こんなに長いことテニスしているし曲がりなりにも職業として毎日のようにプレーしているにも関わらず、相変わらずいろんな悩みを抱えたりつくづく未熟だなと思うことがしばしばあります。
特に今は以前ほど練習が出来ないので、自分のテニスについて再確認する時間が足りていないのでなおさらです。
そしてまず真っ先に迷走しはじめるのはフォアハンドストロークで、ついこないだ、いやつい一昨日くらいまでは「なかなか調子が良くなってきたぞ!」なんて喜んでいたのも束の間でした。
それで今回のメインプロブレムは何かというと、そのフォアハンドストロークの威力あるショットを打とうとしてもイマイチ貧弱になってしまうというものでした。
かなりハードヒットしているつもりなのに相手の打ち返し具合から見ると、どうやら全然たいした勢いがあるわけではないのが一目瞭然で独りで空回りしている感じなのです。
(これはイカン)と思ってセルフコーチング開始で、いろいろと検証しながら改善策を模索してみる。
グリップはどうだ、構えの形とかポジションは、打点、スイングの動きとフィニッシュとチェックしながらどんどん変えていくとやがてどこかで納得の一打が出て原因を発見できるというわけです。
そして昨日の問題点はどこだったかというと・・・腰の動きが足りなかったことが判明しました!
まぁ腰単独で動いていないわけはないので、厳密には軸足からの力の伝達方向が単純な後ろから前への昔なつかしい一本気な踏み込み打法となっていたので、それを横方向への捻り戻し動作を加えて腰の回転も促したらボールが走り始めたという具合です。
コーチに限らず他人様に物事を教えさせて頂いたり治療などを施す仕事に携わる人について、「自分のことはよくわからないものだ」なんて言われることがあります。
でもそれは自分のことを考える暇がなく他人様のことに没頭している所為だからなのではないかと思います。
一生懸命に自分のことを確認してみればやはり己のことは己が一番よく理解できると感じます。
そしてこの自分の悩み解決が他人様のお悩み対策の役に立っていくのではないでしょうか。
もっと精進して自分の身体のことのように他人様のことも理解してどんどん改善していけるようなコーチングを目指したいものです!