軸を感じる

『やすまろ』 さんから質問をいただきました

以下がそのコメントの全文です

 

カラオケ  いつもすばらしいヒントいただいています。さて、自分のフォームを動画で見たところ、フォアハンドのスイングで、頭が右から左へ大きく傾く(体の軸がぶれる)、ひどいフォームでした。これを直すには左側に壁を作るイメージなのか?手がかりを探していますが、もし松原コーチがこういう生徒を見かけたとき、どこを直すのかお教えいただけますか?これはというポイントがあればお伺いしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

やすまろ より

 

 

 

水瓶座   私の答えです

感じることが2つ

 

1つ目は

身体を使おうとし過ぎるのではないかということ

軸を中心に上体は回ればいいのですが

頑張るあまり引っ張る

腕を引っ張る分にはいいのですが

その腕を上体で引っ張れば

上体は左に傾いてしまう

 

だから

身体を使わずに腕だけで振るイメージを持ってほしい

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空中で身体、どうやって使うでしょうか

というのが1つ目

 

そうそう

エアーケイを練習するのも矯正法としてアリです

 

2つ目は、軸に意識を持つこと

軸というのはつまり背骨

 

背筋の垂直を保つ意識で振ってみる

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最初はボールなしで

でもボールを想像して

垂直背筋で素振り

 

次に実際に打つ

 

実は

私は意識しなくても

既に、癖になっているはずなのに

垂直をかなり感じながら打っています

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そして打ちながら

垂直な自分に満足し

何て、私ってうまいのかしら

と思っています

 

変な奴だと思われないよう

口には出さないようにしていますが ・・・  テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 20:13 | 1件のコメント

バックは前後の角度をかためて」

『makotasu』 さんから質問をいただきました

以下がそのコメントの全文です

 

カラオケ   松原コーチ

新年あけましておめでとうございます。
本年もご指導、よろしくお願いいたします。

さて、この記事にもありますように、両手バックハンドのリターン、あるいはストロークについて質問させてください。錦織選手のような両手バックハンドのダウンザラインを打ちたいのですがどうもうまく行きません。

球出し練習のようにあらかじめする準備があり、足を決める余裕がある時はできるのですが、いざ試合になると全く使いものになりません。あまり余裕のない時、プレッシャーがかかる時にでも両手バックハンドでストレートに打てるコツのようなものがあればご教授頂けないでしょうか?今回もなにとぞ、よろしくお願いいたします。

makotasu より

 

 

 

水瓶座   私の答えです

手首を柔らかくしならせる人に多い症状ですね

もしも

手首を固定しているのにそうなら

単に、構え遅れか

止まって打とうとしたあまり

打点が定まらないで

腕や手首の形が変わってしまうのかどちらかでしょう

 

さて

手首の固定というのは

1606keibka

この前腕2本とラケットの角度

「Yの字」 を固定するのです

 

肘や肩関節は柔らかくていいのですが

Yの字、手首の角度を固定すると

テイクバックは

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のようになり

ラケットの打球面が相手から見えます

djok1610

この形をキープすれば

左右方向のコントロールが定まります

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そして

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ところで

球出しでは打てるとのことですが

どんな玉出しでしょうか?

 

緩い球出しで打てる?

 

すごい球出し

実戦的な球出しやサーブを打ち返す

練習ならどうですか

手首を固定しなくてはならないように

追い込まれます。  テニス

 

 

 

カテゴリー: バックハンド | 投稿者松原コーチ 18:21 | 1件のコメント

上体を前に向ける難しさ

昨日も

フォアハンドで上体を前に向ける重要さに触れた

今年の課題はこれかな

 

このブログを見てくれるような人たちなら

みんな知っているようだが

それでもできないようだ

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しょうがないから発想を変えよう

前向きになるのではなく

横向きにならない

 

とにかく下半身は前向きのまま

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肩の線だけを

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徐々に後ろへ向けていく

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この

かかとが決まった時の足の向きを覚えておいてほしい

上体はちゃんと横向きだ

上体を前に向けていき

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完全に前向きでヒット

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ここまで右足の向きは、膝の向きは ・・・

 

当然打ち終わりは

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とにかく

スウィング中、下半身は常に前向き

右足、つま先の向きは、膝の向きも

ずうっと、前向きに近いまま

 

横向きにならないのは難しいが

前向きのままならできそうでしょう。  テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 15:26 | 1件のコメント

東戸塚オープンシングルス

東戸塚松原テニススクール

毎年恒例の

スクール生以外にも開放という意味の

オープンシングルス大会が開催された

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ジョコビッチもナダルも出ていない

12名の参加で

4名ずつ3グループでの予選リーグ

上位6名、下位6名づつの決勝トーナメント

すべてノーアド、6ゲーム先取というルール

たくさん応援ファンの中

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最低でも4試合

最高だと6試合というかなりハードな内容

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今回はストロークのレベルが高いのが特に目立つ

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フォアハンドも

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しぶといラリーも

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決勝戦にコマを進めたのは昨年と同じ

宮部さんと

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遠藤さん

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最後は遠藤さんが

安定したテニスで、6-2で宮部さんを下し

3連覇となった

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この後

恒例の松原さんのレッスン

フォアハンドの

前向きで高いボールをクロスに叩き込むこと

(皆さん、しっかり前向きになることが苦手だったので採用)

ワイドに走らされた時の処理

ボレーの、特にフォアボレー、鋭角クロスの打ち方

サーブの打点とリズムなど

かなり盛りだくさんの内容をやってしまった

でも、やった分それだけ

今年の皆さんのレベルアップが楽しみな

仕上がりとなったようだ

 

表彰前に都合でお二人が帰り

お一人は両足ケイレンでベンチで

イメージトレーニングのみ参加となり

9人の皆さんがレッスンに参加してくれ

気合の入った中で

皆さんと、楽しいひと時が過ごせた

 

私も技術をイメージすることを強調しながら

左手でデモをしたりし

もしかしたら

教えている松原さんが一番上達してしまったかもしれない

だから、とっても楽しかった。  テニス

 

 

 

カテゴリー: イベント | 投稿者松原コーチ 17:16 | コメントは受け付けていません。

上級者にとっては易しいこと

先日書いた、前進しながらのバックなどは

もちろん初心者にとっては難しい技術だ

プロは易しいことをしている

というのは

最低限の技術を持った人には優しいということ

最低限とは

当たる当たらないで悩んでいないということ

まあ

一通りのボールが打てる

中級者以上ということだろう

 

さて

今日、例にとったのはスマッシュ

上級者にとっては

ジャンピングスマッシュがいちばんやさしい

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なぜなら

ボールに向かって跳び上がることにより

正確な打点に入れるから

それと

跳び上がることにより

余計なことをしないことになるから

 

ロブは予定通り上がれば

必ず深い

だから、スマッシュは

ネットから離れて打つのがふつう

そこからの問題は

ネットしないことと

ベースラインをオーバーしないこと

タテの安定度が一番の肝なのだ

だから

打点を後ろ気味にしっかり決められる

ジャンピングスマッシュが易しいということになる

iwabuchsm1512

逆に

地面に足をつけ、止まって打ったら

腕で距離感の調整が必要

そんな難しいことは ・・・

 

そうゆう理由なので

ネット際からなら

ジャンプしなくてもいいということ。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: スマッシュ | 投稿者松原コーチ 20:17 | コメントは受け付けていません。

プロは易しいことをしている

プロはこうしているから

あなたも、まねをしたらと言うと

そんな難しいことは

という答えが返ってくることが多い

 

例えばバックハンドのリターンダッシュ

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走りながらだったり

跳び上がって打ったり

とっても高級に見える

 

でもラケット面をしっかり作ることができる人だと

むしろこの方が簡単

面を作っておいて

相手のサーブボールに体当たりするだけ

速いファーストにはちょっとタイミングが難しいが

セカンドならコースも読みやすいし

上級者のサーブの方が

球質も、より安定している

ちゃんとそこへ来る

 

前に行ってみると

ポーチはされにくいし

打ち込む範囲が上下左右ともに

大きく世界が広がる

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まあ

だまされたと思って

やってみてほしい

 

トミーのテニス塾などで

バックハンドの姿勢の確認で

ジャックナイフを

やっているが

皆さん、半信半疑で始めるのだが

たいていの人が、すぐにできるようになっている

その後、使っているかどうかは不明だが

どんどんやってみてほしいと思っている

 

プロは易しいこと

言い換えると

単純な動作で打っている

しかも

それがプロの世界で通用しているのだ

 

今年はぜひ

松原コーチの言葉を真に受けて

だまされてほしい

自分はうまくないと信じずに

当然、うまくなれると信じてほしい

 

何度も言う

プロは易しいことをしている

あなたは難しいことをしているので ・・・  テニス

 

 

カテゴリー: バックハンド, 年寄りのひとりごと, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 18:00 | 1件のコメント

謹賀新年

あけましておめでとうございます

2017年が始まりました

毎年、元旦はおやすみ

午前中はおせち料理を食べ

午後、落ち着いた頃

初詣に

オクサンと二人

家から10分ほどの、大神宮猿田彦神社へ

途中の道端にスイセンが

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この山の上が神社

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参道入り口の横には

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入り口の表札?  看板?

これは新しい感じ

ここから右上に、階段を上がる

途中には庚申塚

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これはふるーい感じ

左に曲がり

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最近、手入れがされたよう

階段上に鳥居が見えてくる

これは昭和62年寄進と銘があった

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本殿が

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誰もいないので

とても清々しい気分

 

古い看板があったので

失礼かなとは思いつつ

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家族4人と1匹分のお賽銭をあげ

今年1年の健勝を祈願して、2礼、2拍、1礼

今年の始まり、けじめがついた

しかし、この神社

今年はだれもいない

2,3年に1度、他の参拝客と一緒になるくらい

確か去年は道を教えた家族がいた

 

帰路、うちの裏山上の公園から、夕暮れの富士山が

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こちらにもいい1年をお願いして

無事、我が家に帰ってきた。

 

毎年同じ写真かと思うような構図だが

間違いなく今年、今日のものだ。  富士山

 

 

 

カテゴリー: 日記 | 投稿者松原コーチ 22:43 | コメントは受け付けていません。

スピンサーブが基本形

フォアハンドと同じく

サーブも

スピンサーブを基本にするといい

というか

一流のサーバーはそうしている

これは

ラオニッチのスピンサーブだが

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ラケットヘッドがもう少し右から出れば

スピンが多くなるし

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面がかぶり気味なら、スピンが多くなるし

もう少し回内を効かせて面を相手に向ければ

フラットぽくなる

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これは、フラット気味のスピンサーブなのだ。

 

超一流のサーブは

スピンなのか?

はたまた、フラット?

よくわからない

 

スピンサーブを基本形に

回転が少ないのがフラットサーブ

回転の多いのがスピンサーブ

打点で少し右横を捕えたのがスライスサーブ なのだ

 

スピンサーブを基本にする

それが

超一流サーバーなのだ。  テニス

 

そうそう

だから

超一流サーバーのセカンドはすごいのだ。  テニス

 

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 11:59 | コメントは受け付けていません。

トップスピンの回転数

なんかのブログで

ナダルのトップスピンの回転数が

4900rpm

と書いてあった

アマチュアだと

せいぜい、2000 か 3000rpm か

 

もっと回転数を上げないとナダル並みにならない

 

もちろん

ナダルのスピンはすごいのに決まっているが

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ここで、ふと思った

ヘビートップスピンで振り上げる角度

プロとアマでそんなに違うわけがない

これ以上回転を増やしたらかすれちゃう

そう

rpm にごまかされないようにしなければいけないということ

rpm というのは

1分間に、何回転するかという単位

時間当たりということで

長さ当たりではないのだ

 

ナダルのボールは 4900rpm だから

1秒当たり、82回、回っている

そして

その1秒くらいで相手コートに届く

 

我々のボールは2秒くらいかかる鴨

相手コートに落ちるまでに

ナダルと同様

82回、回るとすると

2450rpm

ということになる

 

つまり

単に回転量というよりも

スウィングスピードのほうが、すごく違うのだ

 

回転量を増やすだけではプロ並みにはならないということ。 テニス

 

算数の魔術に引っかからないように ・・・

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 18:33 | コメントは受け付けていません。

フルタイムトップスピン

ストローク

特にフォアハンドだが

フラットを基本に

必要に応じてトップスピンをかけられると

とても便利

 

だが

そんな都合のいいことは現実的には無理

 

フラットとトップスピンを打ち分けることは

できるが

それはトップスピンの方をメインにしたとき

 

基本的に

フルタイムトップスピンなのだ

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そして

余裕のある時

姿勢も完ぺきに

しっかりボールを捕まえて

高い打点で打てるとき

その時に限り

回転を減らし

上から叩き込む

それがフラット  (これはちょっと過激な奴だが)

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プロのフラットとは、回転の少ないトップスピンショット

プロならだれにでもという技術ではない

それができるプロもいるし

それをしないで、安全第1

全て、ヘビートップスピンというプロもいる

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プロの基本は

トップスピン

いや、ヘビートップスピンか。   テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 17:24 | コメントは受け付けていません。