中高生クラスの生徒たちのレッスンで、どうもラケットの真ん中にボールが当たっていないことが多いので少しそのことに注意させようと思いました。
そこでペアを作らせて片方が目を瞑ってラケットを打点の形で構え、もう一人がボールを手でラケット面のいろんな所に当てそれを目を瞑っている方に感じ取らせるということをさせてみました。
そのやり方を示すためにアシスタントの大学体育会テニス部の若いコーチに目を瞑らせてラケットを構えさせました。
そして僕が手でボールをラケットのスローとに近い根本に当てて「どこに当たっている?」と訊ねました。
生徒達にいわばお手本を見せているその場面で何と彼はいきなり「先端ですね!」と自信たっぷりに答えたので、呆れてしまいました
根本と先端ではまるっきり逆だからで、コーチがこれじゃ話しになりません
「おいおい、まるで反対だぞ!」と諭すと慌てていましたが、彼の名誉のためにもう一度やり直してみると今度はちゃんと当ててくれたのでホッとしました。
その後に生徒達にやらせてみると、やはりちゃんと真ん中に当てることが出来てわりと上手く打てる子たちは正答率がほぼ100%でしたが、イマイチな当たりで時には空振りすることもある子になるとそれが30%程度に落ちてしまい中にはまるでわからないと言う子もいました。
ラケットのセンターでボールを捉えると言うのは基本中の基本ですから、ちゃんと当てられなかった子にはもっと毎日きちんとラケットでボールを軽く突いたり打ち上げたりして真ん中に当たった時の感触とオフセンターの違いくらいはわかるようになってもらいたいものです。