テニスしていると未だにそれほど衰えを気にする事は少ないのですが、今日は思わぬ所で「俺も年取ってしまったなぁ」と感じさせられることがありました。
それは自転車に乗っていていつもと違う交差点に差し掛かった時のことです。
電動式ながら僕の自転車はロードタイプなのでペダルをしっかりと踏み込むためにサドルが高くしてあり、そのために止まるときに面倒な動作で腰をサドルから外さないと足が地面に届きません。
だから信号待ちするときなどはガードレールとか、歩行者保護のためのポールの上に足を乗せるようにすると面倒な降りる動作をしなくて済むわけです。
それでその交差点に近づいた際に信号が赤になったのですぐ脇にあった見慣れないオレンジ色の歩行者の保護ポールへ足を乗せようとしました。
ところがそのポールは何か柔らかい素材で作られたもので根本から柔軟に屈曲するように出来ているものだったのです。
てっきり硬いものとばかり思っていつものように足をかけたらいきなりグニャリと予期せぬポールのリアクション?に勢い余ってバランスを崩した僕は転倒してしまいました。
おかげで少し古く劣化していたペダルの一部分が欠けてしまいましたが、幸い身体までは転ばされずに済んで無事でした。
それで思ったのが歳の所為で視力が落ちてポールの素材についての洞察が足りなかったこと、いくら不意をつかれた出来事でも反射神経があれば避けられるはずなのに出来なかったのはやはり加齢による衰えなんだろうなと言うことです。
しかし、近くにいてその顛末を目撃した若い女性から「大丈夫ですか?」とやさしく声をかけられなかったのは(そんな年寄り扱いするようには見えなかったから)と良い方に解釈しつつ、一方で(新垣結衣みたいな可愛い顔しているのに少し冷たいんじゃないか?)とも考えてしまいましたが転けた直後に脱兎のごとく走り去ったので、もしかしたらちょつとは心配してくれたかも