テニススクールの中高生クラスで3月まで中学生だった生徒がこの4月から高校に入学するという子が何人かいます。
中には小学校低学年からテニススクールに来ていてまだ幼く小さいキッズだったのが、あらためて高校生になったと言われて見てみると当たり前ですがその成長の大きさに驚きます。
はじめに会った時は僕の半分くらいか?って思うほどちっこい子供だったのが、今や完全に5センチくらいも自分より背が高くなっている。
そしてフェルト付きの柔らかくて弾みも穏やかなグリーンボールやレッドボールを手でやさしく出してやっても空振りしたりしていたのに、今では硬いテニスボールをかなりの高速度で平然と打ち合う。
毎年この時期になるとそうした子供たちの成長ぶりを再確認して少しばかり感激と驚きの気持ちに包まれます。
この歳になるとそんな彼らの著しい成長とは裏腹に自らは衰えていくばかりだな、とつい自嘲気味な考えにも囚われもします。
だけどすぐに思い直すことにしています。
それは還暦近いこの歳になったって、まだたくさん新たに憶えたり身につけて今まで出来なかったことが出来るように成長することは十分に可能なんだということ。
桜の花が散ってしまってもまた来年、その次の年にもずっと再び花が咲くように人間も何かが衰えなくなってしまっても、きっとまた別のことで華麗に咲くことが出来るはずだと思います。