一昨日の火曜日に高輪テニスセンターでプリンスの新しいラケットの試打会があり、あまり時間がなかったのですが今回は何かとても画期的な新製品開発とのことで強く興味を惹かれて行ってみました。
何が画期的かと言うとテニスラケットでは初めてテキストリームという新素材を採用したというのです。
これはどういうものか説明を簡単にして頂いたのですが、わかりやすく言うと今までの素材はカーボンやグラファイト繊維などを合わせる際にかなりの分量の接着剤を使用していたが、そのいわば性能発揮になんら貢献しない接着剤であるエポキシ樹脂を極力その量を減らすことに成功した新素材なのだそうです。
このテキストリームは自動車レースのF1で車体に使われていると言うことからも、それがどれほど優れた新素材であるかがうかがい知れますが実際それをテニスラケットに採り入れたこのプリンスのニューモデルの実力のほどはどうだったのか?
まず最初の一打をプリンス契約の山本プロとのラリーで体験してみました。
「オッ、これは確かに何か違う!!」と言う印象を与えられ、打ち続けているとそれはまず一言で表すと「クリアな打球感」が最も相応しいかなと思いました。
それから次々に別のモデルを試していくと、シャフトの余計な捻れとかシナリが少ない上質な「高鋼性」を感じました。
さらにボールを捉えた時に発する小気味よさというか精確で安定した当たりを証明してくれる、「快心音」と名付けたくなる打球音が本当に気持ち良かったです。
こんな素晴らしい革命的ラケットは同じプリンスの名器「グラファイト」の登場以来かも知れない、と本気で思えるほどの出来映えだと言っても過言ではないでしょう!
このラケットをもしも先のジャパンオープンで優勝を遂げた錦織選手が使ってくれたならば、来年はグランドスラム初優勝への大きな力添えとなるのではないか!?なんてことが思い浮かぶほどこれは絶対のお薦めです!
日本テニス、いやアジアテニス界に革命をもたらしているミスターKには、30年ぶりの革命的ニューモデルを手にさらなる躍進を遂げてもらいたいものです。
発売は来月から第一弾の3機種が、そして来年1月に第二弾の3機種を予定しているそうです。
「2015年は新たなテニスの時代がやってくる!」そんな気がして何かワクワクしてきます。
プリンスのニューモデルシリーズ「テキストリーム」はお世辞抜き、契約コーチとしてのひいき目も無しで本当に最高に素晴らしい!!