今週は夏休みなのですが、いつもならばゆっくりと身体を休めるという過ごし方なのに今年は身体を動かさないと退化するという不安にかられたからなのかトレーニングをしています。
運動を休むとそれを取り戻すのに3倍の努力や時間を要すると言われていますが、若い頃ならばその休み明けにその3倍の努力をさらに倍の6倍の努力くらいかけてすぐに取り戻すことが可能でした。
しかし、今や逆に3倍の努力どころか2倍にするのもたいへんな感じですから失いたくなかったら休まないことだと考えるようにしたわけです。
ということで月曜日は自転車で10キロ走ってプールに行って2キロ泳いでまた10キロを走って家に戻り、火曜日はジムに行って2時間半くらいいつもよりじっくりと筋肉にしっかり効かせたトレーニングをしました。
そして昨日の水曜日は駒沢公園の一周で2キロほどあるジョギングコースで、ハーフマラソンに近い10周20キロの距離をランニングしました。
5~6キロ程度のジョギングは普段から走り慣れてはいますが、20キロという距離はおそらく数十年ぶりでした。
心肺機能的には余裕だろうという自信は間違いなかったのですが、問題は長年の酷使による膝の障害で後半からものすごい痛みで弱りました。
久しぶりに無理しちゃいけないかと思いつつ膝が痛い以外は息苦しいとか辛いとか全く感じていないので、たぶんもう少し走ると脳内麻薬エンドルフィンの分泌が始まって痛みも薄れるとふんで構わず走りました。
そんな時に前方に見目麗しい女性ランナーが参入してきたのが見えて、ちょううどipodで聴いていた曲もアゲアゲムードで膝の痛みも忘れて加速してしまいました
ところがその美女ランナーはものすごい速さでどんどん遠ざかっていくので、僕はもはや長距離ランニングであることを忘れて短距離走並みにダッシュしてその美しい背後へと迫りました。
あともう少しというところでしたが、脳内麻薬切れ?なのか膝が猛烈にまた痛みだしてどう頑張ってもそれ以上は走れず断念して一旦停止で膝をさすりながら彼女がまたどんどん離れていくのを虚しく見送りました。
あとの距離は歩くより少し速い程度で何とかこなしてゴールして、草地にバッタリと寝ころんで空を見上げたら木漏れ日がキラキラと輝いて見えて爽快な気分になりました。
すると(次はオヤジの背中をずっと見せ続けてやろうじゃないか!)なんて負け惜しみが威勢よく思い浮かびました