昨日は筋トレで背筋を痛めてあまり体調が良くないので、ストロークを打ち合うのは辛いだろうと覚悟していました。
ところが不思議なことにボールを打つ際には別に痛みもあまりなく、むしろフォアハンドストロークがいつになく好調でした。
これは傷めてしまった筋肉を使わないようにしてフォアハンドストロークを打つことで、無駄な動きが排除されて実に合理的かつ滑らかにスィングが出来たからではないかと思います。
ベンチプレスやラテラルレイズというトレーニングメニューはテニスのフォアハンドストロークの動きによく似ているものです。
だから、それをやっていて傷めてしまった筋肉というのは恐らくその運動には使うべきではないもので、そこを不用意に動かしてしまうと負担がかかって痛くなりがちなのでしょう。
そうであれば実際のフォアハンドストロークの動きでもその部分は使わないようにすべき所なのですが、痛くないときはそこを無駄に動かしてストロークを不完全にしてしまうわけです。
今はその余計な部分を動員すると痛むので、そこを使うことを無意識で避けることが出来て動きが洗練されるということではないかと考えられます。
これは正に「怪我の功名」そのものです!
使うべき筋肉だけをしっかり鍛えるのがもちろん正しいのですが、「そこを使ってはいけない!」という場所をよく理解するには時には痛みも必要なのかな?って少し思います。
人間、何事も時には痛みや困難が必要で、それを安易に避けたり逃げていると全く向上しない欠点と欠陥だらけの人と成り下がってしまうものです。