こんなに振る

両手打ちのボレー

肘を送るようにして

上体の動きを制限したのにもかかわらず

どうしても少しは? 回ってしまう

じゃあ片手はどうかと思い

同じタイミングでユーチューブにアップしてもらった

片手ボレーの動画

ここをクリックするとリンクで出ます

 

やはり、上体の向きはほとんど動かしていない

しかも

かなり大きくスウィングしている

この種目

苦手な人がよく言う

(打球方向に) 力が入らないということ

それは考え違い

打球方向になんか振らない

スウィングの勢いで打つ

しかも、ラケット面のエッジ方向へ

nisifs1702bstb

この方角の勘違いが

「力が入らない」 ということになるのではないだろうか

それと

アウトサイドインに振ること

遠くから

自分の前を手前に、右側に引っ張り込んでいる

そんなことも

参考にしてほしい。     テニス

 

 

カテゴリー: スライス, ボレー | 投稿者松原コーチ 15:19 | コメントは受け付けていません。

両手バックボレー動画

両手打ちのバックボレー

annak1704

だいぶ昔ですが

同業者の

『ためにならないブログ』 で取り上げてもらった

松原さんのユーチューブにアップされた

神奈川県テニスコーチ研修会でのデモです

ここをクリックしてください

上体が回ると

軸が垂直じゃないと

コントロールが難しくなる

だから肘を送るようにして

なるべく、上体を回さないのですが

両手打ちはどうしても回っちゃいますね

より低い打点の動画がこちら

ここをクリックしてください

低い打点でも

かなり上から切り下しています

もちろん

全て、相手コートに入っていますので念のため

参考にしてください

 

ところでこのコーチ研修会の会場

横浜市保土ヶ谷区にある

テニスガーデンレニックス さんですね

このころ?  8年くらい前でしょうか

アウトドア―でやってたんですね

ここで宣伝

今年の、2007夏季神奈川県テニスコーチ研修会ですが

6月29日木曜日に

去年の12月と同じ

ファーストシティテニスクラブ さんでの開催が決まりました

要項がHPにアップでき次第

ご案内しますので、よろしくお願いします。  テニス

 

カテゴリー: イベント, ボレー | 投稿者松原コーチ 19:22 | コメントは受け付けていません。

両手バックボレー

これくらい

平然とバックハンドスライスを打てるなら

1704clibks

片手バックボレーも問題ないだろう

だが

女性の場合、特に日本人の小柄な人だと

片手では無理な場合も多いようだ

だからバックボレーを両手で

annak1704

これは大きな身体のマリア・キリレンコ

バックを両手で打つのなら

フォアのグリップはコンチネンタルでなくていい

キリレンコのフォアボレー

ak1704fv

フォアはけっこう厚め

右手のグリップ

構えで厚めに持っていれば

そのままフォアボレーが打てるし

バックに来れば

左手で引きながら、右手のグリップを持ち替え

annak1704

これは余分かもしれないが

遠くの打点でスライスの返球は

Pilot Pen Tennis Day 1

コンチネンタルなのだ

そうそう伊達さんのフォアボレーもイースタン

1704datefv

もちろんバックは両手を使う

 

お薦めのグリップは

フォアボレーには、フォアハンドイースタン

バックボレーには、左手フォアハンド・イースタン

と、右手のコンチネンタル

 

構えの時は、両方の手とも、フォアハンド・イースタンなのだ。 テニス

 

そうそう

ハイバックボレーは両手ドライブボレーにする女子プロが多い。 テニス

 

 

カテゴリー: ボレー, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 19:13 | コメントは受け付けていません。

ボレーのグリップ

ボレーは攻撃のため

スクールで上手と言われるためではない

これは鈴木貴男の攻撃的なフォアボレー

takao_suzuki1704

世界のトッププロたちの中でも

もっともすぐれたボレーの一つだと思う

 

彼はコンチネンタルグリップなのだが

パンチ力を出すためと

打点を少しでも前にするため

余裕のある打点の時は

手首を折っているので

一見、イースタングリップで打っているように見える

 

実は

私も、コンチネンタルのワングリップと言いつつ

フォアボレーのパンチ力のため

やや厚めのコンチ

atume1208

もちろんこのままバックボレーも打つし

バックハンドスライスもそう

 

絵にかいたようなコンチネンタルはこれくらいかな

futuu1207

さて

スクールでジュニアたちにコンチボレーを教えると

バックに力が入らないので

こんなグリップになりがち

usume1208

バックハンド・イースタン?

これでは攻撃力のあるフォアボレーは難しい

そして

不思議なことに

キレのいいバックボレーも難しくなってしまう

実はバックのスライスやボレー

takaofv

かなりバック側に薄くても打てる

いや、上級者なら、その方が楽に打てるのだ

 

コンチネンタルボレーのグリップ

くれぐれも

フォアハンド側に薄くなり過ぎないように、ご用心を。  テニス

 

 

カテゴリー: ボレー | 投稿者松原コーチ 19:43 | コメントは受け付けていません。

トミーテニス塾

8日の水曜日は毎月1回の

千葉県鎌ケ谷市、トミーインドアスクールでの

松原コーチのテニス塾

CIMG4172

今回は千葉、神奈川、東京、埼玉といろいろなところから

6名の皆さんが参加してくれた

 

1時間目はフォアハンド

女性が2名参加ということもあり

振り子理論がもとになる

「スウィングのテンポ感」 を感じるところから

レッスンをスタートした

振り子で長さを感じ、勢いに生かすというと

つい、受動的になって

筋力を抜いてしまいがちになるので

特に女性たちには、腕力を入れることを強調した

男性たちはというと

飛距離をしっかりと短めに抑える

引っ張りスウィングのフィニッシュも

 

2時間目はバックハンド

横向きになる構えが遅れ

忙しくなって

上体を後ろ向きまでしてしまう片手打ちの皆さん

横向きから急いで戻すために

前向きの回転を使いすぎる両手打ちの皆さん

よくあるパターン

 

その矯正のため

早目に横向きを作り

その横向きを少しの時間でいいから保つ

そのまま保つつもりで打つ、両手打ち

そこから、前向きに動いて打つ、片手打ち

というところから始め

それができないと無理になる、ジャックナイフ・リターンまで

と言うと、すごく難しく聞こえるが

構えさえちゃんとできれば

それなりにできてしまうもの

別に、1mも跳び上がらなくてもいいのだ

みんな、しっかり感が出てきた

 

そうそう、後ろじゃなくて上に引くテイクバックもやったっけ

 

3時間目はスマッシュとボレー

CIMG4173

スマッシュは

「ユウックリのテンポ感」

そして、インパクトの前向き

ボレーはスライスのかけ方を中心に練習した

 

ボレーのグリップについての考え方も話したので

その話は次のブログで

 

さて

次回のトミーテニス塾は、5月17日(水)の開催

是非、ぜひ、たくさんの皆さんに参加してほしい。  テニス

 

 

カテゴリー: イベント | 投稿者松原コーチ 19:51 | 3件のコメント

ラケットチューンの妄想

『てつごろうさん』 から次のようなコメントをいただいた

カラオケ  以前、トミーインドアテニス塾にお邪魔した者です。アストレル・・・かなり気になってます。テニス歴は35年になりますが、今使用してるのがYONEXの95インチの300gで、年齢的に(52歳)フラット系の打ち方です。松原コーチが本格使用をお考えになるほど「男性中上級者」もOKとなると、そろそろアシスト系のラケットに替えようとか?と思っていた私にはドンピシャかと・・・もう少し詳しいインプレッションをお願いできませんでしょうか?

 

ということですが

先日、書いた内容で

松原さんとしてはセイイッパイ

反発がどうとか振動がとか

どこが一般的な真ん中評価なのかもわからず

自分で使いやすいかどうかしか判りません

 

そこで

単純に自分のやりたいことを書き連ねます

これが、ヨネックス アストレル105

astrel105

こんなラケットですが

さすがに若手上級者やジュニアのボールを受けるには

トップヘビーの270g

ちょっと軽すぎる

特にグリップ側が

そこで、鉛を張り付ける

astrel105R2

できれば赤いところだけで済ませたい

A地点に、リードテープを 7~10g くらい

B地点に、リードテープを 5~8g くらい

グリップレザーの内側に貼るのだが

Aだけで、10gというと相当な量

無理なら、Bにという考え

これでボレーやリターンが打ちやすくなるはずだが

足りなければ

スロートの内側

C地点に、3g × 2か所

 

打球面の重さもアップするには

D地点に、3g × 2か所 だが

 

C,Dは外から見えるので

できれば無しで行きたい

 

最後に一発

クロスのストリング

一番上のさらに上に

メインの穴にシェアーして

黄色で付け加えたもう一本を張る

これで0.5gを追加

 

実はスウィングが速い人は

ラケット先端の方

スピンだと横に少しずれて

赤い丸あたりが打点の位置

サーブやスマッシュはもっと先かも

 

ここにクロスの糸がないと

スマッシュで

メインの先端切りがよくある

 

松原さんは、本当は切らないのだが

先っぽで打つという見栄と

ジュニア男子への啓蒙を兼ねて

もう一本追加する

 

もちろん、黄色いとの追加だが

ストリングはヨネックスの

ポリツアープロ 120 イエロー を45ポンドくらい

それに赤い YYステンシル

 

イエローストリングでは地味なら

ポリツアースピンG 125 のオレンジ もアリ鴨 ひよこ

その場合は白の YYステンシル

 

ああ

使いたくなってきた。  テニス

 

 

 

カテゴリー: ラケット、用具他 | 投稿者松原コーチ 20:01 | 1件のコメント

スライスサーブのこつ

スライスサーブのこつ

大事な話なので確認しておきたい

そんなわけで

昔の記事の焼き直しです

 

さて

サーブの基本ですが

腕の使い方は内旋と回内と思いすぎていると

スピンやフラットならいいのですが

スライスサーブについては難しくなります

 

スライスサーブの場合

内旋はそれなりに使いますが

回内は全く使わないつもりでいるとうまくいきます

 

要は

斜め前を向いた、面の向きを保つ

振り上げるラケット面から

0011

内旋を少なめにして振り上げる

0022

斜め横向き面でとらえ

そのままの面の向きを保つつもりで

00333

フィニッシュへ

 

そんなわけで

ラケットヘッドのスピードは

フラットやスピンほどは上がりません

だから

スピードは遅くなります

 

でも、曲がりますよ

 

気を付けてほしいのは

サイドスピンをかけようとして

前腕を回外させること

 

そうすると回転量は上がりますが

肘を、ほぼ確実に痛めます

 

あくまでも一定に保つ

回内を使わないということです

 

肘を伸ばしたまま

面を保って

kc1611sl

左足の左側へ

低いところにフィニッシュです。  テニス

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 09:01 | コメントは受け付けていません。

スライスサーブを使う理由その2

それは、バウンドが低いから

上級者にとって

もちろん、強力なストローカーにとって

高い打点に来る

そこそこ速いスピンサーブは大好物

セカンドでそれが来ると知られていては

かなりまずい事態

nadalff1606ff

まあ

何サーブであっても

セカンドではサーバーの方に選択肢は

1つしかないのが普通

 

球種も1つ  コースもほぼ1つ

 

だから、スライスサーブ

 

スライスはバウンドが低いので

球種も、コースも

バレバレであっても攻撃されにくい

kimrsf1505

そして低い打点からなら

攻撃されても

追いつける可能性が高くなる

 

やや消極的ではあるが

相手にやられにくい

より、勝ちやすいサーブだということ。  テニス

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 21:57 | コメントは受け付けていません。

スライスサーブを使う理由

それはセカンドサーブを

それなりに打つため

nadal0604sr

フラットでセカンドサーブを打つには

1ゲームに2回くらいのダブりを覚悟するか

相手のレシーブミスを期待して

サービスライン内にチャンスボールを落とすか

どちらか

 

中級者なら

情けないセカンドの方が苦手

というレシーバーが多いので

助かってはいるが

 

しかし

上級者になれば必ず困ることになる

だから回転をかける

 

安全にサービスボックスに落とすには

スピンサーブの方が優れるような気がするが

それは

ここだけの話だが、「気のせい」

 

スピンサーブは縦方向に面を使う要素があるので

よっぽど手首を固めないと

縦方向にぶれることがある

もちろん当たり損ねたときも同様

 

ついでに付け加えると

スピンサーブはバウンドが高くなり

よっぽどの威力じゃないと

レシーバ―の大好物になってしまう鴨  ひよこ

nishi1510bkimp

それに対しスライスサーブは

横方向回転なので

ぶれても

左右に不安定になるだけ

縦方向には

本来、安定したサーブなのだ

 

だから

私のおすすめはスライスサーブなのだ。  テニス

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 17:38 | コメントは受け付けていません。

ヘッドがグリップを追い越して加速?

『momotaro』 さんからの質問です

以下がそのコメントの全文です

 

カラオケ   松原コーチ、フォアハンドについての質問です。
以前、雑誌等では、フェデラーの写真を例にして、フォアハンドでは、グリップが球を指し、インパクトの際にヘッドがグリップを追い越して加速するというような打ち方を推奨していました。
この打ち方は、今では時代遅れなのでしょうか。
先日の全国高校選抜でシングルス優勝の菊池裕太選手もこのような打ち方だと思いますが、やはりトップレベルでないと推奨できない打法なのでしょうか。
菊池選手の写真

momotaro より

 

 

 

水瓶座  私の答えです

フォアハンドを打つとき

kei1607jf

振り出しの勢いで (ラケットヘッドの重さによる慣性力で)

ラケットヘッドの動きは遅れ

aerkei1506

ついで

手首の形を保つ意識と

腕の力により

ラケットヘッドが返ってきて

インパクトとなります

1604nisikorifor

トップスピンを多くかけるための上下のしなりも

同じようなものです

djok1604frsisei

この理屈は最新のプロの技術です

錦織もフェデラーもジョコビッチも

 

ここで気を付けないといけないのは

ラケット面を正確に保つこと

 

「インパクトの際にヘッドがグリップを追い越して加速する」

ということの誤解です

 

インパクトの際には

まだ

ヘッドはグリップを追い越しません

fede1604frimp

手首をぐにゃぐにゃにすれば

ムチのようなしなりで

追い越して打てるかもしれませんが

それでは

面がぐにゃぐにゃになります

 

ラケットヘッドが手を追い越していくのは

インパクトのかなり後です

 

手首のしなりは誰でも少しは使います

固める意識でも動いちゃいます

積極的に動かすつもりだと

動き過ぎちゃうことが多いようです

そしたら、エラーです

プロは手首をしならせても

面の上下向きを最低限保ちます

相当に力が入っているからできる技なのです

ジュニアや学生のトップも当然そうです

これには相当なセンスも要ります

 

私は

アマチュアは

手首を動かさないつもりがいいと思います

それで

必要なだけ自然にしなる

それ以上にできる自信のある人は

自己責任でやればいい

テニスは自分のモノ

スキズキですから

 

 

実戦的には

安定させて

安心して

思いきりぶんなぐるほうがいいと思っているのです。 テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 20:16 | コメントは受け付けていません。