記憶力についての話が続きます。
古い記憶や何かあまり重要でもないことについては良く憶えているのに、最近の大切なことについてはすぐに忘れてしまうという困った状態に陥りつつあるのは単なる加齢の所為なのかどうかが少し心配になります。
自分の店から外出中にお客様から電話を受けて「数時間後に張り替えに行きたいのでお願いします」と言われ、「わかりましたその頃には戻ってお待ちしています」と返事しておきながらブックオフで本に夢中になり数分後にすっかり失念してしまう。
そしてまた電話がかかってきて「いまお店の前に来たのですけど、閉まっていて電気も消えています・・・」と言われてハッと気がついて慌てて飛び出す、その時に読んでいた本のタイトルが「記憶力強化法!」なんて皮肉な事態が度々あります
(これはほんとにマズイぞ?!)とさすがに呑気な僕もやや不安を感じて、店に戻って待っていらしたお客さんに謝りながらそのことを話すと・・・
「コーチ、それは歳の所為じゃないと思います、30代の頃にいたスクールでコーチの(物忘れ伝説)を聞いたことがあるもの!」と言われ、(あぁ、そうだった言われてみればもっと若い頃からとんでもないことしていたんだった)と半ば安心しちゃいます。
どんな伝説かというとその一つは「テニスウェア放置癖伝説」というのが代表的で、これは僕が冬場のレッスンで厚着していたアップスーツを一枚ずついろんなコートに脱いで置き忘れるのでベンチにウェアが置いたままだとすべて僕のモノと認知されていました。
それで早番で僕が帰った後にコートに忘れられたウェアはすべて僕のロッカーに入れられるので、他人の分まで一緒のその放置ウェアが翌朝に自分のロッカーを開けたら雪崩のように流れ落ちて来てビックリ!なんてことがありました
しかし、最近はその頃の経験から出来るだけウェアの置き忘れには注意しているのでちゃんとコートから持って出てくるようにしています!
ただし、せっかく持って出てきたそのウェアをクラブハウスの事務所に置き忘れたりすることは未だによくありますが、それは歳の所為でボケが進んだというわけでは決してありません、むしろ若い頃の行き先々のコートに置いてくるという忘却王からは進歩したと言えるのではないでしょうか?
あぁ、ちなみに今朝はコーチ室の棚にマイラケットを忘れてレッスンに向かうというコーチ人生で初?の経験をしてしまいましたが、これについては最近かなり気になる事態に見舞われていてそれが原因かなと思います・・・