カテゴリー別アーカイブ: 年寄りのひとりごと

杉村太蔵、なかなかやる

札幌でのテニス産業セミナー

鈴木貴男プロの話は先日書いた。

今日の話は

4人のスピーカーのうちのもう一人

あの有名な

元衆議院議員

ジュニアのころテニスも強かったという

杉村太蔵氏。

さすがに面白い人だし

テレビの話やテニスがらみの話もあって

しっかり引き込まれた。

 

横浜へ帰ってきて

ネットで、「札幌国際OPテニス2014」

男子ツアーの下部大会だが

その会場でのエキシビジョンマッチ

「杉村太蔵vs北大女子テニス部」

という試合の話に出会った。

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前にも後輩たちが出たということで

見たことはあるのだが

国体で全国優勝したという、杉村太蔵のテニスが気になり

まじめにユーチューブの動画を見てみた。

 

ホントにうまいのか?

 

いやけっこう、大したものだった。

 

どこに感心したのかというと

スマッシュ

彼のサーブで始まった試合

15-15 から2本のスマッシュを決め

しっかりキープしていた。

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その後も次々にスマッシュを決めエラーしない。

結局、相手は北海道学生のチャンピオンペアーということで

最後は、3-6 で負けてしまったが

3人の女子インカレ選手に交じり

堂々の試合ぶり

それなりに試合になっている。

しっかりと感心してしまった。

 

そうそうスマッシュの話。

ロブが上げられて

決まるか、ヘロヘロになるかは

テニスのレベルをしっかり上下に2分する。

 

だから、彼は間違いなく、テニスの上流階級側。

 

杉村太蔵

単なる面白いお兄さんではなかったということ。

テニスマンとしてもなかなかやる。

 

この試合のユーチューブ動画はここ

杉村太蔵と

私のかわいい後輩たち3人も出ている。

30分くらいなので

暇な人は一度のぞいてみるといい。

 

松原さんが

「スマッシュというのはね」 という意味が分かると思う。  テニス

 

 

 

カテゴリー: スマッシュ, 年寄りのひとりごと, 試合 | 投稿者松原コーチ 17:52 | コメントは受け付けていません。

札幌のセミナーと鈴木貴男プロ

今日、札幌から帰ってきた。

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思ったよりも雪は少なく、綺麗な雪景色ではない。

でも、歩きやすくて助かった。

 

今回は2泊1日のあわただしい日程

実は

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これは、セミナー後の懇親パーティーだが

年に1度の日本テニス産業セミナーが札幌での開催だったのだ。

セミナーの主催は

公益社団法人 日本テニス事業協会

私も役員をし、参加している団体なのだ。

4人の講師の講演を聞くのがメインの勉強会。

そのうちの1人、目玉の講師が、札幌出身の鈴木貴男プロ

テニスへの熱い思い

テニス選手の育ち方

現役選手の目線でのテニス界、テニス環境の話など

大変勉強になりながら、しかも、話が面白い。

単に、テニスがうまいだけではないところを見せてくれた。

 

さて、通常は業界団体の会なので

経営者のおじさんたちやスクールマネージャーやテニスコーチ

それに混じって少数のフロントの皆さん

といった人たちがほとんどだが

今回は現役プロの講師ということもあり

大学の後輩、現役部員が2名参加してくれた。

鈴木プロにサーブを教えてほしいという後輩をつれ

強引に押しかけると

「テニスの話ならいくらでもいいよ」 と

さわやかな笑顔で応じてくれた。

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2年目、副将の柴田君、課題はサーブ

特にサーブの腕の上げ方がテーマだったので

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しぐさを交え、話は進む

このフォームは確かに、鈴木貴男プロ

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下から、引き抜くような上げ方

柴田君もまねる。

ネクタイをしていてもジャケット姿でも

心はテニスコート気分。

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もう一人の、1年目、北海道学生のエース井戸垣君は

「どんどん上のレベルの人とやった方がいいよ」 と

アドバイスしてくれた鈴木プロに

「今年は札幌国際オープンに出ます」 と宣言

鈴木プロは

「じゃあ、試合で当たれるね」 と返してくれた。

後輩たちのモチベーションもしっかりアップさせてくれ

彼らもセミナーに参加したかいがあった。

 

最後は保護者気分の私も写真を撮ってもらい

(最近はおじさんたちとの写真が多いんですと言っていた)

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本当にお開きとなった。

いやいや、鈴木貴男プロ

後輩思い、テニス好き選手の最高の兄貴分

心も話も熱い。

もともと大好きな選手だし

特にサーブとボレー、スライス技術に関しては

松原評価は世界1

このブログでも、写真を使わさせてもらっている。

さらに、更に、サラニ

すっかりファンになってしまった。

 

まだまだ、頑張ってほしい。

そうそう、鈴木貴男プロのブログはこちら

皆さんにもぜひ応援してほしい。  テニス

 

 

カテゴリー: イベント, 年寄りのひとりごと, 日記 | 投稿者松原コーチ 19:16 | コメントは受け付けていません。

1球目が基本中の基本

ボールをどうやって打つのか?

試合中に何が重要なのか?

体力やメンタルではなく技術面で考えてみよう。

どんなスポーツにもルールがあって

その種目の特性が決まっている。

 

同じ棒振りの球技で比較してみるとわかりやすい。

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野球なら

間違って、大きく打ちすぎてもいい。

塀を越しちゃってもOKだし

なんと、横へ打ったらやり直せる。

しかも、2回までなら空振りしてもいい。

ピッチャーだけは自分のペースで投げてもいいことになっている。

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ゴルフなら

ボールは止まっている。

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飛距離調整のために道具を変えてもいい。

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ゆっくりと検討する時間もある。

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じゃあテニスの特性はなんだろう?

 

23.77mの線の中に打たなくてはいけない。

ネットは越した方がいい。

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サーブは1回だけ失敗してもいいが

他のショットは1本目で入らないとダメ。

サーブは自分のペースで勝手に打てるが

他のショットは相手に合わせる必要がある。

ラケットという棒を使わなければならない。

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サーブだけは自分のペースでできるので

野球のピッチャーやゴルフのショットに

意味合いが似ているところがある。

しかし、他のショットに関しては制約がかなり多い。

 

1回目、最初のトライで

ネットを越して、ラインの内側にボールを入れなければならない。

しかも相手のいじわるなショットに対しても。

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だから

テニスではいつも

なるべくやさしい単純な打ち方で

ボールが飛び散ってしまわないよう

発散してしまわないように

打ち続けなければならないのだ。

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といっても

あまりにも情けないボールを送り続ければ

向こうから一方的に攻撃されることもある。

 

そのための妥協がトップスピンだったり

スライスだったり。

なのだ。

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ルールで決まっていることなので

なんともしがたい

これが基本中の基本事項なのだ。

テニスはとっても制限事項が多い。

 

その中で、1球目を成功させなければいけない種目なのだ。

 

それを押さえておかないと

トンチンカンな理屈や

トンチンカンなショットが登場することになってしまう。  テニス

 

 

 

カテゴリー: 年寄りのひとりごと, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 19:59 | コメントは受け付けていません。

攻撃的セカンドサーブ

セカンドサーブというのは2本目に打つサーブのこと

2本目だから1本目のデータを参考に修正できる。

だから打ちやすいはず

ただし、入らないとポイントを失う。

 

オーストラリアンオープンの試合を見ていて

セカンドサーブを積極的に

攻撃的に打つシーンが多くなったように感じた。

特に

錦織圭のサーブゲームで目立っていた。

時には明らかにエース狙いのサーブも。

ジョコビッチも時々やる。

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スライス気味にフォアのコーナーを狙うサーブなど

セカンドで多用しないサーブの場合

同じサーブをファーストで打つ以上に

エースになる可能性が高いのだ。

 

さて、トッププロのたいていの試合では

ファーストが入った場合のポイント獲得率は、70%以上。

それが

セカンドだと、40%以下に落ちる場合も多い。

 

もしファーストと同じサーブをセカンドに使うとして

80%くらいは入るとすると

ポイント獲得率は

(80%くらいは入る) × (ファーストのポイント獲得率は、70%以上)

だから

56%以上のポイントが取れるということ。

 

先ほどの消極的なセカンドの数字

40%以下よりもずいぶんといい。

 

その代り

80%入るということは

残り20%はダブルフォールトということ。

まあ

ファーストが60%入るとすれば

(セカンドになる可能性40%) × (20%はフォールト)

つまり

全ポイント中、8%はダブルということ。

 

これだって

それほどビックリするほど情けない数字じゃない。

 

攻撃的なセカンドサーブ、大いにアリなのだ。  テニス

 

 

ところで

昔々のことだが

昨日のジョコビッチの試合を心配そうに見つめていた人

ボリス・ベッカーという人がいる。

 

1985年、17歳で

翌年は18歳で、ウィンブルドンを連覇した。

そして、現在はジョコビッチのコーチ。

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両足踏切の膝の曲げのすごいこと。

ブンブン・サーブと名付けられたサーブを武器に

とにかくサービスエースを取りまくった。

ファーストはエース狙い

セカンドももちろん、エース狙い。

セカンドでも入ればとれない。

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内旋、回内のものすごさ

そして

1ゲームのうち、1回くらいはダブル

多いときは2度。

 

だがそれ以外、ほとんどポイントを落とさない。

見ていて

15-40からなら、サーブを落とす気がしない。

 

私も試合を見たことがあるが

インドアコートのスコアーボードに当たる

衝撃音のすさまじさ。

 

こうゆうテニスもありなのだ。

 

 

そうそう、セカンドで勝負する時の心構え

「ダブルフォールトしても気にしないこと」

ストロークでも、たまにはアウトすることもあるのと同じ。

大事なことはサーブゲームをキープすることで

ダブらないことじゃない。

ダブルフォールトもごくごく普通のできごとなのだ。   テニス

 

 

カテゴリー: サービス, 年寄りのひとりごと, 試合 | 投稿者松原コーチ 22:23 | コメントは受け付けていません。

ワウリンカの立ち位置

ジョコビッチとワウリンカが準決勝を戦っている。

現在1セットオール

あと3時間はやるだろう。

 

目立つのは

錦織との試合でも炸裂した片手バックハンド

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特にダウンザラインはきっちり

サイドラインから30cm位のところに決まる。

 

ちょっと下がりながらでも

クロスパスを決めるところもすごい。

 

じつは、つい先ほど

東戸塚校馬込コーチと話していたのだが

彼が言うには

「最近前に入る選手が多いけど、ワウリンカ、少し後ろじゃ ・・ 」

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そういえば

下がったところからのバックハンドが目立つ。

下がりながらというのも多い。

 

さて、片手バックだが

両手打ちに比べ

大きく振りやすいし

身体の動きをゆったり使って

腕に伝えやすい。

だからか

これを決め球に試合を組み立てる人が多い。

しぶといラリーから

突然のダウンザライン。

 

ガスケ、アルマグロ、ワウリンカ

20140421swbk

フェデラーのように

片手バックなのに

バック中心じゃない選手の方が

少ないような印象があるくらい。

 

考えてみれば

大きくフルスウィングに時間がかかるというのは

ベースライン近くよりも

少し後ろ気味の位置の方が

時間的な余裕ができて対応しやすいのだろう。

私の教えたことがあるジュニアでも

塀際からリターンを打つ選手がいたのを思い出す。

(そこからクロスにリターンエースなのだ)

 

当然、早いテンポなら

動きが最小限で済む両手打ちが有利

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フォアハンドに時間をかけ

バックの比重は最小限というのが今の主流のようだが。

 

それに対し

一見不合理な下がり気味ポジション

片手バックのフルスウィング

それはそれで十分魅力的

俺だけが自分の道を行くという

主流じゃないというところも面白い。

 

だけど結果を見れば

両手と片手

どっちが有利なのか?

 

それなりに拮抗している。

こんなところもテニスの面白さ、不思議さ。

 

実はワウリンカのラケットだが

ヨネックスの、ベクターコア ツアーG

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松原さんと同じラケットなのだ。

 

そんなこんな、言っているうちに

どうやら、3セット目はやられたらしい。

 

頑張れ、ワウリンカ。  テニス

 

 

 

カテゴリー: バックハンド, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 19:58 | コメントは受け付けていません。

小4のころは

『hiyopapa』 さんからの質問です。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ   松原先生、こんにちは。
今日は私にも長男にも当てはまることの質問です。

ご存知のように長男は普段、私と練習しています。
私は長男のフットワークや反応を効率良く上げようとそれなりのスピード(非公式試合に出ている初中級の子くらい)の球を打っています。
そして長男は同程度かやや遅めの球を返してきます。

結果、長男はスクールの緩く跳ねない球だとタイミングが合わない、かつゆっくりなので油断して引き遅れ振り遅れになり、私はたまに行くスクールでコーチとラリーすると引きはともかく振り出しのタイミングが合わず(と言うか分からず)振り遅れることが多いです。

まず第一に、これはもう球数をこなして慣れるしか無いと思うのですが、何か短時間で慣れるようなポイントなどありませんでしょうか?
また、長男に対してはスクールレベルにスピードとスピン量を落として打つべきでしょうか?

よろしくお願い致します。

hiyopapa より

 

 

 

水瓶座   私の答えです。

「これはもう、球数をこなして慣れるしか無い」

そう、そうすべき問題です。

 

とにかくテニスになれることが重要なので

いっぱいいろんなことをやるべきです。

 

息子さんに関して言えば

今はフォームがどうこう言うべきタイミングでもありません。

楽しくのめりこんで、たくさんプレーし

神経系を鍛える、最後の時期なのです。

(神経系が盛大に発達するのは10歳くらいまで)

 

テイクバックで面が上向きでも構わない

フォームが少しくらいおかしくても構わない。

棒を振る感覚

面を感じること

こうゆうことが大切です。

プロのまねをして

とんでもないことをしてもいいと思います。

 

もっとパワーが付いてくると

ちゃんとアウトするようになる。

そうしたら、テイクバックを直せばいい。

さらに上達すると

姿勢の大切さが身に染みてくる。

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今はストロークもボレーもジャンピングスマッシュも

トップスピンもアンダースピンもやるべきです。

又抜きも、背面打ちも。

いろんなことをやって神経を発達させ

対応力を磨かなければならないのです。

こっちもいろんな球種を打てばいい。

 

基本的に教えるべきではないし

失礼ながら

『hiyopapa』 さんにその能力はないと思います。

へたにフォームを教えれば教えるほど

下手になり、テニスを嫌いになると思います。

テニスで一番大切なのはフォームじゃありません。

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やるべきは

テニスの楽しさを伝えること

相手をしてあげることくらい

教えることではないと思います。

いっぱい打って

いっぱい試合をし、笑えばいいと思います。

 

だから、すいません

(お子さんに関しては、あまり教えてほしくないので)

あまり細かいことは聞かないでください。

聞かれれば私の性分で答えちゃうけど

それは役に立たない可能性の方が大きいのです。

 

そうそう、短時間にやれること

イメージトレーニングです

「他の人が打っているときに心の中で一緒にプレーすること」 ですね。

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息子さんなら、錦織になりきることです。  テニス

 

 

 

カテゴリー: ジュニア, 年寄りのひとりごと, 技術全般, 練習法 | 投稿者松原コーチ 20:30 | コメントは受け付けていません。

試合で緊張する

『れねしす』 さんからの質問

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  試合に関する質問です。
娘がスロースターター過ぎるんです。ただ、緊張しているだけかもしれませんが・・・。
3試合目、4試合目でやっといつもどおりもプレーになります。
序盤の試合では、「普段はトップスピン中心なのに、回転も少なく、スピードもない球出しのようなボールを打つ」、「やたらと角度のついたショットを打つ (但し、アウト多し)」、「サーブでは頭のかなり後方に上がったトスを打ってダブルフォールト連発」、「余裕があってもラケットとがぎりぎり届くところま でしか走らなくなくなったり、あきらめるのが早い」、「やたらとバックハンドに回り込み(ちなみに今はフォアが得意ですが、昔はバックハンドが得意)、 オープンスペースが広くなりきめられてしまう」など、疲れた場合や調子が悪いときに現れる症状がでます。 いつもの調子でないことを気付けばなんとかなる かと、先日の試合では、上記のようなショットがでていないかのチェック表を作って試合に持ち込んだのですが、症状がでていても、「そうだった?」の一言。 気づいていないようです。
次の試合は、5Rからなので、最初からきつい試合が予想されます。
試合に備えイメージトレーニングなどをさせるなどはしてるのですが、改善につながりません。
漠然としすぎですけど、なんか方法はありませんか?
いつも長文で申し訳ありません。

れねしす より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

多分、緊張して、しかも硬くなっているのでしょうね

 

だから、無意識に危険なことは避け

安心なことをするのでしょうね。

 

現在、得意な、フォアハンドよりバックハンドの方が安全?

それは

いいショットを打てるフォアよりも

面の安定したバックなんでしょうね。

それは

見ている方からすれば得意な

どこかでは落ちるはずのトップスピンよりも

フラットっぽい、球出しボールの方が安心

という事にも出ているようです。

 

トスが後ろに上がるのは

指が緊張で、硬くなっているからで

症状がでていても、「そうだった?」 は

あがっていて、ここはどこ? 私は ・・・

という事でしょう。

 

硬くなるのは

神経がデリケートで性格がまじめな証拠

まるで私の若いころのようです。

 

さて、こうゆう子への

いや、親やコーチへの助言ですが

1、 きちっとした、やさしいテニスを教えてあげること。

「ミスしてもいいから深く打て」 なんて

口が裂けても言わない。

もう一つは

2、「テニスで負けたからって、君のことを嫌いにならないよ」

と言ってあげること。

3、試合にたくさん出て、練習試合たくさんして、試合慣れする。

 

2番は松原さんの得意分野ではないので

1番に集中します。

 

まずはフォアハンド

トップスピンだろうがフラットだろうが

ただ振り切るのではなく

振り切らなくても、ゆっくりスウィングでも

コントロールできるフォアにする。

トップスピンだから入るのではなく

基本は、正確に1点を狙えるフォアにするのです。

具体的には

手首を固定し、テイクバックの面を決め

フィニッシュの位置、姿勢も固める。

そしてなるべくステップしながら、動きながら打つ。

 

サーブは

身体を使いすぎないよう

特に

トスを上げるときに動かない方がいいですね。

 

とにかく自信があれば、ビビりません。

ミスが怖いのです。

ミスるわけがないショットならいいのです。

 

私も硬くなりビビるタイプなのでよくわかります

ちょっと思い出話になりますが

私の学生時代、一番強かった頃です

薄いグリップ、フラット性の

フォア系は徹底的にビビりぬいていました。

スマッシュとバックボレー、セカンドサーブは

そんな中でもビビらずに打ち抜いていました。

ミスるわけがないと思っていたからです。

今の私

スマッシュはビビってもフォアハンドはビビりません。

ミスるわけがないと思っているからです。

 

試合でビビりたくなければ

安心して打てるショットを身に着けるしかありません

そしてそれは

真剣にやるテニスなら

練習で安心できる精度ではとてもとても駄目なのです。

ミスるわけがないという精度です。

(真剣て字、わかります?  ミスったら死ぬんですよ)

 

ここまで書いたら私も

ちょっと年頭に当たり

ときめいてきましたので、ネット上で宣言します。

あのころのスマッシュに戻りたいので

またスマッシュ練習をしようかと思っています。

 

「春までに強力スマッシャーとして復活します」

やり方は分かっているのです。

 

すいません、ちょっと横道にそれました。

 

ところで、5Rまでには間に合いそうもありませんね。

硬くなっちゃうお嬢さんですが

技術的な問題をクリアーし自信がつけば

飛躍的に勝てるようになります。

とりあえず

「試合で緊張する」 でいいんです。

そう言ってあげるだけでも効果ありますよ。

 

少しくらいエラーしても気にしないような性格では

逆に将来、大きくはなれないと思います。   テニス

 

 

カテゴリー: ジュニア, 年寄りのひとりごと, 練習法, 試合 | 投稿者松原コーチ 19:05 | 1件のコメント

フォアハンドの引きは

『hiyopapa』 さんより、いくつか質問をいただいていました。

以下がそのコメントの一部です。

 

カラオケ   ・・・ テニスジャーナルの記事・・・ってもしかして365のwebレッスンに載っているやつでしょうか?
なにやら松原先生の理論とキレイに一致した記事だなぁと思っていたのですが。  ・・・

・・・  振り子でスイングするには、やはり水平に引くのは適さないのでしょうか?
振り子に引く、または外向きに引いてループ、で教え直すべきでしょうか?
ジョコビッチの引き方に似たような引き方をする長男の引き方。どう教えたものかと悩んでおります。

hiyopapa より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

365のwebレッスンというのは

いきさつは知りませんが

テニスジャーナルの記事そのものです。

 

そして、そのほとんどは

松原さんが解説していたころのモノです。

ですから当然

私の理論とキレイに一致します。

 

さて、フォアハンドの引き方ですが

トップスピンを安定して打ちたければ

面を作って振り子で引き振り子で打てばいい。

というかそれ以外の選択肢はないと思います。

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その延長として後ろをループする。

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さらにその延長で高めから引いて面を外に向ける。

 

もちろん  (念のための追加注釈)

黄色の線がOK線、赤はNG線です。

赤くループすると、面が上向きになります。

 

ところで、ジョコビッチのように引けば世界1です。

ラケットヘッドを遅らせすぎないようにしたほうが

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アマチュアとしては使いやすいと思いますが。

 

教えるのはそれくらいでいいのではないでしょうか

それ以外はのびのびと自分でやらせる。

それでだめなら

本人も頭をひねる。

その時のアドバイスは効きますが

それ以外のアドバイスはうるさいだけ。

あまり教えすぎると

かえって

身体も頭の中もとっ散らかって

動きがおかしくなります。

バシバシ行けばいいんじゃないですか。

1501djousiro

子供は教えなくても歩き出しますし

走りだします。

錦織やジョコビッチ、フェデラーなど

ビデオで

時々は目にすればいいと思いますし

出来れば生で

うまい選手、迫力あるプレーを見る機会があれば

勝手に真似をします。

耳からの情報より

目からの情報の方が役に立つことの方が多いと思います。

それで困った時に

コーチのアドバイスや

私の文章を引用する。

 

ぜひ

教えすぎないようにしてほしいと思います。  テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 18:14 | 2件のコメント

チームクラスのバランスと面と

先日、紹介した

東戸塚松原テニススクールでのジュニア練習マッチ

午後のチームクラスの選手たちのお話し。

このクラスは試合に出ている子たち。

もちろんラリーはできるし、かなり走ることもできる。

最初の写真は午前中勝ち進んで

チームクラスの試合にも出場、9セットを戦った中学生男子

いや、彼はまだ6年生のはず

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短いボールを片手バックで処理

だと思うが、ボレーかもしれない。

マッケンローを思わせるようなバランスとラケット面。

もちろんコーチが強制的に作り上げた形ではない。

彼が自分のバランス感覚で身に着けたもの。

もちろんこの日はスタミナと根性も発揮してくれた。

(ちょっと、やらせすぎてごめんね)

 

次は短いボールを処理するフォアハンドスライス

高校女子の写真

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右足が前に出ているがこの方が届くし

スウィングの自由度も高いのだ

姿勢も顔の向きもグー。

遊ぶようにスライスのラリーをしたりしていると

勝手にこんな形を身に着けるようだ。

もちろん私も時々ヒントを出してはいるが。

 

次は高校男子のスピンサーブ

当たり前のバランス

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といって、当たり前にできれば、すごくうまいということ。

彼はストロークでも、とてもバランスや姿勢がいい。

コントロールをできるように

姿勢やバランスを感じることが重要なのだ。

 

最後は、面感覚のある中学生女子の写真。

CIMG5742

どこに面があるかって?

これ、ナダル打ちのフィニッシュなので

頭の後ろ。

打点が遅れたときにも

垂直面を保つ、高い意識と能力と気迫があると

ここへフィニッシュすることになる。

彼女のもう1枚も

CIMG5743

やられる寸前を何とかしのいだところ

面を我慢して保っているのがわかるだろう。

垂直面を保ち

何とか返球しようという意識と能力と気迫があると

自然とこうなるのだ。

 

試合をやる中で

いつものレッスン中よりうまい子たちがいっぱい見えてくる

コーチが教えなかったものもたくさん出てくる。

何とかしようという意識と能力と気迫が

埋もれていた才能を引きずり出し

自分のテニスを変えていくのだろう。

 

今日、紹介した子たちは

まだそれほど高いランクではないが

上に上げた才能を生かして

頑張り続ければ

きっと、いいプレーヤーになることだろう。

 

実は、今日の子たち以外にも

才能のある子、やる気のある子がたくさんいる

もちろん、バランスのいい子も

今日はたまたま

湯澤コーチと松原コーチのカメラに映っていた子たちだけを紹介したのだ。 テニス

 

 

カテゴリー: イベント, 年寄りのひとりごと, 技術全般, 日記 | 投稿者松原コーチ 18:43 | 1件のコメント

明けまして

ふと気づいたら年が改まっていました。

平成27年  西暦2015年

明けましておめでとうございます

今年もよろしくお願いします。

 

と言ってみたが

実は我が家は喪中

昨年、身内に不幸があり、個人的には普通の正月ではない。

だから年賀状もない。

だけど、もう一人の自分がいて

それは,

会社、法人の代表者としての私

だからこちらは年賀状もアリ

明日、東戸塚のスクールに年初に来た分を取りに行こうと思う。

 

さてブログの松原コーチとは誰だろう?

プロのコーチとしての松原コーチだったり

ブログ上の公式? テニス人としての松原コーチだったり

だから、松原コーチとしては

喪中ではなく

明けまして ・・・ もアリなのだ。

とどうでもいいことを長々書いてしまった。

 

さて、年末のジュニアラケット問題

テニスコーチとしてとても重要な話だったと思う。

子供たちの健康や将来を左右することが

これに限らず、結構たくさんあるからだ。

 

自分自身がちゃんとした知識を持ち

ちゃんとした指導ができることはもちろんだが

それをたくさんの後輩コーチたちにも伝えていかなければならない。

 

で、ふと思った

コーチじゃないみなさんは

テニスコーチに対し、どう思っているのだろう?

20代、30代の駆け出しコーチたちに対し

立派な見識を持った、立派な社会人とみているのだろうか?

ほかの業種の自分がその年にどうだったのか ・・・

 

まあ、われわれコーチ側も

知識も知恵もちょっと足りないのはしょうがないとして

その代り

間違ったことはすぐに直す

常に新しいことを勉強し続ける。

これくらいのことは当たり前にしなければならない

なんて考えた。

テニス業界の発展のためにも

自分自身の評価のためにも

コーチの皆さんよろしくお願いしますね。

 

さて、コメントをいただき

質問の内容に対し、答えを考える。

いつものパターンなのだが

時々、こんな不遜なことを考える

「また、こんな当たり前のことを聞いてきて」

ところが答えを考えるうちに

質問者のニュアンスがちょっと今までと違うことに気づいたり

自分の方が同じような質問の前回より、すこし上達していたりで

こんな時に、斬新なアイデアや指導法を編み出したり。

大変助かっているのだ。

 

今年も

「こんなこと聞いたら恥ずかしいかな?」

なんて思わず

困ったことがあったら

ぜひ質問のコメントを入れてほしい。

 

ところで、先日の東戸塚校のジュニア試合の写真

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フォアハンドの振り出しの写真なのだが

何か気が付いた人がいるだろうか?

「普通と足が逆」

でもこれでいいんです

この子はキャリアが浅く

まだ中級なのだが、かなりセンスのある子

サイドのボールをオープンから両足を飛ばして

ステップしながら、いい姿勢で打てたりしている子。

どんどんやらしておけば、勝手にうまくなる。

世界1のトッププロでも、こんな足を使う

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バランスを取り、打球を成功させるにはむしろこの方がいい。

こんな足づかいの子がいる

うちのスクールの健全性に

私はむしろほっとしているのです。

 

何となく話が流れて、長くなってしまいました。

そろそろこの辺で

今年もよろしくお願いします。  テニス

 

 

 

カテゴリー: 年寄りのひとりごと, 日記 | 投稿者松原コーチ 19:03 | 3件のコメント