新しいプリンスのラケット、ツイストパワーを試してみました。
フォアハンドとバックハンドでその飛び方が違うというモデルですが、スロート部の捻れを見ればこれはかなり違う打球感と飛び方をするだろうなとわかります。
実際に打ってみるとフォアハンドストロークはとてもしつかりした鋼製感とでも言えば良いのでしょうか、安定してプレイヤーの意志そのものに思った通りの飛球ラインと飛距離を実現してくれるという印象でした。
そしてバックハンドストロークでは、スライスを打つと少ない力でより良く飛ばせるというアンダースピン系のスライスショットを見事にアシストしてくれます。
それは最近、普及が進んだ電動モーター付きアシスト自転車の軽くペダルを漕ぐとモーターが働いて実にスムースかつ楽に車体が前進してくれるという、あの感覚を彷彿とさせます。
同じスライス系で打つバックハンドのロングボレーを打ってみると更にそのラケットが持つポテンシャルを如実に感じます。
最初に使ったのが中高生のクラスで彼らとラリーで打ち合いながら、バックハンドストロークのスライスとボレーを本当に軽く打ったつもりなのにアンダースピン系のボールに慣れていない彼らはことごとく空振りしていました。
車のエンジンで言えばターボが付いていて少ししかアクセルを踏んでいないのに、結構な加速パワーを感じるという感覚でしょうか。
まだゲームで使っていないのでサービスとレシーブでの感触はわかりませんが、サービスだとバックハンドと逆の面での操作になるのでおそらくフォアハンドでの精度が高い安定した当たりで打てるのではないかと想像できます。
そしてレシーブではバックハンドでのコンパクトなボレーに近いスイングで打ち返す際にその威力を発揮するのではないかと思います。
ぜひ一度この画期的なツイストパワーをお試しください!