こないだハーレーのインジェクションチューンみたいに、デジタルデバイスを用いたラケットチューニングが出来たら良いなという話を書きましたが最近ほんとにそういうラケットに取り付けて各種のデータが得られるソフトとデバイスが開発されていますね。
まだそれがどんなものなのかよく知らないのですが、センサーによってスィングスピードとか打球コンタクト時間の計測とかラケット面の傾きや方向性が測定したり認識できるものがあればそのデータによってプレーヤーにベストマッチのラケットセッティングが可能になりますね。
もしかしたらどこかで実際にそんな試みが成されているのかも知れません。
しかし、ハーレーのチューニングならばアクセルを開けてエンジンの出力を上げ下げしたりして各種のデータを取り出すのは容易ですが、ラケットの場合はいろんなストリングを試す際にいちいちそれを張り替えなくてはならないのが厄介です。
そうなるとやはり張り替え不要のテンション可変機能があるストリングの開発が必要なのではないかと思います。
素材は化学繊維か鉄鋼製で例えば50ポンドでストリンギングして打ってみて、もう少しテンションを上げるためにその同じストリングを55ポンドに引っ張り直す、なんてことが可能ならホントに細かくテンションの模索を繰り返して最適な数値を導き出すことが出来るわけです。
いや、もしかしたらもはやストリングを今のような縦横無尽に細かく張り上げるなんて形ではなく一枚の面としてラケットに取り付けられてそのテンション調整はラケットにダイヤルがあってそれによって可能になるとか!?
そうなるともうストリンガーもストリングマシンも不要になってしまいますが、ハイテクの進化がそうした淘汰を促すことは致し方ない時代の流れです。
今はまだいませんが僕の孫達がテニスで活躍する頃にはそんなストリングレスなラケットが出来ていても不思議はない気がします。
今でさえ中学でテニス部の娘に「お父さんがテニスを始めた頃はラケットは木のラケットしかなかったんだよ」と言うと「エー!?マジィ!!」なんて驚いて目を丸くしています。
だから孫達に「お爺さんが若い頃のテニスラケットにはストリングというのが細かく張ってあったんだよ」と話したら、やはりビックリしてしまう日がやがて来るのでしょうね