錦織選手が腰の痛みに悩まされているようで、長年にわたり腰痛に苛まれてきた僕にはその辛さが他人事には思えません。
何とか完治させてまた元気に活躍してもらいたものです。
ところでそんな腰の痛みと最近の体幹部をターンさせてその捻り戻し的な動きを最大限に利用して打つというフォームには密接な関係があるのではないかと思えます。
こないだ自分がトルソー・ローテーションという新しいトレーニングマシンを使ってみたら、フォアハンドでの身体の捻り戻し運動が以前よりスムースになってコツが少し掴めたという話をしました。
その後もそのトレーニングを続けていますが、やはりその効果は身体の動きを改善してくれていると実感できます。
ただし、それは腰の痛みとは無縁ではありません
大雑把に言うと、その動きというのは腰を中心にして上体と下半身を捻って戻すわけですから腰に負担がかかって当然です。
本来は脊椎とか腰椎は捻って戻すような動きに適応してはいません、というか四足歩行する動物から人間が進化したことを考えると捻るどころか軽く曲げる動きですら負担になることは明らかです。
そんな生物学的に掟やぶりな運動を毎日のように、しかも固いコンクリートの上で飛び跳ねながらやり続けたらどうなってしまうのか?
もっと身体を鍛えて腰を頑強にするか、それとも出来るだけ負担を減らす動きに変えたり捻り戻して打つ回数を少なくするかどちらかでしょう。
あとは腰の負担を緩和減少させてくれる強力なサポーターを開発して身につけたらどうだろうかと思います。
腰が痛いときに鉄の板が入れられたサポーターコルセットを付けてテニスしていたことがありますが、かなり楽になり安心して動くことが出来ました、ですからあれはとても有効であると考えられます。
しかし、一つ問題なのは強力なものにしようとすればするほど生地などが厚くなりその結果、装着すると腹巻きしているように腰や腹回りがものすごく暑くなってしまうということです。
お腹周りをすっきりしたいという副次的な目的を叶えたいという方にはむしろお勧めですが、トップアスリートにはそんな効用はまったく必要はなく出来るだけ涼しく快適な装着感が大切ですから早くそんな良いものが開発されることを利用希望者しても強くお願いしたいところです!