小松です。
昨日、大森校長引率の「車いすテニス観戦・三木選手応援ツアー」に参加したので紹介します。
大森校長の知り合いである三木拓也選手が出場しました。
正式な大会名は「第23回NEC全日本選抜車いすテニス選手権大会」です。
参加者はアカデミー生9名と大人4名でした。
「実は今日決勝が行われ、三木選手が優勝しました。おめでとうございます。決勝は見に行けなかったので残念です、、、」
会場は柏市にある吉田記念テニス研修センター(TTC)。トレーニング設備も整った立派な施設で、試合はインドアを使って行われました。
本部ではパンフレットをもらい、選手紹介が載っていましたので、三木選手を紹介します。
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氏名:三木拓也
出身地:島根県
現住所:愛知県
生年月日:1989年4月30日
身長/体重:173cm/65kg
障害名/部位:左膝関節機能障害/左膝
受障原因:骨肉種
好きなサーフェス:ハード
ラケット/テンション:ウィルソン/56P
受障のテニス経験:有/県レベル
車いすテニス開始年齢:19歳
2013年ランキング:シングルス ITF 11/JWTA3・ダブルス ITF11/JWTA1
2013年度成績:神戸オープン シングルス準優勝、ダブルス優勝/ジャパンオープン シングルスベスト8 ダブルス準優勝/ピースカップ シングルス準優勝、ダブルス優勝
コメント:今年もJWTAマスターズに出場することができ、光栄に思います。去年までの2年間、自分を育ててくださったTTCの皆さんの前で、成長した姿を見せられるよう全力でプレーしたいと思います。
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かなり細かく紹介されているので少し驚きました。
他の出場選手の紹介は書きませんが、この大会は男女シングルスに国内ランキング上位者各8名の選手が出場し、クァード(重度障がい者クラス)には国内ランキング上位4名の選手が出場しました。今回第1シードの国枝選手は体調不良の為欠場。
選手の皆さんは、試合の時に使用するタイヤがハの字についた競技用の車いすにラケットバッグなどの荷物をのせ、選手自身は通常移動用のタイヤがまっすぐついている車いすに座り、競技用の車いすを自分で押してコートに入ります。2車両の車いすみたいなイメージです。
今回、関係者の方や選手にお話しを聞くことができ、その中で「健常者の1.5倍時間がかかる」とおっしゃっていましたが、コートに入り車いすをのりかえ、、、、を見ていると、1.5倍よりも大変なんじゃないかな、と思いました。
ちなみに、タイヤがハの字についていると、小回りがきき、方向転換するのにすぐれているそう。タイヤがまっすぐついていると直進するのに優れていて、幅もとりません。実際に競技用の車いすにのせてもらいましたが、意外に進むのが重かったです。見ていると、スーっと滑るように動いているので、こんなに重たいとは、、、腕がかなりキツイ。
お話の中で、「もっと障がい者の方をコミュニケーションをとってほしい」と言われました。確かに、車いすの方を見ると、「見たら悪い」とか「なるべく普通に見ないふり」と思って遠慮してしまいますが、もっと「見て・聞いて・触って」ほしいそうです。「どちらをお怪我されているんですか?」と聞くことで、その人が何ができて、何ができないかを理解することができると。
最初からこうやって選手にはなれないわけだから、努力して強い心と身体を作り、このコートにいるのだと思うと、尊敬できるし、考えさせられます。良い経験ができでよかったです!
お世話になりました。
三木選手です。(ちゃっかり)