几帳面タイプの逆はやっぱり困る

こないだのコロナ感染の後遺症でまったく匂いがわからなくなっていたのが、ようやく強い香りのものならばわかるように回復してきました。

しかし、なんとなく怠いとか異常に眠気を感じてパソコン画面を見ていて知らないうちに寝落ちするというようなことが間々あるから、まだ完全復活とは言えないようです。

テニスはまだあまり激しい打ち合いをしていないけれど、レッスンでブレーすることには元々の加齢による凡ミスと思われるもの以外はないのではという気がします。

テニスレッスンと言えば最近すこし気になるというかちょっと困ったことがあります。

それはレッスン中に我々がラケットでボールを出して打ってもらう練習の際に、誰かがネットにかけたボールが次の練習者の邪魔っていうか危険な所に転がってしまうこと。

そういう場合に自分の足下に気を配ることが出来る人とそうでない人がいるわけで、後者のタイプには本当にヒヤヒヤさせられます。

あまりにも危ない時はもちろん声をかけて練習を一旦停止してボールをどけてもらうのですが、それほどではない際には自主的にどけてくれることに期待します。

そうするとおよそ7割くらいの方は気がついてボールをどけてくれますが、3割くらいの方は全くそのやや危険になるかも知れないボールなどそこにないかのごとく通り過ぎていきます。

ストロークの練習ではよほどのことがない限りは前に落ちているそんなボールのところに走って行き、うっかり踏んづけて怪我をするなんてことはありません。それでも注意深いきちんとした方はわざわざどけてくれます。

それとは真逆のタイプは打球し終わってからその落ちたボールに近づき、(あぁ珍しく気がついてどけてくれるのかな?)と思って見ていると(えっ、なんでそれをまたいて行っちゃうの!?)と驚かされます。

そんな無頓着プレーヤーはさらにボール拾いのときにもかなりアバウトなことをなさいます。

私がレッスンしているあるテニススクールではボールカゴを2つ乗せて使うキャスターが2セット、つまりカゴは4つありそれらは均一にほぼ満杯状態にしておきます。

キャスターはスーパーマーケットでよく使うタイプで上と下にカゴを置く形といえばおわかりでしょう。あのキャスターだと下のカゴにもし十分にボールが入っていない場合は補充するのに上のフレームが邪魔になりいったんカゴをキャスターから降ろす必要があるのです。

たとえば下のカゴに半分くらいしかボールがないとしたら、そこへ残り半分を足して入れようとするとわざわざまた降ろしてから注ぎ足すってことで、なのに先ほどの無頓着さんはボールが半分どころか1/3くらいしか入っていないのに平気で下の段にそれを乗せちゃう。

すると当然それをまた痛む腰を屈めながら私が降ろして床においてから、残りのボールを入れ足すというわけで正直言って(なんでこれっぽっちしか入っていないカゴを乗せちゃうかな?)とイラッとしてしまう。

なのであまりにもそれを何度もやられたので思わず「無頓着さん(もちろん仮名ですよ)、ボールをいっぱいにしてからここへ乗せてくださいね、じゃないといちいちまた降ろしてから入れることになって二度手間ですから!」と言わせてもらいました。

それでようやく無頓着さんもちゃんと満杯状態にしてからカゴをキャスターに置いてくれるようになりました。

ところがそこは一筋縄ではいかない無頓着氏のすることです。

てっきりちゃんと置いてくれたと思って次の練習のために急いでそのキャスターを押し、私が移動しようとしたら下のボール満杯カゴがキャスターから滑り落ちてボールが四方八方にばら撒かれてしまった。

キャスターの下の段にカゴを固定するストッパーフレームがあるのですが、きちんとそこにカゴの縁を収めてこそ役に立つものです。どうやら無頓着さんはいい加減にその上にただ置いてしまっただけなので、そうなると固定するどころか少しの動きでカゴは左右に簡単に横転する状態だったというわけでした。

ボールカゴを私のミスで転がしてしまったと認識されて、「もうコーチどうしたんですか、コロナの後遺症じゃないのしっかりしてくださいよ」と件の無頓着さんが言い放つ。

(なに言ってんだよ、アンタの所為だろう!)と言いたいのを我慢して痛む腰をさすりながら黙々とボール拾いしました。

 


カテゴリー: 未分類 | 投稿者fresco 19:38 | コメントをどうぞ

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