テニスに限らず何か競い合って道を究めていくということにおいて、いったいどうすればこの目眩がするほど膨大な人々で溢れる世界のなかでトップに躍り出ることが出来るのか?
しかも、長いあいだ自分と同胞の人々が成し遂げられず、(我々にはどうしようもないハンディがありどうあがいても無理なのでは・・・)と半ば諦観な意見も少なくなかったような状況でそれをまったく覆してしまうパワーの源は何なのか?
昨晩の錦織選手のもはや「比類無き強さ」と言っても良い戦いぶりを観たことで感じたのは、そんな今さらながらの「どうしたら強く成れるのか?」という究極の命題でした。
同じ日本人が世界の檜舞台で最高のパフォーマンスを発揮しているというナショナリズム的な喜びをもちろん僕も強く感じますが、それ以上にやがてその強さの秘密を知る機会が身近に訪れる可能性に胸に高鳴ります。
錦織選手がこれまでに培ってきた「トップへの道」を駆け上るためにおこなってきた方法というソフトプログラムの解明は、我々テニスコーチにとってips細胞クラスの一大事です!
それがあれば、日本からグランドスラムを達成する偉大なチャンピオンを輩出することが夢ではなくなります。
だけど、そんな夢を観ている暇もなく錦織圭がそれを成し遂げてしまうかも知れませんね