いつも自分が使うラケットにはハイブリッドでメインにナチュラル、クロスにポリエステルというフェデラー仕様にしてあります。
それでこないだの雨中でのレッスンでは小雨でテニスは出来ましたが、やや濡れているボールをデリケートなナチュラルストリングで打つとダメになってしまうので別のナイロンストリングが張ってあるラケットに変えました。
それでかなり久しぶりにナイロンストリング一本張りのラケットでプレーしてみたのですが、これだけもう長いことポリエステルとそのハイブリッド仕様のラケットでテニスしているのに未だにナイロンの方がボールコンタクトでの感知能力が上回っているのがわかりました。
それは例えば、ベースラインで深いボールをバックサイドに打ち込まれやっと届く状態で何とかタッチでロブをコントロールして相手コートの出来るだけ深くへ返球するというような時に、ボールがラケットに当たった感触でそれがどのくらいの深さへ返せたか瞬時にわかるというようなことです。
もちろんポリエステルやハイブリッドでもそれは可能ですが、ナイロンでのその正確さというかハッキリ鮮やかな感触に較べるとやや濁りを感じる気がするのは否めません。
ドロップショットの打ちやすさもナイロンの方が格段に上で、最近はポリエステルのストリングで打つときにネット際ギリギリには狙えなかったのにナイロンでは我ながら「スゲェ、俺はフェデラーか?!」なんて悦に入ってしまいます。
でもこれはナイロンがポリエステルより優れているというわけではなく、単に僕がナイロンストリングでのプレー期間がポルエステルのそれよりも遙かに長いからということなのだと思います。
だからこの逆に最初からポリエステルストリングに親しんでいるプレーヤーならば逆のことが起こるのではないかと考えられるのですが、機会があったら検証してみたいと思います。
あとはあまり考えたくないことですが・・・
どちらかというと若く元気なプレーヤー御用達のポリエステルストリングが、あと数年で還暦の身には合わなくなってきたのかなと言う気がほんの少しだけします