月別アーカイブ: 2016年1月

ぐりぐりに打つには

『レフティスタイル』 さんから質問をいただきました。

同じように思っている人も多いんでしょうね。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  さて、ぐりぐりトップスピンのお話ですが、
レベル中級以下の者が、ぐりぐりトップスピンをしようとすると、まず力む(硬くなる)、そして、ふかして(ガシャって)しまいアウト。

中々ナダルのようにはいかないのですが、どうすれば、確率よくグリグリかけていけるでしょうか。
年初めより単純な質問で恐縮ですが、よろしくお願いします。

レフティスタイル より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

垂直面を下から斜め上にぶつければ

必ずトップスピンはかかります。

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力むとふかす

というのは

垂直面でとらえていないからです。

 

ガシャルのは

慣れていないことと

上体や頭がぶれるからです。

まず身体を使わないで腕をしっかり振ることです。

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トップスピンというのを

こんな風に誤解していないでしょうか?

「手首を柔らかくうまくボールに面を被せる」

まさかフラットにあてて

トップスピンに抜くなんて思っていないでしょうね。

 

すごーく、かるーく、打つなら

こんな感じでも打てるかもしれませんが

少しでも強く打つ

スピンを多めにかけるなら

無理です。

 

手首はしっかり固く

面を固めて

斜め下からボールにぶち当てるのです。

むしろ、力んでいるくらいでいいのです。

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そしてワイパーを使う

しっかり前向きでとらえれば

ワイパーで被せないで打てます。

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プロはどの写真も

インパクト前後で

姿勢も頭も面も、安定しているでしょう。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 19:00 | 1件のコメント

中くらいのグリップは難しい。

フォアハンドのグリップだが

コンチネンタルならボールをふかさないよう

面が上向きになってしまわないことに気を付ける。

 

そして

このグリップの人は

手が力の入りにくい方向に振るため

自然に力を入れて腕を面を保とうとする。

だから力を抜いてしまう心配はあまりない。

 

ウェスタンやフルウェスタンなら

ボールを下から

しっかりトップスピンで持ち上げればいい。

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イースタンやセミウェスタンの人は

面がどちらの方向にも自由に動きやすいため

スウィング途中でぶれてしまう可能性がある。

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しっかりと握り

しっかりと腕を固めて打つようにする方がいい。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 20:16 | 1件のコメント

やるべきことをイメージして

松原さんのフォアハンド

28歳まではイースタングリップで

フラット

どフラットといってもいい。

バックはスライスのみ。

 

その歳でテニスコーチになり

最新型を教えられるようになるため

テニス、ほぼすべてを

当時の世界標準に変えた。

 

トップスピンのテニスだ。

 

フォアハンドをセミウェスタングリップで

ヘビートップスピンに

バックもトップスピンに。

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(これはずうっと後、スピン量もずいぶん減ったころ)

 

2年たって

トップスピンもなじんできたころ

友人にダブルスの試合に誘われ

帰省を兼ねて出た北海道の試合。

ダブルスは早々に負け

ついでに出たシングルス

2回戦で当たったのは

関東から成績稼ぎに来ていたインカレ選手。

順調に打ち勝ち

ファーストセット、最初に来たセットポイント。

 

ところが

若いころから

セットポイントやマッチポイント

1回で取れたことがない。

何度も何度も

そこからが大変という苦労のテニススタイル。

 

そこで、試してみた

ここでミスっても、いつもと同じこと

最初のポイントが取れないだけ

別に困らない。

 

心の中のもう一人の自分がささやく

「もしも、ここでフォアハンドを振り切れたら、自分をほめてあげよう」

 

いきなりリターンエースを決め、6-4

 

そして、そして

ついに来たマッチポイント

心に何を思うかをもう一度試してみることに

 

「もしも、ここでフォアハンドを振り切れたら、自分をほめてあげよう」

 

クロスコートにウィナーを打ち込み、6-3

30秒後には

しっかりと、自分をほめていた。

 

勝因は

フォアハンドをぐりぐりのヘビートップスピンにしていたことと

心に何を思うか

身体は何をすべきかを明確に意識して

単純に実行したこと。

 

心と身体が何をすべきか

明確につかむことができた記念すべき試合だった。

 

 

試合で、大事なポイントで固くなるような人は

とはいっても

むしろそんな人が普通の人

だから

フォアハンドのトップスピンは

鬼のようにぐりぐりかけること。

 

マイナス思考の、ミスラナイではなく

肯定的な

具体的に何をするかを明確に意識すること。

 

それが無意識にできればゾーンにも入れるのだろうが。

そしてプロにも ・・・

 

とにかく、グリグリだ。

 

余裕のある状態になったら

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フラット気味にぶったたくもアリだが

この写真のようなショットが打てるようになるまでは

何年もかかっている。  テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 年寄りのひとりごと, 試合 | 投稿者松原コーチ 18:41 | 1件のコメント

どれくらいスピンをかける

フォアハンドで

どれくらいのスピンをかけるべきだろう?

 

ジュニアや若い人たちになら

私ならこう答える。

 

かけられるだけ

めちゃくちゃ、大量にトップスピンをかける。

 

スピンをかけたついでで、前に飛ばす。

 

それでもボールが前にすごい勢いで飛ぶようにする。

つまりスウィングスピードは

究極のモノがほしい。

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トッププロは

ナダルでなくても

とんでもないスピン量で打っている。

 

そりゃあ

同じスウィングスピードなら

スピンをかけるより

フラットの方が速い。

 

だけど

試合中に、どっちが速いかが一番重要。

 

こわごわ打つフラットより

全力で振り抜いたトップスピンの方が

実戦では、はるかに早い。

 

鋭角に打てることまで考えると

スピン量の多い方がコートの幅を大きく取れ

さらに実質の速度を増す。

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そんなテニスは非効率で疲れるという人もいるが

普段からやっていれば

体力は自然につくし

そのテニスの相手をする方がもっと疲れる。

 

効率の悪い分は飯をいっぱい食べて補う。

 

そして

コントロールに自信がつくか

年を取るかしたら

必要に応じて

スピン量を減らしていけばいい。

 

フォアハンドは

めちゃくちゃ、スピンをかけるのだ。

 

打ち損じたのに入ってしまうようになればいい。

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重要なポイントになり

こわかったら

鬼のようにトップスピンをかけて振り抜く。

それが一番、「心に楽な打ち方」

 

プレッシャーがかかって

腕がこわばりそうなとき

一番楽なのは

当てるだけにするか

全力で振り切るか

その、どちらかなのだ。

 

これが

自分から見たら、臆病者のテニス。

 

相手からは

なんて勇気のあるチャンピオンだと思われるテニス。  テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 15:43 | コメントは受け付けていません。

チャンスボールを決める

テニスの基本的な考え方の第3弾

打ち合って

チャンスが来たら

しっかりと決めきること。

 

ポイントの結末を

しっかりと語れるショットを持っていることが大切なのだ。

 

例えば

スマッシュ

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相手を追い込んでネットへ出る

ロブが来る

下がりざまにジャンプして

当たり前のように逆クロスへウィナー。

 

これで次に同じような時

相手はロブを上げられなくなる。

 

そして

例えば

フォアハンドのウィナー

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打ち合いで相手ボールが浅くなる

すかさず、前進し

クロスコートに

充分なトップスピンをかけて

安全にウィナー。

 

次から相手は浅いボールを打てなくなる。

 

シングルスのポイントはほとんどエラーで決まる

だからウィナーは要らない

という人もいる。

 

だが

それは素人の話

お互い、安全に打つつもりでも

ついエラーが出る。

 

プロなら

お互い、安全に打っているだけなら

1日かかっても1ゲーム目が終わらない。

 

相手のウィナーを避けるために

または

自分からウィナーを打つために

深く打たなければならない

角度をとらなくてはならない。

 

相手がネットへ出てきたら

抜かなければ決められる。

ロブが打てないならパスでぶち抜くしかない。

 

無理をした結果エラーが多くなる。

 

無理をしなければ実力者相手では

ネットを取られる

ウィナーを打たれる。

結局

必ず負けることになる。

勝ちたければ

少しだけは、無理をしなければならない。

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結局

シングルスのポイントは

素人もプロも

大半がエラーで決まる。

 

でもそれは

上級者やプロの場合

ウィナーが最後にあるからのエラーなのだ。

甘くなったら決められる。

 

上級者以上になりたければ

打ち合いのお尻

最後のウィナーをしっかりと

習得しておかなくてはならない。

 

そしたら

相手のエラーで勝てるようになる。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: シングルス, 試合 | 投稿者松原コーチ 16:15 | コメントは受け付けていません。

浅く打てること

今年、2つ目のテニス大前提話

ボールの深さのお話しだ。

 

一般に信じられている迷信に

深いボールがえらいというのがある。

確かにシングルスのラリーで

深いボールで相手を追い詰めれば

甘いボールが返ってきて

こちらのチャンスになる。

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だから

コート外のコーチは

深く打て、フカク打て、フカクウテ!!!

というのだが

 

コート内の当事者にしてみれば

怖いのは、アウト

浅くなってしまうことではない。

 

テニスという競技にとって

本質的に大事なのは

ラインの内側に打ち込むこと。

その範囲で

深くや、コーナーや、鋭角に打ち込めればいい。

 

だからナダルは

堂々と

サービスライン内にハードヒットしている。

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たぶん、世界1の臆病者なのだ。

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日本のテニススクールなら

上級に上がれないかもしれないが

彼は世界のトップにいるのだ。

 

浅く打てる人がえらいのだ

几帳面さでも世界のトップだ

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ナダルはえらいのだ

きっと、怖くて、コワクテ、こわくて

アウトなんてできないのだろう。

 

勝ちたかったら

「必要なだけ以上」 に浅く打てること

そうじゃなければ

思いっきりなんて打てない。

 

相手の浅い返球は

それ以上に浅く打たなければ

アウトになってしまう。

 

浅く打てること

しかも、思いっきり打てることが重要なのだ。

 

安心して打ち込めるようになろう。  テニス

 

 

 

カテゴリー: バックハンド, フォアハンド, ボレー, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 19:18 | コメントは受け付けていません。

猿田彦神社

元日には毎年恒例

大神宮

猿田彦神社へ

オクサンとムスメの3人で行ってきた。

CIMG1953

ほぼ毎年、同じ写真。

大神宮といっても

明治神宮に比べれば少し小さめ。

我が大邸宅から、徒歩10分ほど

先ほどの写真の入口からは

山道をはるばると、1分ほど。

CIMG1954

近所の山奥深くにある。

 

しかし

今年はいつもと少し違っていた。

大神宮まであと2分ほどのところで

5人ほどの家族に声をかけられた。

「この近くに大神宮、猿田彦神社というところがありますか?」

「すぐそこで、今から我々も行くところですよ」

という事で

同道。

 

少し遠くから来られたそうで

今年のさる年に掛けて、やってきたとの事。

「ずいぶんと、ご利益のある神社だそうですよ」

とのこと。

 

随分のご利益との事で

毎年ごった返しているはずだが

なぜか、たまたまか

覚えている限りだが

ここ10年間で合った

3組目のご家族。

 

まあ

それはともかく、お賽銭をを奉納し

二礼、二拍手、一礼

今年、さる年の

家族とうちのスタッフみんなの健康と幸せ

クラブとスクール、皆様の上達と幸せを願って

お参りしてきた。

 

願いの多さのわりに賽銭が少ないかもしれないが

そこはそれ

猿田彦様の広い心に何とかお願いしたい。

 

さて

今年はいつもの年より暖かい

帰路の途中、名瀬川沿いのほとり

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なにか赤い実を背景に

キンカンと並んでスイセンの花が咲いていた。

 

なんかさわやかな気分

明るい今年を予感しながら、ゆうっくり、帰ってきた。 家

 

今年も楽しく、頑張って行こう。  テニス

 

 

 

カテゴリー: 日記 | 投稿者松原コーチ 22:05 | コメントは受け付けていません。

テニスは1球目

新年、最初のブログ

とにかく一番最初の話

テニスとしての大前提を明らかにしておきたい。

私の技術論ももちろんここから始まる。

だから、何度も話しているので

またか、マタカ、又か、だが、ご勘弁を。

 

水瓶座  さて

テニスでは1球目が勝負

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というより2球目はない。

1球目をミスすれば

2球目は打たしてくれないからだ。

 

サーブが入ってきたら

リターンはいきなり初めての体験だし。

スマッシュも

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ラリーで追い詰めたら

浅いチャンスボールが

前に詰めてウィナーを叩き込むのも、1本目。

 

サーブだけは2本まで打てるから

1本目の失敗を2本目に役立てることができる。

 

それ以外のショットは

常に初体験なのだ。

 

だから、ダカラ、打から

1本目で入る技術を前提に

自分のテニスができていることが

大、だい、ダイ前提なのだ。

 

これが松原さんのテニス論の1番最初

大前提の話なのだ。

 

1本目じゃなければどんな技術論もアリ。

ただし、それでは、テニスの役には立たない。

 

あなたは1球目から

自信をもって打ち込めますか?

それとも

試合でビビるタイプですか?

 

今年は元日から

そして

1球目から自信をもって、バシッといきましょう。  テニス

 

 

 

カテゴリー: 年寄りのひとりごと, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 18:55 | 1件のコメント