『オレンジ』 さんからの質問です。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチこんにちは、いつもわかりやすい解説ありがとうございます。
今回シングルスでのドロップショットの使い方について質問があります。
最近のトッププロは錦織選手をはじめみんなドロップショットが上手いですよね。
自分も真似してやってみるのですが、いいところに落としたなと思っても大概相手に拾われてしまいます。
プロの場合はストロークに威力があるので相手をベースラインの後方2、3メートルまで下げてから打ってるケースが
多いと思います。私のようにそこまで相手を押し込めるストローク力のない人はあまりドロップショットは
使わない方がいいのでしょうか?(相当足が遅い人と年配の人と対戦するとき以外)
また、打つとしたらどういうパターンやタイミングで使うと逆襲されるリスクが少ないのでしょうか?
オレンジ より
私の答えです。
ご質問の通り
ハードヒットと見せかけて、ドロップ
相手をコートのはしっこに走らせた上に
2種類のショット、選択肢が
こちらにも、相手予測にもあるから決まるわけですね。
だから、ハードヒットじゃなくても
ドロップショットと対比できる、有効なショットがあればいいわけです。
すぐに思いつくのはアプローチショット。
浅いボールが来たときに
スライスを打ちながら前進してネットを取るのです。
(これは365ネット技術解説ページの写真です)
この時にドロップショットを混ぜる。
アプローチを予測しているとドロップショットが取れない。
ドロップショットに備えると
前がかりとなり、パスが打てない。
下手すると、深いアプローチと行き違いになる。
もちろん、ネットへ出なくても
クロスの深いスライスとストレートのドロップショット
という組み合わせもありです。
どちらのショットもスライスなので
うまく打つと、インパクトするまでどちらなのかばれない。
もう一つの使い方が
ばれても構わない
取られても構わないドロップショットの使い方。
深いボールの後に
ドロップショットを打って、相手をネットに来させる。
次のボールをパスかロブ。
相手コースが読めるなら
こちらも前進し、ボレーで処理するという方法もある。
私の知っているベテランプレーヤーに
ロブボレーで抜くのを楽しんでいる人もいる。
ただし
短めのボールを楽しみにしているような人に対しては
こちらが墓穴を掘り、あえてご奉仕という結末もあるので
相手ショット、持ち球を十分考えたうえで実行すべきですね。