カテゴリー別アーカイブ: 年寄りのひとりごと

1年に1回の試合

11日の土曜日

場所は大磯プリンスホテル

1年に1回だけの大会出場を果たした。

国立7大学OB対抗戦

7大学でのリーグ戦だが

日程の都合で各校4対戦づつ、2校とは当たらない。

今回は強豪の名大、京大との対戦がなかった。

 

体育会庭球部のOB戦

先輩から当然のように出動要請が来る。

何十年たっても先輩は先輩、頭が上がらない

だいぶたったので、そろそろ追い越したかと思ったが

向こうも年取っていて

なかなかそうゆうわけにもいかない。

 

参加資格は57歳以上

(たぶん最初に作った先輩が57歳 ・・・ ?)

ダブルス、5ポイントの対抗戦

合計年齢の大きい順に1から5までならぶ

私も最近は出世して、3番手での出場

中堅どころという立場

ついでに、「全試合勝て」 という先輩命令もいただいている立場でもある。

 

結果、まあ何とか

1試合目は1年先輩の安達さんと

後の3試合は2年後輩の大野君と組んで

全勝で終わることができた。

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写真は私の美しいサーブの場面

気楽にバカスカ打っているように思われているが

本番の試合

しかも勝ちが期待されていてそれなりのプレッシャーもある。

終わった後はあちこちが筋肉痛

最初のびしゃぬれボールの重さも影響しているかもしれない。

 

さて、結果は私の全勝の貢献もあり、なんと

北大、11年ぶりの優勝。

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11年前のことはもちろん知らない。

表彰式後の懇親パーティー

その後、茅ケ崎での祝勝会と続き

他大学の同期生や同窓の皆さんと

楽しいひと時を、気持ちよく過ごさせてもらった。

 

さて、テニスの話だが  (ずっとそうだが)

パーティーの会場で、いくつかの質問をいただいた。

うちの後輩からは、フォアハンドをトップスピンにすべきか?

名大の先輩からはバックハンドをトップスピンにするには?

といった質問だ。

 

技術的に解説するのは簡単なのだが

実際、それを採用すべきか?

といったところの話が先

皆さんすでに40年くらいはテニスをやっている大ベテラン

実戦的にどちらが有利になるかを判断すべきだろう

そんな判断も大多数のアマチュアには大切な部分。

 

次回その辺の話もやってみよう。

 

ところで今回の心残り

一度、お手合わせしたかった人。

いや、私が今回、無事やられずに済んだ理由でもあるのだが

東大の5年後輩、神沢君が参加していたのだ。

現役のころはインカレのトップ

最近は試合に再び出ているそうで

前日に、東京オープンの60歳以上シングルスで優勝とのこと

昔風だがフラットの素晴らしいテニス。

私はナンバー3、彼は若いのでナンバー5

残念ながら対戦できなかった。

 

若手と組んで4か5で出れば当たれるかもしれない。

 

来年の楽しみに残しておこう。   テニス

 

 

 

カテゴリー: 年寄りのひとりごと, 日記, 試合 | 投稿者松原コーチ 17:29 | コメントは受け付けていません。

アプローチを有効にするには

今日はストローカーが

トップスピン屋さんがネットへ出る3回目の最終回。

相手ボールが短くなり

ベースラインにも帰りにくい

ぶんなぐるほどの余裕もないので

スライスアプローチでネットへという設定だ。

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(こんなに打点が高かったらぶんなぐりもありだが)

 

アプローチの方向に

その考え方に3通りある。

 

1、 相手の苦手コースへ

(バックでエラーさせる)

2、 オープンコートへ打って走らせる

(走りながらだと、その人、へぼ鴨)

3、 ボレーポジションのため、ダウンザラインへ

 

もし相手に、

「バックハンドと聞いたとたんにジンマシンが出る」 ような

明らかな欠陥があるなら

1のように、そこをつくことのみでもいい。

 

動きの鈍い相手だったり

足を止めたら手の付けられない相手なら、2。

 

ダウンザラインのアプローチは、昔からのセオリー。

相手の打つ側に少し寄った

ベストネットポジションにつきやすいショットなのだ。

でも相手もいい位置に入りやすいので

しっかり打たれたら抜かれるけど。

しっかり打てる相手とは限らないので、これもあり。

 

さて、これらのアプローチをさらに生かすための裏ワザ。

 

ドロップショットを混ぜること。

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スライスは大きめのテイクバックから

強めに打って、しっかり止めれば、アプローチ。

柔らかく止めて、小さなロブのようにすれば、ドロップなのだ。

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しっかりテイクバックすれば

この違いは、インパクト寸前までばれないで行ける。

 

特に、早い段階でドロップショットを打ち

相手に印象付けておけば

深いアプローチに対応することがより難しくなる。

それほど深くもなかったのに

けっこう、効果的になったりもする。

 

うまく使うと

スライスで打とうとした瞬間に

相手が前進してくる。

ダウンザラインのアプローチのつもりだったのに

相手が気を利かしてくれて

ウィナーになっちゃった。

ということもよくある話。

 

ドロップショットは

トップスピナーのもっとも仲のいいお友達なのだ。  テニス

 

 

 

カテゴリー: シングルス, 年寄りのひとりごと, 試合 | 投稿者松原コーチ 17:49 | 1件のコメント

ストローカーのサーブアンドボレー

サーブアンドボレーの専門家は

いろいろなサーブを駆使しいろいろなボレーで決める。

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例えば

オープンコートにサーブで追い出して

反対方向にボレー。

それだけだとばれるので

センターにサーブを打って

ボレーは反対方向に決めるとか。

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サーブの後、前進してくるのがばれているわけだから

サーブのコースとスピードで相手のリターンを限定させる必要があるのだ。

サーブの威力が少し足りなくて、しかもコースを読まれたら

一気にリターンエースが襲ってくる。

 

それに対して

ストローカーのサーブアンドボレーは少し違う

基本的にサーブアンドボレーはしないというのが

お互いの了解事項だからだ。

つまり

レシーバーの意表をついてネットへ出る

ネットへ出ることが意表だから

コースは当たり前でいい。

次のボレーを決めやすいところに打って出るのだ。

当然、オープンコートに打って

反対側にスペースを作る。

そちらにそこそこのボレーを打って終わらせる。

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大体のストローカーがボレーは下手なのだから

その辺は割り切った方がいい。

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もし、つなぎのボレーを打つことになって

相手が余裕のあるパスを狙えるようだと

万事窮す。

 

ボレーは簡単に、1発で終わらせる。

つなぎは無し。

深くてもいいし

中くらいでも

ドロップボレーも、すべてありなのだ。

 

ポイントはオープンコートに入れること

サーブアンドボレーを読まれていないこと。  テニス

 

 

カテゴリー: シングルス, ボレー, 年寄りのひとりごと, 試合 | 投稿者松原コーチ 13:44 | 1件のコメント

トップスピナーのボレー

昔はネットプレーヤーやオールラウンダーが

浅い位置からのアプローチショットや

サーブアンドボレーでネットを取り

相手のパスとボレーの秘術を尽くして戦ったものだ。

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その時代には相手パスのコースを狭めるため

センターセオリーと言って

角度をつけないアプローチが

あえて推奨されていたりした。

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最近はトップスピンのストローカーが主流になり

同じようにしてネットを取ると

トップスピンで一気に抜かれてしまうようになった。

 

だから最近のネットの出方は

1、トップスピンで圧倒し決めるまではいかないが

相手のパスをほぼ無力化してネットへでる。

2、浅めの低い打点で取らされ

ネットへ出るしかないとき。

3、ゲリラ的にサーブアンドボレーをする。

のどれかになることが多い。

 

今日は1番のトップスピンで圧倒してネットを取る技について

解決法を一つ提案したい。

 

トップスピンで相手を圧倒した場合の

相手位置はどこかというと

ベースライン後方

サイドラインに近い両側のどこか

という事になる。

ここへ走り込みながら

頑張って、なんとか返球してくるのだ。

 

さて、この位置から一番遠いところはどこ?

 

フォアのクロスをコーナーへぶち込み

反対側のバックのコーナーに見事なボレー

と考えている人はとっても勝ちにくい人。

 

正解はバック側、しかもネット際なのだ。

小学校の算数でやったとおり

長方形の対角線は2辺のどちらよりも長いのだ。

 

もちろんバックのクロスやフォアの逆クロス後も同じこと。

正解は相手フォアハンドの前、浅くのドロップボレーだ。

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実は

ホントのところ

反対側のドロップじゃなくてもネット際のどこかなら

どこでも決まる。

逆サイドなら動きの逆をつけるし

真ん中でも少しうまく落とせば充分に決まる。

だから

技術的に難しかったら? できなければ?

無理にコースをつかなくてもいい。

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とにかく

トップスピナーの相棒は

ドロップボレーとドロップショットなのだ。  テニス

 

 

 

カテゴリー: シングルス, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 19:05 | コメントは受け付けていません。

ヘビートップスピンの覚悟

『フランカー』 さんと、『中年プレーヤー』 さんからの

フォアハンドの打球感覚についての質問に対し

まだ答えていなかったように思います。

 

水瓶座  以下、私の考え方です。

トップスピンは

手首を固定したほぼ垂直なラケット面が

ボールを下から斜め上の捕えることによりかかります。

斜め下45度くらいからのヘビートップスピンです。

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打球の深さは

ワイパーの高さやフィニッシュの高さで調整する。

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ちょっと面を被せればかかるとか

かかりやすいラケットがあるとか

引っ掛かりのいいストリングがあるかとか ・・・

 

そんなことは考えません。

中途半端なスピンではどうせしっかり落ちません。

しっかり落ちなければ大事な試合で安心できない。

プロの打球を見ればわかると思います。

 

それくらいのヘビートップスピンなら

安心して大胆に打てます。

 

軽いトップスピンで

アウトが怖くて、振り切れない

当たり前です。

プロだってできないのに。

「鬼のように、いっぱいスピンをかけましょう」

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30年くらい前

トッププロはどれくらいスピンをかけるのか?

そのスウィングはどれくらい早く、どれくらい振り切るのか?

疑問を解消するため

セイコースーパーテニスに出場中の

ビヨン・ボルグを見に行きました。

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回転のついでに前にも飛んでいるというようなイメージ

スウィングはゆったりした動作から

インパクト後のスウィングの速いこと。

 

だから私のテニスは

めちゃくちゃヘビートップスピン

ボールスピードが遅くなる心配は

スウィングスピードで解消すればいいと思っていました。

 

それくらいの覚悟でトップスピンを打てば

試合でも思い切って打てます。

 

話をちょっと変えてメンタルの話。

大事な試合、大事なポイントで

コチコチに緊張感で固まる。

その状態でできるテニスは

 

1、 当てるだけ

2、スライスでちょん切る

3、フルスウィングで振り切る

 

以上のどれかです。

 

だから、もし攻撃的にありたいのであれば

究極のヘビートップスピンしかない。

 

 

私は臆病者なので

昔々は

フォアは当てるだけ

バックはスライスをかけてごまかす。

 

トップスピンに変えた30数年前から

相変わらず、臆病者の私は

フルスウィングでヘビートップスピンを打っています。

 

手首を固定し、がっちり握りしめたまま

斜め下から45度くらいの気分で

30年前は60度くらいの気分で

垂直なラケット面をぶち当てます。

それくらいしなければ振り抜けません。

 

硬くなるときは

打ちながら、「うー、うーっ」 と叫びます。

多分、外からは

臆病者には見えないと思います。

上体の左に引っ張り込みながら

「ヨシッー!!!」

全力を出した後なので

顔は獰猛な雰囲気に輝きます。

 

テニスセンスにあふれる方

試合でビビらない人は

今日の話は聞かなかったことにしてくださいね。  テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 17:26 | 1件のコメント

スクール選び

『su-san』 からスクール選びの質問です。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  いつも読ませていただいています。
またアドバイスいただければ幸いです。

通っているスクールが、都合により3月いっぱいで閉校するとの連絡が来たので、新たにスクールを探そうと思って体験レッスンの申し込みを検討しています。
(松原テニススクールが近くにあればぜひ伺いたいのですが、関西からでは少々遠くて無理なので、)

そこで、スクール選びでは何を重視すればいいのか考えています。雰囲気や設備、料金等はもちろんのこと、人によってレベルも考えも違うのでしょうがスクール経営者としてのコーチはどのように考えられますか?

私の場合は、50代後半テニス歴10年といったところで、健康維持とストレス解消を目的にテニスしています。

su-san より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

テニススクールで一番大切なことは

スクール生に楽しくテニスをしてもらうことです。

楽しければ自然と続けることになるし

激しい動きでも苦になりません。

 

ですから

フロントの笑顔が迎えてくれ

楽しくレッスンしてくれるコーチのいる

楽しいテニススクールを選んでほしいと思います。

 

だいぶ前になりますが

「脳内革命」 という本がベストセラーになりました。

この本によると

運動というのは身体に悪いのだそうです。

運動が活性酸素を発生させ

それが遺伝子を傷つけるのだそうです。

 

ただ

楽しく運動すると

快感物質の

ベータエンドルフィンというのが出て

これが活性酸素を中和して

運動を有意な物に変えるのだそうです。

 

だから

あまりにまじめなスクールはダメ

(もちろんうちはまじめにやっていますが)

技術的に優れているに越したことはないですが

厳しいばっかりのところは避けるべきだと思います。

 

たくさんの人たちにテニスの楽しさを伝え

テニスをその人たちの一生の楽しみにしてもらうのが

私の夢です。

それはプロを目指す子供たちも

テニスを楽しみにするおじさんたちにも

一番重要なことだと思っています。

 

そうそう

楽しくやるためにも

適度な運動量と

身体を痛めないための技術力も必要ですね。  テニス

 

 

カテゴリー: 年寄りのひとりごと, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 14:52 | 2件のコメント

杉村太蔵、なかなかやる

札幌でのテニス産業セミナー

鈴木貴男プロの話は先日書いた。

今日の話は

4人のスピーカーのうちのもう一人

あの有名な

元衆議院議員

ジュニアのころテニスも強かったという

杉村太蔵氏。

さすがに面白い人だし

テレビの話やテニスがらみの話もあって

しっかり引き込まれた。

 

横浜へ帰ってきて

ネットで、「札幌国際OPテニス2014」

男子ツアーの下部大会だが

その会場でのエキシビジョンマッチ

「杉村太蔵vs北大女子テニス部」

という試合の話に出会った。

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前にも後輩たちが出たということで

見たことはあるのだが

国体で全国優勝したという、杉村太蔵のテニスが気になり

まじめにユーチューブの動画を見てみた。

 

ホントにうまいのか?

 

いやけっこう、大したものだった。

 

どこに感心したのかというと

スマッシュ

彼のサーブで始まった試合

15-15 から2本のスマッシュを決め

しっかりキープしていた。

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その後も次々にスマッシュを決めエラーしない。

結局、相手は北海道学生のチャンピオンペアーということで

最後は、3-6 で負けてしまったが

3人の女子インカレ選手に交じり

堂々の試合ぶり

それなりに試合になっている。

しっかりと感心してしまった。

 

そうそうスマッシュの話。

ロブが上げられて

決まるか、ヘロヘロになるかは

テニスのレベルをしっかり上下に2分する。

 

だから、彼は間違いなく、テニスの上流階級側。

 

杉村太蔵

単なる面白いお兄さんではなかったということ。

テニスマンとしてもなかなかやる。

 

この試合のユーチューブ動画はここ

杉村太蔵と

私のかわいい後輩たち3人も出ている。

30分くらいなので

暇な人は一度のぞいてみるといい。

 

松原さんが

「スマッシュというのはね」 という意味が分かると思う。  テニス

 

 

 

カテゴリー: スマッシュ, 年寄りのひとりごと, 試合 | 投稿者松原コーチ 17:52 | コメントは受け付けていません。

札幌のセミナーと鈴木貴男プロ

今日、札幌から帰ってきた。

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思ったよりも雪は少なく、綺麗な雪景色ではない。

でも、歩きやすくて助かった。

 

今回は2泊1日のあわただしい日程

実は

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これは、セミナー後の懇親パーティーだが

年に1度の日本テニス産業セミナーが札幌での開催だったのだ。

セミナーの主催は

公益社団法人 日本テニス事業協会

私も役員をし、参加している団体なのだ。

4人の講師の講演を聞くのがメインの勉強会。

そのうちの1人、目玉の講師が、札幌出身の鈴木貴男プロ

テニスへの熱い思い

テニス選手の育ち方

現役選手の目線でのテニス界、テニス環境の話など

大変勉強になりながら、しかも、話が面白い。

単に、テニスがうまいだけではないところを見せてくれた。

 

さて、通常は業界団体の会なので

経営者のおじさんたちやスクールマネージャーやテニスコーチ

それに混じって少数のフロントの皆さん

といった人たちがほとんどだが

今回は現役プロの講師ということもあり

大学の後輩、現役部員が2名参加してくれた。

鈴木プロにサーブを教えてほしいという後輩をつれ

強引に押しかけると

「テニスの話ならいくらでもいいよ」 と

さわやかな笑顔で応じてくれた。

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2年目、副将の柴田君、課題はサーブ

特にサーブの腕の上げ方がテーマだったので

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しぐさを交え、話は進む

このフォームは確かに、鈴木貴男プロ

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下から、引き抜くような上げ方

柴田君もまねる。

ネクタイをしていてもジャケット姿でも

心はテニスコート気分。

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もう一人の、1年目、北海道学生のエース井戸垣君は

「どんどん上のレベルの人とやった方がいいよ」 と

アドバイスしてくれた鈴木プロに

「今年は札幌国際オープンに出ます」 と宣言

鈴木プロは

「じゃあ、試合で当たれるね」 と返してくれた。

後輩たちのモチベーションもしっかりアップさせてくれ

彼らもセミナーに参加したかいがあった。

 

最後は保護者気分の私も写真を撮ってもらい

(最近はおじさんたちとの写真が多いんですと言っていた)

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本当にお開きとなった。

いやいや、鈴木貴男プロ

後輩思い、テニス好き選手の最高の兄貴分

心も話も熱い。

もともと大好きな選手だし

特にサーブとボレー、スライス技術に関しては

松原評価は世界1

このブログでも、写真を使わさせてもらっている。

さらに、更に、サラニ

すっかりファンになってしまった。

 

まだまだ、頑張ってほしい。

そうそう、鈴木貴男プロのブログはこちら

皆さんにもぜひ応援してほしい。  テニス

 

 

カテゴリー: イベント, 年寄りのひとりごと, 日記 | 投稿者松原コーチ 19:16 | コメントは受け付けていません。

1球目が基本中の基本

ボールをどうやって打つのか?

試合中に何が重要なのか?

体力やメンタルではなく技術面で考えてみよう。

どんなスポーツにもルールがあって

その種目の特性が決まっている。

 

同じ棒振りの球技で比較してみるとわかりやすい。

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野球なら

間違って、大きく打ちすぎてもいい。

塀を越しちゃってもOKだし

なんと、横へ打ったらやり直せる。

しかも、2回までなら空振りしてもいい。

ピッチャーだけは自分のペースで投げてもいいことになっている。

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ゴルフなら

ボールは止まっている。

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飛距離調整のために道具を変えてもいい。

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ゆっくりと検討する時間もある。

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じゃあテニスの特性はなんだろう?

 

23.77mの線の中に打たなくてはいけない。

ネットは越した方がいい。

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サーブは1回だけ失敗してもいいが

他のショットは1本目で入らないとダメ。

サーブは自分のペースで勝手に打てるが

他のショットは相手に合わせる必要がある。

ラケットという棒を使わなければならない。

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サーブだけは自分のペースでできるので

野球のピッチャーやゴルフのショットに

意味合いが似ているところがある。

しかし、他のショットに関しては制約がかなり多い。

 

1回目、最初のトライで

ネットを越して、ラインの内側にボールを入れなければならない。

しかも相手のいじわるなショットに対しても。

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だから

テニスではいつも

なるべくやさしい単純な打ち方で

ボールが飛び散ってしまわないよう

発散してしまわないように

打ち続けなければならないのだ。

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といっても

あまりにも情けないボールを送り続ければ

向こうから一方的に攻撃されることもある。

 

そのための妥協がトップスピンだったり

スライスだったり。

なのだ。

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ルールで決まっていることなので

なんともしがたい

これが基本中の基本事項なのだ。

テニスはとっても制限事項が多い。

 

その中で、1球目を成功させなければいけない種目なのだ。

 

それを押さえておかないと

トンチンカンな理屈や

トンチンカンなショットが登場することになってしまう。  テニス

 

 

 

カテゴリー: 年寄りのひとりごと, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 19:59 | コメントは受け付けていません。

攻撃的セカンドサーブ

セカンドサーブというのは2本目に打つサーブのこと

2本目だから1本目のデータを参考に修正できる。

だから打ちやすいはず

ただし、入らないとポイントを失う。

 

オーストラリアンオープンの試合を見ていて

セカンドサーブを積極的に

攻撃的に打つシーンが多くなったように感じた。

特に

錦織圭のサーブゲームで目立っていた。

時には明らかにエース狙いのサーブも。

ジョコビッチも時々やる。

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スライス気味にフォアのコーナーを狙うサーブなど

セカンドで多用しないサーブの場合

同じサーブをファーストで打つ以上に

エースになる可能性が高いのだ。

 

さて、トッププロのたいていの試合では

ファーストが入った場合のポイント獲得率は、70%以上。

それが

セカンドだと、40%以下に落ちる場合も多い。

 

もしファーストと同じサーブをセカンドに使うとして

80%くらいは入るとすると

ポイント獲得率は

(80%くらいは入る) × (ファーストのポイント獲得率は、70%以上)

だから

56%以上のポイントが取れるということ。

 

先ほどの消極的なセカンドの数字

40%以下よりもずいぶんといい。

 

その代り

80%入るということは

残り20%はダブルフォールトということ。

まあ

ファーストが60%入るとすれば

(セカンドになる可能性40%) × (20%はフォールト)

つまり

全ポイント中、8%はダブルということ。

 

これだって

それほどビックリするほど情けない数字じゃない。

 

攻撃的なセカンドサーブ、大いにアリなのだ。  テニス

 

 

ところで

昔々のことだが

昨日のジョコビッチの試合を心配そうに見つめていた人

ボリス・ベッカーという人がいる。

 

1985年、17歳で

翌年は18歳で、ウィンブルドンを連覇した。

そして、現在はジョコビッチのコーチ。

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両足踏切の膝の曲げのすごいこと。

ブンブン・サーブと名付けられたサーブを武器に

とにかくサービスエースを取りまくった。

ファーストはエース狙い

セカンドももちろん、エース狙い。

セカンドでも入ればとれない。

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内旋、回内のものすごさ

そして

1ゲームのうち、1回くらいはダブル

多いときは2度。

 

だがそれ以外、ほとんどポイントを落とさない。

見ていて

15-40からなら、サーブを落とす気がしない。

 

私も試合を見たことがあるが

インドアコートのスコアーボードに当たる

衝撃音のすさまじさ。

 

こうゆうテニスもありなのだ。

 

 

そうそう、セカンドで勝負する時の心構え

「ダブルフォールトしても気にしないこと」

ストロークでも、たまにはアウトすることもあるのと同じ。

大事なことはサーブゲームをキープすることで

ダブらないことじゃない。

ダブルフォールトもごくごく普通のできごとなのだ。   テニス

 

 

カテゴリー: サービス, 年寄りのひとりごと, 試合 | 投稿者松原コーチ 22:23 | コメントは受け付けていません。