日本時間の昨晩遅くにおこなわれたウィンブルドン男子シングルス準決勝、フェデラー対マレーの一戦をご覧になった方も多いことでしょう。
FBやツイッターでも「凄いとしか言いようがない!」「フェデラーはほんとに神の手を持つ男だった!」なんて絶賛の嵐です。
それはフェデラー自身も「生涯で最高のサービスゲームだったと思う」という発言しているくらいなので、本当に素晴らしいものだったに間違いありません。
自分のサービスゲームは盤石なのでとにかく1ゲームをブレークすれば絶対にセットを取れる、そしてその通りにマレーがもう落としたら挽回のチャンスがないというセット最終の局面で怒濤のリターン攻勢でプレッシャーをかけるという実に効率的とも言える戦略が功を奏していました。
やはりテニスってサービスが最も重要なカギを握っているのは確かです、でもフェデラーより速く凄いサービス力を誇る選手は他にもいるのに何故そうしたプレーヤーが常に上位ランクに君臨するとは限らないのか。
それはサービスだけがいくら良くてもそれによって得たチャンスを確実にモノに出来る安定して力強い決定打を他に持っていないと、ビッグサービスが宝の持ち腐れとなってしまうということです。
サービスが絶好調のフェデラーですが、フォアハンドストローク、バックハンドストローク、ボレーにスマッシュとそのどれもが完璧です、そしてすばやい動きと読みの正確さがあるからコートカバー力も秀逸。
そして何よりも誰よりも優れているのは、あのメンタルの強さ!
フェデラーのことを「神の手を持つ男」と呼ぶのは定着していましたが、もはやロジャー・フェデラーというプレーヤーは「テニスの神」そのもののようです。
決勝で戦う相手のジョコビッチも好調ですが、彼のイメージはなんでしょう?
僕が思うのはジョコビッチは非常に才能に恵まれて、それをしつかり磨いて伸ばしてあそこまでになったいわば「テニスのスーパーエリート!」というのがピッタリな気がします。
明日はその「テニス神」対「テニススーパーエリート」の対決で、果たして準決勝のフェデラー対マレー戦よりさらに白熱した試合が観られるのか?
あの試合より凄いって言ったら、いったいどんだけの世界になるんだ?!って胸がワクワク心がウキウキしてきます