サーブ球種の打ち分け

『ジュニパー』 さんからの質問です。

以下がそのコメントの全文です。

 

カラオケ  松原コーチ、こんばんは。
いつも更新を楽しみにしています。
また質問をさせて頂きます、アドバイスお願いいたします。
サーブについてです。現在、いわゆるスピンサーブを主体にゲームをしています。その際、スピン量を減らしてフラット気味に打つ分には、特に問題ないのです が、スライス方向への回転を増やそうとすると、浮いてしまったり、ネットにかかってしまったりと、フォーム自体に問題が出ているようです。
ゲーム中、始めからいわゆるスライスサーブを打っている分には、そのような事はないのですが、回転量にある程度の範囲で変化をつけてゲームの中でサーブをすると乱れてしまいます。
私としては、スピンもスライスもゲームの中でどちらもバランスよく使い分けていきたいです。
どこまで、球種によりフォームを変えて打つべきなのか、なるべく変えないほうがよいのか、悩んでいます。
松原コーチはどのように打ち分けているのでしょうか。また何かコツがあるのでしょうか。アドバイスお願いいたします。

ジュニパー より

 

 

 

水瓶座  私の答えです。

うまく打ち分けるには

その球種の特徴を考え

その打ち方をすればできるはずです。

スライスにするにはトスを右前にして切り下す。

スピンなら少し左後ろにして、回内を効かす。

 

テニスのプロコーチなら

見事な見本で拍手喝采ものです。

 

でも、こんなこと、プロプレーヤーはやりません。

やったら、即、球種もコースもバレバレ

リターンで狙い撃ちされます。

 

競技的にはどっちに来るか判らないようにしたい。

 

だからこうします。

自分のメインの持ちサーブを軸に

少しだけ味付けをする。

トスは基本的に変えないか、わずかだけ ・・・

 

男子プロのメインはスピンサーブです。

ボールの右上を回内を効かせて打ち

これをバックのコーナーに叩き込む。

フィニッシュは

takao-sr1411

フォア側を狙うときは

このサーブにスライスっぽい味をつける。

少し、ボールの右寄りを打ち

回内を効かせないで

フィニッシュを左側に引っ張り込む。

kc1412sl

フラットサーブは原則、相手バック側

Australian Open 2007 - Day 8

フォア側へのエース狙いにはスライス気味スピンサーブを使う。

 

このように普通は

球種によりコースを限定してかかる。

私自身もこのやり方です。

 

スライスサーブが基調の人はこの逆

バック狙いの時に、ややスピン気味のスライスにするのだ。

kc141226

ところが、たまに、どっちにもフラットでエースをねらう人もいる。

2m以上の人にその傾向があるようだ。

2m以上の人はどうぞご自由に。

もし私がそうなら

セカンドもフラットにする。  テニス

 

 

 


カテゴリー: サービス | 投稿者松原コーチ 20:40 | 1件のコメント