日別アーカイブ: 2014年10月17日

腕と脚、どちらが頼りがいがあるのか

サービス練習を相手がいない状態でかなりの数を打ってそれなりに調子が良いと思っても、いざ試合で実際に対戦者がレシーブに立っているとなかなか練習通りにはいかない、と言う方は少なくないですね。

でもサービス練習は常に相手がいるときだけやるわけにはいかないし、調子を整えるためには一方的にある程度の数を打つ必要があるでしょう。

その後に誰かにレシーブに入ってもらってポイントをかけて練習して、より実践的なサービスのレベルを上げていくべきです。

僕はサービスは得意な方で練習でならばすぐに調子よく打ち込めますが、しばらく実戦から離れてしまうとやはり試合やポイント練習ですぐには絶好調とはいきません。

何回か打っている内に独特な試合モードの状態に入れると、(オッケー、これでもう大丈夫だ!)となるわけですが、そうなるときは脚がサービスのモーションを完全にリードしていると感じられています。

だから身体のなかで最も大きな筋力を持ち持久力にも優れた大腿部の力に任せて打てれば、その大きな動きにはあまりズレやブレも生じにくいので安定して打てるということなのだと思います。

どのショットでも同じですがサービスは特に腕打ちに頼っていると、精神的にプレッシャーを感じて萎縮気味になった時にいわゆるイプスに陥ってダメになりやすいです。

器用でいろんな動きや力加減が出来る手の動きはその半面でとてもデリケートなものですから、崩れ出すと手に負えなくなるけど脚は不器用で限られた動きしか出来ないのであまり重圧を受けても動じにくいのです。

まぁ人間でもどんなひどい局面でも平気な顔してヘラヘラしていられる御仁がわりと人生を安定して乗り切ったりするもので、いわばそれは「鈍感力」とでも言うものでしょうか。

身体の中では脚が最もそんな「鈍感力」を発揮してくれる筋肉というわけで、精神力を鍛えつつ脚の鈍感力に頼るような打ち方も身につけると良いのではないかと考えます。

あっ、「鈍重力」ではなく「鈍感力」ですからね、「鈍重」は動きがモサモサしてノロノロしているということですからそれではたとえ精神力が強かったとしてもテニスは勝てませんからお間違えなく :01 スマイル:

カテゴリー: 未分類 | 投稿者fresco 13:34 | コメントをどうぞ