テニススクールのレッスンの参加者は通常は複数いるものですが、時にはたった一人だけということも間々あります。
そういう場合はその方が中級以上でシングルスの試合を希望されたら、シングルス好きの僕としては喜んでお受けするわけです。
しかし、たまたまそういうクラスが一日にいくつも重なるとその日はまるでシングルスの1dayトーナメントに出場したかのような充実となります。
昨日がちょうどそんな日になったのですが、朝の一つめはダブルスが出来る人数でその後のクラスがなんとレギュラー全員欠席で特別参加の男性がお一人。
まずそこでシングルス第一試合?となり、その後はほぼ毎週おこなっているマンツーマンでのプライベートレッスンでそれは試合をしたわけではありませんが最近とみに往年の力強いショットを取り戻した元名選手との打ち合いは試合さながらでちょっとハードなんです。
何でかというと、その方は僕より二回り以上の年長でラリーではどんなところに打ちこまれても僕はその相手の方のほぼ真正面にこれ以上の打ちやすいボールはない、という返球をしなくてはならないのです。
しかし、伝説の日本人唯一であるグランドスラム男子ダブルスチャンピオンと同期でかつては競い合った仲というその方のショットは毎回やる毎に鋭さを増していてコーナー深くに打ち込まれそれをセンターへ優しく柔らかく返し続けるのはけっこうハードワークなんです。
そしてそのプライベート直後に15歳年下のコーチとシングルスマッチ練習をしました。
彼のわかっていても取れないスライスサービスや、絶妙のコントロールショットでコートの端から端へと走らされてそれはメチャクチャ良いトレーニングになりますが終わったらいつも必ず少し腰が痛い。
そしてその後にずっと時間をおきますがナイターの2時間プログラムレッスンで、ここはもうほぼ毎週かならずお一人だけの参加です。
スポーツクラブの屋上ハードコートでほぼ2時間ずっと打ち合い練習で、シングルスのゲームはしませんがその練習量は2セット分以上たっぷりあります。
これだけ朝から打ち合いしていて、その最後の方でようやく(あぁ、そうだこの当たりだよな、これだこれ!)っていい加減もう少しで終わりだって頃に少しだけ快心のヒットフィーリングを感じられるのでした。
どんだけ自分はスロースターターなんだろ?もしくは超夜型で、こんな夜更けにならないと調子が上がらないのかよ?っていつも思っています。
だから試合もナイタートーナメントに出た方がきっと調子が良いんだろうな、という気がします。