なぜスライス?

ボレーをスライスにする理由

1つ目は、間違った時に入るから

テニスは相手に主導権を取られる時もある

というより、しょっちゅうそう

だから

ちゃんと打てるとは限らない

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そんな時に

フラットだと、つい飛び過ぎてアウトとなる

スライスだといい意味でごまかせる

間違って入る

黙っていればばれない

 

2つ目は、力と時間が要らないこと

上から下に振るのは重力に逆らわず

パワーがなくても楽に実行可能

そのため

予備動作も少なくて済み

スウィングに時間がかからず

振り遅れなくていい

Nishikori of Japan returns a shot to Ferrer of Spain during their match at the U.S. Open tennis tournament at Flushing Meadows in New York

3つ目は左右の打ち分け

前後の打ち分けが簡単なこと

アングルボレーも楽にできる

 

4つ目はリーチが広いこと

スライスは打点を後ろ気味に

身体の真横でも打てるので

届く範囲、目いっぱいリーチが伸ばせる

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腕だけで打てるので

軸は気にしない

だから

上体が打点の方向に傾いてもいい

だから

姿勢も楽ちん

 

5つ目は打球が滑ること

少なくともバウンドが低いこと

次のハードヒットを受けにくいということ

かすれあたりの間違いドロップもウィナーに

 

ボレーをスライスで打てば

こんなにメリットだらけ

テニスは楽ちん

何も難しいことを選択する必要はない。

 

私も年をとったら

30年後くらいかな?

さすがに、身体が効かなくなるので

ボレーはもちろん

ストロークもサーブもスマッシュも

全てスライスにしようと思っている。  テニス

 

 

 

カテゴリー: ボレー, 年寄りのひとりごと | 投稿者松原コーチ 19:19 | コメントは受け付けていません。

バックボレーの苦手な上級者?

フォアボレーの苦手な上級者は多いが

バックボレーの苦手な上級者?

そんな人ほとんど聞いたことがない。

バックハンドではたいていの人がスライスを使う

遠いボールや振り遅れそうなボール

そんな時に

対応が効くのがスライス

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フォアに比べバックの方が力が足りないので

スライスのご利益はより大きい。

だから上級者でスライスを使わない人はまずいない

そして

スライスは高めにテイクバックして切り下す

そして

トップスピンに比べれば圧倒的に小さなフォロースルー

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ボレーは振るなと教わっても

バック側では力も足りないので

男でも

「当てて、その後運ぶ」 なんてできない

だから、振るしかないし

振る感覚はバックハンドスライスで慣れていて、お手の物

自然に、スウィング・スライスボレーは上達している

だから、バックは困らない

フォアボレーもバックと同じ程度に振ればいい

上に引き

Nishikori of Japan returns a shot to Ferrer of Spain during their match at the U.S. Open tennis tournament at Flushing Meadows in New York

切り下す

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大胆に振れといっても

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ボレーならこの程度

大きなテイクバックに小さめのフォロー

弧を描いて腕で振りおろすのだ。

スウィングしてアンダースピンをかければ

フォアボレーも得意になる鴨。  テニス

カテゴリー: ボレー | 投稿者松原コーチ 17:14 | コメントは受け付けていません。

ボレーはスウィングする

コーチ研修会で皆さんの質問を聞いてびっくりした

「テイクバックなしに、当てて、それから、全身の動きで運ぶ」

と思っている人の多いこと。

 

当てて、運ぶなんて、感覚的にはあるかもしれないが、物理的にはあり得ない

上級者は

小さなスウィングをしているのに

自分は振っていないと思っている人が多いのかも

 

後半部分にしても

ボールは

当てたら、1000分の5秒後くらいには、ラケットを離れてしまう

運びようがないと思うが

 

ボレーはスライスショットのノーバウンド版

もちろんスウィングが必要

それなりのテイクバックで、それなりの勢いをつけるのだ

 

ボールを斜め上からカットするわけだから

打点よりも高めに引く

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そこから切り下し

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少し上向きの面でとらえる

ここから前に運ぶというより

スウィング自体は、ジンワリト止めた方がいい

強く止めるのか? わわらかくか? は打ちたい打球次第だが

止めずに振り切れば

とんでもなく飛んでしまう。

 

そして手首を固定し内旋も外旋もしないで打つためには

こんなスウィング

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腕とラケットを一体にして振る

手首から先、ラケットの先を振ってしまわない方がコントロールが効く。

 

それと

スウィングが必要というと

振り切らねば、と思う人も多いよう

 

スウィングには速いのもゆっくりのもあるし

大きめも、 小さめもある

ボレーのスウィングは

ストロークに比べれば

小さめのスウィングだし

ゆっくりのスウィングだし

振り切らないスウィングなのだ。  テニス

 

 

カテゴリー: ボレー | 投稿者松原コーチ 18:46 | コメントは受け付けていません。

腕は十分に振る

どんなふうに身体を使おうと

スウィングに長さがないとスピードが乗らない

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真後ろまで十分に引けている

ラケットは充分走って

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例の、つま先は前向き

肩の線は横向きから前向きに動いた見事なショットなのだが

必要なだけ、最小限だがしっかり身体をつかえている

でも

現場で、肉眼で見たときは

腕だけで打っているような感じ

 

下半身が最初から前向きなせいか

横向きを作ったことを感じさせないのだ

 

だがラケットは充分な距離を走っている

長さが効いている

だから素晴らしい打球が打てている

 

ラケットの動く距離を充分にとることが大切

 

そして、それは腕のスウィングで

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ボールのタイミングと合わせて

腕のスウィングに

しっかり時間をかけることが必要

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そしてその時

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身体を使う分は必要最小限にするのが

ミスする理由を少なくするのだ。 テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 19:37 | コメントは受け付けていません。

まずは腕を振る

先日のコーチ研修会

まず強調したかったのは腕を振ること

いや、極端に言うと

腕だけで打つつもりで

 

フォアハンドでインパクトは前向きで

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だから

スウィングのスペースができて腕が振れる

スマッシュも

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インパクトが前向きなのは

腕が振りやすいから

 

うんとヒマがあれば

横向きから前向きの動きを使ってもいいが

ヒマがなければスウィングの間、ほぼ前向きのままでもいい

 

どちらも横向きになりすぎて

前向きになれず

大幅に、威力ダウンという人が多いのだ

 

ヒマがいっぱいありそうなサーブでも

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プロはけっこうシンプルだ

 

世の中のテニスコーチは

サービス精神が旺盛

お金をもらったからには

あれもこれもといっぱいオプションをつけてくれる

「しっかり横向きから」

「ロブを左手のさらに左に見て」

「膝を曲げて、全身パワーで」

「思い切って振り切りましょう」

「アウトを恐れずに」

「それだけ打てれば、いつかすばらしいテニスになりますよ」

 

いつかは200年後くらい鴨

 

そろそろテニスを簡単にしませんか。   テニス

 

 

カテゴリー: サービス, スマッシュ, フォアハンド, 技術全般 | 投稿者松原コーチ 19:30 | コメントは受け付けていません。

神奈川県テニスコーチ研修会

昨日は

藤沢市のファーストシティーテニスクラブさんで

神奈川県テニス事業協会主催の

2016冬季神奈川県テニスコーチ研修会を開催した。

講師は私、松原コーチ

20名以上の参加者で

コーチと愛好者が半分ずつ

今回は女性の参加者が7名と多く

女性だからどうする、というようなアドバイスも

実地にやることができ、とてもよかった

 

参加者が多いので

さすがに

全員にたくさん打ってもらうというわけにはいかなかったが

私の考えをかなり伝えられることができたと思う。

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ちょっと寒かったが

最初は私のテニス論を理解してもらわなければならないので

インドアコートに座ってもらい講義を1時間ほど

話が佳境になるにつれ

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しぐさや声も大きくなっていく

私だけはけっこう温まったようだ

そういえば今日は声がかれている。

 

前半はひたすらフォアハンド

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インパクトで前向きになることから始め

トップスピンやサイドスピンのかけ方やナダル打ちまで

かなりフォアハンドにこだわった。

やはりアウトサイドインのスウィングや

インパクトまでに手首を開放しないことなど

今までのクセや常識と違うものには

皆さんかなり苦労しているようだ。

 

後半はスマッシュとサービス

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スマッシュで、「ゆうっくり」のテンポと後ろ打点を確認

サービスでは

スピンのかけ方、左右の打ち分けなど

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かなりの時間をかけた。

4時直前に終了後

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フォアとスマッシュ、サーブばっかりだったので

最後の質問タイムは

ボレーとバックハンドの話が多かった

特にボレーのラケットの使い方は

しっかりとデモをしないとわからないなと感じた。

 

今回感じたこと足りなかったことは

反省を込めて

この先何回かのブログで説明しておこうと思う。

 

そうそう

今回協賛してくれた、日置(株)さんからは、GOSENのストリング

ヨネックス(株)さんからはリストバンドを参加賞としていただいた。

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この場を借りてお礼申し上げます。

 

さて

次回、2017夏季は

たぶん6月前半の開催

決まったらご案内するので

今回を逃してしまった人たちにもぜひ参加してほしい。  テニス

 

 

カテゴリー: イベント | 投稿者松原コーチ 18:16 | コメントは受け付けていません。

スライスサーブのコツ

『ジュニパー』 さんから質問をいただきました

以下がそのコメントの全文です

 

カラオケ  松原コーチ、こんばんは。
お久しぶりです。
といっても以前に一度テニス塾でお世話になっただけで、名前を名乗っていませんが(笑)
メールでの質問は二回目になります、よろしくお願い致します。

スライスサーブについてです。
スピンサーブは打ち下ろせという事ですが、スライスサーブはどのような感覚で打てばよいのでしょうか。
私はいわゆるスピンサーブが主体です。
キックサーブやナチュラルなスピンサーブはそれなりに回転量や球威、コントールを安定して打てますが、スライスサーブになると安定して打てません。
回転はかかりますが、それが一定の回転量でなかったり、ネットしたり、オーバーしたり。ワイドにいったりセンター寄りにいったり。
基本的な打ち方(肩関節内旋と前腕回内が主体の動き)はスピンと同様にしつつ、少しトスをかえ、打点もかえ、インパクトでの面の向きとスイング方向を変化させています。
ですが、安定しないのです。
何か感覚がずれているのかなと思いますが、自覚できていません。
現状を脱却できるアドバイスをいただけないでしょうか。

ジュニパー より

 

 

 

水瓶座  私の答えです

サーブの基本

腕の使い方は内旋と回内と思いすぎていると

スライスサーブは難しくなります

 

スライスサーブの場合

内旋をあまり使わず

回内は全く使わないつもりでいるとうまくいきます

 

要は

斜め前を向いた、面の向きを保つ

振り上げるラケット面から

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内旋を少しにして振り上げる

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斜め横向き面でとらえ

そのままの面の向きを保つつもりで

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フィニッシュへ

 

そんなわけで

ラケットヘッドのスピードは

フラットやスピンほどは上がりません

 

でも、曲がりますよ

 

気を付けてほしいのは

サイドスピンをかけようとして

前腕を回外させること

 

そうすると回転量は上がりますが

肘を、ほぼ確実に痛めます

 

あくまでも一定に保つ

回内をしないということです

 

肘を伸ばしたまま

面を保って

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左足の左側

低いところにフィニッシュです。  テニス

 

 

 

 

カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 18:39 | 1件のコメント

印西初級女ダブ

21日月曜日

松原テニスクラブ印西では

月例の女子ダブルス大会が行われた

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今月の参加は、6ペアー

たくさん試合してほしいので

6ペアーの総当たり

ノーアドの、6ゲーム先取マッチ

全員5試合づつだ

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大激戦が展開された

今回は強力なストローカーが多く

スピード感が初級とはとても思えないレベル

こちらは準優勝ペアー

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こちらは優勝ペアー

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手首の角度の安定した素晴らしいフォアハンド

姿勢も決まっている

 

3試合づつ終了したところで

いつものように参加賞を配り、全員集合

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試合の方は

「オルウェイズ」 の、蒲谷さん、前川さんのペアーが全勝で優勝

「めぐみ」 の、岩田さん、榎本さんのペアーが

惜しくも最終戦

優勝ペアーに 4-6 で敗れ、4勝1敗で準優勝となった

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さて

今回はいい写真がいくつもあったので紹介する

面感覚と姿勢、バランスのいいボレーがきれい

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素晴らしいフォアハンドリターン

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面ができてる、ちゃんと前向き、いい姿勢

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難しい位置のボレーをオープンスタンスでこともなげに

自然に右足が出るのは

ソフトテニス出身なのか?

 

素晴らしい写真続出で参った

素晴らしい才能の人たちばかりなのか?

私の恐るべき写真のセンスか?

はたまた、偶然なのか?

(写真は偶然だが、フォームそのものはもちろん本物)

 

いや、ホントにすごい

 

さて次回は、12月19日月曜日の開催

こちらの要項を見て、すぐに電話してほしい

 

12月からは東戸塚松原テニススクールの担当替えが、

松原さんは月曜日、フリーになったので

このイベントは最後まで見届けるようになる

最後まで見てアドバイスもできるので

うるさいやつだと思わず

フルに付き合ってほしい

 

実は試合前にはアドバイスしにくい内容もあるのだ。  テニス

 

 

カテゴリー: イベント | 投稿者松原コーチ 19:02 | コメントは受け付けていません。

フォアの引きを小さく

フォアハンドの振りが実戦で間に合わない

だから

テイクバックを小さめにする、という人が結構いる

 

これは悪いことではないのだが

小さくする方法を勘違いしている方が多いようだ

 

小さくする、イコール、腕を縮めると考えると違ってしまう

基本的には大きなテイクバック

大きなスウィングと同じ形に引かなければ

スウィングの形がおかしくなり

エラーになってしまう

 

小さくするとはこうゆうこと

フォア引き方

緑色線からから黄色線へ

大きくスウィングするのを

赤い線でショートカットする

 

だから

勢いは減っても、形はキープ

ボールは正確に打てるのだ

 

これ、本当は大きなスウィングの動画を切り取ってみたもの

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リターンなどではホントにこうなる

 

世界一小さなテイクバックのプロは 伊達さん

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この後ろに大きなテクバックがあっても

つながる形

 

具体的なポイントだが

脇が開いているのがホント

脇が閉まった縮こまったテイクバックではないのだ

 

腕が縮こまり、脇が閉まるとインパクトまでに加速できない

それだと

何とか急いで加速するために

腕の外旋で肘から先だけを振るようにして

どんどん不安定になってしまう鴨。  テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 16:49 | 1件のコメント

スマッシュの前向きは

さてさて、しつこくスマッシュ

基本は前向き

インパクトで前を向かなくては

強力に腕の内旋回内を使えないからだ

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構え、インパクト、フィニッシュ

どこに合すかとなれば

インパクト

 

ひまと運動能力が伴えば

横向きから始めても構わない

でもまだ温まってなければ

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これはヴィーナスのウォームアップ中の写真

ほぼ前向きのままスウィング

もちろん温まりきればもっと横向きから鴨

でも、アマチュアなら

温まってもこれでいいのでは

 

こちらは、しばらく前にサーブスピード世界最速のアーサーズ

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ちゃんと横向きでこんなものもある

 

フォアハンドと同じだが

私のテニス塾で

前向きにしただけですごい音になる人が多い

インカレ選手でも

このアドバイスで自分の打球音に驚いたやつもいる

 

なぜ日本のテニススクールでは

横向きの構えを最初に教え

上に上げた左手の

さらに左側にボールを見るように強制するのだろう

左手の右側に見るようにするだけで簡単になるのに ・・・

 

ここまで言っちゃったので

そろそろスマッシュの話は終わりにしようと思う。  テニス

 

 

 

カテゴリー: スマッシュ | 投稿者松原コーチ 18:23 | コメントは受け付けていません。