キングの休息

世界のトップ選手が死力を尽くして戦うグランドスラム大会、そのなかでも唯一のクレーコートでの戦いである激しく長いラリーの応酬が続くフレンチオープンは肉体を酷使するという意味で最強のトーナメントです。

そこで勝ち残りチャンピオンとなるためには、誰よりも安定した威力と正確なストロークを打ち続けるのは必須であり、その上でフルマラソン以上の距離を左右前後に激しく走りながら100mスプリントレースの俊敏な動きが随所に要求されるというアスリート王でなくてはなりません。

つまり鉄人レースと言われるトライアスロンに参加しながら、流鏑馬みたいに弓を放ちその矢を何百本も的のど真ん中に当て続けられるような超人だけが王者と成れるわけです。

だからその座にこの10年の長きに渡り9度も君臨してきたラファエル・ナダルは偉大な伝説のチャンピオンとしてこれから永遠にその名をテニス史に刻むことは間違いのないことです。

昨日はその伝説がついに終焉を迎えたといろんなメディアが報じていますが、確かに不敗神話はこれで二度目の敗退となったことで終わりを告げたかも知れません。

でもだからと言って来年や再来年にレッドクレーキングが再臨しない証しなど未だどこにもありません。

あれだけ並はずれた身体能力を持ち、アグレッシブなプレーは正に猛牛そのもののナダルですがそのキャラクターはどこか優しさを持った憎めない愛すべきものを持っています。

だから2009年にフレンチの優勝を、もしかしたら生涯グランドスラム達成の悲願をかけるフェデラーの為に譲ってしまったのでは、そして今回は同じくジョコビッチの為になのかも?

もちろん本人にそんなつもりは毛頭なく、むしろファイターとしてはそんな夢を打ち砕くという意気込みで臨んでいることでしょうが、結果的にはこの二人の為に「一肌ぬいだ」的なものをどこか感じることは禁じ得ません。

だから来年はこの二人のどちらかが、「レッドクレーキング復活、そしてV10達成!!」の新たな神話を生み出す立役者になってくれるかも知れないです :03 にっこり:


カテゴリー: 未分類 | 投稿者fresco 13:02 | コメントをどうぞ

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