、試打用をもらったんですが、まだ使っていません。

糸の触り心地は、かなり柔らかそう。

以前にテックガットシリーズにウレタンを混ぜて柔らかい感触にしたやつがあった「テックガット ランプリール」っていう廃盤になったモデルがありましたが、ちょっと思い出しました。

肘に優しい感じのする、うにょっとした感触っていうか?ボールが張り付いた、ねちゃっていう感触っていうか?ウレタンの触感てこんななんだ、って思いました。

テクニファイバーはウレタンを使ったストリングをずっと出してますが、ランプリールほどの感覚ではないですね。

どのラケットに張るかなぁ…と悩んでいる間に結構時間が経ってしまいましたが…

 

…まだ悩んでいます…(笑)

 

 

でもさ、ポリの方って、ILDと同じってこと?

カテゴリー: 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 08:28 | コメントをどうぞ

ストリングを選ぶ

ガット張り機を自宅に導入して、もう3週間経ちました。

奥さんになんて言って許可を取ろうか、置き場所とか、作業する時間は本当に取れるのか、いろいろ心配をしていましたが、それぞれを割と上手くクリアして、11月16日に、我が家にストリンギングマシンがやってきました!

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作業する床にジュータンひいたりして、本人はかなり喜んでおります。

自分のラケットだけでも、もう4回?張りました。

マンティス プロ310は2本あるので、どちらも張り替え、なおかつ一回切れちゃったのでハイブリッドで張り直し。

ほんで試合が終わった翌週には、その愛用のマンティスが片方、お亡くなりになりました。。。腰が抜けちゃって、フレームにビビリが出るようになってしまい、今年の正月くらいに前に使っていたマンティス ツア−305も同じようになって我慢して使っていたら肘を痛めてしまったので、今回は肘を今よりもひどくならないうちに使用をやめておきます。

お気に入りだったし、師匠のところでチューニング終わったばっかりだったのに。。。もったいない。

師匠のところから借りたままになっている、オリジナルのグロメットレスラケットはまるで違和感なく使えていて、軽く取り回しが楽なためにまだ返していない代物。

マンティスが折れて(抜けて)しまったので、昨日今日あたりからそちらを使っています。

レッスンでは、球出しが楽。

そしたら、昨夜のアルドールのレッスンの最後の方で、ガットが切れちまいました。

 

さてそこで問題。

 

最近は(ここ4年以上)、ポリガットをずっと使っているんです。

最初のうち、ポリに変えてからは、手のひらでフェースをトントン、ってやっただけではテンションをどのくらいにして張ったのか、わからなくなってしまいました。

前の職場にいた頃は、ナイロンガットばかりを張っていましたし、自分でも張りをいろいろと変えて試していたこともあり、その手のひらトントンで、結構張りの強さを推測しては近いくらいで当てられたものなんです。

本当は見た目の古さ、伸び具合、その人のテニスのイメージなどから大体のイメージと自分だったらこのくらいを勧めるな、と張り替えのイメージで推測するんですが、結構当たる。ていうか、いつ張ったのかとかまで言い当てられていました。

 

さて、そんなわけで近年。お客さんにナイロンストリングスを勧めるのに、自分の打球イメージの感覚がポリっぽくなってきているのか、女性やジュニアにどの糸を使ってどのくらいのテンションでオススメするか、っていうのに迷うようになってきました。

 

ワタシ自身がポリを使っていて、テンションは低めですが、その面のたわみの少ない感じと、カリッとスピンがかかるような感じに慣れてしまっていて、肘が痛いとか言ってナイロンを張っても、タッチが合わずにすぐにやめてしまいます。

 

加えて、海外のメーカーで、スクールなどでは普通に扱わないストリングメーカーの糸を、自分でどう評価していいか、さすがに悩むようになってきました。

ポリはポリで、やっぱり商品によって違いがあるんですが、ナイロンは商品によっての性格の違いがポリよりも大きいというか、はっきり出やすいと思うんですよね。

手って慣れるから、しばらく我慢していればまたナイロンでも普通に打てるようになると思うんですが、その頃と一番違うのは、ショットを打つ回数と強さ。

ナイロンじゃおそらく1週間持たなくなると思います。。。

そんなにハードヒッター、ってわけじゃない、どころか、タッチプレーヤーだと自分で思ってはいるんですけど、オムニコートが主戦場で、レッスンも練習もすると、まあ毎週2本張る…みたいなことになるんでしょうね。

肘も春からちゃんと治ってはいないんですけど、まあプレーに支障がない程度(骨が変形しつつあるんですが)だし、球出しがいちばん肘にクルので、今後もテニスを続けていく分には大丈夫なんだと思っています。

ラケットスタジオのオリジナルストリングスで、ゲージ1.10のポリを1ロール買って、それも気に入っているし、今まで使っていたエッグパワーもミクロスーパートのハイブリッドで調子がいい。

ポリとナイロンのハイブリッドって、ポリが強すぎるとナイロンがあっという間にボロっちくなるんですけど、ミクロスーパーを横糸に使っている分には、どんどん削れて薄くなっていっても切れるまで使えるので、下手にナイロンマルチをおごるよりかは耐久性があります。

 

マンティス抜けちまったから、また一本買わなきゃなんないし、それで今度はプロでも310じゃなくて元からある方の295にして、またいじくっていこうかと思っていたりして、自分のラケット、いっかい「完成!」の域まで師匠のおかげで行ったと思ったのに、またぶり返しです。。。

まあ、楽しいからやってんですけど。

カテゴリー: グッズオタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 20:29 | コメントをどうぞ

足さばきは脚だけじゃなくて

フットワーク、まあ「足の仕事」です(直訳?)

フットワークは、移動の方法ではなくて、ボールを上手く打つための全ての要素を持っています。ラケットを上手く振ることすら、脚からの助けを借りなければ本当の意味での良いスイングにはなりません。

ラケットを持つ手の神経が、ラケットの操作で間違いがないか気になるほど、脚の操作や下半身からの力の伝達などには意識が行かないのが、一般プレーヤーの普通のパターンかもしれません。

動かない脚は、テニスの下手な原因の一番にあがります。

かといって、やみくもに動いても意味があるわけじゃない。

まずは、移動と、時間を計る役割。

足が動くことは、時計の秒針が動くのを感じながら時間を理解するのといっしょで、自分の動くリズムが、飛んでくるボールに自分が同調できているかどうかを調整する大切なアイテムです。

例えばセンターマークから、ベースラインをシングルスラインまで移動して打つのに、距離にすれば4歩程度。

それを大股で走って3歩で行くことができる人もいますし、そこに9歩10歩かける人もいると思います。

細かいほどいいわけじゃない。かといって雑でもダメでしょう。

細かすぎれば走るのが遅くなります。大ざっぱだとちゃんと合わせるのにセンスが必要。

軸足からスイングを開始する力が出ますが、そこのタイミングを計ってくれているのなら、プロじゃなければスムースに速く動けるリズムがある方が良いでしょう。

さらに、骨盤の操作。

例えば、ボレーって横向きが良いとも言われるし、正面向きで構わないとも言われます。

ワタシの見解としては、上半身の向きはどっちでもいいけど、腰はひねる動作が必要です。

だから、事象的に打った時の上半身がどうだったかを見るのではなくて、最初に腰のひねりこみを行う動作があるか、あるいはそうしようと準備する形になるか、は結構その人のレベルを上下します。

むろん、ひねりこみを準備する方が良いです。柔軟に膝と腰(足の付け根)が動きやすくしておいて、例えば遠めのボールだったら正しく踏み込み足が出てきてしまうように骨盤の位置をつくることができる。

順番通り、軸足→踏み込みと動いたとしても、骨盤の操作なしでやっている初級者は、ボールを打つ動きと関連しないような動きになることすらあります。

ストロークでは、ボールを呼び込みながら打点を前にとる、という、言葉で考えると前者は「打点を後ろ」、後者は「腕は前」と言われているような良く分かんないことを、同時に表現できるようになりますし、それが良い方法であることを実感させてくれます。

グリップ

スタンス

リズム

そこいら辺は、スイングを効率よく見せる「適切な打点」の位置を知れば知るほど重要になってきます。飛んでくるボールは毎回同じではない訳ですから、どんなショットを打たれても合わせられる人はテニスが上手なわけですから。

さらに、バランスを取る、という役割。

この辺は総合的に上記のものが出来ているのなら、あとは姿勢が崩れやすいとか、重心が軸足にうまく乗っていないなどで打点がばらついたりするので、気づくのは簡単かもしれませんが、疎かにしてはいけない部分だと思います。追い付いていればいい、手が届けばいい、というスタンスでは安定したパフォーマンスは出せませんから。

フットワーク理論を体系立てて教えてくれるところもあるようですし、必要、というか必須、というか、おろそかにしているヤツに大した奴はいない、というか?ですが、リズムとバランスが保てて、無理なくプレーできる人って、テニスが上手で、楽しいんじゃないかと思います。

カテゴリー: 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 08:16 | コメントをどうぞ

芸術を愛する国・フランス

フランス人プレーヤーの魅力、ちょっと語りたいですね。

今日は少しだけ。

現在、世界ランキング100位までにランクインしている選手で、国籍別に見ると2番目に多くのグッドプレーヤーを輩出している国が、フランスです。(1位はスペインで、15人います)

フランス人プレーヤーのトップ100には、10人います。(今日現在のATPランキング)

9位 ガスケ

10位 ツォンガ

15位 シモン

19位 ペール

24位 モンフィス

31位 シャルディ

47位 マンナリノ

71位 マユ

78位 Pouille(読み方がわからない)

95位 マチュー

という10人でした。

芸術性の高いプレー…いいかえれば天才的なプレー。センス溢れるプレーで観客を魅了する選手が多いのがフランス人。

スペイン人は、現在世界のテニスを牽引していると言っていいと思います。

スペインドリル、と言われるフットワークのドリルなどにも象徴されますが、基礎に重点を置いた鍛錬を欠かさない、フィジカルの強い選手(フィジカルの自信はメンタルにも影響があるでしょうね)が多いという印象でしょうか。

どちらもクレーコートの国、という要素は日本にいると勝手に思ってしまうだけなんでしょうか。

フランス人プレーヤーの特徴は、みんな似ていないことです。

ガスケもツォンガもモンフィスもシモンも、そして今年になって台頭してきたペールも、誰にも似ていません。

それでいて、その試合が見たいと思ってしまう。

もう100位にいないみたいですが、ワタシ、ロドラも好きなんですよね。

ダブルスのスペシャリストでもあるロドラは、ファイターでもあり、タッチの素晴らしさ、ショットメイクの意外性、面白いことだらけ。そういった意味では、ペールもそうでしたね。(錦織が負けたのは悔しかったんですが)

かつてルコントやフォルジェ、ノアなどの魅力的な選手が多かったのも思い出されます。

こういった独創性のあるプレーヤーを、どうやって育てているんでしょうか?

スペインもそうですが、アメリカにも有名なアカデミーがあり、ジュニアからトッププレーヤーを輩出しています。

フランステニス協会にも無論アカデミーはあり、ナショナルチームもありですが、アメリカやスペインがそうしているようなシステムや育成プログラムを作っているか、フランスはいまいち知られていないように思います。

それだけに魅力があるような気がしますよね!

若い選手にも才能にあふれ、トップを夢見ているプレーヤーが渦巻くようにゴロゴロいて、ブレイクスルーを待っているような気がします。

 

 

世界ランキングを見ていて、20代前半のプレーヤーが少ないことに気づきました。トップ100では25歳までが30人。その中には錦織と、ダニエル太郎がいます。

カナダのポスピシルとラオニチが、25歳と24歳で、日本もカナダもトップ100には二人しかいなくて、それ以上の歳の選手もいません。

アメリカにはソックを始め、若手が出て来はじめています。

日本のこの後を担う若手は、いるんでしょうか?

今日の話題で言えば、フランスには?まだ魅力のある楽しみな選手が出て来そうなんでしょうか?スペインの今後を担う選手は、誰にバトンを託すことになるんでしょうか?

 

ただのオタクですから、世界のジュニア情勢などは、よくわかりません。

けど確実に、どこからでも選手は育ってくると思いますし、これからもテニスは楽しみなスポーツであることを願いたいと思います。

 

カテゴリー: プロ選手オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 21:16 | コメントをどうぞ

球種を打ち分けるのが苦手なひとは

打球のための動作は、投球動作から発生している、とは以前に書いたものからなんですが、トップスピンを打てないひとで、打てるようになりたいひとも、スライスが打てなくて、打てるようになりたいひとも、両方たくさんいます。

両方ができるひとにとっては、同じ理屈の中の使う場所違い、みたいなものなんだってことが体の都合っていうか、持っているラケット面の都合でわかっているんでしょうね。

以前の記事からまとめてみれば、

テイクバックからフォワードスイングに入る時、腕はスピネーションする=面は上向きになりたがる動きをする⇨スライス面ができやすい

スイングをそのまま続けていくと腕はプロネーションする=面を手首で(上腕で)返してくるっと下向きになりたがる動きをする⇨トップスピンをかける時の動作に近い

ということは、スイングのし始めはスライスが打てるところで、スピンは無理をしてかけてもショットの質はどうしても良くならないところ。

プロネーションを利用できる位置に打点を合わせると、もうスライスにとっては体が流れてしまいやすくなる位置になり、トップスピンにとっては面が安定するところになります。

ということで…

球種を打ち分けるのが苦手なひとのパターンは!

飛んでくるボールを一定の位置でしか見れないひと。

特に、トップスピンが打てない、ってひとに多いような気がします。おそらく理由は、スイングの中の「いちばん奥」の方までボールを待つ癖があるので、それより前になる打点を取るのが苦手だから。

そうなる要因がいくつかあります。

ボールを見る、ということのクセ。ワタシもライジンガーのスライスしか打てないプレーヤーでしたから、いまだにその辺はなおりません。ていうか利用してる。

スイングの下端で腕が速く振れるようになるので、そこに力を入れるところを合わせてるとか、そういうこともあると思います。スピンを打つには、その位置を前に合わせるように腕を送り込まなきゃいけなんですけど。

あと、テイクバックでの面の向き。スピネーションするわけですから、そこに抵抗なく面を上向きにしちゃったらスピンをかけようとしても面が不安定にしかならないと思いますから、手首を先に固定すればスライスか、よくてひっぱたき系のフラットにしかならないですよね。

 

スライスが打てないって人は、まずは振り方の理解の仕方が間違ってることが多いんですが、それを外して考えれば

テイクバックの形のクセ

が原因になることが多いです。ヘッドを下に引いたらもうスライスはほとんど無理ですし、フェースを外に向けるように引いていく(上腕や手首をひねる)テイクバックの形は、スピネーションするときにフェースが上向きにならない工夫の仕方ですから、もうスライスは打たない、という形になるってことなんです。

あと、スイングで体から先行させてヘッドが後ろへ流れるような動きをするパターン。まともに当てるとパンチ力が強すぎて、今度はこするとフェースが逃げてうまく当たらない感じになる。

テイクバックは、振り始めと分けて考えるくらいでも最初はいいかもしれませんね。

テイクバック終了の形=振り始めの形、じゃなくてもいいんです。

だから、テイクバックの時にはニュートラルな感じがいいって言いたいんですけど(笑)

カテゴリー: 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 08:19 | コメントをどうぞ

武器を持たずには戦えないでしょ

試合に出て、勝てるようになりたい!

そりゃあ、テニスやって、どのくらい上手くなったか知るには試合をしてみるのが一番の方法ですし、同時に練習というプレッシャーの軽いプレーと、試合中という極端にミスを恐れるプレッシャーの状況とを知るには、これしかないです。

で、試合に出ると、みな一様に思うのは

「上手くなって、勝てるようになりたい!」ということでしょう。

そう思わない人は、きっと自発的には試合に出ていなかったんでしょうし、モチベーションそのものに問題がある。

さてそこでですが、自分の試合も含めて(日曜日試合だったんですが、初戦負け…)どうやって試合に勝つのか、と。

試合、とかくよりも、言い方を変えれば「戦い」にいって「勝つ」ということです。

戦うには、武器が必要です。防具も。

剣道の試合に出て、竹刀も防具もなかったら、病院送りになりそうな気がしますよね!

自分が空手や体術の達人だったら、その体や術が武器であり防具でもありますから、竹刀も身につける面や胴なども必要ないかもしれませんが。。。

テニスの試合を、こないだ見たんです。市民大会。

どうやって勝ってるんだろう、って見てたんですが、こりゃあこっちが勝つねと思って見ているペアさんたちは、ちゃんと攻めているし、相手が攻めてきてもきっちり次の攻撃をさせないか、さらに守りを厚くするかします。攻めるときも、軽いジャブくらいでは油断せず、間断なく攻め、スキを見せない。

でも、そんなことができるペアはすごく目立ちます。

大概のペアは、たまたま勝って、たまたま負けているように見えます。

いやいや、皆さん真剣にプレーされていますよ!よく考えて、ペアで話してプレーをしている風景を目にします。

けど外から見ていると、ミスを怖がるのかチャンスをきちんとものにできない。

ロブを上げて相手が間に合いそうなのにポジションも変えずに立ち尽くしている。

構えの格好はしていますけど、スマッシュとるのにそこじゃ間に合わなくないですか?要するに、防具は正しく装着されていませんよ!ってことです。

それで、何の練習をしてきたんだ、ってことになりますよね。

一生懸命練習をして、コーチの言うことを聞いて、立ち位置やら配球のテクニックを学んできたんじゃないでしょうか?

それは、こういう状況ではこんなパターンになることが多いですよ、っていうシチュエーションを作ってのモデルケースを紹介したにすぎない。実際の動きは、現場でその時になってみないとわからないものですから、その時に想定内の動きとしてできるようにしておきたいから練習しているわけです。

今やった動きが試合で出ますよ(学校で、ここの部分試験に出るよ)、だから覚えておいてね!

っていうような気分で聞いているから、そのことだけを記憶しておこうとするのが間違いなんですよね。

ここではこんな引っ掛け問題が出るから、答えの出し方はここんとこ気をつけながら解くように!っていう対策ならいいと思いますけど。。。(違うか)

自分の武器が何で、どうやってそれを使えるようにしたらいいか考えないと、接近戦(刀での斬り合いだとしたら)なのに自分の武器が長い槍だったら、相手が近くにいちゃあ使えません。

槍の達人だって、6畳間に入れられたら剣の達人にはどうやっても勝ち方が見つけられなくないですか?振り回すと壁か柱に邪魔されて攻めも守りもできない。

じゃあこの柄を折るか、って発想でもなければ間合いが変えられません。

そうじゃなければしのぎつつ庭に出て、広くなった瞬間槍が役に立つ。

じぶんの武器を変化させることも、じぶんの武器を振るいやすい場にもちこむのも、試合のテクニックです。それこそが自分の武器であり、強み。

急に槍を剣に持ち替えても、じぶんは槍の専門だから戦えない、じゃあ最初っから試合が決まったようなもんです。

習ってきたことしかできない、じゃあ工夫のある人たちとは差が出てしまいます。

まして、自分の武器が何であるかわかっていない人では、戦いにすらならないでしょう。

「あの人、試合で当たったことある」を自分で思い出せる人は、戦った相手です。

けど、強い人って、自分と当たったことを覚えてくれてないことありませんか?

それ、相手にならなかったんです。

試合はしたけど、戦いにならなかったから、その人はその戦場を歩いて通り過ぎたとしか思っていないから、風景の一つでしかなく、記憶には残らなかったんです。

悲しいですよね。一生懸命練習してきて、その扱い。

まだ足りないのか、って思う人はきっと強くなります。

武器を見つけて、磨いて、強くなります。

自分のことばかりじゃなくて、相手を知り(武器は何か、得意な戦い方はどうか、どうやって守れば負けないか)、自分の場はどこかを探して、強くなります。

立ち位置や、配球を教わりたい人は、手っ取り早く達人が今どうやって勝ったかを教わりたいだけで、自分が強くなったような気分に浸りたいか、それを知ったら達人のようになれると勘違いしているんです。

達人がそれを作り上げるのにどれだけ修練を積み、練り上げる時間を使ったか。

そこを見ずに憧れても、届きませんね。

上手い人も上手くなる人もいますし、苦労せずになることだってありますが、強くなるには自分で創意工夫する必要があります。

その苦労は、楽しいんですよ。出来てきますから。自分のことがわかってきますから。自分のことが好きになる。

だから練習が楽しくなるんです。

 

カテゴリー: トレーニングオタク, 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 07:40 | コメントをどうぞ

バランス!

打点はどこか、ということを明確にすることは、コントロールを確立することです。

ということは、飛んでくるボールをよく見ていても、打点はどこかは示されません。

自分の形で打点を知るべきで、そこでのボールの感覚から体が覚えていくものでもあると思います。ラケットにこんな風に当たると、あんな感じで飛んでいく、それがイメージしたショットになっているならいいわけだし、そうでなければ次はこんな風にやってみよう、って自分で工夫していくものだと思います。

 

それだけに奥が深い。

 

教えていると、再現性を上げるためにテンポよく腕を動かして、自動的に同じところにボールが飛ばせるようになるトレーニングとか、それに足のテンポを合わせて動く練習とか、動いて戻ることでバランスをとる練習とか、段階的に体に「一つの動作」として覚えやすいようにしていくことかなぁと思っています。

動きは、頭で理解していることを順序よくやっていくことで最初の段階をやると思いますが、プレーに昇華していく頃には、自動的にできるような動きになっている方がいいものです。

自動的にできる、ということは反射的に動ける、ということで、頭を使ってやらずとも自然と形になるようになるまでの反復練習が必要になってきます。

動きにはリズムが必ず必要で、だから足を止めての練習は長くやってはいけないものになります。よほど初歩的な練習でもない限り、動きを入れて、自分が相手のショットに対して時間を測るような感じで自分のリズムを使えるようにしておく必要があります。それは、必ずあるものです。

短いテンポのもの、長いテンポのものと両方必要で、最後のスイングの動作に合わせるところのために、最初に短いテンポのものをしっかりやっておく必要もあるはずです。

 

その中では、体のバランスに偏りがあると、どうしても打球後のリカバリの動作に差が出ます。いいショットを放てるようになっても、相手がそれを返してくる可能性がある以上、すぐに戻って構えていなければならなくなるはずです。

こんな基本的なことをわざわざ書くのは、やっぱりちゃんとできている人の方が少ないからですね。多分、ワタシ自身を含めて。

打点の設定には、奥行きが必要になってきます。

相手のショットはスピードや回転、深さや高さなどの要素を持っていて、相手ショットのコースにうまく入れたとしても、その要素の分、いつも同じ打点でとれることはないからです。

平面的なストライクゾーンを広くとれるように構えのバランスを良くすることももちろん必須ですが、そう言った勢の強さとか、バウンドに合わせるためには、腰と肩のひねりこみを使って奥行きを出せないと、どうしても苦手な球種ができるはずです。

やや腰を落とし、重心を安定させるために膝や腰には柔軟性を作れるようにしていないと、スイングが良いだけで良いショットは生まれません。

軸足は後ろ足にありますから、そこを意識していないと突っ込んでしまう人も結構います。

ボールをどうやってみるか、そこの部分にも大きく影響してくるものなので、姿勢の良さ、動きのバランスを取れるかどうか、そういったことは無視はできません。

 

みなさん「いかに良いスイングができるようになるか」って悩みますが、体って筋肉が記憶情報を持っているので急には変えられないことの方が多いものです。せいぜい、テイクバックの時に面を伏せようとか、スイングを下から上へ、なんていうことに気を取られてしまって相手のショットが難しくなればやっぱりできませんでした、なんてことになることがほとんどですから、ラケットがボールを捉える打点にいかにうまく入り口を作れるかとか、ラケットにボールが当たる時の感触を揃えられるか、そういうことをきちんとできるようにしていく中で打ち方はその人のオリジナルが生まれると思います。

 

守らなければならない約束はきちんと押さえた上で、自分なりに形を作っていけば、それを相手が打ったボールに合わせられるようにラリーの練習を活かしていけばいいわけです。

練習が好きな人は、そういうことを楽しめる人で、試合が好きな人でうまい人は、もう自分のショットを変えなくても変化をつけたり、相手の変化に対応出来る自信がある人です。

カテゴリー: 打ち方オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 07:58 | コメントをどうぞ