カテゴリー別アーカイブ: フォアハンド

ラリーで気を付けること

先日

下川井テニスクラブ

レッスン前にラリーした後

Nさんから質問された

「松原コーチはフォアハンドを打っているとき、どこに気を付けています?」

打ち終わったばかりだったので

とっさに

「姿勢ですかね、背筋が垂直になっていること」

と答えた

long_0005

よく考えたら

これはラリー途中からのイメージ

左右に飛ばされた時のものかもしれない

もちろん最初からできていなければ

エラーが増えるのだが

普段のフォームで

垂直にするだけなら

余裕さえあれば

癖になっているので、自然にやっている

 

実は

最初に、練習に入った時に

ほんとに感じているのは

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ここ

この手の、腕の感触

凹型の引きができていること

相当癖になっている松原さんでも

狂うのはここ

ほとんど狂わないが

微妙に、凸型に引くことがあって

すごい違和感があるのだ

 

Nさんすいません

ウソ言っちゃったかもしれない

 

とにかく

フォアハンド

一番の肝はこの面の作りの部分

フォア引き方

松原さんでもかなり意識している

実は

変な引き方の時

突然ウォームアップなしの試合

それも

風の中、なんて時に起きることが多いようだ。 テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 19:53 | 1件のコメント

フォアハンドに入り込む

フォアハンドに限らないが

ちゃんといい形で打っているのに

ちょっと合わない

当たりそこなう

ちょっとエラーする

 

これはフォームよりも

動き方に問題があることが多い

 

こうゆう人は

走らされたショットはうまい

だけど

おいしい

動かないで打てるようなショットが怖い

 

大きなスウィングのフォアハンドは特に

インパクトに振り出したラケットのところに

間違いなく

ボールがあることが必要

 

ちがっていれば

当たりそこなうか

当てるためにスウィングの軌道修正をすれば

フォームが違ってくるか

 

どっちにしてもエラーになることが多いということ

 

それをなくすには最後の最後まで動くこと

だから動かされた時のボールは

大丈夫なのだ

 

じゃあ

あまりにもおいしいボールは?

 

必要なくても

最後まで動く

動いて勢いをつけて

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捕える

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具体的には

ダッ、ダダダダ、グウッ、バシッ

細かい合わせ足と

グウッ、と踏ん張る脚

だから

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勢い余ってついつい

空に飛びあがる

むしろこれがいちばんやさしいし

パワーも叩き込める方法なのだ。 テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 20:56 | コメントは受け付けていません。

フォアハンド引くタイミング

フォアハンドを教えていて

何度もぶつかる問題

1606ngtb

ついつい

凹型ではなく、凸型に引いちゃう

そうすると

面が上を向く引き方になっちゃう

当然

振り出す時に被せなければならず

不安定さから抜けられない

 

これを何度でも直すわけで

お金をもらっているプロのコーチとしては

何度も収入の道があるわけで

助かるのだが

何度も同じアドバイスで

お金をいただくのは申し訳ない気持ちにもなる

 

何度も言われる人の方も

分かっている

1606oktb

なのに習慣にできない

 

脇を閉めようとして

なる場合もあるが

どうも

引き始めのタイミングがかなり影響しているようだ

 

結論を言うと

最初の引き始めが遅いから

 

ていねいに

1606ftb

黄色線のように引いていくのは

時間がかかる

忙しいときは

赤線にバイパスさせた方が間に合う

 

じゃあ

いつごろから引き始めるのかというと

通常のラリーなら

相手ボールをフォアで取ると決めたとき

ボール自体は相手のコート上

サービスラインを越えたかどうかという辺り

 

その時には

肩の線が横向きになりかけ

手の位置も

CIMG3257-0.7

フォアハンドに向かって

動き始めている

そして

さんざん時間がたって  (0.6秒後くらい)

ここへ来るのだ

CIMG3261-0.3

しかし

相手と長い距離のラリーばかりとは限らない

リターンなら

相手がサーブを打って

1秒以内にリターンのインパクトだし

相手ボレーを打ち返す場合もある

 

短時間にテイクバック

それを

正確に決めてしまう鍛錬も必要だ

 

方法は素振り

相手ボールを想像し

小さくてもいいから

凹型テイクバックを決めること

 

この時に、「のめりこむ」

イメージが完全にできていることが大切

 

引き終わった途端に

捕まえたと感じ

振り終わった途端に

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ガッツポーズするようなら、完璧と言える鴨。  テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド, 練習法 | 投稿者松原コーチ 17:52 | コメントは受け付けていません。

軸を感じる

『やすまろ』 さんから質問をいただきました

以下がそのコメントの全文です

 

カラオケ  いつもすばらしいヒントいただいています。さて、自分のフォームを動画で見たところ、フォアハンドのスイングで、頭が右から左へ大きく傾く(体の軸がぶれる)、ひどいフォームでした。これを直すには左側に壁を作るイメージなのか?手がかりを探していますが、もし松原コーチがこういう生徒を見かけたとき、どこを直すのかお教えいただけますか?これはというポイントがあればお伺いしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

やすまろ より

 

 

 

水瓶座   私の答えです

感じることが2つ

 

1つ目は

身体を使おうとし過ぎるのではないかということ

軸を中心に上体は回ればいいのですが

頑張るあまり引っ張る

腕を引っ張る分にはいいのですが

その腕を上体で引っ張れば

上体は左に傾いてしまう

 

だから

身体を使わずに腕だけで振るイメージを持ってほしい

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空中で身体、どうやって使うでしょうか

というのが1つ目

 

そうそう

エアーケイを練習するのも矯正法としてアリです

 

2つ目は、軸に意識を持つこと

軸というのはつまり背骨

 

背筋の垂直を保つ意識で振ってみる

djok1611frsisei

最初はボールなしで

でもボールを想像して

垂直背筋で素振り

 

次に実際に打つ

 

実は

私は意識しなくても

既に、癖になっているはずなのに

垂直をかなり感じながら打っています

long_0005

そして打ちながら

垂直な自分に満足し

何て、私ってうまいのかしら

と思っています

 

変な奴だと思われないよう

口には出さないようにしていますが ・・・  テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 20:13 | 1件のコメント

上体を前に向ける難しさ

昨日も

フォアハンドで上体を前に向ける重要さに触れた

今年の課題はこれかな

 

このブログを見てくれるような人たちなら

みんな知っているようだが

それでもできないようだ

djok1611frsisei

しょうがないから発想を変えよう

前向きになるのではなく

横向きにならない

 

とにかく下半身は前向きのまま

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肩の線だけを

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徐々に後ろへ向けていく

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この

かかとが決まった時の足の向きを覚えておいてほしい

上体はちゃんと横向きだ

上体を前に向けていき

CIMG3263-0.1

完全に前向きでヒット

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ここまで右足の向きは、膝の向きは ・・・

 

当然打ち終わりは

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とにかく

スウィング中、下半身は常に前向き

右足、つま先の向きは、膝の向きも

ずうっと、前向きに近いまま

 

横向きにならないのは難しいが

前向きのままならできそうでしょう。  テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 15:26 | 1件のコメント

トップスピンの回転数

なんかのブログで

ナダルのトップスピンの回転数が

4900rpm

と書いてあった

アマチュアだと

せいぜい、2000 か 3000rpm か

 

もっと回転数を上げないとナダル並みにならない

 

もちろん

ナダルのスピンはすごいのに決まっているが

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ここで、ふと思った

ヘビートップスピンで振り上げる角度

プロとアマでそんなに違うわけがない

これ以上回転を増やしたらかすれちゃう

そう

rpm にごまかされないようにしなければいけないということ

rpm というのは

1分間に、何回転するかという単位

時間当たりということで

長さ当たりではないのだ

 

ナダルのボールは 4900rpm だから

1秒当たり、82回、回っている

そして

その1秒くらいで相手コートに届く

 

我々のボールは2秒くらいかかる鴨

相手コートに落ちるまでに

ナダルと同様

82回、回るとすると

2450rpm

ということになる

 

つまり

単に回転量というよりも

スウィングスピードのほうが、すごく違うのだ

 

回転量を増やすだけではプロ並みにはならないということ。 テニス

 

算数の魔術に引っかからないように ・・・

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 18:33 | コメントは受け付けていません。

フルタイムトップスピン

ストローク

特にフォアハンドだが

フラットを基本に

必要に応じてトップスピンをかけられると

とても便利

 

だが

そんな都合のいいことは現実的には無理

 

フラットとトップスピンを打ち分けることは

できるが

それはトップスピンの方をメインにしたとき

 

基本的に

フルタイムトップスピンなのだ

kei1608ff

そして

余裕のある時

姿勢も完ぺきに

しっかりボールを捕まえて

高い打点で打てるとき

その時に限り

回転を減らし

上から叩き込む

それがフラット  (これはちょっと過激な奴だが)

kei1607jf

プロのフラットとは、回転の少ないトップスピンショット

プロならだれにでもという技術ではない

それができるプロもいるし

それをしないで、安全第1

全て、ヘビートップスピンというプロもいる

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プロの基本は

トップスピン

いや、ヘビートップスピンか。   テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 17:24 | コメントは受け付けていません。

トップスピンのご利益

何のために

特にフォアハンドでトップスピンにするのかというと

当たり前だが

スピンでボールが落ちて、アウトしにくいから

もう一言付け加えると

試合で安心して打てるから

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フラットに打った方がスピードが出ることは間違いないし

エネルギー的にも効率的だ

だが

スピードが出るのは練習中のこと

 

試合になって

アウトが怖くなれば

常にフラットでフルスウィングというわけにはいかない

フラットしか打てなければ

こわごわと

ビビるケースも多くなり

結果スピードを出すわけにいかなくなる

 

ビビったフラットよりは

スピンでロスしても

トップスピンのフルスウィングの方が強烈

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だから男子のプロたちは

強烈なトップスピンを使うのだ。

 

それと

強いプレッシャーの下では

中くらいのスウィングよりも

フルスウィングの方が何倍も気楽だ

 

またかと言われても

何度でも言う

強烈なトップスピンが

プロのテニスの基本なのだ。  テニス

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 18:33 | コメントは受け付けていません。

面が上を向くのは

『れねしす』 さんからの質問

以下がそのコメントの全文です

 

カラオケ  こんにちは。
松原コーチが常々おっしゃている今回の話。
娘に実践しようとしているのですが、どうもうまくいきません。
時計の文字盤でいうと7・8くらい(松原コーチの面の向きを描いた画像でいう2つ目の青い線)まではいい感じなのですが、
そこから、あまりラケットが下がらないで、肘を曲げながら、外旋しつつ、インパクトを迎えてしまいます。まさに、本文中の「インパクトで面は上を向く」の説明で張ってある画像な感じのインパクトです。更に細かく言えば、画像よりも、もう少し下でボールをとらえ、ラケットヘッド側がだらんと下がり、力が入りづらい状態です。打点を高くしても、肘や手首が高めになるだけで、ラケットヘッド側がだらんと下がってしまいます。ヘッドも走ってないんですよね。
本人も気になっていて、ずっと、変えようと努力しているようですが、なかなか。 なんか、コツないですか?
毎度毎度、長文で申し訳ありません。

れねしす より

 

 

 

水瓶座  私の答えです

この写真ですよね

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振り子で振り

打点が写真のように前でとらえれば

いやでもアッパースウィングになり

垂直に近い面になると思います

腕が伸縮すればべつですが

 

思うに

振り遅れて

打点が遅いのではありませんか

例えば、もう一つ左の青線辺りでとらえている

 

そうすると、ラケットヘッドが遅れる

そのままでは

逆クロスにサイドアウトになっちゃう

面を前に向けるために

ラケットヘッドを出す必要がある

そのために

腕が外旋し、回外し

ついでに面が上を向く

ラケットヘッドはさらに垂れ下がる

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たぶん

この写真よりも打点はもっと後ろではないでしょうか

 

実は結構うまい人でも

振り遅れると

スウィングが前半はダウンスウィングなので

面を作るためにスライスになるのです

 

さて

矯正法ですが

打点を前、早目にする方法です

そうそう

彼女はまじめな性格ですか?

 

そうだとすると

ボールをしっかり見ていますね

打点まで見ていると必ず

振り遅れますよ

 

さて

上体はしっかり前向きにする

手首は写真のような角度でしっかり固定

 

打点に最初から面を作って出しておき

短めに、浅く出したボールで当ててもらう

次にちょっとだけ引いて、スウィングして当てる

徐々にスウィングを大きくしていく

 

少しできたら

素振り

大きく引いて

ボールを (打球の線を) 想像して

手首を固定した状態のまま

ジャストミートの素振り

 

本人がジャストミートしたと言ったら

(本当に想像していれば、わりとすぐ言うと思いますが)

本当のボールで打ってみる

 

これで

うまくいくと思いますが。    テニス

 

 

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 15:23 | 1件のコメント

もう一つの面ひっくりかえり

フォアハンドで面が上を向いてしまうケース

もう一つありましたね

1610djokftb-tekubi

ジョコビッチのようにラケットヘッドを遅らせて引いた時

(手首の角度を動かさなければ、赤い線のところにラケットが来るはず)

手を前に出して振り出す時に

ラケットヘッドが遅れて

その後加速して出てくる

その時

前腕が回外し

面が上を向く

 

上を向いたらダメなわけで

上を向かないように

面を感じながら、面ふせ状態のまま

ラケットヘッドを遅らせる

 

これを実現するためには

面を感じることと

支えるための握力が必要

なので

女子プロには少ない

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それともラケットヘッドが立たない

フルウェスタンのグリップでやるか

Kei Nishikori

どちらかですね。 テニス

 

カテゴリー: フォアハンド | 投稿者松原コーチ 17:44 | コメントは受け付けていません。