新学期が始まり二週間くらいが経過しましたが、そろそろ新しい学校や友達に慣れて楽しい毎日になっているという学生の皆さんも多いと思います。
テニススクールでも小学校クラスから中高生のジュニアクラスに新しく入ってくる生徒達を迎えることになります。
その時に、以前から在籍していたかつては同じように新入生としてドキドキしながらプレーしていたのに今はすっかり上達した上級生の子たちと新しい未だ上手くボールを打てない子供達が混在することになります。
そしてその新入生のなかには小学校クラスでかなり練習を積んで、場合にはよっては元々いた上級生を凌ぐ腕前の子もいたりしますからこの時期の状態は正直いって担当コーチとしてはいささか困ります。
まるで打てない子から思い切りハードヒットして的にバンバンと当ててしまうような猛者までを、みんなが満足して帰れるようにレッスンしなくてはならないから大変です。
上達した子たちにはとっくに上のレベルに行かれるように判定を出してあるのですが、みんなが揃って上手くなってくれるので本来は初級レベルですがいつの間にか中級以上の練習をするようになってそれで皆は満足してクラス変更をしないわけです。
でも新しい初心者の子供達が入ってくるとすべての練習でそんなレベルアップされた内容では出来ませんから、時には上達した彼らには退屈な基本練習もやることになりそれによって自分のレベルがそのクラスとは乖離していると気がついて上のクラスへと自主的に移動していくものです。
長い子だとみっちり3年近くレッスンしてきたので、週に一度とはいえ自分のクラスから卒業していく彼らを見送るのはちょっと一抹の淋しさを禁じ得ません。
しかし、次の新しい子たちの為に気持ちを入れ替えてまた出来ることなら全員を揃ってレベルアップさせてあげたいと考えてそちらに集中していくことにします。