フォアのグリップとフィニッシュ

『momotaro』 さんから質問をいただきました。

フォアのフィニッシュについてです

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  松原コーチ、こんにちは。いつも参考になる記事ありがとうございます。一度、サーブとスマッシュのレッスンを受けてみたいものです。

昨日の記事での、エナンのフォアハンドのフィニッシュの位置で、ひっぱたく時は、ここまで持っていくとのことですが、これはグリップに関係なくでしょうか。
私は、イースタングリップなので、いわゆるワイパースイングができず、(手首をぐっと折れば可能なのでしょうが)、どうしても肩の辺りになってしまいます。

momotaro

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

 

ひっぱたく時に

エナンは上体の横に持ってくるという話ですね。

 henin1404fs

もしひっぱたくのだとすると

当然

インパクトのラケット面は垂直

下向き、または面が後ろ向きになるようにテイクバックして

フィニッシュは上体の左横ということになりますね。

これは基本的に

ウェスタングリップのエナンだけではなく

フルウェスタンの錦織でも

イースタングリップのフェデラーでも同じことです。

 

どんなグリップでも

アウトサイドインのスウィングで

つまりワイパースウィングで引っ張り込まなくては

力が入りませんし

肘や手首の角度をそのグリップなりに調整して

下向き、または面が後ろ向きになるようなテイクバックが必要です。

「イースタングリップなので、いわゆるワイパースイングができず」

ということですが

イースタンでワイパーができないなんてことはありません。

単に腕の向きの問題だけで

私はコンチネンタルでもワイパーで打てます。

もちろん厚いグリップほど

力任せに打つことがやりにくいということはありますが

単に今までの経験や感覚にないだけのことだと思います。

 

(手首をぐっと折れば可能なのでしょうが)  とありましたが

そうしてもいいんじゃないですか

フェデラーはそうしています。

ffederer140427

思い切ってワイパーをやって見たらいいと思います。

手首も折ってみればいいのです。

その感覚がないので他の方法でトライしている人が多いようですが

それでできるくらいなら

すでにプロの何人かがやっているはずです。

少なくとも私にはできません。

もし簡単にできるならテニスの技術史が変わるほどの出来事です。  テニス

 

 

 


カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 17:10 | コメントは受け付けていません。