カテゴリー別アーカイブ: サービス

スピンサーブの構えは

前回は女子ダブルスの流れだったので

スライスサーブの構えについてお話しした。

今回は男性に多いスピンサーブの向きのお話し。

 

スピンサーバーの大多数は

アドサイド得意派

言い換えると

ジュースサイド苦手派

 

スピンサーブは

ラケットヘッドを

内旋、回内により

上体の右側に持っていくため

打球は

インパクト後ほぼ上体の前方向に飛んでいく

spin2

次はアドコートからのサーブを

レシーバー方向から見た絵だが

ベースラインに対ししっかり横向きで構え

CIMG6351

上体が打球方向

つまりこちらに向いてきて

CIMG6356

こんな向きになるはず

これは

ジュースコートでも同じはず

だが

かなり多くの人が

ベースラインに対して

スタンスや上体の向き、トスの上げる腕の方向を決めるので

レシーバーから見て

こんな構えの人が多い

CIMG6352

これでは、こんなインパクトになり

CIMG6355

ボールはこちら、ジュースサイドに来そうにもない。

この向きで打つなら

球質を変えてスライス回転にするしかない。

 

スピンサーブの球質のまま

ジュースサイドに飛んでくるとすれば

ジュースサイドのレシーバーに対し

こんな向きになるはずで

CIMG6354

そのための構えは

こんな感じ

CIMG6353

そして

インパクト後には

ベースライン以上に左に向かなくてはならないはず。

 

ちょっと

まだるっこしくなったが

要は

球質が同じなら

打球方向に対し同じ方向に構えるべきで

当然

打球方向に対し

同じ方向からトスを上げるべきなのだ。

 

もちろん向きを変えるだけでなく

振り出す方向のイメージや

振り終わりの向きのイメージまでも

変えなければならないが

こちらの方は

打球方向に上体を向けることが

理屈として納得していないと

難しいかもしれない。

fini1412

スピンサーブは

打球方向に対し横向きでとらえるという

錯覚が

たいていの人にあるためだ。  テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 18:21 | コメントは受け付けていません。

スライスサーブの構え方

先日の、松原テニスクラブ印西での月例女子ダブルス

何人かの方にアドサイドでの構え方をアドバイスをした。

試合中には変えられないので

明日、思い出して練習してくださいという宿題。

 

さて

スライスサーブの方は

たいてい

ジュースサイドのサーブが得意

アドサイドは苦手

という人が多い

というかほぼ全員がそう。

 

ジュースサイドだと

サービスボックスは正面より左にあるので

左に曲がっていくスライスサーブは

なんとなく自然に感じられるからだろう。

そのジュースサイドでの構えを

レシーバーから見るとこんな感じ

cimg5002

こちらに曲がってきそうな感じがする。

 

次にアドサイドに移ると

cimg5005

確かに

こちらに向かってスウィングは来そうだが

ボールはレシーバーから見て右に切れていきそう。

だから、これではだめ

これで入るサーブにするには

途中でスウィングを歪めるか

球質をフラットにするかしないと

だから、アドサイドは苦手。

 

同じ球質のサーブが来るとすると

レシーバーから見て

その形はほぼ同じはず。

だから

cimg5006

この身体の向き

トスを上げる左手の打球方向に対する向きが重要

1枚目とほぼ同じことに気が付くだろう。

実は

足の開きもつま先の向きも

同じ方向にしたつもりが写真を見たら違っていた。

 

でもそれは少しくらい大丈夫

肝心なのは

トスを上げる腕の方向と

上体の開き角度

これを打球方向に対し (ベースラインに対して、ではない)

ジュースサイドとアドサイドで同じにすれば

苦手サイドはなくなるはずなのだ。

 

簡単にできることなので試してみるといい。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 17:57 | コメントは受け付けていません。

サーブ打点の形

『なんちゃってマッケンロー』 さんからサーブの質問をいただきました

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ   サーブについてお願いします。
テニス歴は30数年になり、週末にテニスを楽しみ、時々シニアの大会に出てリフレッシュしています。

俗に言うリンゴの皮むき系のスライスサーブで、それはそれでいいと割り切っているのですが、なかなか安定しません。

テニス365のコラムの「サーブにおける内部意識 下巻」のボールを包みこむ感覚のイラストを見て、間違っているのでは…と気がつきました。

私はインパクト時にラケットと地面は垂直の関係だと思っていたのですが、ほんのわずか被せる感覚が必要ということでしょうか。

大きくフォルトしたり、それを補おうと結果的に被せ気味でネット。ラケットと地面の関係を間違ってやってきたため、飛び出し(距離)が安定してない気がしますが、ご教授願います。

なんちゃってマッケンロー より

 

 

 

水瓶座   私の答えです

「リンゴの皮むき系のスライスサーブ」

これは肘を痛めやすいので

やりすぎないように気を付けた方がいいと思います。

 

さて

包み込むような感覚のイラストはこれでしょうか

vol03_05

大昔にテニスジャーナルの解説をしていたころの

イラストですね。

ちなみに

私の担当記事で

モデルも私です。

 

この打点を後ろ気味にして

包み込むような感じは

打球の距離感に対し重要な部分です。

 

この

インパクト辺りで (ちょっと前かな)

肘が止まっていき

ラケットヘッドが手を追い越すことで

包み込むような形になります。

TOMLJANOVI1412sr

こんな風に

上体の軸よりも打点が後ろなのです。

 

打点をもっと前にした方がスピードが出ると思われがちですが

それは全く逆

腕の内旋をうまく使って打った方がスピードも出るし

腕にも優しい

そうすると打点は

自然にこの辺になるのです。

 

そうすると距離感も大幅にアップ

sma1308

ジャンピングスマッシュでも

ぶんなぐってなおかつベースライン内に収める

プロのスマッシュもみんなこんな風です。

 

スピンやフラットは回内を強く利かすので

fini1412

スライスはそこまでしないので

impak1401

このまま腕を下に引っ張り込む感じですね。

 

そうそう

打点の時の面の向きはほぼ垂直でOKです

少し上向きかもしれないし

少し下向き鴨

ほぼ垂直と思っていいと思います。

CIMG5461

あっ、見えないかな?

CIMG5462

包み込むとはこの面の向きの話ではなく

打点の位置と身体から腕の形の問題です。  テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス, スマッシュ | 投稿者松原コーチ 20:04 | コメントは受け付けていません。

ジュニアの先生はこの人

『TM』 さんからの質問

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  松原コーチ、いつもブログを楽しく拝見しています。
一つ質問させてください。
8歳の息子がテニスを習い始めて1年半くらいになります。(グリーンボールで練習しています。)
レッスンの中でゲーム形式の練習をするのですが、サービスがうまく入らず苦労しています。素人目に見るとトスを上げる時、静止状態から始めず体の左の方から左手を持ってくる形でトスを上げ始めていて、それが原因でトスが左右にブレて打点が安定しないように見えるのですが、これを含めジュニアがサービスを改善する何か良いアドバイスはありますか?素人はあまり技術的なことは口出さない方が良いと思いつつも、子供がサービスが入らず悔しがっているのを見ると何とかしてやりたいとも思い、質問する次第です。
よろしくお願いいたします。

TM より

 

 

 

水瓶座  私の答えです

いい先生を探すのが何よりです

コーチがどう教えているのかわかりませんが

もしかしたら

トスのことは何にも教えていないかもしれませんが

コーチと違うことを言うのももんだいですしね

 

そこで自分の代わりに教えてくれる

完璧な、いい先生探しです。

 

私のおすすめは

Djokovic1604sr

や、この人など

federsupin1604

サウスポーならこんな憧れの人もいい

nadal0604sr

トッププロのビデオを見て

真似させたらどうでしょう

 

コーチが口でどう教えても

所詮、子供たちは

特に男の子は

目に入る、イメージのようにやる傾向が強い

 

自然に

あこがれのプロやコーチのまねをする

 

策略としては

お父さんがプロのサーブを見て

ため息を漏らす

うまいと感動の声を出す。

 

トスを上げる前の静止状態で

「かっこいいな」

 

トスが上がったところで

「トスの上げ方が美しい」

なんて、声を ・・・    テニス

 

 

カテゴリー: サービス, ジュニア, 技術全般, 練習法 | 投稿者松原コーチ 16:34 | 1件のコメント

スライスサーブのすすめ

『レフティスタイル』 さんからの質問

以下がコメント中の

サーブの球質、打ち分け方の質問部分です。

 

カラオケ    ・・・

2つめはスピンサーブとスライスサーブの打ち分けについて
現在、スピンサーブをサーブの基本と考え、ずっと練習に励んできましたが、現行では入れるのが精一杯でとてもアドバンテージをとれるサーブにはなっていません。

仲間には、逃げるスライスをバック側に入れられる方がよっぽど嫌と言われます。(ジュースコートならセンターに)

・・・

レフティスタイル より

 

 

 

水瓶座  私の答えです

打ち分け方は

コメントの通りでほぼいいのではないでしょうか。

image_361

ただ

サウスポーなら

露骨に

トスを左に上げて

限りなくスライスサーブでいいのでは

相手フォア側に入れるとき

コースを変えるためだけに

ほんのちょっとだけスピンのエッセンスを入れる。

いや

スライスのままスウィング方向を変えるだけでもいい。

または面を起こしてフラット気味にする。

 

ここのスピンサーブは

他の人に見せたら

完璧なスライスサーブと答えるようなのでいいのです。

CIMG8289

大きく球質を変えるには

打ち方を大きく変えることになります

そうすると

こちらの意図が全部ばれます。

それでは努力が無駄になります。

 

実用としては

1、相手バックに入れる

サウスポースライスできっちりアドバンテージを奪う。

 

2、それを印象づけておいて

時に、フラット気味にエースをねらう。

 

3、一見甘い球を装い

正面に入れ、回り込ませてエラーさせる。

 

4、セカンドは回転量を多くして

バウンドしないようにし

返すだけにさせる。

 

これで

いやなオヤジを演出したらどうでしょうか

最高に実用的で勝ちやすいテニスになると思いますが。

 

テニスでは

2種類を上手に打ち分けられるという理由で

加算点をもらえることはないらしい。    テニス

 

 

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 19:47 | 1件のコメント

これフットフォールト

先日

プロのダブルス

テレビ観戦だが、こんな事態に遭遇

ジュースコート、サーブの構えで

ff2

右足のかかとが

センターマークの延長線上にかかっている。

 

これは、「フットフォールト」

打球の瞬間にラインズマンからコールがかかる。

 

こんな場所からのサーブは

アマチュアのダブルスではまずないが

プロで最近多用される

Iフォーメーションでよく登場するようだ。

 

フットフォールトの定義は

サーブで構えた瞬間から、打球がラケット面を離れるまでの間

ベースライン上より前

サイドラインとセンターマークの仮想延長線上の外側

そこを踏むこと。

または、助走付きで打った場合。

 

ちなみに

サイドラインの仮想延長線はラインの外側

センターマークの仮想延長線は内側なので

構えで

ff2

は、×

 

サイドラインだと

ff1

右足の位置

青はいいけど、赤だと×

なのだ。

 

アマチュアはシングルスで気を付けよう。

先日、うちのジュニアの子がやっていた。  テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス, ジュニア, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 19:05 | コメントは受け付けていません。

身体はムチよりすごい

『レフティースタイル』さんからコメントをいただきました

その中に以下の部分があり

なるほどと思ったので

今日はその解説です。

 

カラオケ   ・・・

松原コーチは運動連鎖をする時は、ゆっくりと仰ってます。そしてムチのように。そうした上で、力を入れてというのは、しっくり来ないものがあります。

・・・

レフティースタイル より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

ホント、その通り

とっても矛盾した言い方ですよね

 

でも

今日は大どんでん返し

めったにない

目から鱗の話かもしれません。

と、自画自賛しておきます。

 

ムチのように身体がしなって

すごいショットを打つと考える人が多いと思いますが

実は、ちょっと違います。

 

身体はムチのようにはしなりません

骨や関節があってグギグギです。

それはマイナス面

 

ですが

一番違っているのは

身体には動力があること。

これは、とてつもないプラス面

 

ムチの先端は受動的で

手前の動きに動かされるだけです。

 

それに対し人間の身体は

上半身にも

腕にも手首にも

それを能動的に動かす筋肉があるのです。

federsupin1601

人間は腕だけでも打てますが

ムチは先端だけ動かすというわけにはいかないわけです。

 

だから人間は

ムチのような運動連鎖も利用しつつ

最後は腕力で振り抜くのです。

 

動力を持たないことはムチの弱点です

人間は動力を持っている。

 

考えれば当たり前のど真ん中ですが

ついつい、みなさん忘れていませんか?

 

ムチの要素ばかりを考えすぎると

力は抜けるだけ抜いた方がいいのですが

はたしてそれが一番のスピードをもたらすかは

疑問です

というより

持っている力を使わないわけですから

明らかに遅くなります。

 

ラケットスピードを最速にするように

感じる力が我々にはあります

ですから

ラケットを最速で振り抜こうとすると

何度もトライするうちに

最速の力加減がマスターされるのです。

 

それが

「腕に力を入れて振り抜け」

というアドバイスなのです。

1512nisikori finis

それと

最速で振れたとしても

コントロール抜きでは

テニスとしては失格です

面を保ち

感じ取れなくてはいけない

federa1601j

その方面でも

しっかり力を入れる必要があるのです。

 

動力付きの腕は

ムチよりも優れているのです。  テニス

 

 

カテゴリー: サービス, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 18:06 | 2件のコメント

腕力でサーブを打つ

レッスンでの私のアドバイス

上級者のサーブで多いのは

 

「少しジャンプして、打ちましょう」

「打点より30cm位上にトスし、ゆっくり打ちましょう」

そして

「腕力だけでいいですよ」

 

いろいろバリエーションがあるみたいだが

実は全部、根っこは同じこと

同じになるように言っているのだ

相手の状態や性格により

言い方を変えているだけ。

tssr1602 (2)

昨日のブログでお話しした通り

良い子の運動連鎖は

「脚が、身体の動きが終わってから、腕」

そうしなければ、身体のパワーは伝わらない。

 

膝が伸びて、身体が上昇すれば

少しジャンプしてしまうのが自然

それから腕を振り出せば

「脚が、身体の動きが終わってから、腕」 になる。

 

少し高めにトスすれば

腕を遅らせて振る余裕ができ

「脚が、身体の動きが終わってから、腕」 になる。

 

そして

腕力だけで打つつもりだと

身体は勝手に最適モードで動き

「脚が、身体の動きが終わってから、腕」 になる。

 

どれも同じ根っこを持つアドバイスなのだが

「腕力だけ」 というのは違う意味も持っている。

 

日本人の価値観? 文化? 小柄人間意識?

腕力に頼らず、技で勝負

力に頼るのは下品

腰の入ったショットは高級

 

そんなわけで

腕力で打つとさげすまれる傾向がある。

 

しかも、そんな背景の中

身体の動きが終わってから

CIMG5460

腕をビュウッと振ると

CIMG5461

腕力だけで振っているように見える。

CIMG5462

このサーブ、200km/h越え。

 

レッスンで

腕と身体を一緒に動かして

頑張って、情けないサーブを打っていると

コーチは、100km/hでも満足してくれる

 

腕だけで打つと (ほんとは身体もうまく使っているのに)

180km/h出ていても

いいサーブじゃないのでなおされて

100km/hに戻される

 

ちょっと言い過ぎたかな ・・・・

 

まあ、そんなわけで

 

「腕力だけで打つといいですよ」

と言って

いったん、だましておいて

スピードが出てから

「いい身体の使い方をしていますね」

という松原さんは

ちょっとずるをしているのかもしれない。

 

ちょっと話がそれた鴨

 

とにかく

腕力だけで打つつもりだと

身体は勝手に最適モードで動き

(50mを8秒台で走れるくらいの運動能力のある人なら・・)

自然に

「脚が、身体の動きが終わってから、腕」 になる

CIMG5463

それに

もしもホントに腕だけで打っちゃっても

身体が邪魔しない分だけ

その人にしてみれば

自己最高が出る可能性の方が高いし ・・・    テニス

 

「お前なんか腕力だけじゃないか!!!」

これは最高の褒め言葉なのだ。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 18:24 | 2件のコメント

最適運動連鎖サーブ

サーブで

いや、サーブ以外でもなのだが

全身のパワーを腕にラケットに伝えたいとみんなが思っている。

そのため

例えばサーブだと

膝の屈伸のパワーを使って打つということを考える。

CIMG5456

ここから腕だけではなく全身のパワーで振り出すのだ

と考えて、間違いに陥る。 (こともある)

 

何が間違いかというと

膝の伸びとラケットの振り出しを一緒にしようとすること。

実は一緒だと

下半身の動きが腕の振り上げを邪魔する。

 

うまい運動連鎖は

よくムチの動きにたとえられる

そしてそのムチの動きは

持ち手のグリップ、その動きが止まることにより

波動が加速しながら先端に移動していく。

細くなっていく経路で

重量は軽くなりながら、スピードは増していく

最後は音速を超える。

だから、しなる、曲線を描く。

手前が止まっていくから

最後は直線的に  ・・・

 

サーブでいうと

さっきの写真の後

CIMG5458

ラケットを垂らしながら膝が伸びていき

CIMG5459

一番垂れたときは

CIMG5460

膝の伸ばし、身体の使い部分の動きは終わっている。

後は腕とラケットが一瞬の遅れの後

CIMG5461

すさまじい動きで振り上げられる。

最後は直線

 

ラケットが垂れていくのに、0.4秒かかるのに

最下点からの振り出しには、0.1秒なのだ

身体が止まることにより

パワーが腕に伝達され

何倍ものスピードに代わる

これが運動連鎖なのだ

腕の動きに膝の動きを単純に足したのではないことを

感じ取ってほしい。

 

何度でも、しつこく言っておく。

良い子の正しい、運動連鎖は

「身体が終わってから腕」  なのだ。   テニス

 

ラオニッチは身体がでかいだけではない

動き方が素晴らしいのだ。  テニス

 

 

カテゴリー: サービス, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 15:42 | コメントは受け付けていません。

しつこくスピンサーブ

スピンサーブとフラットサーブの関連

なかなかイメージがつかめにくい

そこで

しつこく解説。

これはスピンサーブだが

sp01

かなり、左下を向けた面がそのコツ

ここから内旋で振り出しながら

回内して面をフラットに近く起こしていく

sp02

まだ、起ききらない

そしてインパクト

sp3imp1309

もちろん、スピンサーブの当たり方

面はかなり起きているが

やや下向きの面で

この写真でいえば

ラケット面の上側になっているエッジ方向から

ボールを捕えているから

スピンサーブ

そのエッジ方向からの比率が高ければ

回転量の多いスピンサーブだし

もう少し早く面が起きて

直角に当たればフラットサーブだ。

もちろん

その間は無限通りに存在し

federa1601j

フラットともスピンとも断定できない

厚めに当たったスピンサーブというのも存在し

ラオニッチのフラットなどはそんな感じ。

そして

さらに内旋、回内し

sp4f

ラケット面が右を向き

右腰の横辺りにフィニッシュする。

 

さて

私の推奨するフラットサーブがイメージできただろうか

CIMG5461

何で

そんなにスピンとフラットの融合にこだわるかというと

コンスタントにサーブゲームをキープするため。

 

フェデラーもジョコビッチもマレーも

1セットに6回もキープできる人は

みんなそうだから。

そうじゃないと

安定したフラットサーブにならない。

ちなみに

「1セットに6回もキープできる人」 の相手は

「1セットに5回以上キープした人」

スコアーは、7-5 か 7-6 ということ。

具体的にいうと

ジョコビッチがカルロビッチと対戦した時。

世界1になるというのは

そんな相手からセットをコンスタントに取れるということ。

 

そうじゃないのに世界1になれたのは

ここ15年くらいでは

アガシとナダルだけではないだろうか。

ニシコリが3人目に ・・・  。     テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 20:40 | コメントは受け付けていません。