テニスプレーヤーの肉体改造には気をつけよう

テニスコーチの資格を得るために研修があってそこで運動生理学とかトレーニング理論などについて学んだことがあり、とても興味と関心が高いことなので講義を食い入るように拝聴した経験があります。

その時に得た知識で自らの練習やトレーニング、特にジムでの筋肉トレーニングに応用しています。

トレーナーやボディビルダーの方に較べたらそれはまだ初心者レベルかも知れませんが、実際に自分の身体について考察しているとそれらの知識のおかげで本当に効果的な実践が出来ているなと自負しています。

そして何よりも良かったのは、ただ身体を逞しく鍛えるだけのノウハウではなくテニスコーチとして役に立つ方法をチョイスして身につけられたことです。

つまり、ボディビルディング的な鍛え方のみでやっていたら胸の筋肉はもっと厚く逞しくなるかも知れませんがそれは必ずしもテニスのグランドストロークで役に立つわけではなく下手をするとマイナスになる恐れもあるわけです。

事実、こうした知識を得る前にほとんどボディビルダーが集うようなジムでトレーニングしていた頃があって身体は今よりずっとムキムキでした :42 パンチ:

何せテニスの為に始めた筋トレがいつの間にか周りに感化され、「目指せベンチプレス100キロ、スクワット150キロ!」みたいな状態で週に3回もジムに通いプロテインも飲みまくりでした。

その結果はテニスのプレーにどう影響したかというと・・・

フォアハンドストロークはやるつもりがないのにワイパースィングでグリグリトップスピンしか打てなくなり、バックハンドも同じようにダイナミックな片手打ちバックでのワイパースイングでまるでギレルモ・ビラスみたいになりました。

ビラスのことを知らない方も多いでしょうがものすごいパワフルなバック片手打ちの往年の名選手のことです。

まぁそれでもベンチプレス100キロ目前、スクワット130キロ台で鍛えたストロークやサービスはそれなりに威力があって悪いことばかりではないのですが試合に出てみると常に超人ハルクみたいなプレースタイルで、繊細なタッチやデリケートなショットが必要な場面はNGでそれではテニスは勝てませんからダメでした。

いまはいくらかの専門知識を身につけたおかげでパワーはその頃に劣りますが、柔軟で幅広い動きに対応が可能なので総合的には良くなったかなと思えます。

やはり筋トレも闇雲にやっては効果を発揮できないということで、最近よくテレビCMで見かける「2ヶ月でこの身体」みたいなのを目指すとテニスには不向きな肉体となってしまう恐れありなのでご注意ください :01 スマイル:


カテゴリー: 未分類 | 投稿者fresco 19:18 | コメントをどうぞ

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