濃い緑の葉に降り注ぐ太陽の強い日差しが反射して目に眩しいほどで、本格的な真夏の気配を感じます。
少ないのかと思われた蝉も一斉に羽化したのか、今日は朝からその声がうるさいほどで輝く太陽に真っ青な空、そして賑やかな蝉しぐれと盛夏三点セットが完璧に揃っていました。
これほど気温も暑くなるとさらに汗ばむかと思いきや、先日も書きましたがもう身体は完全に夏モードに切り替わってちょっとやそっとの炎暑でダラダラと汗を垂れ流すことはなくわりとクールなままでいられます。
ラリーしたりゲーム形式練習でかなり動き回っても大して汗をかかないし喉もそれほど渇きません。
そんな長年に渡り培われたサボテン体質の有り難みを久しぶりに感じました!
でも外にいるとあまり感じませんが室内に戻って手足に触れてみると、やはりかなりベトベトしているので汗は少しずつかいてはいるようです。
そしてベタつきがあるということは汗の中に各種の体内成分が含まれて一緒に出てしまっているということで、疲労しやすい状態にあります。
これがもう少し汗をかき慣れてくるとサラッとしたあまり身体に必要なものが流れ出ていないようになり疲労も少なくなるはずです。
ただし、老化すると血液から汗のための水分を取り出すためのフィルターの目が粗くなりどうしても本来は身体に必要なものまで一緒に出てしまうらしいです。
ただ血中の脂肪分は分子構造が大きくてそのフィルターの目が粗くなったとしてもそこから流れ出しやすくはならないようです。
つまり、汗をどんなにかいてもそこに溶けた体脂肪が一緒に出てくることは少ないので、大量の汗をかく=脂肪流出という単純な図式ではないようです。
それにもし脂肪が流出したとしても、最近のハイカロリーな食生活はそのせっかく流れ出た脂肪に対してすぐに倍返しどころか4~5倍返しくらいで入ってくるので汗をかくくらいでは膨大かつ頻繁な脂肪蓄積を阻止することは無理なのです。
やらないよりはずっとマシだし心肺機能の強化にはなるので、真夏だって熱中症に気をつけて運動をしっかりすることは大切です。
ただし、それによって出た汗の量に見合う脂肪燃焼にはぜったいになりませんからそれは理解しておいた方が気絶寸前のテニス練習のあとに体組成計に乗ってガッカリしたりする羽目にはならずに済みますよ