月別アーカイブ: 2015年2月

フォアハンドのスウィング

『中年プレーヤー』 さんからコメントをいただきました。

古典的な打ち方と現代的な打ち方の違いについて

古典的な方が安定させやすいのでは

というご意見をいただいたので

それについてなのですが

コメントがとっても長いので

ここにはコピーしません。

 

ご覧になる方はこちらへ。

 

水瓶座  さて、私の考えです。

ご指摘の点はかなり正しいと思います

ただ、一つだけ勘違いされてるのかなという部分があります。

 

それは

現代的な振り方について

「振り出しで伏せた状態を形成し、グリップエンドから振り出して、
インパクトで垂直面を形成するには、前腕部が肘を中心に軸回転させて調整しないといけないと思われます。」

という部分。

前腕部が肘を中心に軸回転するのは

つまり回内するのは

インパクト前後から後のこと

ワイパーの部分ですから

打球の深さを加減する時に

確かに使うときもあるのですが

大きなコントロールにはかかわらないのです。

(それとも、面が起きてくるのを前腕を回外させていると思ったのかな?)

腕は基本的にひねらない、調整しない。

だから、ぶんなぐってフルスウィングしても安定するのが

現代的な打ち方なのです。

基本的には、この形から、腕を一切ひねらないで振出し

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徐々に面が垂直に近づいて

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ほぼ垂直面でインパクト

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そして、ここからは振り切りをよくするため

上腕を内旋、前腕を回内していく

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基本的にはそうなのですが

回転を多くかけるナダルなどはもっと腕をいっぱい使います。

(私はコーチなので、なるべくシンプルに打つようにしています)

 

さて

古典的な打ち方で、面を保つのはそんなに難しくない

というのは

ゆるく打つ場合には確かに正しいことだと思います。

ゆっくり、といってもかなりなスピードでも

徐々に腕をかぶせるようにして

面を巣直に保つのは確かにできます。

実際、私も中級のレッスンなどでは

コンチに持ったりして、そうやって打っています。

まったく正確に何十本でも大丈夫です。

ただし

そうとうなテンポでもいけますが

思いっきりのハードヒットはできません。

もしそれができるなら

ジョコビッチのライバルとして

世界100位以内に少なくとも1人くらいはいるはずです。

 

逆に現代的な打ち方ですが

思い切って打つにはいいのですが

軽く、しかもフラットに打つのは苦手です。

 

強めに打つのであれば

毎日テニスするジュニアや学生

もちろんプロやそれなりの上級者にとって

インパクトを一定のところに合わせるなんて

当たり前のことですから

インパクトで面が垂直になる現代的な打ち方は

別に難しくありません。

私もこの打ち方なら

体力の続く限り打ち続けてもエラーなんてしません。

(ただ、あまり続くと体力が尽きますが)

 

ところで

振り切ることを前提としない

ベテランや練習量の少ない一般プレーヤにとっては

古典的な打ち方の方が容易と思う人も

結構な多数派でいると思います。

そうゆう人はそれを使えばいいのです。

 

そんなわけで

両方のテニスをしなければいけない

テニスコーチの私は

両方使うのです。   テニス

 

そうそう

そんなわけですから

古典的な打ちかたなのに

振り切ろうとする人

振り切らそうとするコーチ

それはやめた方がいいですよ。  蟹座

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 18:16 | 2件のコメント

スライスVSトップスピン

『うそほんと』 さんからの質問です。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  お世話になっております。2月4日の記事を見て思ったのですが、同じ位の強さのスライス主体の人とトップスピン主体の人がシングルスをした場合、戦略としてはどんな試合になるのでしょうか?よろしくお願いいたします。

うそほんと より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

戦略というより戦術で考えれば

 

トップスピンの人はそこそこ打って

相手を走らせ

短くなったらオープンコートへ決める。

 

スライスの人は

広いリーチを生かして

しっかり粘る。

相手がエラーしたら勝ちです。

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スライスはバウンドが低くなるので

低いどおしの打ち合いになれば

スライスが有利になりますから

もし競ってきたら

トップスピンの人はムーンボールを多用するかもしれません。

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トップスピンが打ち勝てば勝負は決まり。

トップスピンが打ち勝てないようだと

しっかり打たなければならないトップスピナーは疲れてくる。

腕だけで打てるスライサーはさらに楽に。

 

戦略的に考えると

重要なのは

トップスピナーは早目に主導権を握り

浅くなっらおしまいだぞ、とプレッシャーをかけ

早目に相手に諦めさせること。

自分の方が、少しくらい疲れても内緒にしておく。

 

スライサーは今が互角ならOKと思い

相手に、長引いたらあんたまずいよ

と思わせることでしょうか。   テニス

 

 

 

 

カテゴリー: シングルス, スライス, フォアハンド, 試合 | 投稿者松原コーチ 18:07 | 1件のコメント

なぜ前向きになっちゃいけないか

ジュニアのボールが速いのは?

という質問、そしてそれに対する私の解説

そして、その次

『レフティスタイル』 さんからの追加質問です。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  解説のお礼が遅れました。有難うございました。
う~ん、今1つ、しっくりいかないという感じです。

1つは、身体の前向きの件です。よく、身体を閉じておくことが必要ということを聞くのです。勿論、最後までそのままで打てないことは理解できるので すが…。身体の閉じは何のために必要なのでしょうか。多分、これまで何度も、何度も解説をしていただいているとは思うのですが。

逆に身体の開きですが、最近、腰の回転を速く、腰を先にきってしまって、上半身は後から、付いてくるというこ打ち方について聞くのですが、確かにこの打ち方、両手バックで試してみると、ものすごく鋭い振りが可能で、女子選手などがやっているような気がするのですが。

レフティスタイル より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

あなたの基本的な打ち方はどんなふうでしょう?

フォアハンドの打ち方には2通りあり

現代的な理論では

前を向いて振り切れと言うし

古典的な基本では

アウトしないように上体を開くな

という話になります。

 

簡単に言うと

古典的な打ち方とは

ラケット面を垂直に引き

垂直を保って打つ

垂直を保つのだから入るはず、という打ち方です。

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アッと、後ろの方の人が古典的な人です。

1930年代のチャンピオン、フレッド・ペリーです。

現代的な打ち方は

ラケット面を下向きに引き

腕をひねらないで振れば

打点で自然に垂直になるはず、という打ち方です。

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共通する肝は、インパクトでの垂直面です。

当たり前ですが

垂直面を正確に出せるなら    (そう簡単には ・・・ )

どんな方法でもうまく打てるはずなのです。

 

現代的な打ち方では

面を保つための難しい調整が要りません。

だから思い切り打っても垂直面が作れる。

 

古典的な打ち方は

面の垂直を保つため

テーブル面の上を移動するようにとか

上体を開いてしまわないようにとか

腕に頼らず、全身で運ぶように体重移動するとか

いくつかのコツというか、制約があるのです。

 

もうお気づきでしょうが

世間のベテランテニス通が言っている教えは

ほとんど、古典派の理論です。

先ほど紹介した制約が厳しいので

中には、バシバシ打つテニスなんかできっこないという人も多いのです。

 

私の唱えているのは現代的な理論。

私も昔から

「あなたはまだテニスがわかっていないね」

と、よく言われたものです。

私が、現代的な理屈を言い、プレーし始めてから

それからでも、すでに35年です。

最近は

ハードヒットしても勝てるのかもしれないと

思ってくれる人が少し多くなってきたようです。  テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 19:18 | 2件のコメント

印西のダブルス

今日は松原テニスクラブ印西

月例の女子ダブルスの日

冬の間は参加者の足が動きにくいのか

5ペアーのみの参加だった。

 

皆さん少しずつ、レベルが上がってきたようで

かなり本格的に

激しい戦いが繰り広げられるようになってきた。

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試合方法は

全員、4ゲーム先取総当たりの肩慣らし予選リーグ

その成績でシードを決め

6ゲーム先取での決勝トーナメントという構成。

結局、全員が4ゲーム先取の試合を4試合ずつ

6ゲームの試合を2試合ずつ行った。

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予選リーグ後

いったん全員集合

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昼休みをはさんで

決勝トーナメント開始

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決勝戦では

TTC所属の菅原さん、土本さんのペアーが

倉田さん、岡部さんのペアーに、6-4 で勝利した。

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ところで、今回私のアドバイスで多かったのは

ボレーでの決め方の話。

 

ハイボレーを相手ネットマンにぶつける人が多いのだが

逆に打ち返されてポイントを失うシーンが多かったのだ。

スピードを落としてもいいからコースを狙えということだが

普段から、それを意識して練習し

自分の引き出しにしまっておかないといけない

というテーマでもある。

 

ぜひ次回、もう一味うまくなって

もう一度、いや何度でも参加してほしい。

 

次回は、3月23日月曜日

要項はこちら

ふるってご参加ください。

 

そうそうそれと、今回もキャンセルが多かったのだが

印西校の会場は屋根付き

雨を心配しないでぜひおいでください。 テニス

 

 

 

カテゴリー: イベント | 投稿者松原コーチ 20:17 | コメントは受け付けていません。

杉村太蔵、なかなかやる

札幌でのテニス産業セミナー

鈴木貴男プロの話は先日書いた。

今日の話は

4人のスピーカーのうちのもう一人

あの有名な

元衆議院議員

ジュニアのころテニスも強かったという

杉村太蔵氏。

さすがに面白い人だし

テレビの話やテニスがらみの話もあって

しっかり引き込まれた。

 

横浜へ帰ってきて

ネットで、「札幌国際OPテニス2014」

男子ツアーの下部大会だが

その会場でのエキシビジョンマッチ

「杉村太蔵vs北大女子テニス部」

という試合の話に出会った。

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前にも後輩たちが出たということで

見たことはあるのだが

国体で全国優勝したという、杉村太蔵のテニスが気になり

まじめにユーチューブの動画を見てみた。

 

ホントにうまいのか?

 

いやけっこう、大したものだった。

 

どこに感心したのかというと

スマッシュ

彼のサーブで始まった試合

15-15 から2本のスマッシュを決め

しっかりキープしていた。

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その後も次々にスマッシュを決めエラーしない。

結局、相手は北海道学生のチャンピオンペアーということで

最後は、3-6 で負けてしまったが

3人の女子インカレ選手に交じり

堂々の試合ぶり

それなりに試合になっている。

しっかりと感心してしまった。

 

そうそうスマッシュの話。

ロブが上げられて

決まるか、ヘロヘロになるかは

テニスのレベルをしっかり上下に2分する。

 

だから、彼は間違いなく、テニスの上流階級側。

 

杉村太蔵

単なる面白いお兄さんではなかったということ。

テニスマンとしてもなかなかやる。

 

この試合のユーチューブ動画はここ

杉村太蔵と

私のかわいい後輩たち3人も出ている。

30分くらいなので

暇な人は一度のぞいてみるといい。

 

松原さんが

「スマッシュというのはね」 という意味が分かると思う。  テニス

 

 

 

カテゴリー: スマッシュ, 年寄りのひとりごと, 試合 | 投稿者松原コーチ 17:52 | コメントは受け付けていません。

かかとは上げないと?

『龍之介』 さんからの質問

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ   松原コーチ、こんにちは。
サーブの質問よろしいでしょうか。
トロフィーポーズのとき、自分は両足を広げたまま打っているのですが、後ろ足のかかとを上げないで、タメをつくってます。ボールを打つ瞬間はジャンプできているんですが、プロの写真を見ると、かかとは浮いているんで、直した方がいいんでしょうか?龍之介

龍之介 より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

それって

跳びあがる時にどう足を使うのか?

と、いうことと考えたらわかりやすいのでは。

 

プロで多いのは

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ですが

うんと膝を曲げれば

誰でもこうなるのではないでしょうか。

 

逆に

ちょっとしか曲げなければ

かかとは浮かない方がふつう。

 

でも

そこから飛び上がろうとすれば

足が、コート面から離れる直前は

かかとが先に離れているんじゃないですか。

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かかとでテイクオフする方が

よっぽど、高度な技術が要りますよね。

 

スタンスで

右足をどうするかはその人の個性? 体質?

プロでも

左足に引き付ける人もいるし

両足そのままの人もいます。

 

膝の曲げ具合も

昔々、同時期にドイツ人のチャンピオンだった

曲げ曲げベッカーと伸び伸びシュティッヒ

どちらも世界トップクラスのサーバーだったことを思いだします

 

あんまり細かいところは気にせずに

右手でコンチネンタルに持って

左手でボールを上げ

ちゃんと身体の伸びたところでヒット

すればいいのでは。

 

そうそう忘れていました

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こんな人もいます。

サーブで有名な人ではありませんが

200km/hくらいはいけるし

生涯グランドスラムぐらいも行けちゃう人です。

それくらいできたら、充分では。     テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 13:41 | 1件のコメント

札幌のセミナーと鈴木貴男プロ

今日、札幌から帰ってきた。

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思ったよりも雪は少なく、綺麗な雪景色ではない。

でも、歩きやすくて助かった。

 

今回は2泊1日のあわただしい日程

実は

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これは、セミナー後の懇親パーティーだが

年に1度の日本テニス産業セミナーが札幌での開催だったのだ。

セミナーの主催は

公益社団法人 日本テニス事業協会

私も役員をし、参加している団体なのだ。

4人の講師の講演を聞くのがメインの勉強会。

そのうちの1人、目玉の講師が、札幌出身の鈴木貴男プロ

テニスへの熱い思い

テニス選手の育ち方

現役選手の目線でのテニス界、テニス環境の話など

大変勉強になりながら、しかも、話が面白い。

単に、テニスがうまいだけではないところを見せてくれた。

 

さて、通常は業界団体の会なので

経営者のおじさんたちやスクールマネージャーやテニスコーチ

それに混じって少数のフロントの皆さん

といった人たちがほとんどだが

今回は現役プロの講師ということもあり

大学の後輩、現役部員が2名参加してくれた。

鈴木プロにサーブを教えてほしいという後輩をつれ

強引に押しかけると

「テニスの話ならいくらでもいいよ」 と

さわやかな笑顔で応じてくれた。

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2年目、副将の柴田君、課題はサーブ

特にサーブの腕の上げ方がテーマだったので

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しぐさを交え、話は進む

このフォームは確かに、鈴木貴男プロ

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下から、引き抜くような上げ方

柴田君もまねる。

ネクタイをしていてもジャケット姿でも

心はテニスコート気分。

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もう一人の、1年目、北海道学生のエース井戸垣君は

「どんどん上のレベルの人とやった方がいいよ」 と

アドバイスしてくれた鈴木プロに

「今年は札幌国際オープンに出ます」 と宣言

鈴木プロは

「じゃあ、試合で当たれるね」 と返してくれた。

後輩たちのモチベーションもしっかりアップさせてくれ

彼らもセミナーに参加したかいがあった。

 

最後は保護者気分の私も写真を撮ってもらい

(最近はおじさんたちとの写真が多いんですと言っていた)

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本当にお開きとなった。

いやいや、鈴木貴男プロ

後輩思い、テニス好き選手の最高の兄貴分

心も話も熱い。

もともと大好きな選手だし

特にサーブとボレー、スライス技術に関しては

松原評価は世界1

このブログでも、写真を使わさせてもらっている。

さらに、更に、サラニ

すっかりファンになってしまった。

 

まだまだ、頑張ってほしい。

そうそう、鈴木貴男プロのブログはこちら

皆さんにもぜひ応援してほしい。  テニス

 

 

カテゴリー: イベント, 年寄りのひとりごと, 日記 | 投稿者松原コーチ 19:16 | コメントは受け付けていません。

スマッシュはジャンプ

止まって打つスマッシュよりも

ジャンピングスマッシュの方がはるかに易しい。

 

足を止めてスマッシュを打つと

位置の調整を最後までし続けることができない。

したがって

最後の微調整は腕や手首の加減で行うことになり

どうしても不安定要因を残してしまう。

 

しかも、調節しながら打つことになると

思いきり打ち抜くことができず

試合中、大事な場面で心に疑念が忍び込んでくる。

 

それに対し

ジャンピングスマッシュは

最後に、打点めがけて飛び上がって打つので

最適な位置に行くことができる。

だから

自分の理想的なフォームで

ボールを捕えることができるのだ。

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その理想的な位置に関係については

先日説明したばかりだ。

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もう一つ

ジャンピングスマッシュの有利な理由だが

動きが制限され

同じ形で振るしかないことにもよる。

だから

プレッシャーがあろうが

難しい位置からだろうが

フォームが乱れない。

 

さらにもう一つは心

飛び上がってしまえば

思いきりがよくなる

飛んじゃったら、やるっきゃないのだ。

 

だから

ジャンプしないでも

平気な顔をして打てる人は

ほんとにすごい人 !!!

プロだと時々いる。

アマチュアにはほとんどいない。

または

よっぽっど心が凍っている人。

これはアマチュアにも時々いる。  テニス

 

 

 

カテゴリー: スマッシュ | 投稿者松原コーチ 20:50 | コメントは受け付けていません。

グラウンドスマッシュは

『キャプ』 さんからの質問です。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  松原コーチ、こんにちは。
いつも楽しくブログを読ませていただいています。

グラウンドスマッシュを打つ際のコツを教えていただけないでしょうか。
つなぎではなく、決め狙いについて教えていただきたいです。
意外と平然と決めれる方は少ないショットだと思います。
(打つ機会も少ないですが…)

以前得意な方に聞いたら、「サーブが入るんだから入るに決まってる」というお言葉だけをいただきました(笑)

キャプ より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

確かに

「平然と決めれる方は少ないショット」 ですね。

そして

プロは平然と決めますね。

 

ところで

得意じゃない人のエラーとはどんな風でしょう?

ネットへ叩き込むというのが多そう

ネットしないようにと加減して

アウトする、というのもありますが。

 

まあ

思い切り打っても

ネットしないようにというのが重要かもしれません。

ヒントは

「サーブが入るんだから入るに決まってる」 という言葉。

ネットを越して

サービスライン内に入れるんだから

サーブの方がよっぽど難しい

グランドスマッシュなら余裕ということでしょうね。

 

そのサーブでも

ポイントは打点の前後位置。

ここで取るべきなのです。

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身体の軸より後ろです。

ここで取り

内旋を聞かせて打つと

距離感がばっちり出ます。

そうするとフィニッシュはこうなります。

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次のポイントはスピン。

「サーブが入るんだから入るに決まってる」

なら

サーブと同じ球質なら入ります。

心配ならスピンをかけるということです。

 

最後のポイントは強さ

思いきり強くじゃないにしても

しっかり打った方がいいです。

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心配しいしい

そうっと打つとかえってエラーが多い。

せっかく入ってもウィナーにならない。

 

一番悪いのは

腕を緩めて身体を運んでしまう

ついでにお辞儀する。

それよりは

身体をあまり使わないで

気分的には一切身体を使わずに

腕力で、打点を後ろにとり

思い切って打ち抜く。

これが一番です。  テニス

 

カテゴリー: スマッシュ | 投稿者松原コーチ 21:53 | 2件のコメント

ジュニアのボールが速いのは

『レフティスタイル』 さんからの質問

以下がそのコメントの質問部分です。

 

カラオケ   ・・・ さて、連続になりますですが、もう1つ、質問をさせていただきます。
今回は「ジュニアのボールの打ち方について」です。
たまに、ものすごい球を打つ小・中学生がいるのですが、どのようにスピードを出しているのでしょうか?(腕力では負けてない大人が球速で負けるのは何故でしょうか。)

松原コーチは、リストを使いすぎると不安定になると仰いますし、腰の回転についてもそれほど重視されていないように感じるのですが、彼らはグリップを緩めておいて、インパクトの瞬間にぎゅっと握る、腰の回転を最大限に使ってスピードを出しているように見えるのです。

前々からの素朴な疑問です。またお時間のある時に、お考えをいただければと思います。

レフティスタイル より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

普通考えるのは

腕のしなりとかスウィングの回転半径とか

リストワークを使うとか

体重の移動とか。

 

でも現実は

足し算で考えるより引き算の方がいいかもしれません。

 

たいていの人

特に大人の人たちが陥りやすいのが

しっかり横向きになって

自分を窮屈にし

ラケットを振りにくくしていること。

 

プロはインパクトで

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前向きです。

ここで前向きになっていないと

インパクト前にブレーキがかかって

情けないショットになります。

 

まずは前を向くこと

もう一つは

スピードを出すための

プラスαをとりあえずやめること。

手首は使わない

引きも大きくしない。

 

インパクトでしっかり前向き

なんなら構えから前向き

そして腕を

力を入れて思い切って振る。

 

これだけやってみてから

次を考えた方がいいです。

 

 

そうそうもう一つありました。

最近のジュニアは

みんな、グリップが厚い

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そりゃあ

大人のイースタンより

ジュニアのウェスタンの方が力が入ります。

前向きならですが。  テニス

 

 

カテゴリー: ジュニア, フォアハンド | 投稿者松原コーチ 16:37 | 1件のコメント