錦織選手が日本時間の今夜に挑戦するバルセロナ・オープン男子シングルス決勝戦は、大会の格付けからするとジャパン・オープンと同じATPワールドシリーズ500という優勝者に500ポイントが与えられるトーナメントです。
ですから既にそのジャパン・オープンでの優勝を果たしている錦織ですから、大会レベルという観点では初というわけではありません。
しかし、このバルセロナ・オープンは昨日にも書いたようにサーフェースはクレーなのでとてもタフな試合を強いられる過酷さにおいては別格と言っても差し支えないのではと思います。
そのためこの11年間というもの地元スペインの選手以外に優勝した者はいません。
そのうちの9回はあのナダル選手で、テニスキャリアのスタートからこのクレーで練習を積みそこでの強さと安定性では世界一のスペイン勢が圧倒的に有利なのは仕方ありません。
そんな盤石とも言えるスペインの牙城、バルセロナ・オープンを制することはとても大きな意味があるのです。
そしてここでの成果は次のフレンチ・オープンへと繋がっていくことは明らかで、ぜひとも情熱の国に今夜は真っ赤な日の丸を揚げてもらい次はそれをレッドクレーでも実現させてもらいたいです!