日別アーカイブ: 2020年11月24日

老いなき世界

かなり以前になりますがこのブログでも紹介した「寿命1000年 長命科学の最先端」という本がありました。老年学研究者でケンブリッジ大学教授のオーブリー・デ・グレイによる老化とその克服についての理論をジョナサン・ワイナーというジャーナリストがインタビューから得た話しをもとにまとめ上げたものでした。

内容はとても興味深く参考にるもので夢中で読んだのですが、どうしたら老化を克服するかについて素人にはよく理解できない説明や記述が多く、具体的にどうすれば良いのかについてのアドバイスなどはほとんどありません。

それでもこの書から「老化は克服可能なもので人は1000年もの長寿を得ることが出来る!」という主張に勇気づけられました。

そして最近またそうした長寿についての新しい本が出版されて書店で山積みされているのを発見して直ちに買って読んでみました。

そのタイトルは「ライフスパン 老いなき世界」というもので、この本はデビッド・A・シンクレアというハーバード大学医学大学院で遺伝学教授として終身在職権を得ている世界的に有名な科学者本人が書き下ろしています。

世界最先端の長命科学研究をしているその人自身がユーモアやセンスあふれる筆致でどうしたら長生き、しかも元気に長寿を迎えることが出来るのかを具体的アドバイスも含めてきっちりと著述されているところが素晴らしい一冊です。

この本と以前から最新の老年学研究によって明らかにされた健康元気に長生きする秘訣について紹介したいと思います。

まず一つは食事のカロリーを抑えること、それは一回ずつを減らすだけでなく一日に三度も食べずに二回とか出来るならば一度だけにすべきということ。

低カロリーと定期的断食が良いということで、私はもうかれこれ10年近く前から昼食をやめていてしっかりこれは実践済みです。その結果はまだ1000年も生きていないのでわかりませんがいま現在の状態としては体脂肪が7%台程度を特に空腹を我慢することもなく維持できています。

二つめは動物性タンパク質の摂取を控えるということです。身体には必須アミノ酸と呼ばれるものが必要なのだけどそれは大量の肉類を食べなくても必要量は確保できるからお腹いっぱいに焼肉とかトンカツを食べるのは良くないってことです。

三つめは寒さに身をさらすことを厭うな!ってことです。今日の肌寒さくらいでもうエアコン暖房を使い始めるようではいけません。それは夏の暑さに対しても同様でつまり身体の恒常機能を働かさないでいると劣化して自分で自らの身体を良好に若々しく保つ能力が損なわれていくというわけです。

そして四つめ、これはテニス365ブログの読者の皆さんならばおそらくクリアできていると思います。それは適度に運動するということでテニスをプレーするのは理想的な長寿に貢献するスポーツというわけです。

興味がある方はこの本を買って読んでみてください、ただし傍らにポテトチップスとか甘いお菓子とかそんなものをつまみながらではいけません。何かを食べるということはそれを身体は化学的に処理しなくてはならずその際に若さを保つ酵素の無駄使いという事態を招くわけです。

髪の毛を黒く保つためのカタラーゼ酵素なんてのも年を取るとどんどん減っていく、ただでさえ少なくなったその酵素をジャンクフードを食べてその処理で浪費してしまう。その結果どんどん頭は白くなっていくというのがわかりやすい避けられる老化現象の縮図なんですね。

ちなみに白髪を誘発してしまう二大食品をお教えしましょうか?

それは卵の白身とコーヒーです!

でも食べたらダメというわけではありませんからご安心を。

卵の白身については加熱すれば阻害因子が激減するので大丈夫だそうです。

そしてコーヒーは食品用の炭を使ってその有害な過酸化水素を除去すればオッケー!

私もそうやって卵もコーヒーも食べて飲んでいます。

それで白髪はどうなのかって?

還暦からもうすぐ2年ほどになり同世代の友人や知り合いと較べると少ないのではないかと自分では思っていますが全くゼロではありません。

老化は自然現象などではなく病気なのだとシンクレア博士が主張するとおりなのだと思える事例の一つです。

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カテゴリー: 未分類 | 投稿者fresco 15:10 | コメントをどうぞ