20日 金曜日
秋雨前線と言うべきか、天候不順な日々が続いている。今日は大丈夫とコートへ行ったが小雨が降りだし、K氏とのシングルスが始まる頃には何とか予報どうりとなった。先週はセット02とやられていたので意識してのぞんだ。33までいったが63で取る。
セカンドに入ろうとすると管理人の声が聞こえた。Yさんから電話があったと知らせに近づいてきた。一瞬驚いた、 わざわざぼくをたずねて来るんだ。まもなく黒色のクラウンが駐車したので、テニスを中断して、帽子をまぶかに少し痩せたとおぼしき彼をクラブハウスに案内する。
ぼくたちの年代に達すれば不幸や病症の情報が、いやでも耳に飛び込んでくる。彼も一命を取りとめて、入退院を繰り返しながら治療に専念していると言う。ある人の場合は見舞いを頑なにした。わからないでもないからそっとしている。
死の訪れは平等だ。そして誰もが最終死を受け入れざるをえなく、だが死の瞬間には走馬灯のように振り返り、至福の一瞬があると言う。誰もが知らぬ未知の世界は、誰もがひとごとのように素知らぬふりして一日を過ごしている。
『されば、人、死を憎まば、生を愛すべし。存命の喜び、日々楽しまざらんや』徒然草より
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2008