これほど暑いとテニスのレッスン中に何球か打った後に、次の自分の順番が来るまでコートの端に行ってしゃがみ込んで休むような方が必ず出てきます。
僕はそれを見るといつも、まだ行ったことはないけど写真や映像で知っている灼熱の国インドの人々を思い出します。
こないだそのインドでは気温が50度という異常なものになり、暑さで絶命された人々が何千人にも上ったと聞きました。
その後にそんな高温状態からは脱したのかどうかわかりませんが、まさか日本にその余波が押し寄せて来ているのではないのか?なんて思ってしまうほどのこの暑さですね。
昨日も書きましたが僕は暑いのには比較的に強くて、むしろこんなうだるような夏が大好きです。
でもそんな僕も以前に少しだけテニスウェアを脱いでスーツとネクタイで仕事していた時期があり、その頃は夏の暑さにはとても閉口しました。
理由は暑さに耐えられないのではなくて、スーツとネクタイで汗ばんでしまうことの不快さに我慢ならなかったのでした。
今ならばクールビズというのが浸透してこんな真夏の暑い時にきちんとジャケットにネクタイを締めないといけないということはなくなったのでしょうが、その僕が俄サラリーマン生活をしていた頃は営業職はたとえ気温が35度になってもスーツにネクタイが必須でした。
今はまたテニスコーチに戻っているので、まずスーツにネクタイなんて締めることは真夏以外でもほとんどありません。
だから最近の高機能即乾素材のウェアを着用していますから汗をかなりかいてもすぐにサラサラとして気持ち悪くはならず、この汗かき放題というのは健康にもいいし不快さとも無縁です。
いくら電車内やオフィスが冷房で涼しくても外に出て歩く時はスーツにネクタイはNGで、外回り営業して汗ビッショリになってオフィスに戻ったらその汗が冷やされて肌に貼り付く気持ちの悪さを思い出すと今も背中がゾクゾクするほど不快だったと記憶しています。
考えてみれば半世紀以上の人生でこんな真夏に半袖と短パン以外で過ごしたのは中学高校の制服と、その3年弱くらいのサラリーマンの時だけですね。
あと一度だけ真夏の結婚式に出る羽目になったことがあり、その時に「ハワイではアロハシャツが正装として認められているから、こないだハワイで買った赤いアロハで出席する」と言い張って家族から強く反対され不本意ながらダークスーツを着て出たことがありました